スクランブラ−Dio発進!雪上ツーリング(05年12月22日)

参加者 自分(AF18Dio)


昨日から天気予報でも明日は大雪に注意と言われていたのですが、朝起きれば外は見事に白銀の世界。しかもまだ降雪は続いている状態。

通勤片道1kmしかない自分は雪が積もってもへっちゃら。むしろ近いだけに逆にバイクに乗って出勤したいなんて思っていたんですよ。
しかし朝の8時に職場からの連絡があり、「積雪のため自宅待機してください」と言われ自宅待機していたのですが、9時になって「今日は休みにします。」なんて言われたものだから予定外の休日に暇してたんですよね。

で、、、、せっかくの積雪なんだから…ちょっと様子見で走ってみようかな。なんてスクランブラ−ハルウララ号を発進させた訳なんですよ。

自宅〜大亀谷
昼の12時ごろに出発。朝に比べると雪の量は減っている。。
しかし悲しいかな。普段雪の積もらない京都の都市部は少しの積雪で交通網がマヒ。ごみ収集の日なのに昼になってもマンションの前にゴミが置きっぱなしだ。


ハルウララはこんな感じ。撮影前にシートの雪を払ってしまったのは失敗だ。。。

まず目指すのは伏見区の墨染と六地蔵を結ぶ大亀谷というところ。
墨染側から登ると六地蔵へ向けて急勾配の下りと連続直角コーナーが存在する原付で走るにはなかなか熱い道。

だが、、、この下り、普通にアイスバーンになっていれば間違いなくガードレール一直線。曲がることも止まることもできないだろう(笑)

そんなことに命をかけるほど無謀ライダーでもないので、とりあえずは様子見でと大亀谷を墨染側から登っていく。

途中何ヶ所か前面シャーベット状の箇所はあるんですけど、タイヤはちゃんとグリップしてくれてますし、急激なアクセル、ブレーキ、ハンドル操作をしなければ快適に走ってくれます。
こういう路面には慣れている自分。郵政カブもブーーンと躊躇なく抜いて大亀谷を登りきりました。

大亀谷〜木幡
さて下りに入ったのですが









普通に溶けてる。。。。。まったくもってつまらん・・・・・

ネタにもなんにもなりゃしない・・・・

「こうなりゃ本当に山へ行くか」
と自分は木幡から炭山経由で宇治川ラインに抜ける二尾木幡線へ向け木幡を目指すことにしました。

木幡〜炭山の手前
東宇治高校付近の住宅地までは路面に雪もなく快適に走れたのですが、山科自動車学校から先はアイスバーン状態になってしまいます。

さらに先へ進むとすぐに道幅は狭くなり1,5車線の細い腐道となっていきます。


アイスバーンの上をタイヤを空転させながら蛇行運転。
緩い勾配とは言えハルウララは全然前に進みません。
アイスバーンとタイヤとの摩擦で雪を溶かし前に進んでいるといった感じです。

アクセル全開でタイヤは空転を続けるが、半開にしても空転。。
やっぱしアイスバーンを溶かしながら進むしかない…

こんなこと続けてたらエンジンが焼きついちゃうな…

そう考えた自分はまだ踏み固められていない部分を進むことにしました。


作戦大成功!?!?
さっきよりはまともに前に進んでくれます。が、これがなかなかコントロールし難い(笑)
見ての通りさっきよりも大きな蛇行となってしまってます。

そういやこの道、こんなときでも交通量多く、1,5車線区間に入っても2回後続車両に道を譲り、2台対向車がありました。こんな道でも生活道路なんですよね。

そのうちの一台のおっちゃんが「ここから先は無理やで〜。ツルツルやし行けへんわ。」
と声をかけてくれたのですが、そんな言葉も無視して先に進んでいきます。


だがしかしですねぇ・・・
この勾配でどうにもハルウララが坂を登ってくれなくなってしまいました。
自分はもうちょっと先にある長坂峠をどう登ろうかと気にしてはいたのですが、まさかここで断念とは…

あまりにも無念…。。。
ここで引き返すことにしました…

炭山手前〜自宅
自分、長坂峠の下りのヘアピン連続をどう下っていこうなんて楽観的でいたんですけど、さっきの道を引き返すだけでもかなり難易度が高い。

アクセルを全閉にしていてもバイクは勝手に前に進み(Vベルト駆動じゃ当たり前か・・・)速度を緩めようと足をついても意味はなく…ブレーキを少しでもかけるとバイクは傾きあらぬ方向へ行こうとする。。。

あらぬ方向へ進んでも止まることができないので緊急脱出するのですが、バイクは重みで坂を下っていき、それにひっぱられる自分は雪の上で一人水上スキー状態…。こんな怖い経験今までないですよ(笑)

バイクの滑りが少しでも納まると、またバイクを垂直に立て直し、上に乗ってまっすぐ坂を下っていくのですけど、やはり勝手に速度がでるので何とか減速しようとするのですが、またもや一人水上スキー。。。。。。。

乗らなきゃいいだろと言われそうだが、引っ張られて下るのはもっとこわい・・・制御不可能ですし…。

もう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・面白すぎ(笑)

終始こんなを繰り返し命からがら逃げ帰ってきました。

もし無理して長坂峠に入っていたら、自分雪解けとともに崖下から遺体になって発見されただろう…。

そしてニュースで流れるんだろうな。。。。今日も大雪の被害が各地で出ています。京都府宇治市炭山ではバイクで通行中ハンドル操作を誤り崖に転落、男性一人が死亡」なんて(笑)

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