大阪モーターショー2008(08年3月16日)

参加者 紅の弾丸さん(CBR1000RR)、自分(CBR600F4i)


毎年恒例、大阪モーターサイクルショーへ行ってきました。

自宅〜インデックス大阪
さすがに毎年の話になると「いつものように〜」といった感じで、R1を大阪まで南下していき、蒲生4丁目でR1から外れて道をそのまま直進、東住吉の中野町交差点を西で南港までといった感じに走ります。
決めておくことは、どこで何時といったことだけですけど、えぇバイクで大阪の市街地に向かうときは決まっ横大路のマック集合ですので時間だけですね。

しかしあらためて振り返ってみると…
大阪モーターショーに6Fで行ったことがないかも!?

他のイベントでなら6Fで何度か行っているので、だいたいどんなものか想像はつくんですけど、混雑する市街地走行で水温が上がりっぱなしはになるのは気分的によろしくないんですよね。

「ひょっとしてオーバーヒートランプ点いたりしないかな…」

そんな心配抱えながらの走行になってましたが、何事もなくインデックス大阪へ到着です。
しかし市街地走行ばかりというのは非常に疲れますね。。

インデックス大阪
入り口正面にあったのは女性用アパレルブース。

あ〜それで思い出しました。
今年は女性が1つのテーマっぽいんですよ。

女性用のウェアやヘルメットの展示はもちろん、ヘルメットでも崩れないメイク講座なんてイベントまで用意されていてなかなかの気合の入れようなんです。

でも…正直な話…

なんか…どっちも(ユーザー、メーカー)必死…って思えてしまいました…。

いや、単純に自分がスッピン好みとアピールしたい訳ではなく…
違和感が拭えないというか、そこまでこだわるものなのだろうかというのが正直な印象でしてね。
平忠彦が資生堂のTECH21のCMに出ていたときも髪型崩れない講座なんてしなかったんだと思うんですよ…。

それに…あくまでイメージとしてですけど、マリンスポーツの人が水の中でも崩れないメイクとか、水中用メイクなんて言ってるようにすら思えて……

自分、言えば言うほど泥沼で反感だけ買ってるような気はしますが…

でね、逆にマーケットとしては可能性ありかなとは思っちゃったんですよね。。。
ニーズからではなく広告展開として……
それがちょっぴり悲しくは思えたんですが。。。

わかりやすいのがカラーのバブルシールドがついたジェットヘルですかね。
これって今じゃ普通。むしろオシャレな子っていうイメージすらあるかもしれない。

でも最初にあれを見たときは…「なんじゃありゃ〜〜〜! ガッチャマンだ〜〜!」ってな感じだったんですよ。少なくとも自分は。
その頃であれば女の子でさえ「何あれ?」みたいな意見を実際聞くことができたんですけどね。
当時の主流はゴーグル付きおわん型ヘルメットでしたから。

でも今になると「なんだアレは」などとても口にできない。
そんな雰囲気すらあります。。
逆にゴーグル付きおわん型ヘルメットは減ってきた印象をもちます。

女性は男性とは違い、流行というものを持っているんですよね。
なので、新しいものを提案すれば、使えるものを持っていても買い換えてくれる。
つまりそういうことなんですね。

バイクの流れでも少なからずそういう側面は見られるもので、近年で言えば代表的なものがズーマーですかね。

実はこれデビュー当初は男のをターゲットに、少年誌や青年誌に広告展開されていたバイクだったんです。
でも今は女のに人気のバイクというイメージが定着してませんか?
関西限定なのかもしれないですけど。

チラホラ見るようになれば「私も」というのが女性文化を象徴しているんだと思うんですよ。
だってNプロジェクトで似たコンセプトのバイクが他にもあったにもかかわらず、女の子が乗っているのは決まってズーマーばかりですから。


ちなみにNプロジェクトとは、日常の使い勝手よりもストリートスタイルを重視し、若者にターゲットを絞ったバイクラインアップの企画のことなんです。

第一弾がエイプ50/100で

その後ズーマー

バイト

ソロ

PS250とラインナップされてきました。

ただ、、、正直、、エイプとズーマー以外は失敗だったんですよね。
販売台数はまったく伸びず、数年でカタログ落ちのマイナー車ですから。

でも、あらためて失敗か?と問われると難しいですね。
正直コストはそれほどかかっているようにも思えませんから。。。

ええ知っている方は多いと思いますが、暴露してしまうと
ズーマー、 バイトの中身は

スクーピーそのままなんですよ。

無骨な鉄パイプ構成の上記2車種の外装をひっぺがえしたら、スクーピーのアルミダイキャストフレームが誇らしげに顔を出すなんてちょっとしたショックを受けますよ。本当。
まぁこれはいい意味でも悪い意味でも。

だってホンダの流用技術はここまでくるとすごいじゃないですか…
例を挙げるとキリはないのですが、ダックスも足回りを変えるだけでCD50ベンリーになって、そこからエンジンかえてやればCD125になるんですよ!?!?

そのうちフォルツァの外装かえたらDN-01が作れるなんて時代が来るなんてのも冗談ではなくなるのでは…

まぁこれは冗談というより、単なる皮肉ですが…

で、話をNプロに戻しますと…
実はNプロのバイク達はホンダお得意の流用技術から作られているんです。
(基本ホンダの個性派バイク達は流用の産物というがの定番ですが)

エイプもベースはコンペXR100R。それの足回りを変えたもの。

ソロはCD50のフレームを変えたもの。

PS250はフォーサイトの外装を変えたもので、フレームに見えるパイプ類は付け足しの飾り。

つまりメーカーとしてはリスクヘッジがそこそこ出来てるわけなんですよね。
なので現実味のある販売予想、価格設定などができていれば…、案外失敗もないかなって思えるんです。

マニアックな方向に話は逸れてしまいましたが、バイトもソロもPS250も2〜3年でカタログから消えたどころか、実情としましては「SOLO?何それ?」、「ビッグスクーターにPSなんてあった?」そんなレベルの話。
ですが、ズーマーだけはばっちり定着しました。女性に。

でも、これは定着したんです。
支持されたわけでも、ニーズを具体化したわけでもない。
ここなんですよね。

ニーズに応える、ニーズに合わせるのではなく、ニーズを作る。
いや、ニーズがないわけではないのはわかってますよ。「かわいいの。おしゃれなの。みんなと一緒は嫌。」
ただ何がかわいくオシャレなのか具体性がないのは正直なとこじゃないでしょうか。。。

先ほども言ったようにズーマーは男の子バイクとしてデビューしたバイク。
ユーリティスペースすらありません。
常に手さげバッグを持ち歩く女性への使い勝手などまったく考慮されていなかったのが事実です。
「女性に対しての細やかな気配り…」そんなコメント、女性向け商品に対してよく耳にしますが、このバイクに関してはそんな配慮は一切なかったんです。
それでも定着してしまったそれが答えなんです。

女性はイメージでバイクも選ぶし、アイテムも選ぶ。。。。。
なら……、開発費かけるより、えびちゃん、もえちゃんにジャケット着てもらったほうが早いわ……。

ぶはっ、女性を敵にまわす発言させたら天才だわ自分。。

ただ、ライダーの絶対数が増えれば自然と女性も増えるとは思うんですよね。
そうなると女性ブランドの展開というのも現実味を増してくるわけで、それなら……

イケメンにバイクを定着させる

これが一番楽な方法ではないかな〜って思う訳ですよ。
今、バイクなんて偏屈な乗り物、オタッキ−な人しか乗りませんよ?
頑張れイケメン諸君!バイク乗りの面汚しの自分まで頑張ってくれ〜〜

ごめんなさい…
自分、素で女性を敵に回すことは天才だと悟ってしまいましたわ…

黙っておくのが一番っと。。。

女性とこういう話をするといっつも喧嘩に近い状態になるからなぁ…。

でもね、、ほんとに、、、
バイク自体が楽しけりゃ、景色が綺麗ならそれでいいんですってば。。。
それにプラスアルファを求めるからおかしな話になってくるんじゃないですか。。。

おっとまだ言うか自分。くどいからやめとこ…。

む〜〜〜〜〜〜〜〜っちゃ話がそれましたね。
ごめんなさい。ここからはでもそんなのかんけ〜ね〜!
ってな感じに肩で風を切りながら硬派にいきましょうか。


さて、ホンダブースです。

ってお兄さん…、いきなりコンパニオンに向かって笑顔で手振ってカメラ構えるのはやめてくださいよ…
むっちゃくちゃ恥ずかしいじゃないですか…
キャンギャルの皆さんすごく笑顔ですが、内心は「……」なんですから、嫌な顔されるより笑顔で返されるほうが逆にたちが悪いってもんですよ…。

自分も綺麗な女性にいきなり笑顔で手を振る男性なんてアメリカを舞台にしたような映画でしか見ることのないシーンですからおもいっきり退いてしまったじゃないですか。。。

ま、それは置いといて…
ステージにはDN-01が飾ってありました。逆にDN-01だけでした…。

ドリームブースにカスタム車を含めた3台と、ホンダも乗車用3台、計7台もあれば正直くどいです。


デザインは悪くないですよ。でも。。。
フロントとリアのバランスの悪さがよくもないですよぉ。。。
タンデム含めた快適性とデザイン性の妥協の産物だという雰囲気が読み取れてしまうので...

で、提案としてどうなのか?
快適性、デザイン性、簡易性というものへの提案。つまりはスクーターやアメリカンと同列なものと考えたらいいんでしょうかね??
一見何かすごそうなバイクに見えて、実は中身が街乗りバイクでした。ちゃんちゃんって側面がありそうで嫌ですわ。

で、、マーケットがどこにあるのか。
130万のバイクですから、定年を控えた団塊の世代といったところでしょう。
若い人間が同じ価格帯のハーレーや国産SSと比較した上でこれに乗るというのはあまり想像がつきませんから。
見た目が凄いが中身はお手軽。
リターンライダーになるにはもってこいと、そういったところを狙っている思惑がみえてきます。

で、これを見たリターンライダーさん達も、景色のいい海岸、適度にうねったワィンディングを颯爽と駆け抜ける自分を想像したり、妻を乗せて第二の青春を…なんて想像しちゃうのかな。。

現実は甘くないぞぉ……

しかしこれ、間違いなく採算とれないでしょうね。
まぁこの機構をネイキッド、ツアラーと発展させ、後にはスーパースポーツにまでといった構想は見えてきますけど。

って!!!
こうやってみんなが色々言うってことが、そもそもホンダの思惑だったりするのかも!
してやられたり。。。

CBR1000RR

先代のシャープなデザインから一新。かなり丸みを帯びた新型1000RR。
スポーツ車というものは尖っている、流れるラインなんていいますが、これは全体を通してかなり丸っこいです。
これに対してかなり賛否はあるようですが、自分は現物をみてカッコイイって思いましたよ。
フロントマスクも実際見てみると絶妙に角度がつけてあって、ただ丸みを帯びているのではなくスポーティーさの演出もされていると思えました。

タンデムシートの小型化も全体のアンバランスが指摘されていますが、アンバランスとは思いつつも、これはこれでアリではないかなって思います。
好みでなければまだ他にもた〜〜〜〜〜くさん候補になるバイクはありますからね。デザインの差別化も1つの方法です。

RC212Vヘイデン車

あちゃ〜…人がかぶって全体が見れないですね…。
例年であれば壇上に展示されているだけの本物GPマシンに跨げるようになってました。


本物のGPマシンにまたがったのは初めてで(どれか1枚に自分が…)嬉しかったですね〜。
シフトをガチャガチャしてみたら遊びがほとんどなく、タッチもかなりカッチリしてましたよ。

伏せてみたんですけど、お腹がつっかえなくて…、じゃない上半身の動ける範囲が想像よりも広いことに驚きました。
ハンドルが遠いとも思わないのにベタ伏せするのにお尻を大げさにずらさなくていいのが不思議な感覚でしたね。

CB223

FTRのオプション装着車です。。
嘘です…。外装を変えてCBと銘打って発売されるCB223です。
中身はFTRと同じ、メーターすら同じでした。
ホンダのこのやりくちが好きではないです…いったいSL230系はどれだけのバリエーション展開がされるのだろう…

SL230から派生した現行バイクたちはFTR、XL230、XR230、XR230モタード、CB223っと。うむぅ

エンジンは共通でこれだけのバリエーションがありながらベースフレームは2つしかないのが驚きますね。
冒頭でホンダの流用技術を皮肉ってたのになぁ…。
まさしくこれがそれですやん。。

あぁ、、、今日の自分、毒が強い気がする。。

CB1300SF

スペシャルカラー。往年の名車CB1100Rをイメージしたカラーリング。
赤フレームは最近の定番で限定というには価値が薄れてきたような。

CB400SF Revo

ちょっとお兄さん、いきなりファインダーに入ってくるのナシ!
なので、、ほとんど見えてません。。すみません。

現行のCB400SFハイパーVTECスペック3をインジェクション化、フレームやエンジンパーツも見直し排気ガス規制での重量増に対応してあります。
なのでスペックとしても従来とさほど違いはないようです。
自主規制の撤廃でパワーアップを期待していたのですが…

最大の特徴はこれまで回転数だけで切り替わっていた稼動バルブ数を、アクセル開度や負荷に応じて切り替わるようにしたことです。
あとエンジンのダミーフィンなどが一切なくなり軽量化、コンパクト化。
水冷エンジンなのですから、自分は無駄にフィンがあって大きいものよりもこちらのほうが好きですね。

フォルツァZ

今年モデルチェンジを果したフォルツァ。もちろん皆さん注目していました。


ぷっくりしていた先代モデルのシートカウルは「おまる」だの「便器」だのと言われていましたが、ニューモデルではエッジをたたせてシャープな感じがでていてカッコイイと思います。
写真は撮ってないのですが、白のXは良かったですね。ホイールも銀でインチアップされたことが強調されている気がしました。

今年からはオーディオ装着車がラインナップされます。
メーターパネル手前にあるボタン類はすべてオーディオで使用するボタン類。
フューエルリッド、小物入れ、走行モード類のボタンに通常のオートバイにもあるキルスイッチやウィンカー・ハザード、ライトなどのボタンを加えて、ハンドル周りボタンだらけ…何がなんやら…。
でも、なんかいいいかも。。。スイッチの多さは男のロマン。

いやオタクのロマンでした。。。

で、、、

昨年話題になったコンセプトモデルCB1100Rはどこ!?!?
というかCB1100Fすらないの!?!?

ありませんでしたね…

せめて市販車であるホーネット900の後継機CB1000Rや、イタリアンデザイナーが作ったホーネット600くらいは見たいですって。
まぁ逆車を展示しないのがここ数年のホンダですから、展示がないのは想像してましたがね。。。
ただ、東京MCショーには逆車やコンセプトモデルの展示があって、大阪MCショーにはないというのがが悲しすぎるんですってばぁ…
あとステージには1000RRやSFレボ、フォルツアを置くべきでしょう。。。
それだけでもメーカーイメージを伝えやすいんですから。

自分みたいに今年は何の新型があるといったような予習をしてくるような人ばかり来てるわけではないんですよ。


次にスズキさんにやってきました。

GSX-R1000

これはニューモデルというわけではなく、単純に今年の新色なのですが、なかなかいいんじゃないですかね。

ヨシムラGSX-R1000 2007’鈴鹿8耐優勝車

鈴鹿8時間耐久レースも去年の大会で30回目を迎えましたね。
第一回目の優勝から始まり、30周年の節目を優勝で飾るといったドラマを演じてくれました。
近年の打倒ワークスの流れはヨシムラの活躍があってこそ。
たとえ事実上、準スズキワークスであっても8耐を支えているのは大半がプライベータ−。プライベータ−が盛り上がってこその8耐だと自分は思うのですよ。
なので頑張れヨシムラ!です。

バイプレーン

コンセプトマシン。正直なにを提案しているのかはわかりません。。
というか、興味がもてなかっただけか…? ザクレ●にしか見えなかったもので…

08'GSV-R

moto-GPマシンGSR-Vの2008年モデル。
ほら…頭にまたバンバラバンバンバン♪が流れはじめましたよ…。 アオレ●ジャー!
フォルムはかっこいいんですけど、色で損してますよね。。

B-KING

今年のスズキはこれでしょう!!B-KING
新型ハヤブサベースのエンジンはネイキッド最強185馬力…。
馬力がありすぎるため250キロでリミッターが作動するよう設定までしてあるとんでもないバイク…。
そりゃそうでしょう…、カウルのないバイクで300キロでてしまったらライダーがどうなっちゃうかわかりませんものね。。

そしてこのド迫力フォルム。どこを見てもインパクトがありますし、力強さを感じます。
スズキよく出してくれました。売れるといいなぁって思います。

ハヤブサ1300

誰もが?待ちに待っていた新型のハヤブサ。
300キロリミッター装着義務で最高速争いに終止符が打たれても、衰えを見せない勢いのメガスポーツ達。
こうなるとそろそろホンダのXX復活を望みたいとこなんですが。

デザインは旧型もいいですが、新型もいい感じです。
「ハヤブサに最新の技術とデザインを取り入れたらこうなりました。」そんな感じは特にしなかったのですが、ハヤブサはハヤブサ、そんな安心感はありますね。
激変したZZRに対して、見た目のインパクトというよりオーラですね。
感じ取れっ!です。

跨いでみると案外足つきがいいのでビックリしました。
でも車体をみても巨大バイクではないのでなんなく納得です。
幅はもちろんありますので、全体的に上から押しつぶされたような印象ですかね。例えが悪くてすみません。。

GSX1400

70年代のスズキカラーを採用したスペシャルカラー。
という名の在庫処分。。。?
新排気ガス規制は伝統の油冷エンジンまで消してしまいますか…
悲しいことです。。。

ジェンマ

想像していたよりも小さかったですね〜。ダンゴムシってな印象でした。
あきらかに奇抜なデザインで好みが分かれてしまうとは思うのですが……、自分は好きなんです。
とくに顔がいい感じです。

えっ…?ロボットアニメオタクが好きそうって…?

えぇ…どこかそんな印象も受けますが…
水冷化された当時のR750にも似てると思いません?

思いませんか…

これでスズキブースは終りです。
あら……?新型のGSX-R750やR600は…?

スズキなら逆車主要マシンは展示してくるという期待があったんですけどね。。。
ないみたいですね。。。
国内ラインナップがどんどん縮小されていく中、この流れやばいですよ……


さて、次はワーキングプアには縁のないドゥカティさんです。

1098R

1098Rはエンジンを1198ccまで拡大し、足回りも特別な装備がおごられている市販レーサーにもっとも近いようなホモロゲ車です。
しかし1098ってかっこいいですねぇ……

モンスター696

今年のニューモデルらしいのですが、排気量的にモンスターとしてはどうなんだろうと考えてしまいます。
100万前後という価格帯は魅力的だとは思うのですが、モンスター600の新型と考えてしまうと魅力が薄れてしまい…、素直にS2Rを視野にいれてしまうような…。

全体的はデザインは凝ってるな〜って思いました。
短く太いアップマフラー、太いスイングアーム、インパクトあるタンクどれも自分好みですし、さすがドゥカティなんですよね。
でも…ちょっとね…ヘッドライトが苦手です。そこだけが残念でした。

ドゥカティは以上です。
ニューモデルが少なかったので写真をあまり撮りませんでした。
期待をしていたGPレプリカ、デスモRRの展示は……、なかったんですね。。。


カワサキのブースです。
最初に目に入ったのがこの光景。

ステージに緑のマシンがたくさん並んでいる姿は爽快ですよ。あきらかに他のブースよりも迫力があります。
しかもメインとして展示されているモデルが250cc。
この姿勢、すごく評価したいんです。

こちらが今年モデルチェンジされたNinja ZX-10R

小さいとまではいきませんが、かなりスリムな印象を受けます。
カウルの面積も減り、シャープでエッジを立たせたデザインはサーキット性能を重視した初代10Rへの原点回帰といった意味もあるでしょうか。

ZX-6RやZZR1400など、カワサキのデザインの流れは10Rが作ってきました。
ということは…来年モデルチェンジされる6Rもここから見えてくるんですかね。
ちなみに188psあるそうな…。そんなバイクは怖くて乗れません。。

今年の一番の目玉バイクといって良いでしょうかNinja250R


こちらはNinja250Rのレース車。
といってもレースカテゴリーがあるわけではないんですよ。250ccツインのレースを作ろうといった流れがあるらしいですけど。

ステップとマフラーはビート
キャリパーとマスターはブレンボ
スイングアームまで換えてありかなり本格的な印象。

だけどタイヤは純正IRCのまま…。

KLX

戦う4st、KLX250。このフレーズが好きで無駄に使ってしまいます。
でも、規制対応で24馬力まで落とされてしまい、今でも戦う4stなんだろうか…とは思いますね。

DトラッカーX

エ〜〜〜ックス! 思わずジャンプしたくなるような名前になりました。
KLX同様、デザインを一新。このライトは賛否がわかれるでしょうね…。
実物は写真よりは尖ってますので案外違和感はなかったですが。


こちらはDトラッカーXのレース車。
といってもNinjaと同じくそういったカテゴリーレースがあるわけではないんですけどね。カワサキからの提案です。

注目したいのはアクラポビッチのマフラーよりもキャストホイール。
モタードというよりターミネーターなんでしょうか。

ZX-10R

跨いでみましたが、両足を出してしまうと足が届きませんでした。。。
ペラペラのスニーカーを履いていたのも原因でつま先がギリギリ地面をかすめる程度です。
ハンドルはかなり低いです。シートからは近からず遠からずですかね。近年のSSはあきらかに近い印象があるのですが、10Rに限ってはあまり感じませんでした。
なので、街乗りには地獄のようなバイクですよ…これ。。

ZZR1400

新型ではありませんが、この赤はカッコイイので撮りました。

DトラッカーX

うむぅ……このライトが…
フォルムやカラーはいいんですけどね…

Ninja250R

さすがに皆さん注目されているので周りは常に人だかり。
最新のSSも常に人だかりがあるのは確かですが、Ninja250Rはさらに性別年齢問わずといった感じが特徴ですね。
乗るのにも、購入するのにも、現実味のあるバイクとして興味をそそるバイクだと自分も思いますよ。
ライダーとしての原点回帰という意味でもこれはいいかも…


自分も跨ってみましたが足つき良好です。(写真に写っているのはどれも他人)
かかとまでとはいかずとも、両足の足の平がつきます。
身長が低い自分にとってはめずらしいことですが、これは車体が細いのと、シートがそれほど高くないためですね。ユーザーフレンドリーだと思います。

ハンドルはけっこう高い印象ですね。
ネイキッドとまではいかなくとも、アップライトで自由度が高く乗りやすいと思います。
フルカウルは前傾でナンボってな人には受け入れられないでしょうけど、バイクがオールラウンダーであればあるほどノーマルポジションというものはオールマィティーに使えるポジションを求められますからね。そういうキャラなんですよ、このバイクは。

だからそこ突っ込むのはナシというよりタブー。
そういう人はレプリカに乗ったほうが幸せです。

ちなみにメーター周りも案外違和感なかったですよ。
たしかにちょっと違和感あるといえばあるのですが、ただこの辺りは買いやすい値段なので他の細部も多少は目をつむれってことだと思います。

写真は撮っていませんが、1400GTRも跨ってみました。
ハンドルが高く上半身が楽なのと、すごく視界が広いことに感動です。
普段乗ってるバイクがコンパクトなほど偉いみたいなコンセプトのものばかりですから…、胸を張って堂々と乗っているようなポジション、車格の大きさが逆に魅力に感じてしまいましたね。

ミラーはハンドルよりも下にあるんですよね。ホンダDN-01も同じような位置で新鮮です。
実用性に関しては乗ってみないぶんにはわかりませんが、この出っ張りはすり抜けには向いてないですね。

足つきは両足をだしてみたら、まったく足が届きません。空を切ってました…
それどころか片足でも指の根元をつけようとしたらお尻を大きくずらさないと無理という始末。
自分の身長が低いというよりも、、、このバイクがあきらかに外国人サイズすぎますね。。

カワサキは以上です。人が多くにぎやかなブースでした。
大型モデルの新型はZX-10R1台となってましたが、この時期に250ccのニューモデルを3台もラインナップしてきたことで注目を集めたのだと思います。
そう考えると、けっこうみなさんライトウェイトにも興味があるということなんですよね。
国内市場、まだ捨てたものではないかも!?と淡い期待をもってしまいました。


さて問題はヤマハです。
去年は新型R1が発表されながらも、展示車は国内販売モデルのみといった、某Hさんみたいな暴挙をやらかしてしまったので、今年はどんな感じになっているかが気になります……

まずメインとしてステージにあがっていたのはFZ-1N国内仕様FZ-1S国内仕様

やはりこう来ましたか…
今年の注目ば新型R6だと思っていましたが、R6の展示は一切ないかわりに、国内仕様を投入したFZ-1がメイン扱いされています。

隣のステージにはWRと写真に写ってませんがマジェスティ。

そして一番隅っこにmotoGPマシンYZR-M1がありました。

なんだか去年、今年と隅に追いやられているM1ですが、去年は狭い通路に置かれたため大混雑したので、今年はちゃんとしたステージを用意したみたいです。
これは正解。隅っこで人が少なく、写真がすごく撮りやすかったですから。
でも…、、周りの注目度はなぜかイマイチ。
いや、どこのブースでも今年のGPマシンたちは注目が薄いかな?という印象でした。
去年の優勝マシンがドゥカティだったのと関係ありですか?

FZ−1国内仕様
もう言っちゃいます。
XJR1300が空冷で排気ガス規制通せなくなりカタログ落ち、変わりに用意しなければならなかったビッグネイキッドがFZだっただけでしょ?
わざわざ国内仕様をラインナップしなくても、価格差のあまりない逆車のほうが十分にお買い得プライスですし、そもそもハイパフォーマンスネイキッドをFZS1000の時代からの最大の売りとしていたモデルですから、国内仕様で規制まみれになってしまったFZ-1にどれだけの魅力が残っているのやら……ですね。。

さらに悲惨なのが規制のかけ方…
吸気、排気を絞り、国内専用の点火マップでパワーと排気音ダウンといったこれまでの方法はとらず、シリンダーから何からエンジンの中身をかえて規制に対応させてるんです。
これじゃ国内仕様を購入して簡単にフルパワー化といったことはできません。
大金をかけてフルパワー化する覚悟がない限り、国内仕様は国内仕様のままで乗ることが義務付けられているかのような設定なんです。。

それを含めてみると…
国内仕様、ハッキリ言って魅力ありません…。
せめて120馬力ほどでているのであれば、サーキットにでも持ち込まない限り特に不満もなさそうなのですが、94馬力ですからね。。。

ヤマハは以上です。
やはりヤマハとしては国内販売モデルをアピールしていく方向性のようです。なので当然FZ6やMT-01などの海外モデルの展示はなし。注目をあびている新型V-MAXのコンセプトモデルもありませんでした。
ホンダも同じですけど、あくまでもショーなのですから、ディーラーの展示スペースのような展示では魅力軽減なんですよね。。。

え、ギャルが変なダンスをしてくれるって?
どあほ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!ギャルはギャルでバイクはバイクだ〜〜!
ふぅ……


アライ

あなたはどれだけわかりますか〜?って感じに展示してありました。
あらためて見るとF1レーサーも多いですね。


こちらは発表されたばかりのRX-7RR5。アライ最高峰モデルです。
注目は後頭部にある整流板。誰がどこで恩恵受けるのさ〜〜って感じではあります……
あと…割れますよね。。絶対に。。
自分のラパイドSRはデフューザーがパキパキになってますから……。


NGKブースです。
毎年嬉しいレーサー軍団です。
07'1000RR

2007’鈴鹿8耐で2位を獲得した岡田、チェカ組の#33号車ですね。
2位は2位でもヨシムラの秋吉、加賀山組の圧勝に注目が集まってしまったのでヨシムラに破れたホンダ車といった印象を受けてしまうマシンになってしまいました。

07'GSV-R

バンバラバンバンバン

07'ZX-RR
う〜〜ん…
個人的には中野がカワサキから離れるだけでこうも思い入れがなくなってしまうのだろうかって思いながら見てました。。。

ダンロップ
小山がゲストでいました。ノビーと八代と対談してたんです。
でもバッテリーが切れているので写真撮れませんでした。。。。。
しかし生で見ても子供みたいなあの顔はかわらず、笑顔がかわいいお兄さんでした。

デルビ
GP-1 250

ニューモデルということではありませんけど、GP1のコンセプトとデザインが好きなんですよね。
”荷物の入らないスクーター”
そこ突っ込まれてしまうと痛いんですけど、案外バイクに乗っていてでかいメットインって活用することがないと思うんです。常用の範囲ならリアに箱つければOKですよ。

なのでスクーターでも走りを楽しみたいという方にはコレ!!
ならスクーターじゃなくていいだろって言われたら自分は何もいえません。。。
スクーターでないといけない理由も見当たりません。。


場内は以上で終りで試乗会場へ移ります。
何気なくお兄さんに「何乗るんですか?」って聞いたら「FZ−1!」と力強いお返事。。。

なぜにヤマハ!?!
お兄さんの店、一応ホンダ系のお店でしょ…。
こういう試乗はですね、プロとすれば客層を判断して、自分がお客さんに対して提案しやすいと思うモデルに乗っておく絶好の機会だと思いますよ。
たぶん。。。
まぁ正直バイク屋さんってどこまで客商売なのか難しいんですけどね。。。

そんな自分は会場へ向けて歩いているときも、何に乗ればいいか悩んでいたんですよね。。。
乗りたいものがたくさんというよりは、あまり関心のないものが揃っている印象でしたから。。
願わくば…、発売に先行してDN-01かNinja250R乗せてほしかった。。。
B-KINGに関してはあまり期待してなかったので、試乗車がないのを確認して「やはり」で終わりましたからね。

で、結局自分が選んだのはフォルツァZです。
やはりって思いましたね??
大正解です。
自分、、、購入には至らないが乗ってはみたい、そして乗って印象が良くても購入には至らないといったバイクに興味深々なんですよね。

待ち時間中、CB400SFRevoが転倒するといったハプニングが発生。
CBの試乗は終了となりました。
CBで順番待ちをしていた人たちは急遽違うバイクを選ばなければなりません。。
誰かがこかして試乗車の台数が次々に減っていくのはどこの試乗会でも一緒なんですよね。。。
自分も迷惑かけないよう注意しなきゃです。

順番が回ってきたのでバイクに乗り込みました。
係員さんから「奥の列の一番前に並んでくださいね。」といわれ最前列スタート。
先導車の後ろにつけたのはラッキーというものでしょう!

だって、、、こういう試乗ってどんくさい人がぜったい後ろに行列つくってしまうから。。。

で、エンジンかけて先導車の前まで。
まだ後ろの人たちが準備中なのでしばらく待機です。

大抵ビッグスクーターというものは足つきがSS並に悪いものですが、このフォルツァも足つきは悪いんですよね。
で、足ツンツンで待っているのも嫌だとサイドスタンドだしたら…

「お……い…係員さ……ん……エンジンとまっちゃいましたよぉ……」
アホです自分。。そりゃエンジン止まりますよね……

でも…ニュートラルのないスクーターという乗り物は、スタンド立てながらエンジンかけておくことはでないものなの!?!?
少し考えましたが、できないので正解ですね。。。不意に走りかねませんもの。。
そういうときはセンタースタンドを使いましょうってことですね。。

さて困りました…
これはスマートカードキーでエンジンがかかるバイクですよ。。
肝心なカードキーは案内の係員さんが持っているので5m以内に近寄ってくれないとエンジンかからないんですけどぉ…

焦っている自分に気づいた係員さんが近づいてきてくれたので事なきを得たのですが…
走りだしってからまたもやミス。
モード切替の方法聞くの忘れてました…

非力なDモードのままで走ることになってしまったのですが、まぁ自分の後ろはD-トラッカーですから遅くて詰まってしまうようなこともないでしょ。。。
2馬力しか差がありませんから、なるべくアクセルを開けておけば問題なしだと思います。

「後ろに迷惑をかけたくないな〜」という走りが逆に先導車にとって目障りだったのか、先導T-MAXペースアップですよ。
挑発的だな(冗談ですよ)って感じでこっちも離されるわけにはいきません。
ペースを上げてついていったら、やっぱしフォルツァってけっこうスポーティーなんですよね。
いや、これ本当ですよ。「スクーターをスポーティーなんていう奴知れてるわ〜〜」って思われても断言しちゃいますって!

で、スポーティーに走っていくといつもの癖がでちゃうんですよね。
パイロンを180度クルッとまわるカーブでリアを引きずりアクセルをあけて安定させた小回りをさせようとしたら…

リアブレーキがない!!
あたりまえです。。スクーターにはフットブレーキはありません。。。。。(一部車種除く)

そして最後の停車ではクラッチと間違ってリアブレーキを一気に握ってガックンブレーキ。。
もう定番すぎて自分が嫌(涙)

試乗を終えた印象としては、Dモードで走ってしまったために全てを台無しにしてしまったかなといったものですね。。
スクーターでも250ccクラスまでにもなると試乗程度の速度レンジでは非力さはさほど感じないものなのですが、今回は非力かつ車体が重いとすら思ってしまいました。
寝かしこみなどではそうは感じないことから、加速のダルさだけでそう思ってしまったんでしょうけど。
ただ、寝かしこみ、たぶん先代よりも安定性が増して、鋭さが削がれてしまったようにも思います。バンク角も確実に減ってますね。先代はけっこうなバンクまでスタンドは擦らなかったですから。
そこは残念でした。


インデックス大阪〜自宅
帰りも来た道で帰るのですが、混雑する大阪の市街地をずっと走るのは地獄です。。
やはり街中は原付きが一番。これいつも思ってしまいますね。

そんな中、寝屋川で制服の女子高生がレプソル1000RRに乗っていたのですが…
なんなんですかこれ!??! コスプレとかそんなですかねぇ…。
えぇ、体格はすごく小柄でしたし、太ももの丸みはたしかに女性だと思うのですが…
あ、いや、、、目に入ってしまったから仕方ないんですって。。

でも、世の中色々な人がいるもんです。ほんと。

な、わけで渋滞にまみれて疲れ果てて帰ってきました。
普段あまり歩かない生活してますので、会場内を歩き回ったのも手伝ってほんとにクッタクタになった1日でしたね。

最後におまけ。
ここ数年の大阪MCショーです。
2007  2006  2005

よろしければどうぞです。

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