カワサキ2013 試乗会(2013年4月28日)

参加者:レイさん(PCX)、Kさん(CBR250R)、自分(アドレスV125) 


生駒スポーツランドでのカワサキ試乗会へ行ってきました。
地元だからとレイさんに先導していただき非常に楽チンなツーリング行程。
ちなみにルートは寝屋川からR163→清滝峠→阪奈→生駒スポーツランドというルートでした。

市街地から山を登ったところという立地の割りに駐車場には大型バイクだらけ。
我々一行、逆に目立つ感じになっております。

受付を済ませ、まずは横に展示してあるNinja250とZ250を見ます。

 Ninja250
基本スペックは大きく変わらない新型Ninja250ではありますが、もう250だから安っぽくても仕方がないなんて思うこともありませんね。
他車からの流用パーツなんてほとんどなくなったんじゃないですか?


先代ではあまりにもアナログ感がありすぎたメーター周りも今回はすごく力が入っています。

 Z250
悪くないんですけど、顔が惜しい気がするんですよね。
自分的にはZ800みたいにもう少しサイドのパネルを大きくしてくれたほうがカッコイイと思うのですが。


全体的なボリューム感はZもNinjaもあります。


メーターはNinjaと共通ですが、パネルの色はこちらが好みです。


次はピット2階に上がってコースを見てました。

せっかくサーキットという場所に来ているのだから、並ぶ、乗る、並ぶ、乗るの繰り返しだけじゃなく、見る、聞く、雰囲気を楽しむというのをレイさんやKさんも感じとってくれたら、スポーツランに対してのネガティブな印象も薄まるんじゃないかなって思った訳なんですけどね、それどころかとんでもない発言をされてしまったのですよ。

「いつか耐久レースとかも出たいと思ってるし。」
ぬお・・・

「いやいやいやいや、Kさんじゃ無理でしょ、危ないですよ。」全力で否定したのですが

「遊び感覚で参加してる人も多いみたいだし」
って、なぜいつもと逆でそんなにポジティブなの。。。

正直遊び感覚って意味を履き違えますよ・・・。
勝ちに行けないマシンとかライダーとかチーム体制でも、レースがしたいがため参加するって意味合いであって、サーキットでツーリングするって意味合いではないと・・・。

サーキットである以上、コーナーを立ち上がったらブレーキングポイントまで全開でひたすら走るという行為自体がそもそも想像できているのかどうか・・・。
リッターバイクに乗ってるのに第二京阪自動車道の流れにビビって、一人早々に走行レーンに紛れ混んで行ったレベルの人が言うと怖いよ(涙)

「エースライダーはnon君で」

自分まで巻き込まれるんかい!!(涙)

とにかく頑張って全力で否定はしてみました。。。。
いやスポーツランに興味があるなら自分はウェルカムですが・・・レースって他人の命に関わることなんでね・・・

そんなやり取りをしてると、一度もバイクに乗ることなく、お昼休憩となってしまいましたよ。



バックオーダーで数ヶ月待ちのNinja250が即納可能とのこと。


すでにカスタム車両の展示もあり、写真を撮っていると、そのバイク屋の社長さんが話しかけてきて

「どやぁかっこええやろ」
「ヤングマシンって雑誌知ってるか?それに載ったんやでこれ」

などなど大阪人的なノリで話してきて・・・正直印象が悪かったのはここのだけの話です。


昼休みが終わり試乗再開、ちなみにこの試乗会で乗れるのは一人3台まで。
何に乗りたいかはまだ絞れてはいませんが、まずはなんだかんだで気になる新型ZX-6Rにしました。

ZX-6R
6Rは正直人気が無かったのですが、バイクが1台しか用意されておらず順番待ちがなかなか回ってきません。


自分より先にレイさんの乗ったNinjaが通り過ぎます。

で、自分の番が回ってきてバイクにまがたりコースイン待ちをしていたときのこと。
Dトラッカー125に乗った女性が隊列についていけず、おっかなビックリで走っている姿に不安を感じていたのですが、1コーナーでまさかのクラッシュ。
オーバースピードで突っ込んだようには見えませんでしたが、曲がり切れないと思い込んじゃったんでしょうね。
ブレーキングで体が硬直し、そのままガチガチで進入ポイントまで来て、さらに深く握りこんだような感じで、握りゴケによるフロントからのスリップダウン。
コース上に横たわる女性をスタッフが抱えコース脇に避難させてましたが、精神的ショックなのか、どこか怪我をしたのか、女性はヘタリこんじゃっていました。

コースが空いたことで試乗は再開され、いよいよ自分の走る番が回ってきたわけですが、そんなことがあった直後のため超スローペース(涙)
さらに1周しないでピットインとなったのです。
(1周で終わったと思った自分。)
女性を担架で運ぶために、また試乗を中断したんですね。

その後2周走り、合計で3周近く走らせて貰えたことにはなったのですが、超ゆっくりペースのため6Rのハンドルの低さが苦痛で仕方がないといった印象くらいしか・・・。
正直ね、600SSってゆっくり走ってしまうと、どれ対しても跨ったときのポジション意外はあまり印象はかわらないんですよ(汗)

で、戻ってきたらKさんDトラッカー125の列にいたんですよね。
無論バイクは先ほど壊れたので試乗できない訳ですが・・・。
「また乗ろうと思ったバイクが壊れた」とKさん。
大阪MCショーではNinja250Rが乗る前に壊れてたわけですし、今回はDトラが乗る前に壊れたと。
違う意味でクラッシャーだと彼はネタにするしかありませんでした。


次はZX-14Rに乗ります。

順番待ち中にZ250に乗ったレイさん発見。

Dトラッカーもスタッフが試運転の後、試乗再開。

Kさんが乗ってました。

ZX-14R
跨いだ印象は先代ZZ-R1400とそんなには変わらない印象ですね。ごっついです。
メインスイッチをONにした時メーターの液晶にライトの絵が出てきて、そのあとKAWASAKIと表示されるのがかっこいいんです。
これはZZRのときもあった演出ですが、これが高級感を感じさせる訳です。

アイドリング時の重低音と振動がリッターオーバーであることを感じさせますし、アクセルを吹かすとドォゥ〜ンドォゥ〜〜〜ンと、重低音+ピックアップの良さで気分が盛り上がります。

軽いバイクではないので寝かしこみなどはワンテンポ遅れる感じはあるのですが、それは自分の比較対象が600SSなためだけです。
むしろ倍以上の排気量のバイクがこんなに乗りやすくていいのかと驚くかと思います。

どこからでも加速できそうな分厚いトルクは一瞬にして100キロオーバー。
原付での30〜40キロの感覚が、このバイクでは100キロくらいなんですよ。ほんとあっというまに速度がでちゃいます。

ただ最終的には試乗程度ではZZR1400とZX-14Rはほぼ同じような印象になってしまうのですよね。
まぁ乗ってみたかったというのが1番ですし。自分の場合(汗)


Z800
最後に乗ったのはZ800。
結局Ninja250に乗らなかったのは・・・、すごくいいバイクだとは思ってるのですが先代と大きくスペックが変わってないという理由からです。。

現物は大阪モーターサイクルショーで既に見てますが、自然光で見たほうが印象はいいですね。
ボリューム感がすごく際立ちます。

跨ってみてかなり不意をつかれます。凄くシートが高いです。
お尻を軽くずらしてないと足の指の付け根部分が接地しません。
スペック等のチェックをしていなかったことを跨ってからの後悔です。

そういや金髪のイカツイお兄さんが、降りるときによろけて壁とバイクに体を挟まれていたのを見てしまったのですよ。
たぶんハンドル辺りは壁にぶつけていたとは思うのですが、彼は何事もなかったかのように去っていき、その姿を心の中で嘆いてたのです。
「見掛け倒しもいいところだと・・・」

見た目が対極的な自分ですが、考えたら共通点がありました。
背が低い。。。

で、人を嘆いておいて、既に自分はピンチなわけですか?
「早く発進してくれ〜」と思えば思うほど発進までの時間が長く感じました・・・
(あとで調べるとシート高834mm。がんばったなぁ自分)


かなり盛り上がったタンク、低い一文字ハンドル、とにかく自分の体格ではこれは乗り難い。
このバイクがスポーツネイキッドではなくストリートファイターのコンセプトであることを気づかされました。


走りも勝手にZ750に近いものを想像していた訳ですが、けっこうトルク重視な印象を受けます。
Z750ほどリニアでもないしキュンキュンまわらない。印象としてはZ1000のほうが近かったです。

そうですね、ネイキッドとしてはサスはそこそこかっちり感はあります。
ハンドルも低いのでスポーティーな印象ですが、エンジンはトルク重視なので、イメージとしては頑張って回して頑張ってブレーキしてというより、アクセルのオン・オフで適度にコントロールしていくようなそんな印象のバイクでした。
なのでじゃじゃ馬感はなかったんですよね。まぁ速度がでてないからだとは思いますが。


試乗を終え、まだ解散には早いということで奈良公園までプチツーリング。
奈良の市街地は我慢の走行でした。

Kさんが「奈良公園の鹿が見たい」といい、自分が「襲われないように気をつけて」とアドバイスを送っていたのですが・・・

鹿が1匹しかいませんでした(汗)


で、1匹しかいないものだから子供のおもちゃ。
Kさんは遠目から眺めるだけになるのでした。


帰りは来た道と同じルートで帰り、寝屋川に新しくできたバイク用品店の2りんかんへ行くというので同行。
特に誰が何かを買いたいということではなかったのですが、気がつけば自分がフォルツァのミラーを買っていました。

その後、なぜだかバイク屋(ひやかし)巡りとなります。

Kさんがレイさんの家に上がっていくというので、自分もお邪魔させてもらうことにしたら、けっきょく夜の11時まで居座ってしまい慌てて帰えることになりました。
えぇ帰りはうちのアドレスはCBRよりも速かったのは言うまでもなしです。



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