淡路ツーリング(10年9月20日)
参加者:らんまるパパさん(CBR1000RR)、自分(CBR600F4i)
「バイクを乗り換えてからまだツーリングらしいツーリングをしてないし、もう少し涼しくなったら淡路に行きたいんだよね。」
「なんかたこフェリーが経営権を売りに出してるみたいだし、フェリーがなくなってしまわないうちにバイクでフェリーに乗りたいし。」
「それなら自分も一緒にいきます!」という話で決まった今回の淡路ツーリング。
自分、淡路は大好きなツーリングスポットなんです。
フェリーに乗って、離島の独特な雰囲気を味わいつつ、すぐ横だったり、山の上から見る綺麗な海を堪能して、最後は対岸に四国を眺めながらの鳴門海峡。
そこで得られる「遠くまで来た」という充実感が最高で、帰りは夕暮れの真っ赤に染まるサンセットラインを走るんです。
一周するにはほどよい距離で京都からでも無理せず日帰りが可能。
ツーリングスポットとしての好条件が揃う淡路の魅力をらんまるパパさんに伝えたいし、共感したいと思ったのです。
日が暮れて寒くならないうちに早く帰りたいと、らんまるパパさんは洲本から直線的に鳴門海峡を目指す予定をしていたみたいなのですが、水仙ラインや南あわじのワインディングを省いてしまうのは、それこそもったいないと、そこは強引にでも組み込ませてもらって、今回は完全1周の淡路ツーリングです。
さて当日の朝
国道9号線、沓掛のコンビニに9時集合。
京都縦貫道が無料になっているので、京都縦貫道を千代川まで走ってデカンショ街道へ(R372)。
いつも通りであれば国道9号線の亀岡を経由し、道幅の狭く流れの悪い湯の花温泉温泉の脇を通り抜けてデカンショ街道へアクセスしていたのですが、京都縦貫を使ったアクセス方法はかなり効率的で時間も短縮されることに驚きでした。
その後はデカンショ街道を西に向けて順当に走っていきます。
ただただ田舎の直線道路。時間をかけた分だけ前に進めるといった感覚で社までやってきました。
さて、社のイナゴラビリンス(勝手に命名してます。)ですね。
いつもはややこしいのを嫌い、r17へ迂回してからR175へアクセスするのですが、久々のデカンショ街道ということで、R372を外すことなくR175まで抜けてみました。
が、やっぱりここはラビリンスでしたね・・・。
国道なので道路標識はあるんですけどね・・・、見落とさぬよう気をつけて挑んでも、間違ってしまいます。案の定今回も1回、交差点の右左折を間違えてしまいました。。
R175へ入り少し南下したあたり、地名で言うと小野になるんですかね、国道沿いのコンビニで一度休憩を入れました。
ここから先ずっとバイパスが続き、俗にいう快走路という括りになる場所なのですが、ここは気持ち悪すぎて逆にゆっくりしか走れない区間。
周りも見ても飛ばす車がいないので、制限速度で走っておくのが正解の場所なんだと思います。
バイパスが終わって片側1車線になる場所〜明石まで、なんだか今日は気持ち悪いくらい空いています。
すり抜け祭りをしないでいいこの区間なんて始めてでしたね。
これは高速が安くなったおかげなのかな?
12時過ぎに明石のフェリー乗り場に到着しました。
まぁだいたい3時間です。
空いてても混んでてもやっぱし3時間くらいですか。

写真の通り、着いたときは船がちょうど出て行くときだったんですけどね・・・。
でもまぁ、こうやって次の船を待っているのも「旅だな〜」って気分に浸れオツなものです。
写真に写っている赤いリード110は後ろに小学校低学年くらいの小さな男の子を乗せてました。
親子でゆっくり島一周、なんとも楽しそうじゃありませんか。(勝手な想像ですがね)
次の船がやってきて乗船開始
らんまるパパさんにとってはバイクでの初フェリーとなります。
「このフェリーでのバイクの固定は、セルフでできる人はセルフでするみたいなんですよ〜。」
道の駅スタンプラリーで年に最低1回は淡路に通うようになって覚えた光景。
慣れた地元の人が係員さんが来る前にパッパッパッとバイクを固定し、さっさと客室へ行く姿を見て、「こやつ手馴れだ・・・」と憧れの対象になっていたのですよ。
でね、自分もけっこうセルフでできるようになってたんです。
1回のツーリングに2回は固定するわけですから。
でも、数年ぶりのたこフェリーだったもので・・・
車輪止めを置いて、ロープを・・・
あ、あれロープどこだ?
あ、これか、
あれ先端のフックどこだ?
あぁあったあった
これをステップ(可倒式の場合はだめよ)にひっかけて・・・
ロープの張りを調整して・・・
というところで「やっておきますね〜」と係りの人登場してしまうのです。
あぁっ・・・自分にとって最後のたこフェリーになるかもしれないというときに、エレガントにセルフでバイクを固定できなかったじゃないか・・・
らんまるパパさんに「何を船内に持っていくのか」と尋ねられ、「かもめの餌」と答えて華麗にスルーされつつ、20分程度のフェリーでは財布とカメラくらいしか持って行くものはありませんね。

写真を撮ったり、バイクの固定してもらうのを待っているらんまるパパさんをそのままに、急いでデッキの椅子を確保して、らんまるパパさんが上がってくるのを待っていたんですね。
でも、なかなか来ないなぁ・・・と思っていたらメールが入って、「暑いからクーラーの効いてる室内にいるね〜」って・・・。
ちょ、ちょっと!!
せっかくのフェリーなんだから景色を見ましょうよ、景色を。

淡路島に上陸、今日は時計周りに一周します。
最初は連休のためか交通量が多く、そのうえ道路工事の交互通行などもあって悲惨なくらいダダ混みでした。
普段なら市街地を離れ、巨大な観音様が見えてくる辺りから、スムーズに流れ出す道も、今日はぜんぜ
んだめ。
いつもならヤシの木が生えた南国ムードのシーサイドロードに感激しているはずなのに、工事信号で止まって、エンジンの熱がムア〜っと上がってきて、メットの中で汗だくになりながら、「あぢぃ・・・・」って感じの繰り返しでしたね。
このペースは正直辛いわぁ・・・
洲本で国道から離れてr76へ。
謎のパラダイスのあるワインディング区間がけっこう狭いので、「またこんなところ走らせて」なんて、らんまるパパさんには苦笑いされてしまいます。
いや、実は島をぐるっと一周せずに、洲本からショートカットして効率よく最南端まで行きたいなんて話が、らんまるパパさんからは出ていたのですが、頻繁に来れるところならまだしも、せっかくバイクで初めて走るのだから海岸線沿いを走ったほうがいいと、ルート変更をしての、このワインディングだったのです。
でも、そのワインディングを越えたあとの、水仙ラインと呼ばれるここ。
ここだけはらんまるパパさんにも見てもらいたかったのですよ。

海水浴シーズンを外していれば交通量はほとんどなし。
ず〜〜っと先まで見通しがきき、車が来てもかなり先から見えているので、感覚的には北海道にある道のような、そんな貸しきりな雰囲気、最高です。
水仙ライン過ぎ、道の駅うずしおへ行くには、途中でr25に入らなければならないのです、それを見逃し、そのまま直進。
r477でルート修正して最南端に到着したのですが、らんまるパパさんには黙っておこう・・・。。。
島一周ではなくなってしまったことを・・・(汗)
r477から道の駅に向かう丁字路を左折したあとは、道の駅までのワインディングを堪能。
淡路は大好きな場所なのですが、ここくらいしかバイクとマッチグンの良いの道がないんですよね・・・。
道の駅うずしおに到着。
さっそく鳴門海峡を見に行きたいところですが、とにかく暑いし、時間も時間だしと、まずは昼食を摂ることに。
道の駅の食堂は定食を頼むと1000円オーバーなものばかりなのですが、見晴らしは最高なのでちょっとした贅沢として良しとします。

ちなみにこれはたこ天丼1260円。
お腹が満たされ、涼しいところで一休みできたので、鳴門海峡大橋のたもとまで歩いていきます。
この流れは川。どうみても川。
帰り道は西海岸のサンセットラインです。
東側よりも海の横を走る区間が多いので、この道は本当に気持ちいいです。
この時期でも、まだ子供は海に入って遊んでますね。
クラゲがいるんじゃないの・・・?
夕方は冷えるから早く帰りたいなんて話があったのですが、けっきょくは走っている間に日も傾いてきました。

でも、名前の通りサンセットラインですから、やっぱりここの夕焼けは1度くらいは見ておくべきなんですよ。

どうですかね・・・?
ちょっと遅くなりましたけど、やっぱり夕焼けを見れてよかったでしょ?

道の駅あわじで最後の休憩。
残暑厳しく、むっちゃ喉が渇きました・・・。
らんまるパパさん、ちょっと疲れて来てる様子なので休憩を長めにとることにしました。
1000RRで初めての長距離、長時間のツーリング。
前に乗っていたゼファーとはポジションが違いますし、それ以前のRS250では長距離経験があったとしても、やはり足つき悪くて重いリッターSSでは勝手が違うとは思います。

フェリー乗り場へ到着。
日暮れ間近の時間というのにバイクは沢山いて、自分達の後ろでちょうど締め切り。
危うく1本待たされることろでしたよ。
キャンプの荷物満載のオフロード集団もいて、この連休で四国の林道を堪能しまくってきんだろうなぁと思うと、羨まししくてしょうがなかったです。

明石海峡大橋と夜景
ナイトクルーズ気分ってのは言いすぎでしょうか(汗)
上陸後は行きと同じルートで、明石からR175を社まで北上し、社からR372で千代川IC、そして京都縦貫に乗って帰ってきました。
今回、自分にとっても久々の淡路島ツーリングでしたが、やはり淡路はお手軽に”旅”気分が味わえていいですよね。
それはもちろんフェリーあって話なので、今度たこフェリーがどうなってしまうのか・・・。
高速で橋を渡ってというのでは味気ないというか、淡路ツーリングそのものの魅力が半減すると思うので、なんとかフェリーが残ってくれないかと願うばかりなんですよね・・・。
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