ファイブスター物語と書いてファイブスターストーリーズと読みます。
世界設定は、ジョーカー太陽星団に存在する4つの太陽系にまつわるストーリーを描いた作品ですが、この作品が他の作品と違う点はメインに進んでいく時間の軸が無いということです。
メインに進んでいく時間はあると言えばあるのですが、突然大未来や大過去に話がそれたり、未来が過去に干渉していたりもするのです。
(これがある度にファンはこれで連載が終わってしまうのではないのかと不安にもさせますが、、、。)
メインストーリーでは
モーターヘッド(簡単にいうと戦闘用メカ。以後MH)
ヘッドライナー(異様に筋力や反応速度に長けている人間で、MHを操縦することができる。以後騎士)
ファティマ(遺伝子操作された人造人間、演算力に長けておりヘッドライナーの操作をMHに伝える役目をしている。騎士には多少劣るものの筋力、反応速度は人間を凌ぐ。なおファティマは星団法によりマインドコントロールが義務付けされており、人間に従うようプログラムされている。)
をメインに描いており、ファティマを戦争の道具としての扱い方や、ファティマのマスターである騎士の苦悩、ファティマに希望と未来を与えたいと願うファティママイスター(制作者)などが複雑にからんでおり、膨大な数の登場人物、複雑かつ緻密に設定された世界観などなど、(これがある程度把握出来るようになるとその面白さがわかります!!) 単なるSFマンガとして書かれていません。
(しかも神様がでるわ、ドラゴンがでるわでむちゃくちゃであったりもします。)
この作品の特徴は年表がすでに存在し、読者は年表の行間を読むようにマンガを読んでいくというところにあるのです。これにより読者はこの後になにが起こるか知っていながら、「何故そうなてしまったか」などの中身を読む楽しみが存在します。
もう一つの特徴はとにかく謎だらけなところにあります。
しかしこれがFSSの1番の魅力なのです。
一つの謎を解くと次の謎が解けていくというロジツク的な楽しさがファンを引き付けている1番の原因になっています。本当にどこにヒントがあるのか解らないくらいに細かいところまでチェックしないと解らないヒントも存在するので、それらを探していく楽しみも存在しています。
あとは実際買って読んでみて下さい。
謎だらけのストーリーを解くのに熱くなり、芸術と呼べるほど美しいMHに酔いしれること間違いなしです!
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