関西道の駅スタンプラリー2005兵庫横断ツーリング(05年11月08日)

参加者 自分(ZX-6R)


突然ですがバイク乗りってネタになることが好きですよね?
「よくやるな〜そんなこと」「アホかいな」こういう言葉が最高の誉め言葉のように感じたりしたりなんかして…
それによって更なるネタ作りを求めていったりと…

自分、たとえ100キロほどバイクに乗ることでもツーリングだと言い張る軟弱ライダーなんですが、変なことろで意地っ張り。
「天候に関係なく走りたいときは走る!」「道が荒れてようが細かろうが関係ない!」
まぁこんなですし、気付けば周りからマゾライダーと呼ばれたり。。。

そして今回の意地っ張りは、これまでスタンプラリーのために走った下道日帰りロングツーリング記録をどこまで伸ばせるかということ。

ちなみにここ3回
丹後半島一周(約400)
九頭竜(約500)
東尋坊(約400)
という状況が続いています。

そして今回の兵庫県横断ツーリング。400キロオーバーは必至というところでしょうか。
日帰り下道400キロオーバー連続4回なんて甘い甘いというドMライダーはおいといて、軟弱ライダーの自分がどこまで自分を痛めつけられるのでしょうか。

しかし最近日照時間短いなぁ…
ふっ…また夜間走行が長いんだろうな…

自宅〜ガレリア亀岡
毎度ながら京都市内の南部からの出発を余儀なくされる自分は市街地を抜けるだけでも1時間くらいの走行になってしまうんですよね。
さらに今回は亀岡経由なので案の定…

9号線の市内と亀岡を繋ぐ老ノ坂峠は大渋滞でした。。。

ガレリア亀岡に到着したころには肩と手首と腰が痛い……ここで疲れていたら暗い気分になりますよ…本当

ガレリア亀岡〜あおがき
ガレリア亀岡は道の駅というよりは何かの施設に道の駅が入っているといった構造。建物自体がでかいのでスタンプの置いてある場所をかなり探し回った…。けっきょく総合案内所でスタンプ置き場を聞いたのですが、もっとわかりやすいところに置いておけないものですかねぇ…

スタンプを押して出発、R9を少し南下しR423→R372と進む。
R372は通称デカンショ街道といい信号の少ない快走路が続きます。

篠山市内からは府道を通りR176→府道7と走って道の駅あおがきに到着。

あおがき〜R427かみ
火曜日休みは知っていた。スルーするつもりでいたんですけど、休憩している人があまりにも多いので営業しているかもと入っていくことに。。。やはり閉まっていた。。。

トイレとベンチと自販機が機能していれば人は自然と入ってくるわけか。
スタンプが押せないことを確認すると早々に次の道の駅を目指して出発しました。

R247かみ〜フレッシュあさご
あおがきから距離にして10キロもないくらい。すぐに到着する。
しかしスタンプを押せばすぐに出発。
道の駅は付近にも道の駅にもとくにこれといって何もないとこというイメージでした。

走ってきた道を少し戻りR429へと入る。
入ってすぐに大型通行困難の標識があらわれ期待が高まります。
そう…この標識こそ酷道を表す標識。走る前に何のリサーチもしていなかっただけに突如現れたこの標識が妙に嬉しかった。

自分マゾライダーですから(笑)

心躍らせながら生野峠に突入。

勾配はそれほどではなく、路面も荒れてはいないが、峠を越えるまでに対向車5台すれ違った。道幅は1.5車線どころか完全1車線、バイクであっても車とすれ違うことに少しヒヤっとする。

これだけの交通量にこの道幅とは…やってくれるなR429!!

しかし峠を越えると普通の田舎道、道幅はセンターラインなしの1.5〜2車線道路となる。所々で道路の拡張工事が見られ、この酷道はその役目を終えようとしている……
需要を考えるといたしかたないことではあるが、どこか寂しさというものを感じてしまう。

少し走ると紅葉鮮やかな渓谷が道沿いにあらわれる。
黒川渓谷というそうな。初めて走る道はこういう出会いが嬉しいものだ。
長距離を走るので無駄にバイクを止めたくないと思っていたのだが撮影のためにバイクを停めた。

撮影を終えればすぐさま出発。時間に余裕がないので急がねばならない。

R312に入りその道を北上。道の駅フレッシュあさごは播但連絡道のサービスエリアを兼ねていた。
そのためR312から少し外れなければならず農道のような細い道へ入らなければならない。
入り口はすごくわかり辛かった。

フレッシュあさご〜あさご
サービスエリアなので道の駅として利用するには裏口から入らなければならない。それがどうみても道の駅ではない。。。職員や荷物搬送用の裏口という気分。
ここから入って平気なのだろうか?
不安に狩られながらもサービスエリアへ入っていきスタンプを押した。

さて、次の道の駅あさごへは、ここからほとんど距離がない。距離にして5〜6キロ。
今回のスタンプラリーは実に効率がいい。

あさご〜はが
あさごへはすぐに到着。スタンプを押してしばらく休む。
自分、休憩の多いツーリングライダーで走るの半分、休むの半分というのが理想な時間配分。
しかし今日はそうもいかない。まだまだ走らなければならないのだ。

来た道を少し戻りR429を西へ。道の駅はがを目指す。
休憩が多いなら、走っている間はペースをアップすればいいのだ。酷道を臆することなく走り抜ける。

しばらくすると山の斜面に沿って巨大な建造物跡が見えた。
写真などでは見たことはあったが、その規模に驚く。
ここは有名な鉱山痕地である。

1〜2年ほど前までは建物も残っていたのだが既に取り壊され、今では基礎だけになっていたのが残念だが…。

さらに進むと酷道らしからぬ完全2車線の道路となる。
しかもこの区間、ヘアピンカーブが連続する勾配のきつい走り屋の好みそうな峠。

しかしこの区間も別の意味で酷道だった…。走り屋対策なのだろう路面に凹凸が設置してあるのだ。
それは一般的に言う減速帯ではなく、もっとひどい凹凸でギャップに弱い6Rは飛び跳ねながらカーブを立ち上がっていくしかないのだ…

ペースを落とせば飛ぶことはないのだが…いずれにせよ、これは腕と腰にくる・・・・・・

その峠、ある程度上ったところで展望が広がり、そこから望む山々は紅葉樹が色とりどりの紅葉を見せ山を色鮮やかに染めていました。


その後R429はトンネルを経て一度山を下るのですが、その先にある高野峠と再び標高を上げてく。
これまた狭い道。さらにブラインドカーブの連続する急勾配。

そしてその先には…


美しい展望!!

ビバ酷道。

峠を下ったあとはR29を北上し、道の駅はがに到着。

はが〜みなみ波賀
はがで休憩し、次はみなみ波賀を目指して出発。距離にしてこれまた5〜6キロ。なぜにこれだけ短い距離で道の駅が点在するかはわからないが、どうやら兵庫は全国的にも道の駅が多い都道府県らしい。

一度の走行で大量にスタンプが集まっていくのは楽なうえに達成感があっていいですね。

R29を南下していると前にFZ400が走っていたんですよ。
FZがそこのけそこのとばかりに走っているので自然と車は自分にも道を譲ってくれます。
それが結果的にFZについていくことになりFZも自分も微妙な関係…

こういうときって自分困っちゃうんですよね。付いて走るのは楽なんですけど煽ってるみたいに思われる。かといって距離を置くと恩恵が受けられないと。
けっきょく多めの車間距離をとりながらついていったのですが、FZには迷惑だったようで逃げるように信号待ちでのすり抜け、爆音で発進してどこかへ行ってしまいました。

この区間のペースが早かったのでみなみ波賀には早々と到着です。

みなみ波賀〜宿場町ひらふく
みなみ波賀でスタンプを押した後はもう一度R429へ戻ってさらに西へ進みます。
次の道の駅というと道の駅ちくさがあるのですが、すっかり頭から消えていたんだと思います。。。。

「酷道を楽しむぞ!」と再び山を登る。
しかしここは峠にゴミ処理場があるために峠の東側は完全2車線。そこそこの勾配、ヘアピンの続く道は魅力があるものの酷道としての魅力は感じなかった。

しかもトンネル工事中でここも酷道としての役目を終えようとしている…。

そんな酷道に消化不良だったのか、自分はさらに西へ西へと進み、道の駅ちくさのあるr72に気付かぬまま志引峠を越えてしまいました。。。


↑志引峠の展望です。

ふと、案内標識に目をやると気付けば岡山県に入っているではありませんか…。
自分は道の駅ちくさをあきらめ、宿場町ひらふくまでバイクを走らせることに。。。

目的地が急遽変わってしまったために志引峠でショートカットができることにも気付かずR429→R373と走って道の駅ひらふくへ到着。

このとき既に4時半。ここから帰ると考えると道も暗けりゃ気分も暗いっと…

宿場町ひらふく〜しんぐう
今回のツーリング、目標としてはここまでと決めていたのですけど、正直ここまで来れるとは思ってなかったんですよ。
でも思いのほか酷道が楽しいもので気がつけば自分がいるのは日暮れ間近なのに兵庫県の端っこと…

「こんな時間にえらいとこまで来てもうた…」と後悔しながらも、地図を見て次に行けそうな道の駅を探す。

次に行けそうなところは……ここからまっすぐ南下したところにある道の駅しんぐう。
「今が4時半だから…次で最後か。」
急いで道の駅を出発する。

R373→R179と走ったのですが、この道は竜野、姫路と市街地へ向って走るのでそこそこの交通量。。。
ずっと酷道を走ってきただけに交通量の多さがもどかしい…

なんだかこの区間だけでどっと疲れたような気がします。

しんぐう〜姫路
5時までに到着したはいいんですけど…

道の駅閉まってます(涙)

ええ、当初の予定になかったのでリサーチすらしてなかったんですよね、ここ…。
営業時間は夜の7時までやっているんですけど、火曜休みでした。。。
がっかりしながら隣にあるコンビニでしばらく休憩し、その後竜野へ向かい走りました。

しかし、ここまで来たはいいが、帰りのことなどまったく考えておらず、姫路からR372経由で京都へ向うか、姫路バイパス→第二神明と経由しR2→R171orR1で京都へ向うか、どっちが早く帰れるのかよくわからない。

地元の人間に聞くのが一番と西宮のRV8へメール。帰ってきた返事は姫路バイパスじゃないか?と。
西宮までなら間違いなくそっち経由なのだが、そのあと西宮から京都まで渋滞の中2時間半くらい走らないといけないと考えると…う〜ん…。

そこで姫路に住んでいるシンさんにも相談。シンさんであればバイクでよく京都まで来ているだろうと。
このときは電話が繋がらず、少し走って竜野でもう一度かけなおすと「あ〜〜デカンショ街道じゃないですかね」との返事。
RV8を信用しないわけじゃないんですけど、なんとなく自分もデカンショで帰りたいと思っていたのでデカンショ街道をチョイスすることに。

せっかくだからとシンさんと姫路で会うことになり姫路までR179を走り姫路バイパスで竜野南へ向う。

降り口を間違え、姫路東までいったりと紆余曲折はあったものの7時半頃に姫路のコンビニでシンさんと再開するのでした。

亀岡のコンビニ
おにぎりをかじりながら、北海道でのその後の話や印象に残っているツーリングの話をしていると、シンさんしまいにゃ独演説。もう止まらない止まらない(笑)
聞いていて面白いのでこっちも時間を忘れ長話をしてしまい、気付けば9時を過ぎてしまっている。

まだここから京都へ帰らなければならいと、話を切り上げ帰ることに。
R312をシンさんのナビでR372まで。「ここからなら市内まで2時間もかからないでしょ〜〜。そのバイクならもっと早いと思います。」とシンさんは言ってたけれどいくら6Rだからって下道150キロ巡航とかは無理ですって(笑)

まぁシンさんが言っているよりは時間がかかるんだろうなぁと思いつつR372を京都向けて走りました。

R372はまさしく快走路。もともと信号の少ないこの道は昼間でも快適に走れるのですが夜となるとさらに走りやすい。
トラックはそこそこ走っているのですが、追い越し可能な区間も多く自分まかせなペースで走れます。

しかし…この時期、この時間、この場所…

かなり寒いです。。。。
装備も普通の秋装備。気温は10℃を下回っているのは間違いない。。。

そういや…数年前のこの時期、しし座流星群を防寒装備で見ていたなぁ…
今年は11月になっても暖かかったせいで本来の寒さを忘れていたわ。。

しかし、この辺りは星空が綺麗だ。空気が澄んでいるんだ…。

と星空の美しさで寒さを紛らわせながら走る。
寒いって考え出すととことん寒いですし、この寒さがまだまだ続くんですからねぇ…

亀岡〜自宅
我慢比べのような走行も亀岡へ入ったことで一度休憩をいれることに。
ここまで来れば後はよく知った道、かかる時間も大体わかる。どうせこの先ずっと市街地走行だからペースを上げて走れるのもここまでだろうと。

寒さに震えながらコンビニの外で肉まんを頬張る。
本気で寒く、息は白い。休憩中NSRのS君からの電話やシンさんへのお礼の電話をしたのですけど寒さで震え言葉が震えている状態……。

まぁこの先亀岡抜ければ寒さもやわらぐのはわかっているので気は楽かなと。。それが救い。。。
このとき11時前。

帰宅は11時50分。
なんとか今日中には帰ってこれました。
家に着いて悔しかったのが……、笑えない寒さだったということでしょう。
自分逆境になるとなぜか笑えてきて楽しくなってくるんですけど、今回はそれが楽しめなかった。ドMライダーへの道はまだまだ厳しそうですなぁ〜。

さて、本日の走行距離は455キロ
今回もよく走った…これで4連続400キロオーバーツーリング。

疲れはしたけど新たな道との出会いが嬉しいツーリングでした。今回は間違いなくR429。
酷道だけでなく、展望や渓谷美を楽しめるすばらしい道。
スタンプラリーをしていなければ走る機会もなかったのでは?と思うとこのスタンプラリーやってよかった。

しかし、次回も過酷なツーリングは続くんだなぁ〜〜〜〜。。。
がんばろっっと…

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