ホンダ試乗会in舞洲(07年4月8日)

参加者 紅の弾丸さん( CBR1000RR)、自分(CBR600F4i)



ホンダの試乗会へ行ってきました。

なんか…イベントは年々面白くなるんですけど、肝心な試乗が年々悪くなっている印象がありましたね。。

まず、ニューモデルの試乗がありませんでした。
国内仕様限定の試乗会ですので、ニューモデル自体CBR600RRくらいしかな訳ですが、期待の600RRも新型ではなく現行型だったんですよ。
これは国内仕様がまだ正式発表されていない以上仕方のないことなんですかね。。


ちなみに展示車は国内仕様だったのですが、このチェーンに囲まれた1台だけの展示ですので、跨げるモデルはありません。
自分は大阪モーターサイクルショーで跨いでいるのいいっちゃいいんですけど、期待してた人もいたとは思います。

そしてなにより今回一番不満だったのは、大型も中型もSSもアメリカンも一緒のコースで走らなければならなかったということです。
このせいで回転率は悪すぎて待ち時間が無駄に長かったです。

去年までなら中型・アメリカンのコースと、大型のコースが別々に用意されていたわけですが、一緒にされてしまうとコースインしている台数は単純計算でもこれまでの半分以下になるわけですからね。
数がさばききれなくなるのは当然のこと・・・。

さらに初心者も多いビッグスクーター、アメリカンのグループが同じコース上にいてしまうと、ペースの速いSSグループは簡単にその最後尾に追いついてしまうわけです。
そうなるとSSもそのペースで走ることになりますからね、さらに回転率を悪くしてしまうということなんですよ。

これ、やる前からわかってたことでしょうに・・・。
ほんとに、、、勘弁してくださいよ。。

ちなみに原付は原付だけのコースというのは今年も一緒です。先導がなく一番熱い試乗コースです。(笑)

そんな中、自分が乗ったのは
シルバーウィング600
ゴリラ
フュージョン
CB750
です。


最初に乗ったシルバーウィング600なのですが、自分の二人前の女性が停車と同時に立ちゴケしていたので、乗る前から不安でドキドキしていました…。
ビッグスクーターの足つきの悪さは自分にとっても最大の敵です…。

実際跨ってみてもやはり足つきは悪いですし、低重心とはいえ、そこそこの重さがあるので自分も不安定にはなってました。

でも、走りだすとさすがに600ccです。
アクセルと比例するかのように速度が乗っていくので、スクーターのダルさというものがありません。
それにサスが上質なのですんごく快適です。クルーザーとはこういうものなんですね。とっても快適です。

ただ、、、、サス上質なのはいいのですが、腰がないのでアクセルオンでどアンダーが出ます・・・
上体を無理にインに入れなければバンクに見合った旋回性を発揮しませんでした。


そのせいで立ち上がりにアクセルをガバっとあけるのが怖かったんですよね。。。

今まで様々なスクーターに乗ってみましたが、バンク角を除けば、ビッグスクーターとはいえ、けっこう旋回力を発揮してくれたはずなんですが…。

たとえば
こんなのとか… スタンド擦りやすいけど…
こんなのとか… 顔がなんとも眠そう…
こんなのとか… これはビッグではないか…
こんなのとか… よく寝てよく曲がったなぁ…

他にもいろいろと…

でも

シルバーウィングはそのどれとも違いました。
なんかふにゃふにゃという印象です。

う〜〜ん…評価として困りますよ。
クルーザーとして曲がらないのは当たり前で快適性を重視したらいいのか、バイクという乗り物の大前提、走る、曲がる、止まるも含めて評価したらいいのか…。

ただ、サスに腰がなくアンダーが出てしまうということはイメージする走行ラインに乗せにくく戸惑いが生じる。
ましてやタンデムクルーズも視野に入れた大型スクーターであれば、この腰くだけ感は致命的に欠点になりかねない。
自分はそう考えます。

何に乗っても面白いと答える自分が、正直乗りにくいって思えた。これは稀なケースだとは言っておきます。


1回目の試乗を終えたあとは、出展ブースめぐりをしていました。
今回もセール品やカタログ収集目的なんですけど、めぼしいものはあまりなかったですね…。
でも、こういうとき必要のないはずのグローブやレインウェアが欲しくなるのは何故なんでしょうか…。
ぐっとこらえましたけど。


自分がブースめぐりを終えた頃、ゴリラに乗っているおにいさんを発見。
これはネタとして最大活用しなければとカメランになって見てました。


お兄さん、あきらにウケを狙って乗ってるでしょ…。
ほら横で見てる自分に手振ったりしてるし…

「そんなことしてないで、パワーで勝るスクーターたちをぶっちぎってしまいなさい!」な〜んて思って見てたら…


おぉぉ……速いぞお兄さん。この姿で後続を離すわ、前に追いつくわで…、なんかすんごい楽しそうなんですけど。

「こりゃ〜〜〜自分も乗らないといけないでしょう!」


というわけで自分もゴリラに試乗です。

ゴリラは・・・
自分が乗るとどっちがゴリラなのか・・・。
言われる前に言っておきます。(涙)
サーカスの熊??
突っ込まれるために乗っているようなものです。
むしろそんな定番な突っ込みではなく、もっと面白い突っ込みプリーズ。

さて、ゴリラですね。
クラッチ握っているとキックでエンジンがかからないということを覚えました。(笑)
あ〜・・・はずかしかった。。。

パワーはさすがにないんですけど、思っていたよりはよく走ってくれますね。
ただ、ブン回さないといけないというイメージがあったんですよ。パワーがありませんから。

なので1速でぶん回してから2速いれたら変速直後にポーンと軽々とウィリーですよ……。
恐ろしいバイクです…。

リッタークラスのパワーリフトと全然違ってポ〜〜ンと上がるんですよ。ポ〜ンと。。
どれだけローとセカンドのギアが離れてるんですか…
絶対…ロンスイ必須です。。


でも、ホイールベースが短いとくるくるまわってくれるメリットがあります。バンク角の限界は浅いんですけど、それくらいでもよく曲がってくれた印象です。
なんかモンキーなどが人気な理由わかりますね。どうとでも振り回せるとかそんな感じです。


フュージョンに乗った理由はオートウィンカーキャンセルを試して見たかったから!!
いやぁ・・・・・驚きましたよ。。あれ、、、すんごい便利。
ほんとに車体が真っ直ぐ(ハンドルが)になるとウィンカー消えました。
ただ、見ている方は曲がるたびに「なぜにウィンカーをだしてる?」と思っていたに違いないですね。

で、意外だったのがサスに腰があること。
けっこう旋回してくれますし、フォルツアのようにシート位置が高くないのでバンク中に浮いている感じがせず、タイヤの接地感も非常につかみやすかったです。
あと、エンジンはけっこうドコドコ感が演出されていて面白かったですね。

リアブレーキがフットブレーキになっているのは、慣れが必要だと思いました。
乗る前はこっちのほうが自然だと思っていたのですが、走っているときは左手でリアブレーキを探している自分がいましたし。
自分、案外スクーターに慣れているのかも?

あとはそうですねぇ・・・、さほど問題ではないんでしょうけど、エンジンのかけ方がよくわかりませんでした。。。
スクーターなのでブレーキ握りながらセルを押すというのはわかっていたのですけどね。。。。
Fブレーキだけじゃエンジンは掛からず、FとR両方かけるとようやくエンジンが掛かってくれましたよ。。
自分だけスタートできないかとドキドキで係員に熱い視線をずっと送ってましたし(涙)


最後はCB750ですね。
1台しかなかったので試乗するのに1時間ほど待ちました。。。
で、、、「教習車でしょ?」そう言われそうですが、自分の教習車はゼファー750だったので、CBはゼファーが足りないときの数回しか乗ったことがなかったんですよね。

乗ってみてCBのよさが改めてわかりましたね。
何もかもがわかりやすいんですよ。加速、減速、寝かしこみ、起き上がり、サスストローク、接地感、ほんとにイメージのまま。
ライポジもリラックスポジションなので低速でも上体で自由にバイクを扱えます。
歳をとったらこういうバイクに落ち着くのかな〜〜とそんな印象をもちましたね。


試乗は以上で終りです。
すみませんあっさりしすぎていて。
だって乗ったことがあるものばかりでしたので車種を選べなかったんですよ。。。


おにいさんのVTRの試乗風景を試乗のオチに使わせてもらうっと・・・


イベントとしては211Vの開発者である吉村平次郎さんとガクちゃんのトークショーがありました。司会はいつものように宮城さん。


吉村さんってたしか不等感覚爆発のNSRを開発した人ですよね?
自分の中じゃ吉村さん、馬場さんは顔を見るだけで中島みゆきの地上の星が流れてきます。それだけ偉大な人だと思ってますので感激でしたね。

で、肝心なトークの内容は・・・、試乗の列に並んでいたので聞けませんでした。。なんかRC211Vの開発に関することを話されていたような感じでしたが。。

そして今回もっとも楽しめたのがトライアルデモです。
いやぁ〜〜〜〜〜〜いろんなトライアルデモはみましたが、これほど面白かったトライアルデモはなかったですよ。
小林直樹さんってしってます?昔ヤングマシンっていうバイク雑誌によく出ていたので有名だとは思うのですが。


彼って自分でトークしながらデモするんですよ。司会まったくなし!!
で、そのトークが面白いし、単に技を見せるだけではなくトライアルというものをわかりやすく、面白く、興味をそそる内容でデモしてくれるんですよ。
とくに面白さは半端じゃないですよ。


お客さんまで巻き込んで笑いを取ります。

動画も撮ってありますので見れる環境のあるかたはDLしてみてください。
ほんとに楽しめました。


最後に試乗とは関係ないかもしれませんが、毎年思うのは、、、、開催時期が悪すぎなんですよね。。。
花見シーズン真っ只中のこの時期はどこもかしこも渋滞で、そのせいで2回もオーバーヒートランプが点灯しました。
約50キロの道のりを、行きは2時間、帰りは2時間半。
正直このペースは辛すぎです。。。

しかも前夜の睡眠時間は3時間だったので、そりゃもう心底疲れて帰ってきましたよ。。

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