ZX-6R ホイールベアリング交換
※作業にあたっては、あくまでも自己責任でお願いします。
※アフィリエイトは商品の解説の省略と、現物のイメージを伝えるためと、参考価格のために貼っているだけですので、アマゾン等ではノンブランドのもっと安いものがあると思います。
用意するもの
・ホイールベアリング
カワサキ純正品 品番:601B6005UU 税込み1,436円 2個
・ダストシール
カワサキ純正品 品番::92049-1377 税込み550円 2個
必要な工具
●六角レンチ
●マイナスドライバー
●22mm6角レンチ(ソケット)

Webike Garage アクスル用 4WAY ヘックスツール
●ラチェットレンチ
22�个力山僖譽鵐舛魏鵑垢燭瓩忙藩僂垢襪發里如△修譴帽腓辰織汽ぅ此�
参考に貼ったヘックスツールは3/8で使用可能。自分のストレート製のものも3/8サイズ
メガネレンチで代用可能です。
●ベアリングプーラー

DAYTONA デイトナ/ベアリングプーラーセット
24�个離汽ぅ困�使用可能なもの。
●スパナ(ベアリングプーラーに使用するサイズのもの)17mm、14mm
●モンキーレンチ
あればいい工具
●メンテナンススタンド フロント

J-TRIP Jトリップ ジェイトリップ/フロントスタンド 汎用
●メンテナンススタンド リア

J-TRIP Jトリップ ジェイトリップ/ロングローラーリアスタンド (V受けセット) 汎用
●ヒートガン
●トルクレンチ

Webike Garage 精密トルクレンチ 6-30Nm 3/8サイズ
必要なケミカル
●(ウレア)グリス
●パーツクリーナー
1)
・バイクを浮かせる
フロント、リアともにメンテナンススタンドをかけバイクを浮かせます。
フロントに関してはパンタジャッキを左右フォークのボトムケースに敷いて代用される方もいますし、リアに関してはギアを入れてバイクを動かない状態にしていれば問題ないという方もいますが、それでは正直バイクが倒れそうで怖いんですよね。
というか、倒すリスクは相当に高いと思います。

J-TRIP Jトリップ ジェイトリップ/フロントスタンド 汎用

J-TRIP Jトリップ ジェイトリップ/ロングローラーリアスタンド (V受けセット) 汎用
メンテナンススタンドというのはこういうのです。
なんとなく安心感と価格のバランスからJトリップを表示しておきますが、最近はアマゾン等で安いのが買えますよ。
もし今後もあれやこれやとメンテナンスしたいなら、前後のスタンドは持っておいてもいい工具じゃないかなと個人的には思っていますし、やっぱりあると便利なんですよ、メンテナンススタンドは。
もちろんできないこともないですけどね。
2)
・ブレーキキャリパーを外す。

キャリパーのフランジボルトを左右で4箇所外してフロントフォークからキャリパーを外します。(各2本、左右で4本)
無論ブレーキホースは繋がったままでOKなのですが、ブランブランにぶら下げておくと、キャリパーの重みでホースを傷めますし、キャリパーがいろんなところにぶつかって傷だらけになったり、傷をつけてしまったりするので、紐でくくってハンドル等にぶら下げるなどを工夫をしたほうがいいです。
キャリパーにもタオルを巻いておけば傷がつきにくいです。
3)
・ホイールを外す
まずはアクスルシャフトを固定しているネジを左右で4箇所外します。

外したボルトが錆び錆び。
冬でもバイクに乗る自分の場合、足回りにこういうダメージを受けてしまうんですよね・・・。
なのでまずは錆の除去。


といっても錆落としの薬剤を塗るのではなく、スコッチブライトみたいな布やすりで落とすだけです。これだけでもかなり綺麗にはなります。
つぎにアクスルシャフトを外すのですが、アクスルシャフトを外すために22�个悒�スが必要って・・・
サンデーメカニックレベルの人間はそんな大きなヘックスはまずもってないと思います。。
いや、最近の倒立フォークはこっちのほうが主流になってきてるか・・・

Webike Garage アクスル用 4WAY ヘックスツール

このためわざわざストレートへ買いに行きましたが、1個1,300円くらいで2個だと地味に痛い出費でした。
でもこれ、1個でもどうにかなりそうな工具でしたね・・・。

(実はこれ締めてるときの写真なのでトルクスレンチ使ってます)

緩んだらホイールが落ちないよう手で支えながら、アクスルシャフトを抜きます。
(またもや組み込みのときの写真なので新品のグリスが塗ってあります 汗)

ホイールベアリングの外側にカラーが入っているので落として紛失しないよう気を付けながらホイールを外してください。
左右のカラーを抜いたら次の工程にうつります。
4)
ベアリングを外す

ホイールを平らな場所に設置します。

ベアリングの外側にはシールが挿入されているのでマイナスドライバーのようなもので取り外します。
軽い力で抜けますのです、丁寧に。
ガンガンやるとホイールを傷めてしまう可能性があるので注意してください。

ベアリングプーラーを用意。

DAYTONA デイトナ/ベアリングプーラーセット
6Rのベアリングは内径24�弌�
小径のものならコンクリート用アンカーボルトを使って外す方法などがあるのですが、さすに無理なので専用工具が必要になります。

ベアリングへプーラーをインサート
ベアリングをがっちりつかんだら

こいつとドッキング

プーラーの足の幅を調整。

上部を6角で固定しつつ、下部をスパナで締めこんでいくと

このようにベアリングが上がってきます。

取れました。

内部にカラーが入っているので引き出します。

で、ベアリングの入っていた場所をお掃除。
古いグリスを綺麗に拭き取ります。
この作業を左右ともにやって次の工程へいきます。
5)
・ベアリングを打ち込む。
用意したベアリングの底側(たたくほうと反対側)にグリスをたっぷり塗ります。

ベアリングを打ち込む場所をヒートガンで熱します。
アストロやストレートのヒートガンなら安いですしね、塗装の乾燥、グリップの交換、固着したネジの取り外しなど、これも便利工具なので購入しておくといいですよ。
(ヒートガンとはドライヤーの親玉のような工具です。)

ホイールに新しいベアリングをセットしたら、

その上に古いベアリングをセット。
本来はちゃんとした圧入工具を使用したほうがいいんですけどね。

ハンマーでコンコンと打ち込みます。

底に当たると音が変わるので、打ち込みはそこまで。

古いベアリングをプーラーで取り外し。

これで片側を打ち込むことができました。

ダストシールとベアリング上側(叩かれた側)をグリスアップ。
イメージはグリスを盛るといった感じですね。

指でグッグッと押せば入りますが、最後は古いベアリングを使って均等に抑えてやりましょう。

はみ出たグリスを拭きとり、これで片側が完成しました。

ディスタンスカラーを清掃、内部をグリスアップします。
といっても、グリスは指の届く範囲でしかできませんが、まぁそれでOKです。

先ほど入れたベアリング側を裏側にしてディスタンスカラーをセット。
ベアリングの上に乗せるイメージです。
このときはど真ん中にセットする必要はありません。
ベアリングを打ち込んでいるうちにどうせずれてきますから。

底側をグリスアップしたベアリングをセットし、先ほどと同様ホイールに打ち込んでいくのですが、今回は内部に挿入したディスタンスカラーをベアリング同士で挟んでやる必要があるので、カラーとのクリアランスを確認しながら打ちます。
打つ音が変わってくるとカラーとベアリングが接地している証拠。
ディスタンスカラーに指で押せば動く程度のテンションが掛かっている状態でアクスルシャフトをずぼっと差し込んでカラーの位置をセンターに修正してやります。
そこからの打ち込みは軽めにやっても2〜3回で収まると思いますが、ディスタンスカラーが左右のベアリングに挟まれて、指で軽く押すくらいでは動かないけど、強く押せば動くだろうなといった程度で打ち込みをやめます。
打ちすぎるとベアリングの回転が重くなったり、カラーにテンションがかかりすぎて走行中の破損に繋がるらしいのですが、自分の経験ではベアリングがもう底に当たり、打つ音がかわっているのに、そこからさらに何度も何度も打たない限りは、押し込みすぎな状態にはならないと思います。
逆にそれが怖くてやらないよりは、構えすぎずに一度は挑戦してほしいと考えます。
ベアリング交換はバイクを複数台所有をするか、ぼっろい原付(所有していた20年落ちDioみたいな)を購入しない限り、なかなか機会が巡ってことないですからね。
(年数で言えば10年くらい、距離で言えば3万〜5万キロくらいはもちます)
ただ、原付の鉄チンホイールで小さいベアリングは打ちすぎたことがあります(汗)

で、こちら側も先ほどと同様、ベアリング表側のグリスアップ、ダストシールのグリスアップ、ダストシールの挿入をして完了です。
6)
・ホイールを組み付ける

ホイールの回転方向を確認しながら左右フォークの隙間へ。
(タイヤやホイールに印があります。)

ダストシールにカラーをはめます。(左右で2個)

アクスルシャフトをグリスアップ

カラーが脱落しないよう注意しながら、タイヤを持ち上げ、アクスルシャフトを挿入します。

22�个�6角を使って適正トルクで締め付けます。

ホイールが綺麗に回るか、異音はないかなどを確認。
新品のベアリングを入れたときって回転がすごく気持ちがいいんですよね。

問題がなければフォークの底のアクスルシャフト固定のネジを装着します。
左右で4箇所。
7)
・キャリパーを組み付ける

ブレーキパッドが斜めに歪んでいないかを確認し、ディスクの間に割り込ませ、キャリパーをセット。
まずは上下ともに軽く仮締めしてから、適正トルクで本締めをします。

最後はブレーキを何度か握り、ブレーキの遊びを取り除いて終了。
作業は以上です。お疲れさまでした。
最後に
なんだか神経質な作業に思えて、やってみれば簡単な作業なので、皆様もチャレンジしてほしいメンテナンスです。
まぁ神経を使うか使わないかで言えば使うんですけどね(汗)
でもなぜにチャレンジしてほしいかというと、部品を取り寄せなくてもできてしまうからなのです。
ベアリングは規格品ですから、純正を使わなくてもホームセンターで入手可能ですし、ダストシールは基本は交換ですが、異常がなければ再利用もできなくもないと考えれば・・・、あとは工具があればいいってだけの話になりますので。
ベアリングをたたいて入れるのはタブーだと言われるかもしれませんが、そういう方には圧入できる工具もありますし、正直バイク屋に依頼したところで、圧入してるか、叩いてるかは作業を見せてもらわないことにはわからないと、業界自体もそんな感じなのが現実だったりするのです・・・。
ベアリング交換はプラシーボ効果もあってか、交換後に取り回しがすごく軽く感じるがうれしいですし、古いグリスを取り除いて新しいグリスを入れてやる作業って、やっぱり気持ちがいいんです。
つまりベアリング交換とは、気持ちがよくなる整備ってわけなのです。
質問、感想、誤り等があれば、
掲示板へお気軽にお書きください。
6Rメンテンナンス
ZX-6R TOP