まさか、このページを更新することになるとは思ってもいませんでした…
願わくば更新されないで欲しいページだったのですが…
2003年10月4日(土曜日)早朝5時頃の出来事。
タバコを買いに近くのコンビにまで自転車をこいでいました。
なぜこのとき自分が自転車を乗っていたかと言うと、約1週間前に自分の所有していた原付(AF18初期型Dio)が盗難にあったからです…
コンビニでタバコを買い終えて自転車に乗ったとき「せっかくだから、この近くも捜索してみるかな…」と自分のDioを探すため遠回りをして帰ることにしたんです。
そして近くにまだ捜索していない団地があったことを思い出し、そこへ向かって自転車をこぎました。
団地のすぐそばには川が流れていて、その横にはサイクリングロードのような場所があります。
ちょうどその道を走っていたとき、中高生くらいの男の子(本音は悪ガキ共と書きたいとこですが・・・)3人がたむろしているのが見えました。
自分に気がついた彼らはじゃれ合うようなそぶりを見せてその場を離れていったので「どうも怪しいな・・・」とそちらに向かうと、サイクリングロード脇の芝生に自分のものとは違う1台の原付が見えたのです。
あまりの場違いさと、さっきの男の子達の行動に違和感を感じていた自分は、その原付を見てみることにしました。
そしたら…案の定キーシリンダーが壊されていたんです…
ためしに自転車のカギでエンジンが掛かるか調べると、ごく当たり前とでも応えるかのようにエンジンは1発始動。
走れるか試してみたところ何の問題もなくバイクは走りました。
「やはりあの3人が…」と謎が解けたところで時は遅く3人はどこかへ行ってしまっています。
仕方なく原付は道の真ん中に残して帰ってからでも警察に知らせようと考え(携帯は持ってきてなかったんです)ふたたび自転車に乗り岐路につくことにしたのです。
ですが…どうしても原付のことが頭から離れず、もう一度その場へ戻ってみると、向こうからさっきの3人のうち2人が様子見のためか自転車できてるのです。
そして自分に気がつくと何もないようにすれ違っていきました。
自分は原付をこのままにしておくわけにいかないと考え、「とりあえず自分が原付の場所にいれば手は出せないだろう」と原付の場所から離れず2人が諦めて帰るのを待つことにしたのです。
しかし2人は自分と少し距離をおいた位置で止まりこっちをずっと睨んできます。
自分もはらわたが煮えくり返ってるような精神状態だったので「2人くらいなら相手してやるわ〜」とでもいわんばかりに睨みかえしていました。
そんな状態が5分ほど続いたでしょうか…
向こうはもう一人戻ってきて3人になりました。しかし同じようにただ睨みつけてくるだけです。
「2人ならまだしも3人じゃ・・・」と自分に弱気が入りかけたころ
そのうち中の一人が携帯を取り出し電話をしはじました。
もしこれ以上仲間を呼ぶようなことがあれば…と身に危険を感じた自分は無理を承知で自転車を左手で抱えて、その盗難された原付に乗りエンジンをかけました。
走ってしまえばなんとかなるもんです。
左に重いものを持っていても運転にはさほど支障はありません。ただ…Fブレーキの効きが甘い…それとエンジンに少し異音…不安要素はそれだけでなんとか無事に家に帰ることができました。
家に帰った自分はさっそく110番
「盗難車両をみつけたのですが、○○というナンバーの原付で盗難届けはでてないでしょうか?」
「すみません。うちではそういうのは調べられないので伏見警察署の電話番号教えますのでそちらへかけていただけますか」との返事。
さっそく伏見署へ電話をかけなおす。
自分「○○というナンバーのバイク盗難届けでてますか?」
P「今すぐにはわかりませんが、なぜでしょうか?」
自分「さっきタバコを買いに行ったら行動の怪しい若い子3人が原付をいじっていたみたいで、自分を見たら逃げていったんですよ。」
自分「それで原付みたら鍵が壊されていて自転車のキーでもエンジンがかかる状態だったんです。」
自分「場所も○○の川沿いの道ですし、ここに原付が止めてあるなんてあまりにも不自然ですし、自分が原付を見ている間、若い男3人がどうのこうの……」と事細かに事情を話したんです。
けれども…
P「事情は判りましたが、バイクの場所を移動させてしまったんですよね?」
自分「はい」
P「そうなるとあなたも窃盗したことになるんですよ」
自分「それは覚悟したんですが、そんな状況でもですか?ガキ(といってしまった・・)がいじってたんですよ?人目のないとこですよ?日も出てない早朝ですよ?」
P「とりあえず住所と名前教えていただけますか?」
自分「言わないとだめですか?」
P「ええこういうときは どうのこうの・・・・」
この時点で自分は受話器を耳元から離し「もういいです」とだけ言って電話を切りました。
頼ろうと思っていたはずの警察の対応がこれだったのです・・・
たしかに自分が勝手に場所を移動してしまったのはまずかったでしょうが、普通は現場と状況、現物を見てから判断を下してくれるものだと思っていました。
なのに自分を悪者扱いですか・・・
あきれてものが言えません…
事件に使われるの車両の大半が盗難車両というのは事件にあまり詳しくない私でも知っている話です。なのに警察はこの対応。
この盗難は持ち主だけが困る問題ではなく、それ以降の2次被害防止の意味もないとは言えないと思うんですが…
変ですかね、常識はずれですかね、自分の起こした行動は…
他に理想的な方法があったのなら是非教えていただきたい・・・
あきれると同時に怒りで全身が震える思いでした。
警察はバイクの盗難を軽視しすぎている…
市民にとっては身近で切実な問題のはずじゃないんですか…
バイクの盗難は起こるべくして起きている事件だと自分は考えているのですが…
しかし、こうなると頼ろうと思っていた警察に頼ることができません…。
もし、持ち主に返せないようなことにもなると本当に私が窃盗したことになりかねません…
かといってどこかに放置していくことは絶対にできませんし…
何か手がかりをと原付のもとへ行き、販売店のステッカーを見つけ開店時間になったらそこに連絡してみることにしました。
その間、原付が盗まれてはいけないと盗難対策を考えていたのですが、手持ちのものはディスクロックのみでU字ロックは無し・・・
前後ドラムのこの原付には装着できる訳もなく、とりあえずマフラーに紙をつっこんで、一応プラグキャップも外してエンジンだけはかからないようにしました。
だけど、、エンジンは掛からなくとも普通に持っていけるんですよね。このままでは…。
不安がずっとつきまとってしまいました…。
昼になったので販売店へ連絡
自分「そちらに○○というナンバーの原付が盗難されたという連絡入ってますか?」
「ちょっと調べてみますが、盗難届けは警察に出されるので警察に連絡されてはいかがですか?」
自分「いや…警察に連絡したんですけどね…こうこうこういう事情で(これまでの経緯)警察には頼れなくて…」
「ははは・・(苦笑)善意でされたのにひどい対応ですね。」
自分「それで今○○の○○マンション(盗難とはまだ100%決まっていないで自宅マンションとは言えず…)にありますから持ち主さんに連絡を取ってほしいのですが」
「そうですか。わかりました連絡してみますね。」
とバイク屋さんは(どうも自転車と原付をやっている店です)は快くお願いを聞いてくださいました。
それから用事で家を離れ、夜、帰ってからバイク屋さんに連絡をとってみたところ、持ち主さんとは土曜の夜から京都を離れ、それまで原付は○○駅(うちから1つ手前の駅)の駅の駐輪場に置いていたとのことだった…。
持ち主さんは明日(日曜日)京都へ戻ってくるらしく、盗難届けはおろか盗難されていたことも知らなかったようです。
やはり盗難車でした…。
自分は盗難車であることに確信を持って、こんな行動にでてしまったのですが、ずっつ不安が付きまとっていました。
その不安にようやくこの時点で開放されたのです。
しかし、まだまだ安心はできません。
持ち主さんが取りに来られるまで、この原付は自分が死守しなければならないのです。
さすがにこの日は眠るわけにも行かず、30分おきに原付をチェック、その間CBRに乗ってDio捜索のために近所をグルグルしてました…
そこで感じました…あまりにも異様です…この地域だけでしょうか…
週末の夜ということもあり、どこからか盗んできたような原付でノーヘル、2人乗りをしている暴走族まがいなガキ共(もういい・・・やわらかい書き方なんてできん)だらけです…一晩で軽く二桁は見たでしょう
自分が警察だったら任意で事情を聞いて免許の有無や所持している原付なのかを問いただしたい気分でしたね…
ここまで堂々とやられると…また警察は何やってんだと言いたくなる気分になってくるもんです…
結局、自分の原付はみつからずじまいで終わったのですが、マンションにおいてある原付は無事で朝を迎えることができました。
これでようやく寝れると床につきました。
自分が起きたのは持ち主さんからの電話でした。
近くに来ているのだが場所がよくわからないとのこと。
迎えに行き無事に持ち主さんに原付を帰すことができたので、今回は結果てきになにごとも無く解決できました。
しかし、どうでしょう警察の対応は…
現物も現場も確認せずにこのような対応をするとは…
盗難が増えているのを警察の怠慢だとはいいませんが、盗難に対する前向きな姿勢がないことはこんなことからもとれます。
伏見警察に限ったことではないんでしょが、伏見警察署には不満が募る一方です・・・
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