大阪モーターサイクルショー2010(10年3月21日)
参加者:自分(CBR600F4i)
3月20日紅の弾丸さんと行く予定だった大阪MCショーに、3月21日一人で行ってきました。
なぜ一人で行ってきたかというと・・・・・・
前日に南港目指して走っているときに寝屋川でGアクのドライブベルトが切れやがったからです!!
焼きつきならまだ走れる可能性も高いのですが・・・
ベルトが切れてはど〜〜にもなりませんね本当・・・。
しかし去年の暮れくらいにベルト換えたばっかで・・・、距離にして4000キロくらいで切れたことになるのかな?
ど〜なってんだろ・・・ベルト切れすぎです・・・。
とまぁ前日のことを話せば長いですよ??
聞きますか??
8時半の集合に5分遅れた自分は、2分前に出発してしまったお兄さんを追いかけ国道1号線をGアクで全開走行!
つまり3分しか待ってもらえなかったということです。
この日は朝から黄砂がすごくて、橋の上など遠くが見渡せる場所ではセピア色の世界をツーリングしている気分で、その不思議な感覚が楽しかったんです。
2分のアドバンテージを与えてしまったとはいえ、相手はオンボロリード90。
たばこを1本くらい吸ってもすぐに追いつくだろうと余裕の出発をしていました。
しかし枚方あたりまで来ても追いつくことはできず、ひたすら全開走行は続きます。
スタートフル加速、ひたすら全開を繰り返しても信号のタイミングが上手くいかないとあまり差を縮めていないような気がする・・・、そんなこと考えていたときフェ〜〜ンと軽く吹け上がってしまうGアク・・・
「この何度も体験してる嫌な吹けは・・・」
フェーン、フェーン
アクセルを開けるもむなしく空ぶかしになってしまうGアクを道脇に止め、「ベルトが切れたっぽいです」「寝屋川で止まってます」とお兄さんにメールを入れました。。。
お兄さんからの返信はありませんが、とりあえず国道1号線をバイク屋さん探しながら歩きます。
「原付なんて自転車みたいなものです」
そんなこと普段は口にしている自分ですが、動かないとなるとGアクすら重く・・・足がパンパンになっては休憩を入れといった感じで歩いていました。
寝屋川バイパス高架手前まで来て国道にはバイク屋がないとあきらめ方向転換。
地図はもってなかったので携帯で地図を確認し、寝屋川駅に向かって歩くことにしました。
駅前ならバイク屋くらいあるかな〜と。
駅前を目指しているときお兄さんから電話が入ります。
「ごめん今会場に到着して今気が付いた」と。
助けを求めたところでも近くにいないのであればどうにもなりませんし、人を巻き込むのもなんか嫌だったので「バイク屋さんを探してどうにかします」と伝えて電話を切りました。
ものすごい強風と黄砂が吹き荒れる中、駅近くでレッドバロンを発見。
すでに疲れきっていたので砂漠でオアシスを見つけたかのように駆け込んでいったのですが、レッドバロンは基本レッドバロンで買ったバイクじゃないと修理しないとか・・・
でも京都から来ていると説明するとベルトの在庫を調べてくれたのですが・・・
”なし”とのことでした・・・。
自分としてはもうクタクタに歩き疲れていたのでバイクを預けて電車に乗って京都へ帰りたい気分でいたわけですが、レッドバロンは原則他所で買ったバイクは修理できません。
「近くにスクーターも扱っているバイク屋がありますので」そう説明を聞いてまた歩きはじめました。。。
近くにあったバイク屋はSBSでした。
「スズキ専門店とは・・・」看板を見つけたとき肩を落としたわけですが、店の前まで来て閉ざされたシャッターを見たときには腰から砕け落ちそうな脱力感でありました。。。。
そこからまたまた歩きます。
気が付けば守口市に入っていたわけですが、携帯で検索するともう1件歩いていけそうな距離にバイク屋さんがあるのでそこを目指していました。
しばらく歩いてそこらしい場所へ来ました。
しかしどこをどう見ても住宅地。バイク屋の看板をあげている家などなく、同じような場所をグルグルグルグル歩いてました。
さすがにおかしいと思い、店舗名で検索をかけると、そのバイク屋さんは完全予約制という変わったシステムで、想像するに在庫リスクや飛び込み対応などを無くした、個人の趣味に毛が生えたようなバイク屋さんのような気がしたのでここはあきらめることにしました・・・。
時間は11時45分。
おにいさんから電話が入りました。
「デジカメ紛失してしまったので今から帰ろうかと思ってるんだけど・・・、まだ歩いているなら帰ってから車で回収にいこうか?と」
時間を計算すると午後3時くらいの回収になりそうな気はしますが、さすがにもう歩きまわるのは勘弁とここはお言葉に甘えることにしました。
「わかりやすいように1号線に出ておいて」
これが最後だと踏ん張って寝屋川バイパス高架の入り口近くにあるローソンまで歩きます。。。
12時半くらいにローソン到着。
ここから先はお兄さんの到着を待つだけになるのですが、ここからが長かった・・・。
メールで立ち往生していることを知ってる人からはファミレスなどに非難したほうがいいなどとは言われてましたが、ファミレスにいたところで流れる時間は同じなのでコンビニのガレージで待つことにしたんです。
まぁ強風と黄砂からは非難はできるんでしょうけど、ファミレス探すために歩くのもしんどいという気持ちもあったからです。。
コンビニの前に長時間いるといろんな人を見ますし、いろんなことがあります。
強風でバタバタ倒れる自転車を起こすのは自分の役目。
倒れているのを見ているのに何もしない奴でいれるほどアイアンハートではありませんから・・・。
駐車スペースの車椅子マークは障害者専用なのか優先なのかどっちなのか考えてました。
専用だと思いたいのですが、あきらに関係のない人が止めすぎなので・・・マークの意味することが疑問に思えてきましてねぇ・・・。
自分は専用だと決め付けていたわけですが、それが不安になってました。
一番ビックリした出来事を提供してくれたのは子供二人と犬一匹を連れたヤンママ。
リードをしていない小型犬を子供の自転車のカゴに入れたまま3人でコンビニへ入っていきました・・・。
飼い主がいないことにソワソワし、自転車のカゴから脱出しようとするのでこちらがハラハラしっぱなしですよ・・・
国道脇のコンビニ、犬が道路にでてしまっては確実に車に轢かれます・・・
とりあえず犬が逃げださないか勝手に見張り役となってしまったのですが、キューンキューンと鳴く犬を少しは落ち着かせようとチチチと舌を鳴らしてみたり・・・(チチチは猫。犬は口笛か・・・)
そんな苦労もしらず、親子三人のん気にお買い物をしています。
で、でてきたと思ったら、子供用の足こぎの車に乗った2歳くらいの女の子が母親に対してそれを押してとぐずったわけですよ。
しばらく遠くから「自分で漕げ」と言わんばかりに黙って見ていたヤンママですが、子供のそばに歩いてきたかと思ったら、その車を押してあげるわけでもなく・・・
強烈な蹴りを一発・・・。
子供はすごい勢いで路面にダイビッグヘッドして号泣するわけですが・・・
「うるさい」の一言ですたすたと歩いていっちゃいました。
もうね、、、こんなのを見るとドン引きですよ自分。。。
一緒に見ていた年配の男性と二人してしばらく固まってしまいました・・・
児童虐待のニュースの頻繁に流れる中・・・
親の育児環境がとかそういうこと言う前に・・・
親としての、いや人としての資質の問題のほうが大きすぎるような気がして・・・
裁くのはそんな親に育ててしまった親だろって極端なことまで頭をよぎってしまいます。。
はぁ。。
やだやだやだ・・・
3時半ごろお兄さんが到着しました。
勢い良く駆け寄っていったらバイクと一緒に地面に倒れるといったネタまで最後の最後で提供してしまったりと、とにかく大変な1日となりました・・・。
バイクを押すのは辛いですし、黄砂まみれの強風に吹かれ続けるのは辛いですし、何もしないで長時間人を待つのはほんと辛かったですよ。
そんな出来事のあった翌21日、一人6Fに乗って大阪南港を目指しました。
さて、今年のモーターショー、不景気の影響でかなりの規模の縮小を覚悟をしてはいたのですが、場内に入ってみるとすごい人の賑わいでした。
予期せず世相を感じてしまったのは・・・喫煙スペースがとてつもなく遠くに設置されてあったことですかね・・・
例年ですと外にでてすぐの場所に数箇所あったわけですが・・・
世相反映で世情(中島みゆき)のメロディーが頭を駆け巡るなんてくだらんジョークおりまぜてみたり・・・
各ブースを回って一番華やかだと思ったのはBMWでした。

国内4メーカーやイタリアン勢に真っ向勝負を挑んできたBMW本気のSS、S1000RRがなんといっても今回の目玉。
スタイリングは文句なしにカッコイイですし、左右非対称ライトがBMWらしさをアピール、さらにスペックで文句なしですもんね。
上位機種のトラコンやスポーツABSつきで199万
STDで170ちょっとだったかな?
よくこの値段で出せましたね。BMWあっぱれです。

BMWらしさの生き残り?HP2スポルト。
伝統のボクサースポーツですね。
こちらは本気で高いですよ。。。350万ほどします。。
統一感をだし、上手くまとめていたのがハーレーでした。
いつもゴテゴテ感があり、下手すりゃニッカポッカ姿が似合いそうなブースの雰囲気だったの一転したので驚きました。
キャンギャルがタトゥーをしているとか、そういうのもないので安心してくださいね。

スポスタ1200ロー

ファットボーイロー

Vロッドマッスル
ビューエルの展示は今年からありません。事情はご察しください・・・。 残念なことです・・・。
国内4メーカーで自分なりにいいと思ったのはカワサキですかね。

今年フルモデルチェンジしたZ1000。
写真で見ると顔が変に見えると思うので、生で見てもらうしかいないですね。
このバイクは最強にかっこいいですし、SSからのグレードダウン感など一切ありません。
実は自分こういうカテゴリーが一番好きではあるんです。

KLX125(左)、D-トラッカー125(右)
2種を盛り上げてくれそうな2台。走っているのはまだ2回ほどしかないのですが、売れて欲しいな〜と思います。
足つきは自分の身長でも安心できましたよ。
ただ、このクラスの宿命といいますか、ステップ位置高くて膝と足首の曲がりがきついですね。

ZRX1200ダエグ
カラーリング変更だけですが、なかなかいいですよ。
大人をイメージさせるため渋いカラーリングしかラインナップされなかった2009年モデルに比べてなかなか戦闘的イメージになりました。

モデルチェンジされたZX−10R。でも中身はさほどかわってません。。
顔は6Rに近くなり全体的にバランスのいいデザインになったのですが、ラムエアのところが塗りわけされてないと少し安っぽくみえちゃうような気はしました。。
ホンダは新型が多く見所が多かったのですが、その新型に魅力を感じるかどうかが肝心ですよね。

VFR1200は実物を見てみると案外悪くなく、写真写りで損をしてるデザインだな〜とは思いました。ライトのレンズ部分の立体が輪郭をボカしちゃってるんですよね。
カウルをとめているビスが見えるところに存在しないなど、すごい技術も使われているのですが、これがカッコイイかと言われると・・・
絶対先代のほうが好きです。。

カタログで見てしまうと何も魅力がないCB1100ですが、全体のデザインはけっこういいんですよね。
細部を見るのではなく全体で見ろって感じで、18インチへのこだわりは感じられました。 歳をとればこういうバイクもありです。

期待を裏切らなかったPCX
値段を考えるとどこがやすっぽいに違いないとあら捜しのような見方をしてましたが、なかなか上質な出来で・・・なぜこれが30万切れるバイクなのがすごく不思議でした。
跨ってみましたがけっこうゆったりしていて、高級感もあって、大人の2種という感じがしましたね。

去年は結果がイマイチだったRC212Vです。
跨げるように展示してありましたよ。サービスいいですよね。

モデルチェンジされたフォルツァです。
ちょっとかっこよくなったと思いません?
あ、スクーターに興味などないってか・・・
すみません。。。
ヤマハはステージをメインとした構成。
跨げる車両が多い他のメーカーとはちょっと見せ方が違いました。

V−MAXはやっぱりかっこいいですよね〜!

R1も・・・現行は変態チックにカッコイイ・・・
と、言ってるのはかなり少数派だと自覚はしてます・・・

レーサーの展示が少ない中(motoGPは2台)、チャンピオンヤマハはしっかりとM1を展示してくれましたね。

ミラノでコンセプトモデル(というかオブジェ?)の展示はありました、まさかテレネに新型が登場するとは・・・
モーターショーでのサプライズというものは嬉しいものです。
サーキットイメージを前面に出すことの多かったスズキも、なんだか去年くらいからイメージチェンジした気がします。
フレンドリーモデルやツーリングモデルが大きくアピールされてましたね。

R1000はマイナーチェンジなのですが、このカラーリングがかっこよかったので写真を撮りました。

スズキがもっとも力を入れていたのがグラディウスですね。
「650のベースがあるから」といわれてしまえばそうかもしれませんが、400とは思えないデザインのこだわりよう。
こういう中型いいじゃないですか。

ヨシムラはまたまた快挙でしたよね。去年の8耐。

GSF1250。これも新型だったのですが、正面から写真を撮ってくるのを忘れていたようです・・・
GSFはR1000(K5)イメージのフルカウルになってかなりかっこよくなりました。
ビッグネイキッドというカテゴリーにあるバイクですが、スポーツネイキッドに見えますね。
ちなみにこれABSのシミュレーターです。
トライアンフ

スピードリプルSE。
スピードトリプルをかなりスポーティーにしたモデル。
なかなかのインパクトですが、やはりアンバランスの美学がスピードトリプルにはあります。
好き嫌いはフェチがあるかないか程度の話だと思ったりw
オーバーレーシング

このモンキー用フレームはすごいですね。
値段もびっくりな199,500円ですが、これはフレーム部分だけで、この形までするにはスイングアームもホイールもステムもフォークもRサスもバックステップもハンドル必要なわけでしてね、これだけでモンキー何台分になるんだ・・・?って感じです。
無論、大型バイクなどたやすく買えてしまう値段・・・
でも、、そんなモンキー所有してみたい気はする・・・。
ドゥカティ

ブースのスペースはたったこれだけ。展示台数3台です・・・。

1198Sとハイパーモタード800とストリートファイター。
ストリートファイターと1198Sの展示は見栄えがするので納得ですが、1198はRを写真に収めたかったかも・・・。
新型になったムルティもありませんか。。
ビモータ

DB-5 約270万

DB-7 約450万

DB-6 約300万
走る宝石ビモータ。どのマシンを見てもカッコイイですよね。
ただ、自分はどうあがいても乗れないマシン達なので近寄りがたいのも事実・・・
これらを買う値段で国産リッターSS達がレーサーにまで仕上がってしまうのも事実・・・
アプリリア

シヴァ750
正面から見ると変な顔ですが、全体的にみるとカッコイイ印象をうけました。
スポーツライクな仕上がりは見せてますが、国産の同じクラスと比較しての話。これはディーラーとしても”売りやすい”モデルだなという印象ですが、それがアプリリアという時点でなんだか好印象です。

RSV4初めて見ました。
純粋にデザインでカッコイイとは思わないのですが、つくりそのものがレーサーなのでカッコイイバイクですよ。
雑誌のインプレやテストを見てもすごく高い評価ですしね、リーズナブルに本物を求められると思います。

レーサーのRSV4です。
市販バイクをレーサーにしたというより、これが本当の姿なんだなって感じがするのがすごいですよ。
写真は以上なのですが、メーカーとしてはこれ以外に台湾のスクーターメーカーSYMとベスパメインで展示しているピアジオがありましたね。
それでもやはり海外メーカーの出展規模の縮小が目立ちました。
国内メーカーもやはり展示はかなり的を絞ってきた印象が強く、motoGPのレーサーは2台のみ、逆輸入車扱いになるバイクの台数はかなり少なかったですし、600クラスなどは壊滅的に展示がされてませんでした。
逆にアピールしたいモデルは下手すりゃ3台くらい展示する勢いではあったのですが・・・(VFR、グラディウス等)
でも、規模縮小だとか不景気だとかなんだかんだ言っても来場者数はかなり多く、1台をしっかり観察していくには、人だかりがすごすぎて難しい状況になってはいましたよ。
でも、、、カメラ小僧が増えただけとかそういう話はしないでね。。
冗談が冗談でなくなってしまう可能性がありますので。。。
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