天空の茶畑ツーリング(2016年5月8日)
参加者:、自分(CBR600F4i)
5月の連休と言えば!?!?
”田植え”と”茶積み”。
いやぁ棚田や茶畑が好きな自分は、この時期になると棚田や茶畑を見に行くことが多いのは、みなさんもなんとなくお気づきかとは思います。
そこで今回選んだ場所は、ずばり天空の茶畑。
天空の城(竹田城)
天空の道(UFOライン)
に続く天空シリーズ第3弾としてお送りしたいと思います。
いやぁ疲れた疲れた・・・。
天空の茶畑のある岐阜県の揖斐川町へ向かうために、まずはR161湖西バイパスを北上。
ゴールデンウィーク最終日としては、それほどの混雑もなく走れます。
海津からは琵琶湖沿いを走り、琵琶湖PW経由で木之本へ抜けます。
なんだか今日はやたらアメリカンが目につくのですが、パークウェイ手前で追いついたM109とブルバード400とNinja250の3台組、譲ってくれそうな気配がないどころか、変に対抗してきて、いやらしく直線は加速してくれるんですよね・・・。
まぁ「譲るつもりはないよ」ってことなんでしょうけど、無理しちゃってるからカーブがうまく曲がれてなくて怖いんですけど・・・。
で、最後尾のNinja250はそれほど露骨な嫌がらせもなく前に入れてもらったのですが、次のブル400が直線になると露骨に加速するんです・・・。
走りの大人しい自分だから、そんな状況では横には並ばないけど、SSってブン回してしまえばすごく加速しちゃうから、本来のSS乗りであれば、ここいらの短い直線で、突っ込み勝負なチキンレースみたい状況になってもおかしくないってこと、彼らはわかってやってるのかなぁ・・・。
ほんで次のM109は・・・
もっとめんどくせ〜〜〜(笑)
もういい加減にしてくださいな。。。
で、M109を抜き倦んでいたら、状況は更に悪化、先にいたハーレー集団と合体という最悪なパターン・・・。
・・・・・・。
もう悲しいから1つの直線でぜ〜〜〜〜んぶまとめて抜かせてもらいました(涙)
600SSってもんはバイク的にコーナー番長であっても直線番長をするバイクじゃないんだけどなぁ・・・。
アメリカン集団を抜くときの虚しさってなんなんだろ。。
琵琶湖PWに入ってからは、車がほとんどいなくて、久しぶりに楽しく走ることができた気がします。
というか、琵琶湖PWを通り抜けたの久しぶりのような?
直しては崩れ、直しては崩れの連続で全線走れるかどうかは運任せな感じがここ数年続いていたような気がしないでもないです・・・。
しかしなんでだろ?下りは昔ほどうまく走れないなぁ〜って感じがします。
ほんとなんでだろ。
木之本でつるやパンへ寄り道。

サラダパンとサンドウィッチを購入。
サラダパンって不思議ですよね。入っているのは”たくあん”なのですが、食感はしなったキャベツにしか思えないんです。
以前お兄さんたちと来て、売り切れてで食べて貰えなかったことがあるのですが、「あ〜知ってる知ってるたくあんが入っているんでしょ。TVで見たし」って、これは食感を確かめてから言って欲しいんですよ、ほんと。言われなければ絶対にわからないですから。
木之本からのR303はもう走りやすくて、走りやすくて、本当にゴールデンウィークなの?って思うくらいでした。
ノリノリで八草トンネルに入って、レッド手前でシフトアップを繰り返してたら、遥か遠くに見えるテールランプの車がどんどん加速していって、なんだかごめ〜〜んって気分だったのですが、平常巡航に戻して、トンネルを抜けたら前にはな〜〜〜んにもおらず、また気分よく走ってたら、さっき加速していったと思われる軽がフル車線使って飛ばしまくってるのが見えましたよ(汗)
あれ、ひょっとして、、、、遊んで欲しがってる・・・?
で、最終的に軽が道を譲ってくれて、自分は道の駅夜叉ヶ池へ。
軽は夜叉ヶ池の前をバシュって音をさせながらすごい勢いでカッ飛んでいきました。
自分が変なスイッチいれちゃったっぽいなぁ・・・。
夜叉ヶ池を出て少し先でr274揖斐高原線へ。
ジワジワ標高を上げながら山を登っていくローカル線な道ですが、道なりに進んでr40に入ってすぐの日坂峠では揖斐高原の展望が綺麗です。

揖斐川高原
揖斐高原から春日村方面を繋ぐ名も無き道に入ります。
国道にも、県道にも、市町村道にもなっていないローカル線なのですが、この道が実はここら辺で一番綺麗で走りやすいという謎が。
まぁ実際聞いた話では走り屋達も走りに来ているような場所らしいのですが、交通量がほとんどなく、減速帯もない綺麗な道はなぜか走り辛かった。
いや、マージンを大きく取らなくても走れるということに、自分がビビってペースアップできなかったというのが正直なとこかと。。
う〜ん。ひょっとしてスランプ?それともマッタリに慣れすぎてしまった?
この道、長者の里キャンプ場辺から道路脇を川が流れているのですが、その川の水もこれまた澄み切って綺麗で、とてもいい雰囲気なのですよ。
京都からはちょっと遠いですが、お近くの方で知らない方には1度走ってみることをオススメしちゃいます。
メジャールートになっても困るけどね(汗)
さて、目的地の春日まで来たのですが、実は天空の茶畑がどこにあるのかよくわかっていません。
地名も知らず、r32に看板があるとだけの情報だけで来てしまったので、少し迷ってしまいました。
いや、迷ったというか、通り過ぎて、平野部まで来てしまって、「山がない」と焦って戻ってきたのが正解。
逆方向から走ってくると、案内看板はわかりやすいところにありました。
ちなみに地名でいうと上ヶ流というらしいです。読み方まではわかりません・・・。
案内看板には”天空の遊歩道”って書いてあります。
案内通りの道に入ると、切り立った山肌をグングンと高度を上げていき、気分が高なってきます。

さっきまでいた県道がもう見えなくなるくらいまで登ってきました。

山林が開き、現れたのが天空の茶畑と呼ばれる場所。
うん、なんとなく、雰囲気はわかる。
山の尾根一体に茶畑が広がって、谷を挟んで向かいの山々が見える感じが天空なんですね。
でも、正直”天空”を冠するには・・・。
この規模でこのパノラマの茶畑はそれだけでも素晴らしいのは確かですが。

なんかいい感じになってきました。
尾根が突出して見えればそれっぽいです。
そのまま住んでいくとガレージへと案内されストップ。
しかしガレージからの展望はありません。
で、天空の遊歩道の道しるべがまだ続いています。
ここからは歩けってことですか?
歩くことなんてこれっぽちも考えてなかったのですが・・・。
ちゃんと下調べはしておくべきだったと後悔しました・・・。

茶畑を歩いていきます。
そしたら現れる登山道・・・。
でも、アップダウンもあまりなさそうに見えるのでズンズンと進んでいきましょう。
えぇライディングシューズで。。。
で、まぁこれくらいの徒歩ならと思っていたのも束の間
最後は一気に急斜面を登らなければいけません。
もう息も絶え絶えです・・・。
後ろから中年夫婦が来ているのですが、抜いてもらえるスペースもないほどの狭い斜面、迷惑をかけるわけにはいかないと根性で歩き続けます。

視界が開けたらこれ
頑張ったでしょ自分。
展望スポットまであとちょっと。

登ったぁ。
む〜〜っちゃしんどい。
けど、これはすっごい眺め。

呼吸が整うまで休憩って思っていたのですが、あまりの美しさにしばらく立ち尽くしていました。
ほんといいところ。そして新芽のこの時期の茶畑の淡い色が、これまでの苦労を吹き飛ばしてくれました。
下山途中、足首がっちり固定のオフロードブーツで登ろうとするライダーさんとすれ違います・・・
彼はあの後どうなったのでしょうか・・・。
エンデューロ経験者ならオフブーツでバイクを押しながら斜面を登るなんてこともするのでしょうが、普通に考えてあの靴でここの急斜面は地獄です。
ガレージに戻ってくると、案内をしてくださった年配の男性が声をかけてくださいました。
「お疲れ様でした。」
「よかったらお茶飲んでいってください。」
「ありがとうございました。」
「また来てくださいね。」
いやいや、お金を払って来た訳でもなく、むしろここの方々の仕事場にお邪魔しちゃっているのに、なんて嬉しい気遣いなんでしょう。
汗をかいたあとの冷たいお茶はそりゃもう、美味しかったですよ。
ここまで気を使ってくださったのが嬉しくて、横で売っていた茶葉を買おうかどうか迷ってしまったのですが、持って帰る袋がないこと、自分は独り身でお茶を入れないこと、そして茶葉を欲しそうな知人がパッと思い浮かばなかったので買いませんでした。すみません。
ちなみに・・・、抹茶ソフトなんかが売っていれば飛びついたんですけどね(汗)
そうそう、この後立ち寄ったかすがモリモリ村でも同じ茶葉が売ってましたが、現地で買うと200円安くなってましたので、ぜひここで買ってあげてください(汗)
なにか持って帰る装備が必要ですがね・・・。
ここからは国見峠へ向かうことにしました。
茶畑からr32沿いの少し西へ行ったところの渓谷。

ここも綺麗なんで思わずパシャりました。
国見峠へ向かったのはいいのですが、ガソリン残量があまりないことが気がかりです。
茶畑をでてすぐにガソリンスタンドはあったのですが、あいにくの定休日、ここから先は峠を越えて、いぶきの里あたりまで行かなければスタンドがありません。
でもまぁ、距離的には20キロほどしかなさそうなんで、無給油で向かうことにしました。
そうそう、国見峠って全線舗装化されたんですってね。
BMさんが言ってました。
ちなみに自分が持ってるツーリングマップル関西2006年度版にはダート2.5キロ、ツーリングマップル中部2002年度版にはダート6.5kmと書いてあるんです。
舗装されたとなると確かめにいかなければいけませんよね。
国見峠は険しい峠です。

国見岳スキー場

岐阜県側の山々

国見峠。(奥に見えるのが伊吹山、標高1377m)
ここから一気に琵琶湖まで下っていきます。

深い谷と切り立った山、そして舗装されていない道は「ガンダ〜ラ♪ ガンダ〜ラ♪」な雰囲気がすごくあって好きだったのですが、舗装化されてもその雰囲気には変わりなく最高でした。
ただ、舗装されたけれども、超ローカル線であるため、山からの水が谷に流れず、ずっと道をくだってたんですよ。
まぁそこいらの山汁なら自分そうそう気にはせず走るのですが、水が常に流れすぎているんですね、藻が生えててツルンツルンの場所があったので、バイクを寝かせないように気をつけても、何度かフロントが滑りました。
あ〜おもしろっ。
伊吹の里で休憩。
あらためてガソリンスタンドの場所を確認して出発したはずなのですが・・・
伊吹の里を出てガソリンスタンドへ向かうにはr40、つまり下ってきた道をいかなければならなかったのに、方角を読み違えてしまって道の駅に面した道を南に向かってしまってたんですよ・・・。
気づけばガソリンスタンドなどなく、R365との交差点なんですが、ここまで来てしまうと、帰る方向と反対の関ヶ原へ行くほうが確実ってことになります・・・。
R21に出ると車が多い&遅いのですごくハラハラ。ガソリンメーターはほぼ空を意味する全点滅がずっとつきっぱなしなんですが・・・。
いや、もうなんども頭の中でバイクを押して歩くイメージをしてましたね。。。。
ガソリンスタンドがあったときには、泣きそうなほど嬉しかったのですが、もう6時を過ぎているというのに自分関ヶ原にいるという悲しさ・・・。
そこからトコトコとR21を米原まで向い、さざなみ街道へ抜けて、木之本→マキノ→湖西と帰ってきましたが、湖西バイパスは遅い1台が大名行列をつくったりなんかしたりして、もうムッキーーーー!って感じでしたね。
えぇ、自分は大人しいんでそれに付き合うのですが、路側帯からビュンビュン追い抜いていくバイクもそれなりにいましたね。
気持ちはすっごいわかります。
なんかもう最後の最後でやっぱりゴールデンウィークだったなって気分でした。
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