しまなみ海道 原付ツーリング2日目(2016年5月5日)

参加者:、自分(ベンリィ110) 


二日目

二日目

目が覚めたのは朝の5時。
風はまだ強く、テントから顔を出すと木がバサ〜バサ〜と凄い揺れ方をしていました。

撤収のときにペグが2ヶ所ほど取れているのに気づきましたが、テントが崩壊することもなく、あのうるさい環境でも(風と波)案外眠れてしまうんだなぁと自分で関心してしまいました。


明るいとろこで改めて見るキャンプ場。
ここは海水浴場のようで、夏だったら好きなときに泳げますね。

水道も一応はトイレにありますが・・・
トイレはえげつないほど汚なかったので、水道を使う気にはなれなかったです(汗)
無料ですからね、そこは文句をつけるつもりはありません。


キャンプ場にいたバイク達。自分以外3台ともカブ系。
手前はタイカブのソニックだと思います。



来た道を戻っていきますが、完全1車線なこんな道、ナビでもないと探し当てられないということをおわかりいただけるかと・・・。


時刻は6時前、朝日がとても綺麗です。

昨日、夜食を買ったコンビニがへ朝食を買いに立ち寄ります。
レジにいたのは昨日半ギレ状態でレジを”叩いていた”お姉さんだったので、夜勤明けでさらに不機嫌になっていないかとビクビクするなんてこともありましたが、まだ交通の少ない静かな朝の雰囲気に癒されていました。
今日は天気もよく風も強くはなさそうです。

しまなみ海道へやってきました。

帰りのルートは昨晩テントの中でけっこう悩んでいたのです。
四国の海沿いを走れば好きなところでフェリーに乗れるので、時間や気分によって四国観光もできるという考えと、愛媛、香川の海沿いは市街地なのであまり走っていても面白くないし、明日からはまた仕事なので、できるだけ早く帰りたいし、天候に左右されることなく確実に帰りたいという考えとです。

結論は再びしまなみ海道を走るということでした。
原付で来る機会もそうそうないだろうと、1回で往復分楽しんでおくことにしたのです。


別に船が通ったあとではなく、潮の流れです。


むちゃくちゃ綺麗です。
この景色が、この雰囲気が貸切状態だなんて、もう最高。
やはり往復を選んで正解でした。


大島に渡り、亀老山展望台へ向います。


坂が苦手なベンリィに鞭を打つかのごとく山を登ると、目の前に大パノラマ。
朝の済んだ空気と、朝の透き通った日差しの中、この景色はすごいです。


道路沿いにある展望台の作りも素敵。
山側のコンクリートに打ち付けてあるんです。
山頂手前にはこのような展望台がいくつか並んでました。


展望台ガレージへ到着。
ここも貸切かと期待したのですが、車中泊をしているチャリダーさんが数組いました。

たしかにここなら星も夜景も綺麗だろうし、しまなみに沈む夕日を眺めながら夜に変わっていく景色を見ていられるなんて、すごくいいかもしれない。
トイレもあるし、水道もあるし、少なくとも自分が昨日キャンプしたところよりは環境がいい。

でも、それができるのはやっぱり車だからなんですよねぇ・・・。
バイクで来てテント張るわけにはいかないし・・・。


素敵な展望台。
安藤忠雄デザインみたいなね(笑)
なんの予備知識もなくここにきたので、このデザインに心奪われてしまいましたよ。
ちゃんと建築家がデザインしたんだろうなぁ。これ。


高い。気持ちい。綺麗。


山の上に突き出しているのがわかるよう、柵の隙間からつま先を出してみましたがわかりますか?
下に何もなくて気持ちいいですよ。


広島方面。



山を下り、伯方島との海峡が朝日とのコントラストで綺麗だったので写真を撮っていたら、ゴテゴテアルマイトパーツを付けた爆音グロム集団が通っていったので雰囲気が台無しでした・・・。

瀬戸内で鳴り響く音は、小さな漁船のポンポンポンってエンジン音くらいにして欲しいなぁ。
おまけに肝心な写真も綺麗に撮れてないし。。。


伯方島の伯方ビーチ。
ここだけなぜだか南国ムードです。

ここら辺りで7時を過ぎ、ライダーやチャリダーも増えてきます。
自分は後ろから来たKLX125に追いかけられるように伯方島→大三島→生口島→因島へと進んでいきます。

途中で何か名物でも食べていきたいとも思っていたのですが、考えたらまだ朝が早すぎてどのお店も空いてないんですよね。
快適に走れるのと引き換えにちょっともったいないことをしたかもしれません。

といっても食べたかったものはコロッケやソフトクリームといった程度のものなので、そんなに大きな未練はないんですけど。


向島までやってくると、今回のしまなみの旅は終了。(尾道への橋は一般道)
出発前は単純に乗り物が大型バイクから原付に変わるだけといったようにも思えてましたが、現地を走ってみると全然違います。

ゴールデンウィークなので島の人口よりも観光客が多いということは大前提であっても、 原付と自転車だけ(もちろん車も走ってはいますが)の島をめぐっていくのは、 想像していたよりも、多くの くれたかもしれません。 ・車が少ないというだけで、すごく視界が広いこと ・騒音が少ないこと 自転車からしたらバイクがいなけりゃもっとって思うんでしょうけどね(汗) 本線を走っていてはすごくもったいない。これは感じます。 すごく新鮮で、 ベンリィ110の静寂性は この先2号線に出たら、またもやエンジンがぶっ壊れるかと思うような 走らなければ マッチングしていて 自転車ブームや、自転車の無料化で、自転車に占拠されたなんて言っているライダーさんもいましたが、原付も 基本、往路と同じなのですが、ブルーラインには立ち寄らず、ただただ2号線を走りました。

行きと違い、ほとんど渋滞にハマることなく、けっこう快適に走っていたのですが、それが逆にエンジンをぶっ壊しかねないという不安に繋がります。

2号線は岡山のほとんどがバイパス化されているため、信号待ちをする機会も少なく、流れに合わせれば常に全開走行。ベンリィにとっては耐久テストのような状態になってしまうのです。

万が一エンジン壊しれてしまうとシャレにならないんですよ。
休みで職場に置いてあるはずのバイクが勝手に乗られていて、それでエンジンブッ壊されて、休み明けの忙しいときに仕事が滞ってしまうなんて事態になってしまいますからね、始末書や自腹修理くらいでは、事が治まりませんから(汗)


そんなペースで走っていたので、午前中には兵庫へと戻ってきていました。
このペースで走っていると休憩含めても4時間もあれば自宅へ戻れますから、七曲がり経由で帰ることにします。

ちょっとね、ここでワインディング成分を補充したいんですよ。
ずっと2号線走ったところで面白いわけじゃありませんし・・・。

途中、椿台展望台へ寄り道。
ツナギを着たバイク達とすれ違います。

空がちょっと霞んではいますが、それでも綺麗ですね。

ふたたび七曲がりに戻り、道の駅みつで休憩。

道の駅スタンプラリーをしていた10年ほど前は、前は通るけれども立ち寄らない場所だったのに、道の駅に登録されると立ち寄ってしまいたくなる自分・・・(汗)

スタンプブック持ってきたらよかったなぁ・・・なんて思ってます。

しかしこの道の駅、以前まで海産物の直売場であり、食事処でもあったので、頭がクラクラするほどにいい匂いが漂ってきます。
休憩だけで立ち寄ってしまうと、食欲との戦いの場となり、自分にはかなり辛い思いをする場所かもしれません。

そんなこと言うと「なんか食べていけばいいだけじゃん」って、原付の自動車税が数百円(2種は800円)上がっただけでも鬼の形相で文句を言うような、そんなときだけ生活がギリギリだと口にするような、比較的に裕福な方からそんな発言をされてしまうものだから、二重で辛いところでもあります。

再び2号線に戻り、姫路バイパス入口まできて、姫路バイパスのう回路がわからず、側道に入って行き止まってしまう、なんていうハプニングも乗り越えつつ、方角だけを頼りに2号線へ入り、R372デカンショ街道へと入りました。

いつもながら走ってて思う、デカンショ街道の消化試合感。
直線基調の道を淡々と走るといったシチュエーションは、静寂性に優れたベンリィに乗っていても退屈の何物でもありません。

行きのように横風でフラつきながら走っているほうがどんだけ楽しいか。
ただ、「暑いな〜〜」なんて思いながらバイクを走らせていました。

今回、はじめての原付でのキャンプツーリングツーリングとなったのですが、それで見えてきたことは、思いのほか気疲れしてしまうということでした。

周りの流れを常に気にかけてしまいますし、流れに合わすと警察を気にかけてしまいます。
あとどこから原付がだめなバイパスなのか、常に気を張って走らなければ見落としかねないということ。

”水ようどうでしょう”なんかを見て、「カブの旅もいいな」なんて思っていたのですが、周囲の交通に対して「勝手に抜け」というズ太さを持ち合わせていない自分には、ちょっと無理だな〜なんて側面が見えてしまいましたね。
頑張れるとこは頑張るでしょうし、上り坂など速度が落ちるとこでは追いつかれるたびに路側帯へ退避するでしょうから・・・。

ただ正直、道とのマッチングが非常に悪かったかもしれません。
デカンショ街道もそう、岡山バイパスもそう、ブルーラインもそう、直線基調で車の流れが速いんですよ。
これがカーブの連続するワインディング主体となれば違う印象にはなっていたでしょうけど。

でも。しまなみ海道を走るのは 綺麗な海を見ながらゆったり走って スクーターなので乗り降りも楽だという面も大きかったと思います。 ルート選定がもう少し自由だったなら

1位クロスカブ
2位グロム
3位PCX
4位モンキー&ゴリラ
3位KSR
グロムとPCXは複数台で走っている確率が高い


二日間の総走行距離830km

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