スズキファンライドフェスタ2016 in 舞洲(2016年7月10日)

参加者:、自分(フォルツァ) 


今回の試乗会は一人での参加です。

お兄さんにも声をかけたのですが、「8耐の前に体力を温存しておきたいから・・・」と訳のわからないことを言われ、「8耐までまだ20日以上あるじゃないですか」って言うと、「お小遣いを温存しておきたいから・・・」とさらに上を行く回答。

「往復のガソリン代なんて500円もかかりますか?」って言うと「ライディングレッスンとか出るんでしょ?」なんて言うから「試乗ナンバーつけたバイクを誘うわけないでしょ!!」なんてやりとりがありましてね、もういいやってことで一人なのです。

自分のバイクに試乗ナンバーを付けて乗っていることを隠そうとするならまだしも、ライディングレッスンのような目立つところにまで想像を膨らませていたと思うと、ほんとこの兄弟は全然悪気を感じてないんだなってちょっと呆れた次第なのです・・・。
どうせ今年の8耐も試乗ナンバーでいくんでしょうに・・・。


一人なので出発は適当です。
一応目覚ましは8時にかけたのですが、出発したのは11時45分くらいになりました。
えぇ二度寝ってやつですね。。。

第二京阪側道を南下。
この道はネズミ捕りも白バイも多いので、いつ走っても気持ちが悪いんですよね。
信号が少なく快適に走れるのに、毎日の通勤よりも控えた速度で走ります。

でも速度を控えて走るのも悪くないな〜って思ってました。
後ろから車のプレッシャーは受けちゃうのですが、フォルツァを60〜80キロの間で巡航させるとすると、エンジンがすごく静かで振動もないので”静寂が”存在するんですよ。
これなんだか心地がいい。電動バイクか何かにでも乗っているかのようで、3年乗った今でも改めてすごいと関心してました。


鶴見で一度休憩して内環状、鶴見3→蒲生4でR1、→R2→は毎度の道。


1時頃現地に到着したときには、試乗は休憩時間となっていました。


ブースを色々と見て・・・
南海ブースで吸盤式のグローブホルダー(定価972円)を400円で購入。
キタコブースでV125用SBSレーシングパッド(定価5184円)も2600円で購入しました。

いや、これに関してはたまたまあったのがレーシングパッドだっただけで、半額なら試してみようかなってだけの話であって、やる気まんまんやなって思われても困ります。
だってタイヤはシティタイヤだし、5万キロ乗ってフォークはヘニャヘニャだし、パッドの性能を発揮しがたい状況にはあるので・・・

で、このお買い物でどえらいことに気がつくのですよ。
財布に入っているお金が少ない!
セルフのガソリンスタンドでつり銭をとってくるの忘れてきました(涙)
ちなみに・・・つり銭9000円ジャストでございます(号泣)
まぁいい、帰りに事情を伝えてなんとかしてもらいます・・・

受付でもらえる試乗券は2枚。
乗りたい車種はVストローム1000、GSX-S1000、バーグマン200、アドレス110の4つ。
でも、現地ではアドレスのことをすっかり忘れてて「2台乗ったらバーグマンのため、また受付だなぁ」なんて考えてました。

時間も時間なので北側圭一ライディングレッスンに空きはないだろうなと思いつつも、「まだ行けますか?」と尋ねると、自分最後の一人に滑り込んだんですよ。これはむっちゃラッキーでした。

最初に乗ったバイクはGSX-S1000。Fじゃなくネイキッドのほうです。

(今日は一人なのでバイクに乗っているのは他人ですよ。)
理由はそちらのほうが空いてたから。
だいたい45分くらい待ちでしたね。4台も用意されていたので思ったよりは待たずに乗れました。

そうそう待ち時間がところどころ面白かったんです。
スピーカーを持って案内する係の人のトークを聞いてて、3年前のときもこの人だったなって思い出したのですが、R1000の発進でけっこうエンストする人がいるな〜と見ていたら、「まずはクラッチのつなぎを確認してくださいね〜」まではいいとして「R1000の低速けっこう薄いので(苦笑)」とか誤解されかねない事(パワーの割りにってことですね。)を言っていたり、

全日本モトクロスのライダーが先導役に参加してきたときには「今回先導するのは〜」「全日本モトクロスチャンピオン!」「小川〜〜庸平選手〜〜!」「イェ〜〜イ」なんて盛り立てて、その列に並んでる人は拳をあげたり、または順番待ちでテントにいる人と一緒に拍手を送ったり、「全日本チャンピオンの走りを見ることなんてなかなかないですよ?」「あ、でも飛ばさないでください。安全運転でお願いします」など、なんだかノリのいい雰囲気を作ってくれました。

試乗グループは3つに分かれているので、3回に一回はこのノリ。
小川選手も照れくさそうに手をあげてお客さんに挨拶してたり。

以前ね、ホンダの試乗会でも高橋有紀、高橋巧、小山知良なんていう豪華メンバーが先導役をしてたことがあったんですが、なんかみんな無関心すぎて、静かすぎて、先導を終え会場をレーサー達が歩いてても誰も近寄っていかないとか、そんな感じなことがあったんです。
「コヤマックス、自分と身長変わりませんよ!」ってはしゃいでた自分が浮いてたような・・・ね・・・。
やっぱり、こういうのって場の雰囲気なんですよね。
お客さんだけで盛り上がれって言われても、お仕事で来ている雲の上にいるプロの方とは距離がありすぎるんです。
このスタッフの方は小山選手が恥ずかしく思うくらい煽っていて、お客さんも大げさにリアクションしてそれを楽しんでいましたよ。


話を戻しまして、いきなり結論ですがGSXーS1000すごいですよ。

いくら中低速に振ったK5のエンジンとは言え、自分にはまんまリッターSSのパワーの出方、トルクの出方に思えましたよ。
トルクで蹴り出すわけでもなく、回転でパワーを搾り出す訳でもなく、ギーーーンって加速していくんです。これむちゃくちゃ楽しい。
Z1000はこれにくらべたら全然トルク重視でマイルドな回転上昇ですし、フェーザー1000は綺麗に回るわりにトルクが薄い。
同じジャンルの2台と比較したら、もう自分は断然これしか選べないなって思いました。

しかもですよ、むちゃくちゃお安い。100万ちょい。

さらには自分には嬉しい足つきの良さ。Zやフェーザーよりラクラク足が届くんです。
もう、これ以外何を選べって感じです。

なんか6Fの後釜を見つけたような気がしましたね。
ちなみにブレーキ性能、サス性能も試乗程度の速度域では不満はなしどころか、スポーティーな味付けに、これを選ぶであろうユーザー層がよくわかっているなと関心しました。


次はVストローム1000。

1番人気な車種でしたね。でも2台しかなくて回転率がわるかった・・・。
1時間半待ちくらいでしたかね・・・。

実は自分、これに1番乗りたかったんです。
まぁ発売されたときは今ほどお熱ではなかったのですが、アフリカツインが出てからアドベンチャーにスイッチが入っちゃいましてね。
自らアルペンマイスター(ってこれアルプスローダーやん!)を名乗るこやつが気になってしょうがなかったんです。

でね、大阪モーターサイクルショーでは2年連続展示車に跨っているので、つま先はどうにか届くのはわかっていたのですが、実車を前にしたらビビるんです、シートがむちゃくちゃ高いと・・・。

とりあえず跨って・・・

はい来ました。

毎度ながらの

スタンドがうまく払えない(笑)

スタンド払うのに必死になっていると係員が近寄ってきたので、まて!自力でどうにかするわ!って地面についてる足を目一杯つま先立ちにして、スタンドを払う足先を目一杯伸ばして、どうにか係員が到着するまでに収納完了!
頭の中でファンファーレが響きましたね〜。

しかし、こんなバイクのときに限って後ろのバイクの立ちゴケしたみたいで、ミラーが緩んだとかで待たされる状況に・・・。
もう自分、”持ってる男”だと笑えてきましたよ。

でもお尻ずらせば足の平がついて、軽いからその状況をキープするのにそれほどの苦痛はなかったです。
これなら信号待ちもいけるな〜って思ったくらい。

ただ今回は待ち時間がそこそこあったから、またシートによじ登って(的確な表現です)地面に付ける足を左右入れ替えたりはしましたけどね・・・。

発進後、まず思ったのが、このバイクは目線が高くて視界の良さが気持ちいいです。
膝もゆるいし、上体は直立してるし、なんかほんとうにこのままどこまでも走れそうな。

ただ、エンジン思っていたよりもダルです。
トルクは厚いし、加速もいいのですが、さっきのS1000のピックアップの良さの感覚が残ってしまっていて、そういう印象を受けました。
たぶん最初にこっちを選んでいればそうは思わないレベルの話なのですが。

あと、振動が大きいかもしれません。
二速をかなり引っ張ってみたら振動で視界までブルブルしだしたんですけど、これまでの経験でこんなことは初めてです。

カーブのひらひら感はけっこうあります。全然重さを感じませんでした。
アドベンチャーなのにピッチングも緩やか。ダンパーが効いている印象ですね。
650のほうがアドベンチャーなサス設定で、それに比べるとこっちは完全にロードスポーツな印象を受けました。


で、戻ってきて・・・

はい来ました。

毎度ながらの

スタンドがうまくだせない(笑)

苦戦しているとまた係員さんが近寄ってきたわけですが、またもや根性で出し切りましたとも。
しかし既にバイクはスタンドを立てた状態にあるというのに「大丈夫ですか〜?」って、あんた、信号待ちのエトワールとまで呼ばる自分に!?!?

あ・・・

いや、本音を言うと、普通に、停車場所に、踏み台みたいなのがあったらよかったなって・・・。。


Vストの試乗を終え、喫煙所に行っている間に試乗は休憩に入ってたようで、再開は3時半。
3時50分からライディングレッスンがあって、10分前集合と言われているから休憩後は10分しか試乗時間がない。
しかもライディングレッスンが終わるがの4時40分で、その時間にはもう試乗は終了しているという悲惨な状況に。

バーグマンの試乗をあきらめるか!?!?と思いつつ、もう一度受付にいって試乗券を貰いにいきました。
(ちなみに受付は1回だけでよく、アンケートを提出したらまたチケットが貰えるシステムでした。)

休憩中、じゃんけん大会が始まったので参加してたのですが、まぁ景品は1つも当たらず。
しかし自分の立っている場所が悪かったのか(良かったのか?)、負けて座るごとにジャンケンをするキャンギャルのお尻が半分くらい見えてしまうというのには目のやり場に困りましたよ(汗)
現実にこういうことってあるもんですねぇ。。

で、試乗再開。
半ば無理とわかりつつ、バーグマン200の列へ駆け込みました。
バーグマンは2台体勢で、既に並んでいる人が二人。つまり自分は2巡目のバーグマンに乗ることになるのです。

果たして!?!?

いや、ひょっとしたらギリギリ乗れたのかもはしれません・・・

でも、待ってる間にライディングレッスンの参加がどんどん集合場所に集まっていくものだから、まだ早いけど試乗はあきらめ、泣く泣くそちらへ向いましたよ・・・。


で、集合場所にいったら、誰もプロテクターをつけてないんですよね。
「あれ、今年はプロテクター着用義務なし?」って思っていたら、自分がバイクを降りるや否や、「あちらにプロテクターありますのでどうぞ」と、なぜか自分が最初に言われた(笑)

あ、これ、ぜったい、ビッグスクーターだからビギナーだと思われたに違いない(笑)
まぁ、下手だからレッスン受けることに変わりはないのだけれど(汗)

ファンライドフェスタでのライディングレッスンはスズキ車ならワンコイの500円。
それ以外のメーカーは1000円にはなるのですが、やっぱり超絶安いんですよね。
自分、お金でライテクが買えるなら買いたい人です。
上手くなりたいです。


まずは座学です。
上半身をフリーにするため、ニーグリップやヒールグリップでしっかりバイクをホールドしましょう。
上半身は前後左右に動かしてバイクに乗りましょう。
バイクは見た方向に曲がるので、目線はしっかりと意識しましょう
etc・・・
3年前よりもだいぶ省略して書きましたが、まぁこんな感じでほぼ同じ内容でした。

それからコースを覚えるために並んで走って完熟走行をします。
この時点であきらかに隊列についていけない人には個別に先導が付いてました。

完熟走行を終えたら、走行順は固定のままで各自好きなタイミングでの走行となります。
自信のない人は前が出たら、間髪入れずにコースに入る。
前の人に追いついてしまう人は、間を開けてからコースに入るって感じです。

完熟走行で個別始動を受けていた人はそのまま個別指導を継続。
自己申告で自信のない人も加わって、北側圭一の先導で二人。
スタッフ先導で一人が個別で指導を受けていました。

これって別に恥ずべきことではないんです。
今やっているのはレッスンですから、上手い人は受ける必要はないということ。
さらに言うならお兄さんや軍曹さんみたいに下手であることに逃げている人よりも、ぜんぜん勇気があり、伸びしろもある人だということです。

むしろ羨ましいと思って見ていた自分。
例えば「今でしょ」の林先生の個別指導が受けられるとしたらすごいことでしょ?
でも、北川圭一は全日本で2回、世界耐久で1回のチャンピオン(だったと記憶している)をとっていて、そのライダーから個別指導を受けられるというのは林先生とは比較にならない話だと思うんです。
まぁ純粋にプロか、レッスンプロかの違いはあったとしても・・・。

そうそうなんか自分の嫌らしさというか、ついつい人のバイクのタイヤを見てしまうんです。
で、いざ個人での走行となると、やっぱり上手い下手ってタイヤの荒れ具合のままだなぁなんて思いました。
自分?フォルツァのタイヤの端っこあまってるぞ?(笑)

ちなみに自分の順番は後ろから2番目というデカスクらしきポジションにいました。
最後尾はKLX125、前はバンディッド1250S、その前がバンディッド250リミテッド。
しかしバンディッド250リミテッドの人が苦戦してて、隊列についていけない。
そのバンディッドの人は完熟走行終了間際に個別指導となるのですが、その間、自分達3人は完熟走行が成り立ってなかったのです(笑)
これが最後のほうでは他の人との差になっている気がして、自分の前後の二人にはちょっとした不幸だった気はします。
(自分は3年前もやってたので指導方法、指導内容は覚えていて、最初からそれを意識していた。)

でも、今回、自分もちゃんと北川圭一からアドバイス貰えて嬉しかったんですよ!
180度ターンで「もっと小回りにして〜〜」って。
たしかに、振り返ってみるとフォルツァじゃ開けても加速しないから、旋回速度を殺さないで走ろうとしてました。
それとトラクションがリニアじゃないから旋回速度殺すと失速するんじゃないかって不安もあって。(アクセルで起こせない)

でも、その後はそのターンではリア引きずってアクセルはパーシャル当てて、リーンアウトして、毎回カウル削るとこまで寝かせてって、これ以上の小回り自分はで無理ってな感じで頑張りましたよ。
速さを問われれば???な気持ちではいましたが。やっぱり速度を落とすとギアがないから加速しないので・・・。

まぁこんな感じで40分くらい?(説明、アドバイスの時間を除いて)みっちりと走らせて貰えました。
う〜〜ん、でもやっぱりスクーターの乗り方がよくわからないっていうのが今回も同じ感想。
スラロームもアクセルでバイクが起きないからリズミカルにこなせない&リアのほうが太い車体なので苦戦してました。
リアタイヤが通るところはわかっていたから、何度かパイロンに当てにいって幅を確認しとけばよかったとは、終わってから思ったことでした・・・。

そうそう3年前と違ってリアサスを変えたこと、フロントフォークのセッティングを少し変えたことの効果が気になっていたのです。
周りには迷惑な話かもしれませんが、正直サーキットにでも持ち込んでラップタイムで測って数値で確認しようかなと思ったくらい・・・。
でも今回走って思ったことは、正直あまり変わってないかもという印象でした(笑)

スタンドが当たるのはだいぶ改善されていても、プーリーケースやマフラーのヒートガードが当たるのは車高の調整では無理な話ですし、まだフロントが柔らかくてブレーキ強めで突っ込むとカウルが擦るだけなんですよね。
あと開けっぱなしで切り返したら一瞬前の接地がなくなる。自分のフロントへの荷重入力不足なのはあっても、フロントの減衰力不足はまだ残っているのがはっきりわかりました。 まぁこれらはどこを妥協点とするか、吹っ飛ばして壊すまで突き詰めていくかの世界なんて悩ましいところなんですよね。


ライディングレッスンが終わったら試乗も終わっていたので、そのまま帰りました。
やっぱりスズキの試乗会はどこの試乗会よりもいいですね。
コースも広いし、先導も遅くないし、会場には気持ちのいい排気音が響きますし。

ホンダ(ドリーム)の試乗会でVTR250に乗ったら、ローギアの速度域で2周させられた事件は一生忘れませんよ。
ステージの巨大モニターからはVTR250のPVが流れ、タディがバイクを左右にふって「軽いですね〜」と強調しまくっていたのに、乗ってる自分はほぼ直立でしか走れなかったという(笑)
VTRのときが一番酷かったにしても、基本曲がるところは徐行、直線は50キロまででバイクに乗せられても、バイクの良さなど足つきとポジションくらいしかわからないんですよ。
お兄さんみたいにローギアを使うのを(エンブレを)怖がる人は、VFR800をトルクが薄くて乗りづらいバイクと認定しちゃいましたよ!?!?
(セカンドギアで徐行のカーブから立ち上がっていこうとして立ち上がれないという。)
これじゃあかんでしょ・・・。

そんな感じで、自分が持てる最後希望はスズキなのです。
バイクは乗っておもしろさを感じるかどうかが肝心なところ。
それを感じ取れる場を毎年提供してくれるにとどまらず、イベントも用意してくれますし、激安のライディングスクールまで提供してくれるなど、ほんとうにスズキ様々なのですよ。

バーグマン200は来年こそリベンジします。
これは出た当初からみんなに馬鹿にされようとバーグマン推しをしていた自分の宿命なのです。 そしてバーグマンの印象が良ければ、テンプレートで「変態スズキ」としか言えない人にバーグマンの良さを語りますとも。


で、最後大事なこと。
お釣りをもらい忘れたガソリンスタンドです!

・・・・・。

・・・・・。。

・・・・・。。。

ガソリンスタンドは既に閉店してましたよ(号泣)
実はこれ人生2回目の万札での釣り銭貰い忘れ・・・
そして、今回めでたく、貰い忘れ額の記録を更新してしまいました(涙)
イェイ(涙)
どうせ9000円なくすならスズキに寄付したほうが気持ちがいいわ・・・


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