久美浜・丹後半島ツーリング(2014年10月19日)
参加者:自分(フォルツァ)
「秋は海ですよ〜お兄さん」
「空が青くて透き通っていると、海も真っ青になるんです」
今年に入ってお兄さんの1000RRが車検に1回、タイヤの慣らしに1回、熊野本宮までのツーリングに1回と、計3回しか動いていないことを嘆いていた自分は、四季を感じるのもバイクの醍醐味だと遠まわしにいってみる。
「そうか?黄砂とか色々飛んできてそんなイメージはないけどなぁ」
「黄砂は春ですよ!」
といったところで
「いや、中国から色んなものが飛んできて、黄砂だって年中ど〜だあ〜だ」
と簡単に話が通じないのがお兄さん。。。
ここ数日の快晴を見りゃ、それだけで普通は話が進むというものを・・・。
「とにかく秋の海は綺麗なんですよ。ほら常神半島行くのも秋が多いでしょ」
なんて言い返したものの
「いや、ないなぁ・・・」
と素で返される。(少なくとも3年前Kさんと最初のツーリングに行ったのが秋の常神半島だったことは今になって思い出せた)
自分もそう言われてみると自信がないので
「そうでしたっけ・・・」
で話は終わるのだが、結局秋の「海は綺麗だな〜走りに行きたいな〜」ってな会話にもっていくには相当の難易度だと判断し、ここは単刀直入に!
「日曜日走りに行きません?」
と振ってはみたものの・・・
「消防訓練があるんだなぁ〜」と。
詳しく聞くと午前中には終わるようだが、午後からで誘って海へ行くとなると小浜くらいが限界になるので、ここはきっぱり今回”も”一人で楽しんでやることに決めましたとも。
しかしバイク屋さん・・・
「晴れたらバイクに乗りたい」って言えるくらいまで成長できないもんですか・・・
実は本当のところ乗るのを避けているんじゃないかと疑っているんですけどぉ・・・
やけくそのように
「どこいこうかな〜。丹後半島にでも行こうかな〜〜。」なんて行ってはみるものの
「いいねぇ〜」とは当然ならない。はいはい。やっぱりね。と。
さて、自宅から周山街道までの道のりを、いつもの通勤時間に、いつもの通勤ルートで走っていたら、頻繁に遭遇するXRモタード無限仕様のお兄さんと遭遇。
自分は勝手に「通勤のお友達」な〜んて感覚でいるのですが、モタードさん、今日もお仕事でしたか・・・お疲れさまです。。。
すみません、自分見ての通り、ジャケット着てきてるんで、今日はツーリングに行きます・・・なんて信号待ちで並んでいるだけで恐縮。
だからいつもの通勤のときのように半分追いかけっこのようなことにはならず、自分はのんびりモタードさんを見送りましたとも・・・。
周山街道はさすがの秋晴れに車の長い列ができてました。
それを避けるように京北トンネル手前から裏栗尾ルートで走るのですが、これはショートカットではなく気持ちよく走るため。
当然ながら周山の集落に合流したらまたもや混雑です。
上弓削ではハーレー軍団を抜き、深見ではビクスク&250ネイキッド軍団を抜き、美山で休憩後、大野ダム手前では大型のマスツー軍団を抜きと、なんだか自分、マスツー荒らしみたいに走ってます・・・。
それだけ今日はマスツーグループが多いです。やっぱツーリングの秋ですもんねぇ。お・に・い・さ・んっと。
しかし悲しいかな、後ろからの接近に気付いて譲ってくれたのは大型マスツー軍団だけ。
ハーレー軍団ってぜ〜〜〜〜〜〜〜ったい千鳥崩さないですよね??
だから紛れるかたちにならないようにゴボウ抜きするしかないんですよ。
はぁフォルツァでか。
抜くほうも、抜かれるほうも、「なんだかな〜」だねこれ。
美山から和知、和知から綾部、綾部から福知山、もう丹後半島では定番ルート。
でも今日は福知山の9号線をそのまま西に進み、R428から兵庫県丹東町、R312→R178で久美浜へ向かったんですよ。

丹後半島をぐるっと一周というよりは、京都の地図がタツノオトシゴなら頭から首まで全部なぞってやろうってなルートです。
「お兄さんいないから長距離遠慮なくいっちゃうもんね〜〜だ!後で行きたかった〜なんて言ってもしらんぞ〜」と嫌味発言をしつつ、
「行きたかったなんて100%かえってこないわ」と皮肉に皮肉を重ねるのです。
たらりたらりと久美浜へやってきました。
久美浜といったら甲山展望台!
って、あれ・・・
R178沿いの入口には”工事のため通行止”って書いてある・・・
台風で崩れちまったかぁ・・・と思い、そのままどこまで入っていけるか確認すると、すぐさまバリケード。。。
でもなんだか、その脇をみんなが通った跡があるし・・・とフォルツァ路肩の草むらへ突っ込むの巻。
スタンディングで少々アクロバティックな動きを見せつつクリア。
そのまま登っていくと・・・

はい。完全に通せんぼっと。
でも展望台はもう目の前なので柵から向こうを除き込むと・・・
あんりまぁ・・・
廃屋化しかけてた展望台がなくなってるじゃないですか。
(2011年の写真)
なんだかここに新たな公園を作るらしいんです。そのための工事で通行止。完成は来年の3月なんだってさ。
しかし・・・
誰もいないなぁ・・・
こそこそこ・・・・

ふう、任務完了だ。
あぁここからの景色と開放感はなんて素晴らしいんだろう・・・。
今日、この天気でここに来れたことは幸せの何物でもないわ。
再びR178に戻り、混雑する網野を避けるため七龍峠へ。

その手前にある五色浜へ寄り道。

網野を通り過ぎて間人手前(西側)、屏風岩付近の海岸線沿い。

最高に気持ちいいです。
新間人トンネルには入らず、間人の集落

丹後松島にも寄り道。

名前負けしすぎててネタ的スポットなのか、まがいなりにも本気なのか微妙なスポット。
ただ海の青さは負けてないと思うので綺麗な場所であることは間違いないです。
袖志の棚田。棚田100選。
いっつもこの時期に来てるな〜と苦笑いしちゃいます。
海と棚田のコラボは田植え直前の水を張ったとき、空、海、棚田すべてが青くなるので本来ならそれを狙いたいとこではあるのですが(汗)

丹後半島最北端、経ヶ岬はスルー。
その東にある甲崎へ。

経ヶ岬トンネルを越えてからここまでの断崖ルートが素晴らしい。
この写真でも道路から海までの高さがわかるでしょ。
水面までだいたい60mだって。
伊根に向かうまでの道はR178から脇道へ逸れます。
いつものように浦島神社のほうに曲がって海岸線をトレース。

この道も絶景&秘境感がたまらない。
しかし残念なことに新井の棚田は完全に荒田というか草むら化してた・・・。
あそこは1つの田んぼが小さくて田植え前はウロコみたいで綺麗だったのに・・・。
道の駅伊根の船屋の里に到着した頃には日は傾いていました。
久しぶりに伊根町役場から入れる船屋撮影スポットを向かってみると
役場そのものがない!?!?!
建物があった場所は公園になっていて、誰もが気軽に舟屋を間近で見れるようになってました。

昔は役場を通り抜けて、いや、くぐり抜けて?この写真の船着場にバイクごと入っていけたのですが、今はチェーンがあるので自転車・バイクは入れないです。

でもまぁ2〜3台しか置けない役場の来客用ガレージが、このメジャーな撮影スポットの駐車場であったときよりは、便利になったし利用もしやすいですよね。
R178を旅館送迎バス先頭に長蛇の列を形成しながら南下。
天橋立手前のリゾートマンションが立ち並ぶ直線道路で、長い列から抜け出して飛ばしていった一台の軽。
自分もトロトロすぎてしんどかったので、その車に続いていったら、脇道からワゴンが出てきて前を塞ぎかける。
前の軽、すかさずワゴンを抜きにかかる。そして自分も続く。
それが気に触ったのか、ワゴンフル加速、軽と並走状態に。
前の軽、車線に戻るため頑張って速度を伸ばしていくも、軽自動車なため3桁超えた辺から伸びが止まる。
軽に続いてる自分、脇道から出てきたワゴンと並走状態。
この時点で3台ともフルスロットル(爆笑)
なんとか前にいた軽がワゴンを抜いて車線に戻るも、ワゴンが軽をスリップストリーム状態で煽っているため、自分が入るスペースなし(笑)
大人くしくワゴンの後ろに入るが、信号待ちでスルスルっと前にでたら、それもまた気に触ったのか、自分に対してなのか、軽に対してなのか、聞き取れないけど、大声をあげながら赤信号を突っ切っていっちゃいましたよ・・・
一人のときで、よほど腹が立っていたというなら、まだ000000000000.1ミリくらいは理解してあげたとしても、奥さん子供が乗ってるのに、それができちゃうわけ・・・?
変な人がいるもんだなぁ・・・と。
まぁ納得いくのが大阪ナンバーだったことか。
与謝峠、京都行き、いつものようにトロトロペース。
登りが長いから詰まってしょうがない区間ですけど、登坂車線という名の追い越し車線でなんとか先頭に。
しかしここ、京都行き、2つ目の登坂が終るところで速度計測、ロードパークでサイン会という、怖いネズミスポット。
警察も良くわかってんのよ・・・遅い車から開放された車が飛ばしていくところって・・・
だからさ・・・遅い車は1つ目の登坂車線で最後尾まで下がりなさいよぉ(涙)
どっきどきでしたがレーダーが見えたらフルブレーキするつもりで走ってました。
福地山からは来た道と同じ。
r492→r74→r9→r8→R27で和知。
和知から美山へ抜けるr12で気温が15℃。
Tシャツの上に3シーズンジャケット着てるだけだから寒い寒い寒い寒い。
しかしまて、昔まったく同じこのポイントでTシャツ1枚15℃で「さむい〜〜」なんて言いながら走ったことがあるじゃないか。
しかも6Fだったので背中のシャツがめくれながら・・・
今、背中がめくれてこないポジションのフォルツァでそれを再現しろって言われても絶対耐えられない自信がある・・・
これは老いというものなのだろうか・・・。
美山に入り深見の集落13℃。
ここから家まで約2時間、時間が経つにつれどんどん寒くなっていくのではと懸念していたのですが、ここが寒さのピークで市街地に戻れば寒さもなくなりました。
走行距離は430キロちょい。やはり一人だと距離を伸ばしやすいなぁ・・・としみじみ。
こんだけ海を堪能するには、一人が正解ということで。
ちなみにお兄さん、結局こ〜〜〜〜〜〜〜〜んなに行楽日和だったのに午後からもバイクは乗らずだったんだってさ。
もったいな。
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