周山雪見ツーリング2005(05年1月9日)

参加者 毎度ながら自分のみ


家〜美山牛乳
そういや去年「僕も冬の周山行きたいです。そういうの好きなんですよ〜。」と昇君が言ってて忘年会で「じゃ、来年最初のツーリングはみんなで周山雪見ツーリングに行こう〜」なんて言ってたっけ…?
結局どうなったんだろう…。その後なんの連絡もないけど。

ま、今日は下見も兼ねて自分ひとりってことでいっか。今シーズンまだ雪の積もった周山走ってないし、今冬は市内でも雪がパラついたり積もったりしてるしね。でも今日の天気予報では京都府北部雪らしい(笑)

朝11時
出発時、瑞穂から遊びに来て泊まっていった友人もいたので「送ろうか?」なんて冗談言ってたのですが、さすがに命の保証はできませんしマンションの前でバイバイして出発する。
最近はどんよりとした雲が空を覆う天気が多いというのに今日はすばらしく快晴。キーンと張り詰めた空気がなんともいえない冬の味を演出をしています。

自分は慣れないモコモコウィンタージャケットにオーバーパンツ、インナーつけたウィンタージャケット姿。違和感ありまくりで乗っていてなんだか気持ち悪いし思うようなライディングができない。バイクってやっぱし不便だなぁ…と再認識…。

油小路を北上。たまに目にぽつっとあたる痛いものがある。なんだろうこれは…
「あぁ雨だ…」

9条通りを西に進み葛大路から天神側へ。さっきから時雨れていた雨が霰(あられ)になってきた。
それでも快晴には変わらない。天気雨ならぬ天気霰。「でもこれなら降ってないのも同然だね。」と気にとめるなくバイクを走らせる。

福王寺交差点に到着。いつもなら周山方面に行く車の行列が出来ているはずなのに列に並ぶこともなくスッと先頭で信号待ち。なんか変な感覚だ…。
先頭スタートしたはずの周山街道…、が…、すぐに車につかまり、しかも35キロでペースカーをしている。「まぁ我慢我慢」と自分もゆっくり後ろを走ると前の車が左ウィンカーを出し速度を落とす。

「譲ってくれたラッキー」と横を抜いた瞬間、後ろから「ウーウー」と原付乗っていた頃よく聞いた音が…

そうか、前の車の行為はトラップだったのか・・・

「あと7日で前歴が消えるというのになんてついてないんだ…」

でもはみだし禁止のオレンジのセンターラインではあるが「たしかラインを割らなければ違反じゃなかったよね?以前、瑞穂で捕まったときそう言われたし」と判子押さない覚悟でスローダウン、ミラーを覗く。

迫ってくる車の赤色灯が近づく。

あれ?なんか…車の色が変??

そのままサイレンを鳴らした車は自分を追い越していく。

読み取った文字は









「関西電力」…

ややこしいにもほどがあるぞ!!!
でも助かったです・・・はい・・・


高尾駐車所すぎたあたりから道路わきに雪が見え始めてくる。
それでも路面に雪はなく自分の前にはリアル感のあるペースカーがいるものだから前方の車は次々と道を譲ってくれる。快適快適♪

しかし中川トンネルに入ると関西電力は対抗車線からビューンと一気に車の列を抜いてく。
さすがにそれはマネできん!と後列に並んで走るのだが、中川トンネルを抜けるとすっかり雪景色なものだから……

前の車遅っ…

さらに前方の路面状況が見えなくて危険です。
前方の車の陰から突然雪が見えて避けきれずズルっというのがありがちなパターンなので車間にはかなり余裕がないと危険になってくる。

中川から傘トンネルを越え、栗尾峠入り口の細野の交差点まで辿りつくが自分は車の後ろを延々と車ペースで走る。

走っていて面白くないし、どこかで休憩でも…と沿道を見てみると銀色のV100が止まっている。「ライダーはいないし…積雪のための放置車両だろうか?原谷などでは冬になるとよくあるってな話聞くから。」なんてV100を眺めていると林の中にライダーさんらしき若者がいる。

この時期にバイクがいるなんて……と興味津々に見ているとライダーさんは今日日の若者風半ヘルに〜ちゃん。
「雪ぃ?うぜぇ〜。バイク〜??めんどくせ〜」なんて言ってそうな人物象に見てとれるのだけど・・・雪にはしゃぐその姿はなんてアンバランスなんだろう……

ま、気をつけて走ってください。と視線を送り自分はそのまま栗尾峠へと入っていく。

栗尾峠の工事信号でラッキーなことに車の列から開放される。先頭スタートをきった自分は路面が凍ってないかと不安になりながらも栗尾峠を下っていくが、下りに入ってカーブを3つ曲がると車の集団につかまりまたもや前方視界不良な状況。
なんで今年はこんなに車が多いのさとがっくりするのであった。

栗尾峠を無事に越え、京北署の手前までくると威圧感ありまくりの制服を着ている男たちがこちらを睨みながら立っていた。そう・・・京北署の皆様方。

自分はセーフティーライダーさんしてますよ〜〜。と堂々と横を通り過ぎる。
どうも京北署の向かいの建物でボヤがあったようだ。関係を持たなくすんでよかったです。

さて京北町をどんどん北上していきます。
カモノセの直線まで来ると交通量は一気に減り単独走行が可能となる。
いつもであれば長い直線をもどかしさ全開、アクセル全閉(ってのは大げさ)で走っていくのだが、「まぁ取り締まりはしてないでしょ〜〜」とびゅ〜〜んと走る。気持ちがいいものです。

いよいよ深見峠へ入っていきます。
それにしても今年は倒木が多い。雪が多いみたいです。
もうカモノセキャビンの前の1つめのカーブから路面に雪が出てます。
本当に雪だらけ。雪を避けられない箇所も何箇所か……
雪の上をまっすぐ走らざるをえません。こういうのは心臓に悪いですね……。

写真に収めておこうかとバイクの停めようと思ったのですが、路面一面雪のところにバイクを停めたら車が来たとき危険だし、再発進すらままならない状態になるか・・・とここでは断念せざるをえなく、深見トンネルを抜けたあとにあるカーブを写真に収める。

↑深見トンネル北側のストレートを抜けたあと2つめのカーブです。
なかなかデンジャーカーブですが、これは比較的マシだったり…そんな状況でした。

深見峠を越えてすぐの集落に入ります。この辺りまで来ると路面に雪はなくなりました。

写真を撮っている最中に車が2台通っていったのですが、どうも転倒したと思われるようで徐行してバイクをジロジロ好奇な目で見ていく。

う〜〜ん……路面に雪もなく、凍結もなけりゃ普通にウェットを走るのと変わらないはずなんですけどねぇ。場違いなんでしょうか。

再びバイクに乗り美山牛乳に到着。
「バイクはいるかな〜〜。去年のカブラーに会えたりするかな〜」と期待したのですが、まぁ例年と変わらずバイクはポツンと自分ひとり。そんなもんですね。


しかしなんですか…?自分が美山にくるなり吹雪だなんて


今年もいます。カリスマタンデムライダー雪だるま君。
今年はゴ〜〜〜ジャスにも目と腕つき。
これをタンデムシートの上で落とさず回すようにライディングすれば秋●いや周山最速の走りができるとかなんとか…?

なんて止まっているバイクのシートに固定するだけでも精一杯で毎年ポンポンと投身自殺をはかってくれるものだから写真撮るのも苦労するんですけどね。

雪だるまの撮影も1発で成功。「さて、今日はどこまで行こうか?」とまったりしていたのだが、この吹雪やまなきゃ帰れなくなる???

というわけで今年はここで引き返します。

美山牛乳〜高尾駐車所
視界不良、いや視界悲惨。
吹雪いていてシールドをあけると目があけられない。
かといってシールドを閉めるとすぐに曇るし雪も積もって前が全く見えないし…
大雨や雪のときにやっているアレをやるかとシールド少しあけて秘儀手ワイパー走行。必然的に片手運転(汗)

深見峠手前になって動画撮ってないことに気付き、一旦止まってヒップバッグからカメラを出す。
が、しかし…。カメラ持ってきたのにバイクに固定するステーを用意してなかったことに気付く…

「とりあえず手でもって動画を撮ってみるか…」と腕にカメラをぶら下げて発進、ある程度速度の出たところで片手でカメラを操作する。
シールドに雪がガシガシ積もって見る見る視界が悪くなる。
そんなトロトロ走行してるもんだから車2台に抜かれた…「遅くてごめんなさい…。」
だけど内心ショック。(笑)「トロトロ走ってんじゃね〜よ!前でこけられたら迷惑なんだよ!」って言われたような抜き方されたし…

これがそのときの動画MVI_9816.AVI

というわけでカメラは早々にやめ走りに専念。深見峠へと入っていく。
しかし…2台前にいる車が遅い。すんごく遅い。さっきの直線の勢いは何だったのだろう…。
1台前のランエボもイライラ気味で抜きどころを探すような走りをしている。
自分も前に車がいられては前方の路面が見えず危険だし、このペース以下でトロトロと走るのも嫌だしとランエボが抜くとき一緒になんて考えたんですけど、深見の写真でも撮っておくかとバイクを降りる。

まぁお互いそのほうがいいでしょう。


いつもの場所ですね。

再び出発。手ワイパーで深見峠は怖いです。全然前がわからんです。それでも下の隙間から雪が入ってきて目にガシガシ当たって痛い痛い…。
手ワイパーは栗尾峠でも続きます…。

さらに中川トンネルまで続きます。

目痛いです(涙)曇り止めと撥水コートプリーズ……

あっ……そういや栗尾峠にいたV100のお兄ちゃん、今度は峠下りに入ってすぐのチェーン着脱所?で雪の山作ってた……。
ずっと栗尾で遊んでたの??一人雪祭り??ちょっと変な子か…?

中川を抜けるとドライコンディションに変わっていた。「あれ?行きは濡れてたのに乾いたのか。」でも微妙にですが雪はまだ降ってます。

新しいトンネルを工事している付近で9R、新型のR750、F16インチ最終のファイヤーブレードとすれ違う。ぺこっと頭を下げ「頑張っていってこ〜〜〜〜い」と見送り、自分は高尾駐車場に到着。

高尾〜家
高尾でもバイクは自分のみ。でもそのほうがいい。ここは妙に顔見知りさん同士が幅を効かせている感じがして自分はいづらいだけだし…。いっつも端っこで煙草すって早々に出ちゃうし…。
とトイレのベンチに腰掛け休憩。今日はお茶屋さんが閉まっているので座れるところがここしかないけど、このベンチちょっと好きです。
人がいないというのはなんとも居心地がいい。いつもはピッカピカのバイクに囲まれ肩身の狭い自分のボロバイクも今日はなんだか誇らしげ。「ピカピカってのは乗ってない証拠だ〜」なんて強がりすら口にしなくていいんです。自分ひとりです。

そう”自分のだけ場”を満喫していると野太いエキゾーストが消える。あ、バイクが来たなんて思っているとさっきすれ違った3台。
「あれ・・・戻ってきてるし・・・」

ちとばかしガッカリだ・・・

なんとな〜く居辛くなったので自分は出発する。

御経坂峠を越える。ドライだと変にグリップのなさが気になる。
雪だからといって空気圧をかえて行ったわけでもなく、路面度温度の低さゆえのグリップ力低下に。
街中の交差点でもけっこうズリズリ。タイヤが除雪剤踏みすぎて滑ってるんですねぇ。
この変な感覚の滑りは嫌いです…

込み合う市街地を走りマンションに到着。
オーバーパンツだのウィンタージェケットだのからの開放感がたまらんです。
でもずっと首が痛かゆい…。目もまだ痛いし…。

でもまぁ〜〜楽しかった。痛さなんてほっときゃ直るとコタツに入りゴロゴロする。

しかし今年は車が多かった……
考えて見ると世間は3連休の中日とやらだったらしい。
自分は普通に仕事だからすっかり忘れてたさ…ふっ…

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