和束お散歩ツーリング (2017年6月13日)
参加者:自分(マグナ50)
先日、思うところがあってマグナ50を購入したわけですが、まぁこれが遅すぎて、笑うくらいに走らないバイクなんですよね。
自宅近くにある高架のオーバーパスなんて、登りで失速していって45キロしかでない。
後ろからの車に対して超迷惑なバイクであるのですが、そもそも45キロも出しちゃったら、速度違反で捕まってしまうよ〜といった原付1種ですからね、高架があるような幹線道路をルートとしてチョイスすること自体が間違いだってことに改めて気が付いたわけですが、幹線道路を避けて全部裏道で走れというのは、なかなかの難易度ではありまして、庶民の足としての原付が、けっきょくのところ、近所での買い物くらいにしか使えないというのは、どういったものかと思った次第ではありました。。
で、そんな坂を上らないマグナ50なんですが「これで20%勾配のある犬打峠に行ったらどんな感じになるのだろう」ちょっとした好奇心から、今回の和束お散歩ツーリングはスタートするのです。
犬内峠は宇治田原〜和束をつなぐ府道62号線にあります。
京都市内のバイク乗りが、月ヶ瀬や針TRSへ行くときによく利用される道ですので、そこそこ知られた峠ではあるのですが、坂がキツイ、道が狭い、ヘアピンが多いと、腐道としてもそこそこに名の知れた道だったりするのです。
とはいっても、原付みたいな小さな乗り物に酷道、険道、腐道、死道なんて関係ありませんよね。
ただ注意してほしいことは、原付はブレーキが弱いので、下り勾配のキツイところでは、速度だけは絶対に控えておいてほしいということです。
宇治田原までの行程に、不安要素はないと考えていたのですが、宇治川ラインの序盤、天ヶ瀬ダムまでの登り坂ですらマグナ50にはつらいものがありました。
前が完全にクリアであれば3速45キロほどで登坂は可能だったとは思うのですが、カーブで前の車が減速すると、車間が詰まるためこちらもアクセルを抜かざるを得なく、結果、失速・・・。
2速に落として、”うぉおおお”っと35キロくらいまで引っ張って、3速のトルクバンドに入るよう変速するのですが、またカーブで車が減速するから、それの繰り返しなんですよ。
大変ですよこれ。
r62とR307の交差点までやってきたとき、以前にはあった和束の案内標識が消されていることに気が付きます。
トンネルができるといった話を耳にしたことはあるけど・・・、そのためなんですかね?
トンネルができるのって基本好きじゃないんですよ・・・自分。
ほらR169の瀞峡の南側とか、あと常神半島とか、トンネルのせいで道の魅力が減ったところが多いですから・・・。
まぁトンネルができて喜ぶ人のほうが多いでしょうし、時代の流れですよね。。。
トンネルできたらおにいさんだって、ここを通るのを嫌がらなくなるんでしょうし・・・。
さて犬打峠です。

画像は違う日のものを使用していますがこんな感じ。
実際走るまで、ここをどれくらで上れるかは未知数だとは思っていましたが、期待を裏切ったのか、裏切らなかったのか、2速では失速するのでローギアでほとんどを上っていました・・・。
速度的には20キロくらい。
狭くて追い越しもできないような道ですから、こんなのが走っていたら大迷惑ですよね。
幸い後ろからは車が1台もこなかったので、一人必死という感じで峠を越えたのですが、後ろが来なくても、エンジン壊れるんじゃないかって、そこが怖かったです。。。
やっぱりこのバイク、ツーリングには使いえないぞ?
カブで旅するなんてものにも、ちょっとは興味あったけれども、さすがに50ccは厳しすぎますわ・・・。
和束に下りてからは適当に散策。

入っていった道は犬打峠を下り、府道5号線に出る前のr321(井出町へ抜ける道)を井手町へ向かわず道になりに進む道。
民家で突き当たってしまうかもしれませんが、そしたらUターンすればいいだけのこと、これもまた原付ツーリングの良さです。

米山城址の看板があったので、そちらへ進んでいったのですが、この辺りもきつい坂ばかり。

景色が綺麗だと途中でとまったら、まともに発進できなくてびっくり。
3〜4回エンストした後は、フルスロットルでの半クラッチでようやく再スタートが可能でした。
いやぁ恐ろしいほど坂を上らないバイクです。

で、どこに城址があるかもわからないまま、見渡す限り茶畑の道を進んでいきます。

走っているのはここの道

今日は抜けるような青空で、むちゃくちゃ気持ちいいです。
こういうところを駆け足くらいの速度でトコトコと行くのはいいですよね。
もう米山城址はどうでもよくなってます(笑)

狭い集落を通り抜け、方角を頼りに石寺の茶畑へ抜けました。

ここは和束の観光案内によくでてくる茶畑です。
とはいっても、どマイナーなんですけどね。
ここではトレッキングしてる人か、チャリダーくらいしか見たことがありません。
駐車場もないような場所なので逆に有名になっても困るかな。
(路肩に自転車やバイクを2〜3台は止められる場所はあります。)
こんな感じで、府道5号線へ戻り、帰りも62号線で犬打峠を越えて帰ってきました。
今回のツーリングで、さすがにマグナ50でのツーリングは厳しいなぁ〜と感じつつも、こういう狭い道を気軽に入っていけて、気軽に止めて写真を撮るといったお散歩ツーリングは、大きなバイクを持っていなくても、原付を所有している人であれば、一度は体験してほしいと思います。
昔はね、50ccのスクーターでも7.2馬力とかあって、もっと気軽にこういうことができたんですけどね。
ちなみにマグナ50、カブより馬力の低い3.9馬力でございます・・・。
ただね、上り坂がなければ車の流れに乗ることはできちゃいます。
けれど、それをすれば速度違反なのです。。。
で、犬内峠を越えることのできたマグナ50。
次は生駒の暗峠か!?!?
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