周山雪見ツーリング2010(10年1月11日)

参加者:自分(ZX-6R)


毎年恒例、周山街道雪見ツーリング。
えぇ、、いきなりオチから言ってしまえば、非常に天気に恵まれ、穏やかなツーリング日和となりました。

ちなみに自分、今年初の周山ツーリングで、しかも大なバイクでは走り初めとなった1日でしたが、年末からバイクに乗っていなかったせいか、バイクで走りたい病が発病してムズムズ状態だったんですよね。
なので、今日はとても満足の行く1日を過ごすことができたんです。

自宅〜美山牛乳
家を出たのが11時ごろだったでしょうか。
天気予報では曇りのはずが、空を見るととても快晴で、「今日は気温もあがるな〜〜」と期待させる天気だったのですが、北山方面の空を見ると黒い雲がかかっていたので「世の中そんなには甘くないだろね〜。」くらいの覚悟はしていました。
でも、何を期待してかモコモコウィンタージャケットはやめて3シーズンジャケットにジーパンというあきらかな軽装で出発する自分は世の中をナメている典型というやつでしょうか。

気温が10度くらいはあるような、暖かい市内を抜け高雄まで走ります。
例年であればこの先のお経坂峠でガクッと気温が下がってくるものですが、今年はそれがありません。

そこで思いましたね。今日はぜんぜん平気だと。

お経坂峠を越え、スルーするはずの高雄駐車場にはシェイブドヘッドさんとそのお兄さんがいました。
年末から周山での遭遇率の高いシェイブドヘッドさん。
バイクもまばらになるこの時期に会うなんて、お互い筋金入りのバイク好きってことなんですよね。
シェイブドヘッドさんはこれから帰りだというので、少し話しをしただけで二人と別れ、自分は美山へ向けて再出発しました。

高雄より北はところどころハーフウェットがあるのですが、今の時期には考えられないほど走りやすい今日の周山街道。
笠トンネル手前まで来て、年末には積もっていた雪がないことに驚き、そこで自分の考えが間違いでなかったことを確信します。

えぇ笠トンネル手前はこの先の積雪のバロメーターなのです。
栗尾峠はここよりも積雪は少し少ないか同じくらい。
深見峠はここよりも積雪が多い。
ここでの積雪量がわかれば、その先の積雪状況は想像しやすくなるのですが、今日のこの場所は2月中旬〜下旬くらいな感じで、林にちょこっと雪が残っているくらいだったのです。

雪のない栗尾峠を越え、穏やかな日差しの中、京北の市街地を北上。
この穏やかさが逆に警察の取り締まりを予感させるため、恐る恐る走行をしていましたが、結果ねずみ取りは一切されておらず、それだけでも今日は心穏やかにいられそうな気がしてきました。


さて上弓削の直線ですが、毎年この辺りまで来ると寒さが体に突き刺さったような感覚になってきます。
自宅から出発してちょうど1時間〜1時間半といったくらい、手が麻痺してきて我慢の限界は近いといった感じになるんですよね。

しかし今日は降車しても太ももの皮の突っ張りすらありません。
痛い感覚すらないというのは逆に気持ち悪く思えるくらいでしたよ。

遠くの山を見てもうっすら白くなっている程度なので、この先も余裕なのは間違いなさそうです。

上弓削の直線も後半になると路肩に雪が積もってました。
ただ、状況から見ると、除雪された雪の山が溶けきれず残っているといった感じで、この辺りもここ数日は天候に恵まれていたことが想像できます。

路肩に雪が残っているとなると、当然路面はウェットです。
となると、もちろんそこから先の深見峠は全面ウェットとなるのですが、路面には雪が残っていない状況が続きすごく走りやすかったです。

ただ鬼のように接地感がありませんでしたけどね・・・。


なんの問題もなく深見トンネルを抜けました。
日向だと路面も乾いているので、不安なくバイクをすすめられます。

ちなみにこのあと緩い左カーブを過ぎ、そのあとにある日陰の右カーブは冬季限定でデンジャラスコーナーと名づけています。
林に入り万年日陰になっているこの右カーブは、直線で乗った速度をしっかり落としていないとカーブが見えたとたん、そこがシャーベットだったり、圧雪だったりアイスバーンだったりと地獄のような光景を目にするんです。
そして、その光景を目にしてからカーブに入るまで徐行に近い速度まで落とさないといけないんですよね。
これ、かなり肝が冷えます。

ま、ま、ま・・・
直線でも制限速度を守っていれば問題はないはずなんですが。。。

ねぇ。。


美山牛乳に到着しました。
今日の気温、ずばり8度です。
ほんとに暖かい・・・


携帯で写真撮ったらデジカメで写真撮るのを忘れてしまってましたが、携帯の画像でも日差しの温かさが伝わるかも?
ベンチに座って日に当たっていると、だんだん眠たくなってくるほどでしたよ。

隣には「冷たいね。」っていいながら美山牛乳ソフトを食べる年配夫婦がいたり、自分以外のバイクの先客がいたりしました。
PS250が2台というなかなかマニアックなペアでした。

美山牛乳〜栗尾峠
ポカポカ陽気に昼寝でもしてしまいそうな勢いだったのですが、日が傾くと寒くなるので帰えることにしました。
えぇ早く帰らないと寒い中洗車しなきゃいけませんから・・・。
凍結防止剤は放置してしまうとすごく錆びが出てしまうので、この時期のツーリングは洗車とセットが基本となるのです。
そりゃもう・・・大事な大事な6Rを錆びさせるわけには行きませんから。


で、帰り道の深見トンネル南側。ここは定点観測地点。
雪が少ないです。


京都方面を見るとこんな感じでしょうか。
路面に雪のない、こんな感じの路面状況で走ってこれたんです。

奥から来るのはドゥカティ999で、カモノセに抜けるまでもう1台バイクとすれ違いました。たぶんカブでした。
この時期、深見でバイクとすれ違うこと自体珍しいことなのでなんだか嬉しくなっちゃいましたね。
みなさんバイク馬鹿です。これほめ言葉ですよ。

栗尾峠まで戻ってくると、行きはウェットだった路面もほぼドライにまで乾いていました。
そんな陽気ですので、ここでもR1だのCBだのR600だのと数台のバイクとすれ違ったんですよね。

スーパースポーツが走りだしたら路面はまず大丈夫という一種のバロメーターみたいなものはあるんです。
あっと、、、自分は例外として。。。

彼らは溝が少ないハイグリップタイヤを履いていたりと、バイクをドライ限定に絞った使い方をされる方が多いですからね。
春先とかまだ寒い時期に山へ行く場合、対向からSS来ているなら大丈夫といった感じに判断材料にできるんです。

で、、、
1台豪快にヘアピンを曲がってきたと思ったら・・・
6Fに乗り換えてやってきたシェイブドヘッドさん。(高雄のときはXJR)

お互い気がついたようでお互いがUターンをして、またすれ違うというお決まりの行動ののち合流を果たします。
そしてしばらく栗尾峠の路肩でおしゃべりをしていたのですが、やはり日陰では寒のでウッディー京北まで移動することにしました。

栗尾峠〜ウッディ京北
ウッディー京北ではシェイブドヘッドさんとけっこう長話をしていました。
「この時期この場所で立ち話なんて普通できないな〜」なんて思いながら、その間、周山街道を通り過ぎて行くバイクや、駐車場を出入りするバイクを見ていると、みんなこのひと時の陽気を逃すまいとバイクに跨った、根っからのバイク好きばかりなんだと思い嬉しく思なりました。
今日に限っては、速さが1番、攻めてナンボといった感じで走っている人はおらず、バイクに乗れれば多少寒かろうがバイク優先ってな人たちばかりなんだろうと。

ほんとバイク馬鹿多しです。
しつこいようですが、これほめ言葉です!

ウッディ京北〜自宅
陽気に油断をして、長話をしていると、気づいた頃には日が傾きはじめていたので帰ることにしました。
自分は帰ってからの洗車。
シェイブドヘッドさんは家のお買い物と、実はのんびりしていてはいけない二人です。名残惜しい感じもしますが帰ります。

行きよりも路面コンディションの良くなった栗尾〜高雄区間はちょっと走りを楽しみたくて、頻繁に追い越しをかける協調性に欠けた走りをしていたと思います。
後ろを走っていたシェイブドヘッドさんは忙しなかったと思います。ごめんなさい。
それでも、タイヤの端っこがあまりまくっているのは言うまでもなしです。

並ヶ丘でシェイブドヘッドさんと別れて、こちらも無事帰宅。
例年ですと、部屋に戻ったらすぐ手足をお湯で温め、感覚を戻す必要があるのですが、今年はそんな必要もなく、ウェアを脱ぐなり外へ出てすぐさま洗車をはじめました。

寒い日々の中のほんのひと時の陽気を逃すことなく、バイク日和にバイクに乗れた。
それだけでなんだかほっこりできる一日を過ごすことができるのは、我慢の続くこの時期にはちょっとした幸せです。

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