カスタム・フロントフォークの改善
・ ・ ・ ・ 無いと困る工具 ・10mの六角レンチ or 長ナット ・インナーチューブを挟めるバイス or インパクトレンチ ・ジャッキ 油圧 or パンタ ・油差し(先端15cm以上) ・22mmメガネレンチ
アクスルシャフトを緩めます。 ナットは22ミリ こちらは穴にドライバーなどを差し込んで固定します。 この行程では緩めるだけでまだ取り外しません。 おおきなトルクで閉まっているボルトやナットは、車体を浮かす前に緩めておくのが原則です。 浮かせてからだと力を入れづらいだけにとどまらず、最悪車体をひっくりかえすことになりかねませんからね。 シャフトを固定するここのボルトを左右緩めます。 おなじ理由でステムも緩めておきます。 左右2個、計4箇所です。 センタースタンドをかけジャッキで車体を浮かせます。 ジャッキの当てる部分は車体裏を手で触るとフレームが通っている場所が簡単にわかりますので、そこに当ててくださいね。 浮きました。 そしたらアクスルナットを外し、ホイールを手で支えながらアクスルシャフトを抜きます。 もしアクスルシャフトが抜けないようならシャフトを固定しているボルトをさらに緩めてみてください。 シャフトを抜くとホイールとフォークの間に入れてあるカラーがポロっと落ちますのでそれも注意です。 フェンダーは写真で見えてる2箇所×左右計4箇所 ネジが外れた瞬間に裏のプレートがぽろっと落ちますのでなくさないようにしてくださいね。 右フォークはタイヤ、フェンダーが外れたらキャリパーをボトムケースから外します。 ホースのステーも一緒に外しておいてくださいね。 で、キャリパーは何かに乗っけておいてホースにストレスがかからないようにしておきます。 ステムからフォークを外すため、先ほど緩めておいたボルト左右で4箇所を外します。 トップキャップを外すのには10mの6角レンチが必要ですが、普通はそんなに大きいものは持ってないと思います。 長ナットを使えば実はレンチで回せます。 ただフォークを固定するバイス(万力)がなければいけませんけどね。 シガーライターソケット対応のインパクトレンチが秘密兵器。 バイクに外部電源ポートを装着している人はこれを持っていると便利ですよ。 スクーターはどうしてもベルト交換が必要になりますから、これがあればプーリーもラクラク外せるのです。 値段も安くて5000円〜6000円くらいだったような気がします。 で、ポンっと。 キャップを外してオイルを捨てます。 フォークスプリングも引っこ抜いて油分を取ってあげます。 フォークオイルが抜けたらパーツクリーナーで洗って古いオイルを内部に残さないようにしましょう。 油面調整の写真は忘れてました。。。 CBR600F4iの写真をかわりに貼っておきます・・ 綺麗になったフォークにフォークオイルを入れます。 今回はスタンダードの#10から粘度の高い#15へ変更します。 オイル量は204mlですが今回は油面を上げるので少し多めに。 そして10回くらいゆっ〜〜くりとストロークさせて中に入っている空気を抜きます。 その後10分ほど放置します。(その間は反対側のフォークをいじっていればいいです) 小さな気泡が抜けてくれるのと待つという意味と、インナーチューブ内部などに付着したオイルが全部下に下がるのを待たないと正確な数値がでないからです。 フォークを垂直に立て、スプリングを入れずにインナーチューブを一番下に下げた状態で、インナーチューブ上部から下に90mmがノーマルの油面ですが、今回はそこから10mm油面をあげます。 多めに入れてから油差しで吸ってやると楽に調整できますね。 油面を上げるというのは、サスが縮んだときに内部の空気が圧縮されエアサスの役割を果たすのですが、その力を強くするという意味合いがあります。 特性としては初期動作は犠牲にせず、沈み込んだとき奥でグっと踏ん張るようになるので、街乗りなどの低速域での動きは犠牲にしなくて済むのです。 ただ上げすぎるとエアロック、つまり空気がそれ以上圧縮できずフルボトム手前からフルボトム状態になるので危険です。 なのでこの辺から様子を見てみます。 本来はいきなり10mmもあげませんが、フォルツァのへなへなサスならこれくらい上げてしまってエアロックはしないとは根拠もなく思ってみたりして・・・。 油面の調整が終わればインナーチューブを伸ばしてスプリングを入れます。 感覚が狭いほうが下側になります。
ワッシャは2枚で4mm。イニシャル調整つきのバイクでいう1目盛分のイニシャルがけといったところでしょうか。
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