モーターショー(06年3月12日)

参加者 自分、RV-8、紅の弾丸さん

今回は雨ということで紅の弾丸さんのアルトでインデックス大阪まで行きました。待ち合わせ場所まではハルウララで行きましたのでDioのツーレポということで(汗)


スズキ

motoGPマシンGSV-R
ホプキンスのゼッケンです。
ラムエアの位置がセンターになって少しかっこ悪いような…


コンセプトモデル ストラトスフィア
現代版カタナと言われてますが、正直あまりかっこよくない…。
外装の材質などにもこだわりがあるようなんですけど、光沢がないとやすっぽいだけのような…。
しかし直6エンジンはすごくコンパクトで6本並んだエキパイはなんとも美しかったです。


GSR400です。600とはエンジンサイズまで同じに思えます。さすがにインパクト大。
もう少しハリボテ感があるかと思っていたのですが、なかなか質感もよく好印象。かなりかっこいいと思います。
是非これがきっかけで魅力的な中型がラインナップされてほしいものです。


スカイウェーブ250
エッジの効いたデザインが斬新で他社との差別化を計っているように思えます。
自分はすごく好みなんですが、デザインコンセプトがあきらかに若者向けに思えます。それもどちらかというとロボットアニメ世代
だって今の若い子、車ならワゴンだVIPカーだっていってるんですよ?
スポーツイメージにしたところで見向きもされないような…。
若者ってのは誰もが乗ってるのは嫌だけど、誰も乗ってないのは嫌なわがままな生き物なんです。


スズキブースで常に人だかりができていたのがこのGSX-R600
人が多すぎてバイクだけの写真はどう粘っても無理。。。人が乗っている写真で申し訳ない。。。
青がこれまでのススキの紺ぽい青ではなく鮮やかなメタリック調の青、ホイールも塗装されて高級感がありました。
跨った印象は6Fと6Rの中間くらいの前傾ポジション。シートが低いのでバイクも小さく思えるといった印象。

スズキブース総評としては
最大排気量GSX1400から隼、R100、オフ車のDR-Z400、さらには原付のアドレスV50やV125の展示もあり痒いところに手が届くといった印象。
中型のGSRの注目度も高く、これが市場に反映されるならバイク業界の活性化にも繋がってくれるのではないと思いました。

ホンダ

motoGPマシン RC211V
これはヘイデン号ですね。年々丸みを帯びてきていますが初代からの斬新なデザインは継承されています。
見たまま速そうと思わせるマシンというのがすごいじゃありませんか。


フルモデルチェンジされたCBR1000RR
先代モデルと比べるとシャープになると同時にかなり悪っぽいイメージ。。。どこかホンダらしくないんですよね。。かっこはわるくないんですけど600RRのように洗練されたイメージが薄いと感じてしまいました。
出力そのままに3kg軽量化されています。


フォルツア250もフルモデルチェンジ。
ヘッドライトレンズのふくらみが抑えられフロントビューはかなりシャープに。
ボタン操作だけで行えるマニュアルシフトは6速から7速化へ。テールランプも先々代の丸型が復活です。
2枚目の写真奥の車両は純正オプションと思われる小さなリアボックスが装着されていました。
ただ…やはりデザインが若者向け…。1000RRと同じく悪っぽい印象をうけました。。。。
あのね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!バイク=悪ってのええ加減脱却せい!と。
だからいつまでたってもまともなライダーは形見が狭いんだぞ!!


左がモリワキカラー、モリワキのステップやマフラーをつけたCBR600RR。
右がJSBレーサーのホンダドリーム無限のCBR1000RR

写真は撮っていませんが仮面ライダー響鬼の8耐カラーの市販版1000RRにも跨ぐことが可能で、これは子供さんに大人気でしたね。

BMW

8耐マシンなどレーサーの写真しか撮っていません。。
正直…まだBMWのに魅力を感じる年齢には達していないんだなと自覚しました。。。
カタログ下さいといったらアンケートに答えないとあげないって言われたのはちょっと…

カワサキ

ZX-10Rも今年でフルモデルチェンジされてます。
馬力に変化はないのですがフレームからなにからかなり手が加えられているそうです。
一番の違いは外観。全体的なデザインはいいのですがヘッドライトに個性が出すぎているような…。
印象としては思っていたより悪くない?ちょっとだけかっこいい?といった具合。そりゃ先代のほうが絶対かっこいいですもん。
しかしですね。アッパーカウルがここまでシャープだとマシンはかなりスリムになった印象を受けました。(写真ではわかりませんが)


たぶん今年一番注目されているマシンがこのZZR1400だと思います。
印象としては思ったよりもでかくない!?!といったところ。
6眼ライトは好みがわかれるんでしょうけど、自分としてはこれはこれでありといったところ。
しかしこのバイク細部にまでデザインに凝っていましたよ。安っぽいところがないというのはそれだけで説得力があります。


ブランニューER-6nです。
見た目の個性は強いのに、それ以外これといって個性を感じないバイクだと思っていました。。。むしろ手抜きで安物バイクなのではと…。
でも違いますよ。たしかに機能美や最新メカニズムといったものはなく、塗装やカバーなどで安っぽさを解消しているんでしょうけど、全体がかもし出す雰囲気はすごくまとまりがあるんです。
今の二輪業界って流行に便乗していくかスペック争いでしか生き残る道がないんでしょうけど、もしファン層がステイタスにこだわらず、ただ乗ることだけを楽しみ交通手段として生活に密着していたのであれば名車になってもおかしくない人を選ばないバイクだと思いました。

ヤマハ

motoGPマシン YZR-M1
左の白いのはヤマハブースにあったロッシのバレンシア仕様なのですが、右はダンロップブースにあった06仕様チェカのマシンだそうです。
ロッシのM1は05年チャンピオンマシンだけあってかなり注目を集めていました。


YZF-R6
ヤマハの市販車唯一写真を撮ったモデルです。
跨ってみましたが前傾は2stレプリカの比ではないくらいです。。かなり腰高でハンドルが低いのでレーサーベースそのまんまといった印象。リアフェンダーなんて「取って下さい」といわんばかりですね。
RV-8が「エーモンステー」なんて笑いながら触れていたのですがグラグラでよく動いていました。
このモデルも人だかりが多くマシンだけの写真は撮れませんでした…。

ドゥカティ

個人的に好みですね。
こういうコンセプトのバイクをじゃんじゃん作って欲しい。
ただ、、、価格の割りにクォリティが…。どうせならMH900eほどのクォリティで出してください。


SBK749R
なぜに写真を?と自分でもわかりません…。
人がいなかったんで撮りやすかったんですよね…。

ケンツ

GSX-R1000ケンツカラー ケンツの外装キットとヘッドライトキットを組み込んだ市販車だと思います。

ヨシムラ

GSX-R1000
これはJSB仕様でしょうね?
ヨシムラのステッカーがPOPヨシムラではなくFUJIOヨシムラ(長男)に変わっていたことに今年になって気付きました。。。

アライ

F1レーサー佐藤琢磨のヘルメットが展示してあったので写真を撮りました。
市販メットとあまりかわらない印象で逆にそれが良かった。
今年もめげず果敢に攻めて欲しいですね。マシンが2年落ちのミナルディって話はナシで…。

試乗会にも参加。
スズキやホンダ、ヤマハは近いうち別に試乗会があるので、去年と同じくカワサキ車を選んで市場しました。
GSRに試乗しようと思っていたのですが、「今年も舞洲であるやろ?」と指摘されて「ハッ!」っとね。(笑)
で、選んだモデルは気になるER−6n
エンジン特長ナシ!。メカニズム特長ナシ!。見た目には凝ってますがそれだけでアピールできるほどバイク業界甘くない!っと。
で、「乗り味はどうなのさ〜?」ということです。
メットはRV-8に借りました。乗っているのは自分です。

先導車CB750、自分はR1000に続く2番手のポジションからスタート。
まぁ雨ということで直線も、小さいターンも先導車があまり飛ばさなかったのですが、加速フィールがけっこういいです。
パラツインということで下からトルクが出る?って思ったのですが、実は中速からが強いマシンという印象を受けました。
ポジションはすごくリラックスポジションなのでウェット加速でも自然と肩をイン側の前方に入れてしまいますね。そうしないと曲がらない、フロント加重が足りないということではなく加速フィールが思ったよりもいいからです。ドライならガンガンに前傾で乗れるバイクですよ。

足つきは普通。悪くないので自分くらいの身長でも怖くないです。

ハンドリングは極ニュートラル。どんな乗り方をしても曲がってくれそうな印象で、少し大きなVTR250といえば伝わりやすいでしょうか。初心者からも上級者まで乗っていて楽しいはずです。けっこう攻められるんでは?なんて印象も受けています。

エンジンはツインらしくアイドリングでトトトトト。加速でドゥルルルルといい音がします。マフラー換えたらうるさそうではありますが。

総評として噂に聞く男カワサキってイメージがなくホンダ車かと思うくらいバランスのいいバイクです。雨でも乗っていてすごく楽しく、試乗後は楽しいを連呼していましたね。
値段も安いのでメカニズムや速さを気にしない人であれば誰にでもお勧めできるバイクかも。ツインの微振動はツーリングでしんどいかもしれませんが。

トライアンフ

デイトナ675
雑誌で見たときからかっこいいとは思っていたのですが、実物はさらによかったです。
フレームやスイングアームにもうまく曲線を取り入れてますし、デイトナ600みたいなやすっぽさはなく豪華装備。
3気筒マシンゆえにスリムです。

今年のモーターショーの総評
金曜、土曜であればレーザーラモンHGが見れたのに〜〜〜〜。
冗談のように言ってますが実はけっこう悔しかった。。。

そうですね、ビッグスクーターとリッターSS、600SSにはかなり力が入ってますが、これはここ数年続いていること。
そろそろこの路線脱却しないと、この路線に見切りをつけたユーザーの乗るバイクがないですよ?

それと2種ですね。大きいのに飽きた人や、一度離れてみたい人、家庭事情などで乗れない人でも、気軽に乗れる原付2種には乗り続ける人って多いと思うんですよね。
そうなったとき本当に何も選べなくなってしまっている現状が怖いです。

2種で踏みとどまれず、そのまま2輪を離れてしまう人も多いですから。
そして40代後半〜50代にかけ、ある程度余裕ができてから2輪復帰なんて人も多いじゃないですか。でもその人達が復帰してくれたことはメーカーからしたら感謝なんですよ?
普通ならそのまま降りてしまうから。。

2輪離れをとめたければ維持費などで優遇される2種のラインナップを増やさなければならないんじゃないですか?
それこそ峠が面白いバイク、長距離ツーリングが面白いバイク、通勤に便利なバイク、スペック勝負なバイクなど用意する必要がある!

今や大型免許はお金で買える時代。2種は2輪への入り口ではなく最後の砦となっていることを自覚していただきたい。
「結局2種に行き着いた。」と口にするベテランライダーがどんなに多いことか…。

車と違い趣向性の高い2輪は楽しそうにバイクに乗っているライダーが一番の一般層へのアピールだと思うんです。
マーケティングは都市部で行わずツーリングスポットで行え!!ってね。
都市部4輪乗り入れ有料化でもされない限り2輪が交通手段として見直されることなどもう期待できませんよ?
外国のようにバイクがステイタスになることはないですし、そう思う人は外車を買います。

そう考えていくと、自分…、2輪業界がどん詰まりに思えてしょうがない。。。国産はとくに。
団塊の世代が定年を迎えるときに少し活性化されるでしょうけど、その人たちが乗るのはBMWやハーレーですから!

さらにメーカーに言いたい。売れなくてもすぐにラインナップから消さず赤字でも出し続ける忍耐力を…。

結果は数年後に現れるものです。

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