ぐるっと福井ツーリング(09年10月31日)

参加者:シェブドヘッドさん(XJR1300)、吹田のヤッシーさん(VTR250)、ムセンさん(ゼファー750)、カッキーさん(FZS1000)、自分(CBR600F4i)


シェイブド・ヘッドさんに誘われて福井へツーリングへ行ってきました。

思えば福井までのツーリングは湖西道路の無料化やバイパスの整備でかなり気軽にアクセスできるようになりましたね。
反面、道が単調になるというのがありますが、まぁバイパスがなくとも単調には変わらないので、流れがスムーズになってくれることはいいことです。

ちなみに今回乗っていった6Fなのですが、3月1日のラパラの時点でスリップサインが出ていたにも関わらず、自分まだそのままボウズタイヤを着用してますよ・・・。
道が単調ならそれでも走れるってことです。

自宅〜五条大橋
集合時間は早朝6時前。
長距離を走るからと言えばそれも1つの理由ではありますが、今回のツーリングは長距離ツーリングとしてはめずらしく、見学、休息、観光などをメインに組み立てられているのですよね。
なので時間に余裕を持たせてあってかなりボリュームのあるツーリングとなっているのです。

で・・・・・・
だはははは・・・

10分くらい遅刻してしまいました。。
でも・・・
自分が最後から3番目だったというのが救いだったりします。

いや、、、
前日まで参加、不参加ではっきりとした返事のなかったカッキーさんが当日の朝に電話で起こされ、そこから参加という形になっていたのですよね。

自分思いますに、早朝電話で起こされ、そのまま出てこれるカッキーさんってすごいんじゃないですか・・・。

五条大橋〜道の駅マキノ追坂峠
予定よりはかなり遅れましたが全員揃いましたのでツーリングスタートです。
五条大橋から山科まで1号線を走り、そのままR161湖西道路、高島バイパスと走ります。
このルートですと福井までの道のりで自動車専用道路でない区間は、五条〜山科、近江舞子〜高島、マキノ〜国境くらいなんですよね。ほんと便利になりました。

バイパスが終わり、マキノの追坂峠で前方がフリーになるとドカーンとカッ飛んでいったシェイブド・ヘッドさん。
それに続けと前を走るヤッシーさんを追い越しカッ飛んでいった自分。
自分もシェイブドヘッドさんも単調な道に飽きていたんですね。

でもその直後、前に車がいるためペースを落とし始めた自分達の真横をすんごい勢いで抜き去る1台のバイク・・・。

「うわ、なんか来た。」

自分の後ろにはヤッシーさん、ムセンさん、カッキーさんと鋭い走りをする人はおらず、それが普段はマッタリなはずなヤッシーさんだったということは数秒テールを眺めていても理解できずにいました。

ヤッシーさんはそのまま休憩の予定には入っていなかった道の駅マキノ追坂峠へと入っていき、ここで一度休憩を入れることになりました。

道の駅マキノ追坂峠〜恐竜博物館
「漏れそうだった・・・」
自分が衝撃を受けた走りの理由がそれだったとは・・・
いやゆる火事場の馬鹿力的な走りって奴ですか・・・?
ヤッシーさんの潜在能力はもしかするとすごいのかもしれない・・・
そんなこと思って一人ウケまくっていた自分でしたが、予測不能なのがヤッシーさんのキャラ、「これも今回のネタの1つ。特別なものじゃない。」周りの反応を見ているとそんなニュアンスを覚えました。

道の駅から先はしばらく山道が続き、国境(くにざかい)を越えれば福井県入り。
今回のツーリングで唯一道の連続カーブ区間だったわけですが、そこを楽しく走れるかというと、そうそう世の中甘くなく・・・
「今日はまったりツーリングですよ」
「タイヤにスリップサインでてるでしょ?」
そう自分に言い聞かせていました・・・。

いつも大渋滞してしまう敦賀バイパス手前の片側1車線区間にはバイパスとトンネルが出来き、交差点も踏み切りも越えることなく直接敦賀バイパスへ入りです。
いやぁこれも原発マネー炸裂ってやつですかねぇ!?!
福井の道は人口とは関係なく、どんどん発展していきます。

敦賀バイパスからは北陸道へ。
市街地の混雑を避けるために入った北陸道ですが、考えてみると自分は初めての北陸道、マイナー路線の典型かと思いきや、ETC効果なのか交通量はそこそこにありイメージしていたものとはギャップがありました。

そうそう実はカッキーさん、今回はフェーザーのお披露目ツーリングだったりするんです。
R1ベースのエンジンを積む145ps最強(狂)バイクであるフェーザー1000。
今回のメンバー中、一番まったりさんであるカッキーさんも、バイクが変われば走りは変わるはずと信じていた自分は、追い越し車線で後続車を従えて走るカッキーさんのフェーザーに軽くショックを受けていたのでした。。。

まぁそんなネタもありながら、恐竜博物館へ到着しました。

恐竜博物館〜芦原

恐竜博物館の名に恥じない、とてつもなく大きな敷地と建物です。

県が運営しているため入場料は大人500円とリーズナブル。
中身は充実でフルスケールの恐竜の化石が数え切れないくらいあります。
それを上から下からと見ていると、恐竜反映の時代のとてつもなさにあらためて驚かされます。
この地球に史上最大の爬虫類が地上にひしめき合った時代があった。
そんなこと想像すると、いやぁ〜恐竜はやはり太古のロマンです。うんうん。

ただ、骨格だけを見ていると・・・
・・・リアルサイズ”ゾイド”
もう何もかもがゾイドに見えてしまうようになってしまいましたよ。。。


博物館が大きすぎで、少し歩き疲れたメンバーは駐車場でバイク談義です。


メインはやはりカッキーさんのフェーザー1000でしょう。
乗り換えというものは、周りまでワクワクさせるものです。
以前に乗っていたGPz900Rとの違いを聞いてみたり、バイクを隅々まで観察してみたり・・・
バイク好きがバイクを囲んでしまうと話題がつきそうにありませんでしたね。

しかしこの時点で時刻は既に午後の2時前。
朝から何も食べてないメンバー全員のおなかは既にペコペコ状態だったので、昼食を摂るため次へと移動することにしました。

次の目的地は芝政ワールド。
ここは広大な芝生の丘があるテーマパークで、芝生に座って海を見ながらのランチの予定。
今日はポカポカの晴天なので最高じゃないですか〜。

芦原〜東尋坊

まずは昼食の調達へと芦原のコンビニでお弁当を購入。
その後、芝政ワールドへ向かったのですが・・・
入場料を確認すると大人一人1500円。。。。

このあと東尋坊を観光し、夕日を見ながら越前海岸を走るとなると、3時前のこの時間では食べてすぐ退場といった強行スケジュールになってしまうため、ここはゆっくりできるときにまた来ようという話に落ち着き、昼食は近くの海岸で摂ることになりました。


でもまぁ、福井のこの近辺は普通の海岸でもすごく綺麗ですよね。


このロケーションならコンビニ弁でも美味しいのですよ。

昼食のあとは東尋坊観光に出発。
といっても距離としては目と鼻の先ってくらいで、すぐに到着です。

東尋坊〜越前海岸

ムセンさんがまだ行ったことがないからといった理由でオマケ程度に組み込まれた東尋坊観光ですが、自分はここが好きなんですよね。


この足がすくむ高さがなんとも快感です・・・。。


シェイブド・ヘッドさんが「危険を感じるので手前で・・・」という中、限界を攻めだすヤッシーさん、ムセンさん。
勢いそのままに「先端まで行きましょう」と写真右奥に見える先端目指して歩きました。

えぇ好奇心旺盛な3人です。
カッキーさん、シェイブドヘッドさんが早々に引き返す中、先端で順々に記念撮影。

ただ・・・・・・
これ自分が先端で立っているよりも、人が先端にいったのを見ているほうが心臓に悪い・・・。。。
ムセンさんがさらに下にあった岩にぴょんっと飛び移ったときにはヤッシーさんと二人揃って思わず声をあげてしまいましたよ。。。

そんな東尋坊観光も、日の傾きとともに終わり、R305を南下して越前海岸をめざします。
今日はこの時期としては気温が高いこともあり、夕日がかすんでしまうのではという不安がありましたが、バイクを走らせながら視界に広がる海は、夕日に照らされてオレンジ色もキラキラと輝いてとても綺麗でした。

わき道も少ない1本道ですので、車に引っかかっている場面もけっこう多かったのですが、車が前にいないときは、シェイブドヘッドさんが心地良く先導してくれたおかげで道を楽しむこともできましたし、この区間での満足感は大きかったです。やっとツーリングらしく走れたと。

そういや途中、自分の後ろを走るヤッシーさんを遅いと言わんばかりにベタ付けしてくる車がいたんですよね。
「ヤッシーさんが抜かれて、もし自分を煽るようなことをしてくるようであれば、一瞬でミラーから消してやるんだから」
そんな感じに一人意気込んでいたのですが、車は途中で曲がっていってしまい空回り。そして少し残念でした。
だはは性格悪いですね。

で、あとでそのことをヤッシーさんに聞いたんですよね。
「ずっと車が煽ってきてたでしょ。腹立ちませんでした〜?」と。
すると
「あぁ、車いたね。 前を見るのに必死でよくみてなかった。」って。

あ〜・・・・・・。
世の中にはヤッシーさんみたいな人こそ大切で、穏やかな世界を望むなら、まずは自分が平和でなければならないんだなって。。
不快の共感を求めてしまった自分に対して、「何に憤りを感じてるの?」と言われたような気がしてしまいましたよ。
そして同時にとても心が和みました。

越前海岸〜河野

日が沈む直前、バイクを止めて海に沈みかけている夕日を見ていました。


日没の瞬間の写真を。
しかしシェイブドヘッドさんにカメラを向けるとなんとも”さわやか”なポージング。

いや、そうじゃなくて・・・

ここはやはり男カワサキでしょう!


ムセンさんのゼファーを拝借して男カワサキ
ポージングはシェイブド・ヘッドさんにおまかせです。
なかなかいい味だしてますw

ここで1枚1枚バイクの写真を撮ったので遅ればせなら愛車紹介です。


ムセンさん ゼファー750


自分 チームスリップサインまだまだメンバー募集中!


シェイブド・ヘッドさん XJR1300。新車状態に近いくらいピッカピカです。


ヤッシーさん VTR250


カッキーさん 買って二日のフェーザー1000
買って二日で既に召集令状(簡易裁判所へ)である赤紙(キップともいう)を貰っているつわものでもあります。

海に沈む夕日を見送ったので、ここから先はナイトランになります。
朝も早かったですし、そろそろ疲れもでてくる頃合なので、ここから先は一層の注意が必要となってくるんですよね。

でも、今回のメンバー、タフな人多いんです。
さすが普段からシェイブドヘッドさんに連れまわされているだけはあるんです。
そこが妙に関心してしまいます。

河野〜高島
河野から敦賀バイパスまでの1車線区間は、車の列に従って走るしかないため全然進んでいる気分にはなりませんでしたが、敦賀バイパス以降は直線も多く信号がほとんどないため、快適なペースで車が流れ、あっという間に国境手前まで戻ってこれました。

「最後くらいはちょっとでも楽しみたい」とR8とR161の疋田交差点を先頭切って飛び込んでいった自分ですが、けっきょくは車を抜いたところですぐに車という状況。楽しめたのはほんのちょっとでした。
他のメンバーは車を追い越すという行為自体に無駄を感じた様子で、途中から大人しく車列に加わっていたので、自分もそれを見て無駄な行為を控えてマキノまで降りてきました。

マキノからは行きと同じくR161のバイパス区間です。
車は暗くなると平均速度があがり、バイクは暗くなると平均速度が下がる。そんな調査結果を見たことはありますが、車と同じペースで走ることが辛いメンバーがでてきたので、高島で一度休憩をいれることにしました。

高島〜自宅
高島まで帰ってくると、京都まで帰ったも同然のような気持ちになるんですよね。
近江舞子から湖西道路に乗ってしまえば京都の山科まで信号はありませんし、この時間なら山科の渋滞の心配もないですから。

でも湖西道路に入るとき、自分達の前にいたのが大型のコンテナを積んだトラック・・・。
暗い道を前方視界も確保されないまま坂道で失速してしまうようなトロトロペースで帰らなければならないことほぼ確定ですよ・・・もう全身の力が抜けてヘナヘナヘナ・・・といった感じでしたね。
しかし結果から言えば想像とは真逆で、トラックが一般車に詰まるような走り。
逆にカッキーさんがそのペースで走れず、合流で間に車がどんどん入ってしまい途中から存在を確認できなくなっていました。

山科でR1に入ってからは自分だけ流れ解散でしたので、けっきょくカッキーさんとは最後の挨拶できないままで自宅に戻りました。

本日の走行距離は400キロくらい。
朝は早かったですが、体力を消耗してしまう市街地走行が少なかったため、気持ちよく帰ってくることができました。
天気も1日を通して暖かく絶好のツーリング日和でしたね。

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