鈴鹿ツインサーキットinラ・パラ(2013年6月2日)

参加者:かっとび先生(GSX-R1000,ハスクバーナの何か…)、らんまるパパさん(CBR1000RR)、自分(フォルツァ) 


CBR1000RR購入直後の鈴鹿ツイン朝練以来、すっかりサーキットから遠ざかっていたらんまるパパさん。
らんまるパパさんとはどれくらい一緒に走ってないんだろう・・・深く考えないといけないくらい走ってなかったのです。

しかし再びサーキットのスイッチが入ってしまったらんまるパパさんは5月3日の鈴鹿ツイン朝練を皮切りに、5月5日の鈴鹿ツインラパラ、5月29日のダンロップサーキットステーション鈴鹿と、まるで職業ライダーかのごとく走る走る走る。
そしてお忍びで参加していたダンロップサーキットステーションで、こちらもお忍びで参加していたかっ飛び先生と偶然にも遭遇したらしく、6/2はラパラでツイン!なんて話が出来上がっていたみたいで、なんと月に2回サーキット確定という恐ろしいペース・・・。
一体一年でどんだけ走ることになるんだと考えるだけでも笑える状況になっていました。

その6/2鈴鹿ツイン ラパラに自分も来ないかと声をかけてくれた訳なんですが、なんとも運が悪すぎてCBR600F4iもZX-6Rもフロントタイヤの溝が消えている状態・・・。
というかCBRのタイヤがなくなったから6Rで遊んでいたら、そちらのタイヤもなくなってしまって、まともに乗れるバイクがフォルツァしかないから、フォルツァのタイヤを使い切ってから、どのバイクからタイヤを変えるか考えようなんて、物事を先へ伸ばしにする自分の性格が原因なんですよね。

「ビッグスクーターでもいいんですかね・・・」遠まわしに行く意思を示すものの
「う〜んでもやっぱり怖いです。」と拒否。
自分、こんな遅いバイクで周りが全開で飛ばす中を走るということがどんな感じなのか想像できません。

「直線で140キロしか出ないスパーダでも走れるんだから」とらんまるパパさん。
そうなのかもしれないけど・・・250ネイキッドとビッグスクーターでは雲泥の差だと思うのだけど・・・。

素直に6Rのタイヤを交換すればいいのかもしれません。
ただサーキットはダメでも公道ではまだ使える状態のタイヤがもったいなくて・・・
サーキット走行を楽しそうに話すらんまるパパさんに「タイヤがない」「お金がない」などと告げるのが申し訳ない気持ちが強く、とりあえずは結論を出さずに保留にしてしまいました。
言われるほうにはあまり気持ちのいい言葉ではありませんからね。

スクーターが遅いから嫌っていう訳ではないんですよ。
というかわたくし・・・毎度のように否定はしているのですが、いつまでたっても一部の方の誤解が晴れることがないようなので、繰り返し言わせてもらうと・・・

「速い遅いになんてぜ〜〜〜〜んぜんこだわりがない人間なんです。」

「SS乗ってて?」「飛ばすのが好きで?」
SSに乗ってるのはまぎれもない事実ですが、飛ばすだなんだは「外野が騒いでるだけだ!」というのが自分の主張でございます・・・

せっかく走るのなら上手くなれるように走ってみたい。それだけなんです。
絶対的速さへのこだわりはまったくないのです。

サーキットに行くことに関しては、年に1回あるかないかのお祭りみたいなものでしてね、子供が仮面ライダーのお面と変身ベルトと風呂敷マントで「へん〜しん とぅ!」とやっているのと大きくは変わらないのです。
変身ベルトがツナギやブーツに変っているだけの話。

公道ではほとんど腰を落として走ることなどない自分ですが、このときだけは真似事なので頑張って、そんな感じのことをしているのです。
仮面ライダーがケビン・シュワンツだったり、ギャリー・マッコイだったり、バレンティーノ・ロッシだったりそんな感じなのです。
つまりはレーサーごっこ?といった感じなのです。

なんでSSに乗っているかというのも、レーサーへの憧れと、そのイメージに直結している乗り物だからという程度ですしね。
だから遅いことに何の恥じらいもないのです。

ただ・・・

直線であればどんなに遅いクラスの人でもマシンが速ければ飛ばせる訳ですから、それに紛れることが普通に怖く思えるのです。

ヘタレですから。

というか、やっぱりビッグスクーターなんて乗り物がサーキット走っても大丈夫なんですか?
路面を傷めないようにセンタースタンドを外すのはマナーだと思いますが、いくらラパラと言ってもそれ以前にお断りなのじゃ・・・

えぇ一般的な走行会は「250cc以上のオートバイ※ただしアメリカン・スクーターを除く」という条件がほとんどです。
スクーターのスポーツ走行において一般的な構図は、250以上ともなると各サーキットやショップがスクーターレースとしてやるイベントくらいしか聞かないような・・・。
それじゃあまりにも敷居が高過ぎますし、ヨーロピアンスクーターが集まる中、でかいよ!長いよ!広いよ!の250ccジャパニーズスクーターが走ってるとこなんて見たことないし、さらにそれ以前の話でレース域での変速タイミングに持っていける駆動系パーツなんてないんでないかい・・・?

なにもかも終わってるぜジャパニーズビッグスクター・・・

でもホームページはチェックをしてみると車種に対する規程は一切なしだったんです。
チョイノリでも走れないこともない・・・?そんな馬鹿な

いやね、なんか走れちゃうような気もしたんですよ。
以前ハーレーが走ってたんで・・・、それもアッパーカウルついたでっかいやつ。ツーリングファミリーっていうのかな?
クラスを間違えたのかBクラス(15秒前後)を走しちゃってましてね、まぁこれがF1の中にGTカーでも混ざってるかのごとく場をかき乱してましてね、次からはCに移ってたんですが、それでも同じで・・・、次はエンジョイに行くのかな?って見てたら走ること自体をやめちゃったってのが・・・。

な〜んかフォルツァで行ったら自分も似たようになるんじゃないかなんて考えちゃいますよ。
まぁそこまで自分が見えない人間ではないんですけど・・・。

前日になりらんまるパパさんから「来るならメールして」と言われてもまだ結論はだせず・・・。
夜ベッドでゴロゴロしながら色々考えていたのですが、なんだか怖いという思いよりも、バイクはなんでもいいからサーキットに行きたいっていう気持ちのほうが強くなってしまい、もう勢いも手伝って「フォルツァで行きます。」って返事しちゃいました。


前置き長かったですね。さて当日。
実は一度はやってみたかったメットインにサーキット装備一式という構図。

でも・・・思いの他入らないぞ・・・。
・工具類やテープ、サンダルなどを入れたリュック
・ツナギ
・メッシュインナー
ブーツは入らないので履いていくことになりました。
まぁビッグスクーターでツナギ姿という罰ゲームにはならないだけマシなのですが。

自宅〜鈴鹿ツイン
サーキットを走る前にあるもう一つの難関、それが新名神。
朝の新名神はかなり空いていて流れがすごく速いんですよね。
追い越し車線は120キロが最低ライン、140くらいで流れているのも珍しくはなありません。

えぇフォルツァ頑張れば140キロはでますよ?やればできる子なんて自分は言ってますとも。
ベタ伏せ全開固定を1キロ以上続けてって話で。。。
ちょっとでも閉じることがあるとやり直し、上体を起こしたら135キロから伸びないっていうシビアな世界。
まぁ無理っぽいです・・・。

かといってトラックがいる走行車線ってのもなぁ・・・。
車線変更で80キロから120くらいまで加速させるのもすごく苦手なバイクですし・・・。
ほんとに困った奴なんです。

でも、自分ってちょっと考えすぎる節があるんですね、実際走ってみたら意外や意外フォルツァでもそこそこには戦える流れをリードできるから不思議。
Dモードでレブリミッターに当たるところがフォルツァ(Z)の最高速となるのですが、下りじゃないとレブに当たらないと思っていた隠れ最高速も、平地なのか下りなのか微妙にわかりづらいくらいの状態で出てしまいました。
(※ウェイトローラーで変速するフォルツァXなら下りでもっとでちゃうかも?)

なんだかイケイケなんですけど〜〜。
(※デカスクでベタ伏せしてる痛いおっさんである姿は自分でも想像したくない)

でも高知ツーリングの往復でかなり減らしてしまったリアタイヤをこれ以上荒らすのはダメだと、自粛モードに切り替えます。


場内
8時10分鈴鹿ツイン到着。
事前エントリーはしていないのでパドック入口でサーキット入場料を払わなければいけないのですが、その際事前エントリーをしているかどうかの確認があるんですね。事前エントリーの方は入場料がサービスされるので。(ツインの会員書を見せてもOK)

で、入場の受付をしているおじさん、自分が横でとまったのになぜか無言。
2秒ほど間があって、はっ!としたように「事前エントリーされてますか?」と聞いてこられました。

あぁ・・・普通にジーパンにジャケットですし、何も言わなくても入場料を出されて当然ってことだったんですね(汗)
この2秒の中で門前払いだとか色々考えてしまいましたよ・・・。

空いてるピットにフォルツァを停めて受付へ。
このピットに止めるという行為だけでもむっちゃ緊張するんですけど。
「見学者が間違えてピットに止めやがった」なんて思われているに違いないと・・・。

で、受付用紙を記入する前に・・・
「あのぉ・・・ビッグスクーターなんですが走っても大丈夫ですか・・・?」って恐縮しながら聞いてみました。

そしたらニコっと笑顔で「問題ないですよ」との返事が。

いや〜よかったぁ〜(涙)
ここまで来て「走るな」って言われたらどうしようかとずっとドキドキしてたんですよ。

で、受付用紙を記入して、その後ミーティングを受けてました。その辺は律儀です。(ミーティングは初参加の人意外は強制ではないんです。)
ミーティング中にらんまるパパさんと合流。
その後ピットに戻ってテーピングを開始します。


テープが青いのはね・・・、走るのを決めたのが昨晩だったので白いテープを買う時間がなかったからなんです・・・
ほら、うちのバイクって2台とも青だから青が常備なのです・・・。
せっかくサーキットなんだからバシッとは決めたかったんですけどね。。



で、

で、、、

で、、、、???

らんまるパパさんいつになったら車からバイク下ろすの?

でた、、、毎度のように放置プレイじゃありませんか。

テーピング終えて、ツナギに着替えたんですけど、このバイクでこの格好でポツンと一人ピットにいるなてん超恥ずかしいんですけど・・・。

ほら、通って行く人たちチラっと横目で見て、見ては行けないものを見てしまったかのごとく、すぐに目を逸らすじゃありませんか・・・。

そうしてる間にかっとび先生と合流。
フォルツァを見て一瞬顔が引きつったのがわかりましたよ・・・

「どうしたのこれ!」
「え?買ったの?」
「い〜〜じゃん」
「い〜〜じゃん」
「楽しそうじゃ〜ん」
いや、ほら先生、ニューマシンのお披露のときってこんなやりとりが普通はあるとは思うのですが・・・。

「今日はこれなんですか!?」
いや、だから先生、顔が引きつってますって・・・
ったく飛ばし屋さんは遅いバイクが”素”で嫌いっていうのがバレバレだよ(涙)
激おこプンプンまる

あ、そっか・・・ひょっとしたら・・・らんまるパパさんもいつものような放置ではなく、この光景があまりにも異様だから単純に近寄り辛いってことなのか・・・?そりゃないぜベイビー・・・

「俺は飛ばすぜ」
「俺は速いぜ」
「俺はむかしレースをしてたんだぜ」
そんなオーラを醸し出すSS乗り達が集まる中、走る前からど〜〜〜〜〜〜〜〜にもならない、でっかい、白い塊がいるわけね。
もうバイクじゃなくて鉄とアルミとプラの塊なんだね。
自分、人のリアクションみるまで、そこまで考えなかったよ(涙)
う〜わ・・・超恥ずかしくなってきたじゃない・・・

でもラパラってコースレコード(59秒)の1割落ち以内で走る素人がゴロゴロいて、そんなグループにはとても近づける雰囲気でない一方で、下を見れば本当に初心者って感じの人もけっこうな数でいますから、自分と仲良く走れそうな、何か変わり種ライバルになりそうなバイクはいないかな〜と見渡して、とりあえずST250がいることは確認して安心はするのです。
他にもKSR110とNちびは確認しましたがミニ勢はエンジョイクラス禁止ルールができたくらい速いですから、彼らに近寄ってはいけません・・・。

でもその後ST250はCクラスを走っている姿を見てでガッカリする訳です。
(目安タイム1分20秒前後・180キロ制限つきクラス。)

Cを走るだなんて自分には無理無理無理無理(涙)
ちなみに今日の目標タイム、ズバリ、1分30秒・・・。エンジョイのど真ん中あたりであります。。
まぁ何を根拠に目標を決めているかも自分でわからないほど、デカスクでのサーキットって悪い意味で未知数すぎるんですが・・・。


かっとび先生がBクラスで、らんまるパパさんがCクラスでスタート。

かっとび先生は今日もAとB混ぜて走るんだろうし、らんまるパパさんはC固定なのかなぁ?Bも行くのかな?
今日は絡みたくても絡めないし、フォルツァの性能を披露ってのも無理ですね・・・。
あ〜あ・・・。


さて1本目、エンジョイクラスです。(汗)
想像よりも・・・

フォルツァは遅かったです・・・。(涙)

ツインのメインストレートは550mもあって、速いバイクだと速度が出て怖いなって思っていたのですが、フォルツァは国産スクーター最速(直線だけで)であると自負していたのに実際走らせてみたら120キロちょっとしかでないんです。
まぁ最終コーナーが下手なんだろと言われたらそうなんですが・・・、それにしても120キロって・・・

激遅ブンブンまる。

「250で走れば1コーナーまでが遠いよ」
らんまるパパさんには聞いてましたが、遠いことが悲しいってより、伏せる時間が長いとお腹が圧迫されてる時間が長くて息ができなくなることはもっと悲しい(涙)

「シートの後ろへ座って、背中は猫背で、体を折るんじゃなくてヘアピンのようにまるく曲げるんだよ」なんていちいち突っ込まんでくださいよ・・・


やってみればわかります、、、フォルツァご自慢の大型バックレストが、お尻を後ろにズラすのを阻むんです。ぬりかべのごとく。。
自分もそれがわかってなくて1回目のメインストレートでは勢い良くお尻を下げて、バックレストにお尻が阻まれた反動で腰がグキってなってしまったじゃないですか(涙)


高速道路じゃ前方視界を確保しなければいけないのでここまで伏せたことがなかった訳ですが、サーキットとなると全面投影面積の話になりますからね・・・とにかく体をカウルの中に収めようと、やってみてからわかったフォルツァのありえなさすぎる非スポーツディメンション・・・

伏せるのすらしんどいって・・・、くどいけど泣けてくる・・・

まぁ・・・最近ではSSでも伏せるのが苦しいくらいにお腹は発達していますがね・・・。ふっ。

救いなのがエンジョイクラスはホームストレート140キロ制限というルールがあるので、周りとの速度差が大きくなかったことですね。
そういうルールがあったのを忘れてました(汗)


そしてクラス内なら直線が遅くても全然問題ないのが正直なとこ。
超初心者クラスにコースレイアウトが頭に入っている人間が走っているのもなんだかなぁ〜と思いつつも、ブレーキングポイントのわかる強みから排気量構わず抜いてました。

しかし意外なことにNinja250とかCBR250Rなどのいわゆるビギナーさんが多そうなクラスだと想像したのですが、エンジョイの層をみていると大型の中年・高年の人が多いです。
たぶんリターンライダーさん達なんでしょうね。

オヤジどもに「最近の若い奴らはぬるい、わしらの時代は●×△」と言われがちなネオスタンダードクラスの若い子は、コースから何回もはみ出してさえも自分のレベルよりも少し上のクラスで走ってるような人が多かったですよ。
まぁ危ないっちゃ危ないけど、やっぱり若いは若いで今の子もガッツはあるんじゃないですか?



そうそう、かっとび先生、今日はハスクバーナを持ってきてたんです。
そのハスクでCクラスに入っていたので、らんまるパパさんと絡んでます。


う〜んらんまるパパさんZの進入速度遅すぎて、もう旋回してなければいけない地点でまだバイク立ってるよ・・・
かっとび先生ベタつけだし(汗)


かっとび先生まだまだベタ付けの図


メインストレートに戻ってきたらこの差


う〜ん固いなぁらんまるパパさん。
一緒にエンジョイ走りましょうよ〜。

2本目エンジョイのピットロードでコースイン待ちをしているとき、FJRさんを見つけたので声をかけたら
「これで走るんですか!?!?」「いやぁ〜きびしいでしょこれじゃ」って言われました。
まぁごもっともです。

だけど過去に峠で6RやCBRの自分をFJRで煽りたくってた人なんだからやってることはそうは変わらないですってば。
そもそもFJRは大陸横断ツアラーだし・・・

しかしですね、「それじゃぁ…」って言いながらタンデムシートに座ってくるのやめて〜〜(涙)
…扱いがひどいです。

遠慮していた1本目とは違い、早々にピットロードに並んでいたので今回は3番手からのスタートです。
そのおかげで周回遅れが出てくるまでの2〜3周ほぼフリーで走れたと思います。


比較対象のいないフリー状態で走っていると、低速コーナーがやっぱり上手く旋回できてないですし、加速もできないので超遅いことがわかります。
はぁ自分、どうやったら上手くなれるんでしょう。。。


ちなみに勢い殺さず突っ込める1コーナー、Zコーナーは走り応えは満点ですよ。

1コーナー進入で出ている速度メーター読み120キロ。Zコーナー進入で出ている速度メーターよみ100キロ。
「それってブレーキいらんだけなんちゃうん?」
そこは突っ込まないでください(涙)
ブレーキは怖いのでちょいがけしてます(涙)

そういやね、バックストレート手前の高速左コーナー、えぇフォルツァでは高速コーナーにはならないんですけど、ここはリーンでパワーを食われて全然加速しないんですよ。このバイクは原付かって気分で悲しいです。

で、またもやメインストレートの話。
1本目は本人やる気満点で伏せていたのですが、上体起こしてクルージングしても、結局伏せたときと同じ120キロで変わらないという事実発覚(笑)
なが〜〜〜〜〜〜〜〜く感じるメインストレートはクルージングポジションのままラジオでも流してやろうかと思いましたよ。。。
しっかしまぁメインストレート区間が何もすることのない休憩時間になってしまうと、忙しく体を動かすサーキットでさえフォルツァは疲れ知らずなバイクになってしまいますよ。


3本目は午前のスーパーハイがあるためエンジョイなし。
Cで走れるか悩んでいたのですが、エンジョイで走ってた方々も躊躇なくピットロードに整列しているのを見て自分も走ることにしました。
リッターSS達が最終的には180で留めているにせよ、コーナー立ち上がってフル加速でバシューーーンと行く姿を見ると、自分が止まっているか、相手がワープしているかに思えて仕方がないです。
これは場違い感が大きすぎます。

ただ1コーナーやZコーナーなら、まだこっちのほうが頑張れている感じなので、そこは楽しめる要素としてありました。
まぁ抜けないんですけどね(涙)

ちなみに勝手にライバルかな?と思っていたST250さんと一緒のクラスを走ったわけなんですが、えぇ断然ST250さんが速いですわ。相手になりません。


かっとび先生に超絶絡まれてるの図。1つのコーナーでこんだけ距離が縮まってしまうか・・・


頑張ってるんだけどなぁ・・・。


まぁこんな感じで午前が終わりました。


ビッグスクーターでコーナーを攻めるにはバンク角が問題とよく言われていますが、なんだか自分の腕程度ではセンスタを外した状態にすればそれ以上はあまり寝かさなくていいような気がしました。

寝かせられなくて困るなら全コーナーでカウルを擦ってしまうという感じになるんでしょうし。
まぁ幸いにも国産250ccビッグスクーターの中ではフォルツァは使えるバンク角が深いというのもありますし、縁石の上を通らないのとレイトブレーキで車体を沈めないことに気を使ってやれば、案外擦らずに走ることができたんですよ。

感覚的にはトラクションうまくかからず二次旋回は捨てているので、初期旋回のバンク角で足りているといった感じで・・・。
こんなんで上手くなれるのだろうか(汗)

午前中のベストは1分25秒台でした。といっても25.9XXといったタイムですが。
でも大健闘だと個人的には思ってしまったものですから「25秒台でましたよ」なんて誇らしげに言ったら・・・

らんまるパパさんは「ポンダー借りてたんか!?!?」なんて言うし、かっとび先生に関してはリアクションに困ってるし。。。
というか先生、また目が泳いでませんか・・・(涙)
さらには「ハスク貸しましょうか?」なんて言われてましたけど、いや、デカスクでも自分は楽しんでるつもりなんですけどぉ・・・

何度も誤解を解くよう言ってますが、この三人で一番”絶対的な”速さに執着がないのは自分ですぞ。。。


午後も楽しく走ってましたが、考えたら自分ずっと自動変速のS7モードで走ってたんですよね。
たまにモードスイッチに触れて「あれ?」「あれ?」ってなったり、アクセル開けてるつもりなのにキックダウンがワンテンポ遅れたり、不慣れでもMTモードの練習をしておいたほうが結果はよかったんじゃないかなって思います。


結果26秒台しかでなくて更新ならず。
26.1XXといったタイムだったので、ほぼかわずといった感じではあるのですが。

う〜ん不甲斐ないですね自分。
タイムとかそういうことじゃなくて、せっかく6本も走ってるのに後半も変わらなかったってことにです。

基本的にスクーターの乗り方がわかってないんでしょう。原付のときからの悩みではありますが。

車体幅もシート幅もありますぎて、腰の落とし方がわからないですし、膝も落ちません。
イン側ステップに対しては、足はつま先立ちなのか、フロアに対して水平なのか、荷重する時点になって迷ってます。
シートのどのあたりに座って曲がったらいいのかわかりません。
動き安い場所を探すとバックレストの都合、前側になるのですが、そうすると原付1種で二人乗りをして無理やり前に座ってるときと同じような感覚で、普段乗ってくる600達とは逆になって違和感モリモリです。
あとやっぱり二次旋回でフロントがスっぽ抜けそうな感覚があって、腰をずらしてもリーンアウトになってしまいます。

う〜ん。
教えてくれる人がいなきゃ厳しいです・・・。

走行終了。


わかりづらいですが、フロントもリアもタイヤの端っこは余ってます。
しゃ〜〜ないやん・・・下手くそなんだし。


積んできた荷物を広げるとこんな感じ。これから普段着のまま快適に帰れるわけですし、疲れてもいないです。さすがスクーター。


バイクも元通り。これでおっさんがおっさんバイクに乗って家に帰るといったシーンに早変わりです。


しかしすごい面白かったと思いますよ。
単純に低排気量の”むちゃくちゃ頑張ってみた感”というのも大きいとは思いますが、ビッグスクーターブームでの汚点である、走る楽しさへの”否定”ですよね、無駄にカッコつけたいがためにオーナー自らが「そんなバイクじゃねぇ」とか「スクーターで走りを楽しむとか(笑)SS乗るわ(笑)」とか「スクーターで峠なんか走ったら(通ったら?)恥ずかしいだろ」とか、「ローダウン・車用タイヤ最高」とか自らが排除してしまう行為。
やっぱりこれはスクーターと言えど違うんです。

スクーターは”走ること”への安楽の追求なんじゃないですか。
二輪は操ることの楽しさが基礎でそこからジャンルへ派生していっているというのが確信できたと思いましたよ。

アメリカンよりスポーティ
ネイキッドより便利
スポーツより楽チン
所有してみて感じた汎用性を実証してみたくサーキットへ持ち込んだ意図も実はあったんですよね。

納車からしばらくは挙動をつかむためにメインステージが郊外山間部。
山ばかり走ってたら意図せずダートも走ってしまったり
テント積んでキャンプに行ったり
それでちょっと的を外しすぎ感はありますが、今回はサーキットでした。
買ってまだ3ヶ月半くらいで。

操ることは楽しいことだとは伝えたい。
低速でグルっとまわるヘアピンのようなコーナーはクラクションが抜けて不安定なのはサーキットでも同じでそこだけちょっと不安だけど。


今回の動画です。

で、こういう遊び方に興味のが湧いたら嬉しいので実際どうなのかを最後にまとめておきますね。

題して
(デカスクで)サーキット行ってみたらホントはこんなトコだった!?

・自走に関わらず普段の格好で現地入りができる。
・高速のサービスエリア内をパッツンパッツンのツナギ姿で歩かなくて済む。
・サンダルが持参できる。
・ゲートで係員さんが戸惑ってしまう。
・デカスクOKとしているだけあって主催者側はとても寛容。むしろウェルカムオーラを出してくれた。
・周りからは汚いものでも見るかのように横目でチラっと見られる。
・左右ピットの人にも話かけてもらえない。
・身内にはドン引きされる。
・身内に放置プレイをされる。
・直線が想像以上に遅い
・メインストレートではなく高速道路が本日の最高速度。
・直線が休み時間になるおかげで、サーキットへ来てまでも疲れ知らずなバイクになる。
・バックレストが邪魔で伏せることができない。
・ただしべた伏せできたところでメーターバイザー部分が邪魔で、スクリーン越しに先を見るようなことはできない。
・腰をオフセットするときはバックレストの横の部分に自らが浣腸されにいく動作になる。
・ヘアピンのように低速で長くバンクしているようなコーナーでのフロントの接地感の無さは怖い。
・フロントサスの性能がとてつもなく信用できないので一発で荷重かける動作が本気で怖い。
・公道では一般的なバイクを追っかけてみるのも楽しいが、サーキットではけっこう申し訳なく思ってしまう。
・簡単にはひざが擦れない。
・むしろ自分では擦れそな気配がない。
・知人にはタンデムシートに座られる。



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