日帰りビーナスラインツーリング(2016年8月14日)
参加者:、自分(CBR600F4i)
今年のお盆休みは13・14・15の三日間のみ(涙)
11日が祝日となったため、12日に会社を休む人が多く、内勤は自分のみと、ほぼワンオペ状態で仕事をしてヘロヘロになっていたのですが、どこにも行かないというのもつまらないし、どこかへ行くといっても泊まりはちょっとキツイ。
そこで今回思いついたのが日帰りビーナスラインでした。

6Fのタイヤはもう限界なのですが、真ん中であればまだ使えるし、真ん中だけが鬼のように減っていく高速走行となると返って好都合だったりします。
朝6時出発。
京都南IC入口で、”京都南〜京都東渋滞”と表示がされていたのですが、その下には”火災”の文字。
こんな文字を見たのは初めてなんですが、しばらく渋滞の中を進んでいると、京都東IC少し過ぎたところで本当にトラックが燃えてました・・・(消化済み)
その後は順調に走れていたのですが、伊吹辺りでダルくなっちゃうんですよね。
なぜかいつも感じる伊吹辺りでのダルさ。
休憩を少し伸ばして、養老まで行きましたが、伊吹を超えるとそのダルさもちょっとずつ緩和されていくのが不思議です。
ちょうど高速にあきちゃう距離ということなんでしょうか。
小牧JCで高速乗ってからだいたい1時間半。
中央道は小牧〜恵那で渋滞の表示はされていましたが、恵那までなんとなくダラダラと流れていたという感じで、とくに駄々詰まりということもなく走れていました。
そのため下手に停まって交通量が増えてきても嫌だと、虎渓山PAでの給油を見送った訳ですが、恵那山トンネル手前で残量計のメーターが目盛ゼロの全点滅状態になってしまい、恵那山トンネルを越えるのがドキドキ・・・。
一昨年フォルツァでも同じことをしていて、やっぱり京都満タンで出発するときは虎渓山PAで給油すべきだと心に誓いました。
いや、流れはそれほどスムーズでもないので、燃費が伸びて駒ヶ根まで辿りつけるんじゃないかと狙ってみたんですよね・・・。
阿智で給油したとき14リッター丁度入ったので、残り4リッターだと行けないこともなさそうなんですが、精神的にきついのと、高速でのガス欠だけは絶対に避けなければならない事態ですから。
駒ヶ根SAからの見える駒ヶ岳はすごく綺麗なので、今回も駒ヶ根SAには立ち寄ると決めていたのです。
なので阿智では給油だけで休憩なし、ピットインかのごとく立ち去ったのですが、中央アルプスが見えてくるところまでやってきたら雲が厚くてアルプスが全然見えません・・・。
それでも最後の期待と駒ヶ根SAには立ち寄るのですが、遅い朝食を食べて時間を稼いでみても雲が晴れることはありませんでした。
でも駒ヶ根ICって西日本や中部から沢山のバイクが集まるのSAなので、この雰囲気がなんだか好きです。
今日は250ccの若い人達も目立つことがなんだか嬉しかったですね。
でも、やっぱり群がる習性を持つ某ダビッドソンさん達が相変わらず多いのではありますが。
諏訪ICには10時前に到着、ほぼ予定通りに進んでいます。
が、ここからですよ・・・、R152だだ混みだったんです。
30〜40キロでちょろちょろ進んで、信号で停まって、また30〜40キロで進んで、停まって・・・という感じ。
水温がガンっと上昇して、ファンからの熱気がムンムン上がってきて、メットの中で大汗かいて、発進直後は低速バランスさせられている感じで、進んでも一速から上げられない速度域で、肩がこってくると・・・。
ビーナスラインに入って信号での苦痛はなくなりましたが、速度域は同じなので苦痛なのには変りがありません。
白樺に囲まれ、ホテルや別荘が立ち並ぶ雰囲気がすごくいいのに、正直なところ高揚感がありませんでした。
単純に”おっちん”して快適なバイクじゃないんですって、このバイクは・・・。(おっちん=関西弁で座ることの幼児語)

やっとこさで女の神展望台へ到着。

さすがはビーナスラインを代表する眺望ですよね。

目を凝らすとギリのギリで南アルプス・・・らしき山々・・・

八ヶ岳の裾野に広がる広大な樹海。

展望台から見るビーナスライン
ここに来て信州にやって来たんだという実感が湧いてきました。
やはりアルプスが見えるか見えないかというのは、すごく重要なんだとつくづく感じます。
女の神展望台から少し進めば白樺湖まで下りが続くので、車のペースは少しマシになってきます。
原付じゃあるまいし、上りか下りかで速度が変わるというのはどうなのよ?とはいつも思うことなのですが、簡単な話、サンデードライバー達はアクセルを踏むのが凄く下手ってことですよ。
登りは言うまでもないですが、下りでもアクセルを踏むのが下手っていうのは、カーブで進入より出口のほうが速度が落ちていることでわかるんですよね・・・。
今日はお盆だし、嘆いてしょうがないのでまぁ諦めましょう。
変な(てかうるさい)バイクも多いしね、お互い様ですよね・・・。

白樺湖に到着。湖周道路に入ってみました。

白樺湖から見るビーナスライン
雲もまらばになって最高のロケーションじゃないですか。
テンション上がります。


白樺湖から再びビーナスラインに戻って、写真を撮ろうとしたとき異変が起こったんです。
どうも・・・カメラが壊れたっぽい・・・。
この写真1枚撮るのに、ここで10分くらい停まってました。
フォーカスエラーというのが出て、レンズが勝手に戻ってしまうんです・・・。
ここからというときにこのトラブル、自分どんだけついてないんでしょうか・・・。

蓼科山と白樺湖

この展望台には15分ほどいました。なんとか写真が撮れないものかと。
でも、もう写真はこれで最後です。
この後、カメラが正常に動くことはありませんでした。
あぁ・・・
霧ヶ峰手前にある伊那丸富士見台は、八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス(の一部)が見れるというので期待していた場所だったのですが、今日は遠くが霞んであまり綺麗じゃありません。というか・・・綺麗に見えているのは八ヶ岳だけです。。。
まぁカメラ壊れてるときに、あまりの絶景だったら後悔も大きくなるのでちょうど良いのです・・・。
富士見台から霧ヶ峰までの区間はビーナスラインのハイライトですね。
ライダーが路肩にバイクを停めて写真を撮っていたり、対向からバイクが沢山走ってきたりと、草原の山々を背景に多種多様なバイクと様々なライダー達を見ていると、自分までなぜだか嬉しくなっちゃいます。
これは写真で残しておきたかったなぁ・・・
霧ヶ峰のドライブインに着いて、少し草原を歩くと、心地よい風が吹いていて「きりが〜みね〜♪」のメロディが頭からループするんですよね。
これ、霧ヶ峰あるあるだと思います。
あまりにも心地が良いので本気で散策に時間を割こうかと思いましたが、カメラの不調で無駄な時間を費やしてしまったのと、写真も残せないことと、今日は日帰りだというのもあって、それはやめました。
あぁこんなに気持ちがいいならもっと時間のゆとりがあるときに来るべきでした。
無論、この先にある八島ヶ原湿原を見て回る時間もないですので、次回があればニッコウキスゲが咲いている七月の連休辺を狙いますかね。
霧ヶ峰から先に進むと雲が厚くなってしまい、気づけばどんより黒雲に覆われています。
当然ビーナスラインからの眺望もなく、さらには途中でハーレーグループに追いついてしまって「なんだかなぁ」ですよ。
ショベルヘッド3台だったんですがね、直キャブからエンジンの炸裂音が響きますし、マフラーはやっかましいし、そのマフラーからはずっと焦げ臭い匂いが漂ってくるんです・・・。
走りのリズムも悪いんですよね・・・。
ハーレーの前には車が数台連なっていたので、ペースもくそもない状況なのですが、ハンドレバーでのシフトがめんどくさいのかどうかはわかりませんが、カーブの立ち上がりで失速ぎみになるとシフトダウンをするんです。
セオリー通りのカーブ手前でのシフトダウンというものがないと、こちらは普通にカーブの立ち上がりには立ち上がるような走り方をするので、そこで車間が詰まって、アクセルを抜いたらトラクションが抜けて走りにくいったらありゃしないんですよ・・・。
てか、シフト関係なく、出口のほうが進入より遅い走り方ってのはバイクが不安定になるので車の方にも勘弁願いたいレベルの話ですが。。
さらにこの速度域(40〜50キロ)でもいちいちアウトに振ってからターンインされるとね、千鳥もくそもないというか、せっかくミラーに写る場所にいるのに意味ないというか、常にクロスライン気味で走らないといけなかったり、いや、それ以前に目の前を蛇行されているような印象を受けてしまって、けっこう目障り・・・。
でもってカーブの連続で知らず知らずのうちに閉じてしまっている股を、思い出してはガバっと開いて、つま先も真横に向けて・・・
いや、それが貴方たちにとってカッコイイスタイルであるなら、カーブも股広げたままであることを意識しておきましょうよ・・・
やっぱり繰り返されると目障りというかなんというか・・・、不良中学生が、人の多いとこではガニ股で歩くような、そんな雰囲気と同じものを感じてしまうのです・・・。
しかし、なんとなく真似してみたら、自分のほうが股を開いてつま先を横に向けたまま走るのがうまかった気がする・・・。
ロードスポーツ乗りなら誰もが通ってきた無理膝・・・、腰の落とし方がわからず、とにかく股を開いて地面に接地させることだけが目標の膝擦り童貞クンの世界だねぇ、これは・・・。
だからカーブのほうが股を開くのが得意とかなんとか(苦笑)
そんな真似事をしていた自分の姿、ハーレー達は見てくれたでしょうか。
「SSでやってんじぇね〜よ」なのか「決まってんじゃん!!」のどっちの評価をいただけるのでしょうか。素朴な疑問なのです。
(一部補足:速度が出ていないのでカーブであれどバイクは寝ておらず、誰がどうみても膝擦りの真似ごとには見えないことは確かです。)
美ヶ原手前にある急勾配のワインディングに差し掛かると、もう悲惨。
カーブ20キロ、直線は速くて40キロ。
無論これはハーレーが悪いんじゃなくて、前に連なっている車のせいなのですが、フォルツァで走ったとき60キロしか出ないと、パワーのなさに嘆いていたのが、今日は6Fで来ていてこれ。
ここはソロで走れたら絶対楽しいワインディングなはずなんですけど・・・。
さらに悲惨なことに美ヶ原に近づくにつれ、薄い霧がかかってきます・・・。
で、美術館が霞んで見えた時点で希望が絶たれる訳です。
はい、今回も美ヶ原からの眺望というものはございませんでした。
まぁカメラ壊れてるからちょうどいいんだけど・・・(涙)
ビーナスラインを降り、r62を西に、松本方面を目指します。
この道、路面がガタガタで狭いのだけれど、これまでワインディング成分が少なかったのでとても楽しく走っていたんですよね。
武石峠手前でバイク2台を従えている車に捕まってしまうのですが、美ヶ原からの下りからずっとワインディングを堪能してきたので、「まぁここいらくらいまったりと走っていてもいいかな」って思ったんです。
前を走るCB1300とYBR250はどちらも関東ナンバーですから、年配のCBが無理なくビギナーなYBR250を先導している、そんな解釈でいたので気を使ってもいたのです。
しかし自分の前にいるYBR、遅い車の後ろを走るときにありがちな片手運転でキープレフトをなぞるような走り方をしています。
これ、ギアをホールドさせてもスムーズに走れるかという遊びと、カーブのRのままをなぞっていって、さらに左側をキープすることで難易度を上げる(砂が浮いていることが多いのと、曲がりきればければ即ガードレールに当たる)といった、いかにイメージ通りにバイクを操作できるかといった遊びなのですが、前のCB1300がセオリー通りのアウト・イン・アウトをしているにも関わらず、タイトターンでは車と少し距離が広がるところを見ると、YBRとの力量差が大きすぎるんです。
かなりの違和感を覚えつつ、そのまま武石峰(美ヶ原高原道路)と松本(美ヶ原林道)との分かれ道に差し掛かると、車とCB1300は松本方面へ、YBRは高原道路峰のほうへ走り去っていきました。
おやまぁ・・・、二人組ではなく、前の2台に付き合わされていた形だったのですが、それはお気の毒様でした。
しかし車種だけでYBRをビギナー、CB1300をベテランと見てしまった自分にはちょっとガッカリですよ。
昔はライトウェイトや小排気量車を見てもビギナーだなんて思うこともなかったのになぁ・・・。
思考がパターン化されたらおっさんになった証拠だわ。。。
そこから先、道は完全に2車線となり、案の定というかCBがタイトターンでは遅く、車と少し間が空いてきたのは自分にとっては好都合。
なぜかしらCBにも車にも微妙な抵抗はされちゃいましたが、1台1台なら追い越しも楽で、美ヶ原林道のワインディングを楽しく走り、最終的に美鈴湖手前で現れたパニガーレと戯れあいながら松本へと降り立ちます。
松本の市街地に降り、高ボッチ高原へ行くためr284を南下していると、松本城の看板を発見。
横からチラっとでも見ていこうかと松本城へ向かいましたが、松本城って松本の中心地にあるため渋滞の中を進んでいくことになります。
さっきまで涼しい場所にいて忘れてましたが、またもや真夏の市街地のトロトロ運転です。
バイクからの熱気がムンムン上がってきて、メットの中で大汗をかきながらちょっとずつちょっとずつで進んでいくのは地獄・・・。「あづぃ・・・。」
松本城の周辺は渋滞していたため脇にバイクを停めるということもままならず、本当に横からチラっと見ただけになりましたが、TV見たまんまのお城には思わず「おぉぉ」っと心の中で叫びました。
国宝4城、特にお城に強い興味があるわけでもないですが、これで全て制覇してしまったではないですか。
いや、実際入ったことがあるのは犬山と姫路だけなんですけどね(汗)←一番近くにあり、頻繁に前を通る彦根は入ったことがないんかい!という突っ込みバッチコイ。
ちなみに世界遺産の姫路城、朱里城、二条城、3つとも制覇しておきながら、通勤で毎日通る二条城だけは入ったことがないなのだぞ(汗)←京都人あるあるw
その後、ナワテ通りも横目でちらっとだけ見て、r63へ。
崖の温温泉の看板を目印に高ボッチ高原に向います。
松本側からのアクセスは道が酷いと書かれていましたが、まぁたしかに酷い道です(笑)
でも、酷い道だとあらかじめ知っていれば心強い訳で、普通なら道を間違えたかもと心配になるようなところを、道が酷いからこれが正解と気楽に走れてました。この差は大きいと思います。
高ボッチ高原は、ダイタラボッチが腰掛けて休んだところから名前が付いたそうです。
何も一人ぼっちの寂しい奴が行くところというわけではないのですが、「高ボッチ高原晴れてます」とつぶやいてみたところ、「高ボッチ高原でボッチですか?」なんて上手い突っ込み入れられまして・・・、ボッチ公言(高原)しておきました・・・。
駐車場にはキャンパーが多くみられましたが、「花火を見る方へ」という看板が立っていたことから、明日の諏訪の花火を見るメジャースポットなのだろうと想像が付きます。
その通り、ボッチ山まで歩いて行くと(10分もかからないくらい)諏訪湖が綺麗に見えています。
奥に八ヶ岳。空気が住んでいれば横に富士山があって、その横に南アルプスが見えるはずなのですが、そこまでは見えませんでした。
駐車場には本来見えるはずの北アルプスの案内板もあったのですが、これも残念見えませんでした。
でも、視界がぐるーっと開けていて、雰囲気がすごくいいところです、ここ。
何も隔てるものがなく、心地よい風が吹きますし、登山道とっていも超ゆるい草原の登り道には色々な花が咲いてますし、ボッチ山自体に人が少なかったこともポイントとしては高かったです。
高ボッチ高原を降りてからは塩尻峠を下って、塩尻ICから高速に乗ります。(←岡谷が最寄のICなんですが、逆に進んでたみたいです・・・。)
10時に諏訪入りして、5時すぎくらいに塩尻IC。日帰りといっても現地の滞在時間がこれだけ確保できたなら上出来でしょう。
中央道はそこそこに交通量は多いのですが、流れはスムーズ。
しかしですねぇ・・・、追い越し車線を走る車が走行車線に戻らず、ずっと追い越し車線を走っているんですよ。
なので追い越し車線を走っていてもずっと車は連なっているのです。
走行車線よりも速く走っているから戻らなくてもいいとでも!?
追い越し車線なのに、後続従えちゃってたら本来の追い越し車線として機能してるのって先頭車両だけじゃん!?!?
もうお盆はこんなだから嫌・・・。
誰かブルーフラッグ振ってやってくれ・・・。
で、その追い越し車線の先頭車両を抜くのは・・・?
えぇ、みなさん走行車線が空くのを見て、走行車線から抜いてまた追い越し車線に戻ってましたよ。あ〜ぁ・・・無法地帯・・・。
でもミラーを確認していると、走行車線から追い越しかけられている追い越し車線の車は、そんなことがあってもずっと追い越し車線をキープしてるんですよね。
この図太さが現代社会を生きていくのに重要なんだろうな・・・、なんて半分皮肉、半分本気で考えてしまいますよ・・・。
そんなことがずっと繰り返されながら恵那山トンネルまで戻ってきて、トンネルを抜けたらまさかの夕立。
オールウェザー通勤ライダーとして、雨に苦手意識はないのですが、タイヤが”あれ”なんです・・・(汗)

スリックタイヤのまま通り雨を走り抜いた8耐のアレックス・バロスにでもなった気分ですよ。
もうカーブはバイクを寝かさず荷重移動を意識しながら曲がっていき、それでなんとか車の流れには乗れていたのですが・・・
それより何よりどこかで雨宿りがしたい・・・。
えぇなんとか走れていたとしても、全身ずぶ濡れになるのは時間の問題ですから・・・。
運良くカーブを3つくらい曲がった先に神坂PAがあったので、すぐさま飛び込みます。
PAでは急な夕立で避難しているライダーが沢山いましたが、レインウェアを着てすぐさま出ていくライダー、レインウェアは来たけれども雨が止むのを待つライダー、レインウェアを持ってないライダーの3パターンにわかれます。
自分は雨など想定していなかったので、レインウェアを持っていませんが、果たしてこの雨、待っていればやんでくれるのでしょうか・・・。
3パターンのうちの一番悲惨なパターンです・・・。
あ、いや、レインウェアは持っているけれども、すでに全身ビショビショになって、今更着て出ていくのも・・・というライダーは後からやってきましたね。
これが一番悲惨ですなぁ。。
嬉しいことに20分ほどで雨は上がってくれました。
が、もうちょっと待ちます。
道路のほうに目をやると車が水しぶきを上げながら走っているので、雨がやんでいても、ここで出てしまっては無駄に濡れてしまう嫌なパターンなのです。
しかし、みなさんよくわかってらっしゃる。けっきょくレインウェアなしで飛び出していったのは、しびれを切らした自分が一番最初になってしまいましたよ。
瑞浪から小牧まで渋滞していたのですが、渋滞の中を申し訳なさげに進んでいたら、また変なハーレーに追いついちゃいます。。。
まぁ追いつくってことは、それににひっかかってしまったという意味合いなのですがね、チョッパーハーレーがハンドル幅は狭いのにスムーズに前に進めない訳です。
なぜかって・・・ビーナスラインにいたショベル達と一緒・・・
股を開けるだけ開いて、つま先もバイクに対して垂直にまで開いているから、ミラーでもなく、ハンドルでもなく、つま先が邪魔ですり抜けができないわけ。
あのねぇ・・・股を開きたいなら車列に加わっていたらいいやんかと・・・。
股を閉じて前に行くか、股を開いて渋滞に紛れるか、どっちかにしてもらえませんかね(涙)
そんなネタのような出来事にしばらく付き合わされた後、なんとかやり過ごし、快調に?渋滞の中を進んでいくと、今度は小牧JCT手前に来たところで残量計が表示され嫌な予感がします・・・。
自分、この先、確実にあるSAが養老しか思いつかない・・・。
小牧JCTで名神に入ると渋滞は解消されてペースが上がります。
「次のSAが養老までないってこともないでしょ〜」そんなお気楽気分で走っていくのですが、次のサービスエリアの看板が全然でてきません・・・。
一宮を過ぎたところで、ついに残量計が全点滅状態に。
その状態で大垣まで来たときは、さすがにガス欠するくらいなら高速を降りたほうがいいのではと悩みます・・・。
もう走っていることが冷や汗もので、走行レーンを走ることにしたのですが、いいペースに飛ばしているから付いていった車、途中で前を譲ってくれた車達が追い越していき、ほんとうに申し訳ない気分・・・。
そしてなかなか現れないSAの案内看板に、頭の中では高速でのガス欠がよぎります。
すでに日は落ちています。
路肩に停車した場合、バッテリーが消耗しようともハザードだけは付けておかねば・・・。
えっと・・・高速でのトラブルの電話番号って何番だった!?!166とかそんなだったかなぁ・・・あ〜思い出せない・・・
仮にリッター15で走ってたとして、タンク容量18リッターで270キロ・・・
いつも通りの下道のときのように14くらいだったら・・・? 250キロくらいか・・・、これだとやばい気がするけど・・・高速メインだし伸びてはくれて・・・、う〜〜〜ん・・・、追い越し車線が詰まってるのにイライラして●●●キロでカッ飛んでたシーンもちょいちょいあるからなぁ(涙)
もう頭の中ではこんな感じで、とりあえず給油したとき戻したトリップメーターが250を超えないことを祈りながら走ってました・・・
養老SAの看板が出たとき、やっぱり養老まで行かなきゃサービスエリアは無いのかと暗い気分に・・・。
でも養老までの距離と、現在のトリップの距離を足してみたら250キロちょいなので、なんとか辿り着けると思う・・・、思うんだけど・・・、ほら、自分ゲームセンターでレースゲームなんかしていたら、あと1秒あったらチェックポイント通過できたのに〜!みたいなことばっかりやってるんで、サービスエリアが見えてるのにバイクが止まってしまうような、そんな姿が頭をよぎるんです(涙)
だとしたら・・・路肩にバイクを止めて、ガードレールの外を歩いてサービスエリアまで歩いて、ガソリンを分けてもらう??
ここまで考えている自分、プチパニック状態です(汗)
養老SAまではなんとか無事に辿りつくことができました。
いやぁ、なんか、ほんと、どっと疲れたというか、生きた心地がしませんでした・・・。
安心したらお腹も空いてきたので、ここいらで何か食べようかと考えたら、フードコートは満席。
自分、養老のフードコートとはいつも相性が悪い・・・。
というか、たぶん、夜のあまり遅くならない内に京都へ帰ろうとすると、渋滞しやすい時間帯と夕食の時間帯が養老でブチあたってしまい、いつ来ても満席&混雑しているのだとは思いますね・・・。
まぁここまで来れば、京都南ICまであと1時間ちょっとなので我慢して再出発ですよ。
ちなみに今日も昼食は抜きで走っていたりします(笑)
自分バイクに乗っていればお腹が空かない便利な体質で、長距離ツーリングに出かけると1日で1kgぐらいは体重が落ちるのですが、それがうまく減量につながらないのは自分の七不思議ではあったりするのです・・・。
実は養老にたどり着く手前で養老〜茨木まで事故渋滞の表記がされていたのですが、SAを出た頃にはそれは解消されつつあったようで、渋滞の表記は草津〜京都南までに変わっていました。
渋滞があまりにも酷いなら途中から京滋バイパスに入って帰ろうかと思っていたのですが、”なんやかんや”で走っていて、むしろ渋滞を迂回しようとする車で京滋バイパスの入口が混雑していたため、やはり”なんやかんや”で名神で京都南まで帰ってきました。
この区間、普通の休日でも渋滞するところですから、なんか逆に慣れっ子な感じで、混んでいるときに限ればこちらのほうが京滋の混雑よりも走りやすかったりするのですよね。
あまり大きな声では言えることではないのですが・・・。
自宅に戻ったのは9時15分頃。
約15時間のツーリングで走行距離は自己最高の815キロ。
ヘロヘロに疲れてもいいように、次の日も休みな今日を選んでの日帰りツーリングだったのですが、思いのほか疲れていないのは自分でも拍子抜けだったりします。
でも、お尻だけは痛いです・・・。けっこう痛いです・・・。降りてからもジンジンしています・・・。
今日は高速道路だけで約640キロと、ほとんどの距離を高速で移動していた訳ですが、追い越しのとき、たまにエンジンをカァーンと回すくらいしか楽しみはなく、とにかく信州まで移動するのだと割り切っていても、走ることが退屈だったのは正直な感想です。
逆にこんな感じのツーリングを自分はこれまでしたことがなかったので、1日を通してで考えれば、「往復1000キロくらいでも日帰りで行けるなぁ〜」などと、新鮮な気分にはなれた訳ですが、まぁ冷静に考えれば、日帰りすることはすんご〜〜〜〜〜〜〜く勿体無いことですよね・・・。
なので、あんまりこういうツーリングは人様にはオススメしません・・・。
でも、日帰りヴィーナスライン、京都からでも案外アリかもはしれませんよ。
15時間のツーリングと考えてしまえば、奈良や和歌山の山奥までツーリングに行くのと変わらないくらい。
それで繰り返しにはなるのですが、現地に朝には着いていて、夕方まで滞在することができれば、感覚的には現地で1日を過ごせた感じになれます。
「休みがないから遠出は無理」という人は多いと思いますが、この経験から自分もそのような方に具体的なプランが示せるようになれたことはいい収穫だったと思います。
まぁ、これをフォルツァでやれって言われれば、さすがに自分も躊躇しますがね(汗)
信州の景色はここだけの景色。
行ったこともなく、行く時間もない人は、こういう弾丸ツーリングもどうでしょうか。
お小遣い帳
ガソリン代 5971円
高速代 京都南〜諏訪5940円、塩尻〜京都南5950円
合計17,861円
それと昼食は摂っていないので飲食は飲み物とパンで700円くらい。
それと前日にガソリンを満タンにしているので、それらを含めると、だいたい2万円くらいです。
正直お金はかかりすぎますね(汗)
だから普通に休みのある人には、せめて一泊はしておけって言っちゃいますね(汗)
貧乏暇なしをリアルにいく自分の意見です。
後日談。
自分「お盆は日帰りでヴィーナスラインに行きました。」
お兄さん「フォルツァで?」
さらに後日談。
軍曹さん「お盆どっかいってたんか?」
自分「えぇヴィーナスライン走ってきました。日帰りですけど(汗)」
軍曹さん「フォルツァで行ったんか?」
ちょっとまて・・・
あれだけフォルツァで「高速は辛い」「クソ走らない」「エンジンが壊れそう」と言ってきたうえに、”最低”でも車の流れには乗るという自分のスタンスを、似非高速化している東名阪、京奈和、湖西道路を一緒に走ってきてわかっているでしょうに・・・。(自分は軍曹さんと高速を一緒に走ったことがないんです。)
(さらに付け加えるなら、先日お兄さんと軍曹さんが関ヶ原まで高速で行って、「軍曹が80キロしか出さないから怖かったわ」と、さすがのお兄さんもビビッたという事件あり)
それなのになぜ荷物を積まなくていい状況で、高速での距離がむ〜〜〜っちゃあるというのに、わざわざ好き好んでフォルツァで行かなきゃいかんのですかぁ〜!
二人のクソ遅いツーリングが辛くてわざわざフォルツァ増車したっていうのにさ・・・。(あっ、言ってもうた)
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