地獄の岡山ツーリング(10年9月20日)
参加者:紅の弾丸さん(CBR1000RR)、スウさん(CBR600F)、K田君(CB400SF typeS)、S山君(ZZR250)、自分(CBR600F4i)
え〜〜・・・・・・
今回・・・
下道オンリーで岡山までツーリングに行くことになりました。。。。
ことの発端は先月の龍神ツーリングだったんですけどね・・・
シェイブドヘッドさん達と行っていた龍神スカイラインに、実は紅の弾丸さんとK田君も来ていて、ごまさんスカイタワーで自分のバイクを見たって話を、あとになってバイク屋のおっちゃん(弾丸さんのお父さん)から聞いてしまったんです。。。
それまで話をしていた本人から「実は・・・」なんて言われるならまだしも、席を外したときに他の人から事実を告げられてるなんてあまりにも悲しすぎじゃありませんか・・・
「日曜日偶然龍神で見かけたよ。運命的だな〜」なんてサプライズ的な話題として取っておきたかった可能性も否定はしませんが、そんなツーリングが計画されていたことすら自分は知らなかったわけですから、下手すりゃ見なかったことにされかけていたんじゃないか・・・って思えて・・・
正直ショックだったんですよね・・・
そこからの話は、まぁ・・・ご想像通りで・・・
自分:「水臭いじゃないですか〜同じ場所にいて声をかけてくれないなんて〜」
お兄さん:「いや、携帯のバッテリーが切れてて・・・」
自分:「それじゃ待っててくださいよ〜」
自分:「和歌山まで言って同じ場所に同じ時間にいたなんて運命的な出会いですやん!」
自分:「というか、それ以前にツーリングの話があったなら声くらいかけてくださいよ〜」
お兄さん「バッテリーが切れてなければ・・・」
自分:「ひどいですよ〜」
自分、一方的にお兄さんを攻め立てた訳ですよ。
そんな自分に、お兄さんもしぶしぶなのか・・・
お兄さん:「・・・・・・」
お兄さん:「それじゃ次回のツーリングのときは一緒に行こうか」
我ながらめんどくさい男だな〜〜って思いつつも、こんな感じで今回のツーリングする運びになったわけなんです。
数日後
お兄さん「今度のツーリングは福井の勝山、恐竜博物館でもと考えている」
いきなりのぶっ飛び発言。
ま、またこの人、目的地までの移動のツーリングを企画しちゃってるよ・・・(涙)
バイクで走るとなると行き先よりも道中でしょ道中。。(涙)
そんなことは思いつつも、秋の海は綺麗だし、東尋坊やR305を組み込めば「道」あり「景色」あり「観光?見学?」ありのツーリングには軌道修正はできるな〜なんて思ったので、目的地に対しては特に何も言わなかったんです。
しかし、いざルート選定や立ち寄りスポットなど、色々提案してみると・・・
「時間が足りないよ・・・」の一言で却下されるという現実。
お兄さんとしては国道8号線1本で福井市までいって、そこから勝山へ行くだけのピストンツーリングがしたいみたいなんです・・。。
自分が不参加のツーリングなら山道を選んだとしても、自分が参加しているツーリングは意地でも幹線道路を選んでいるのではないか・・・、自分が「街乗りは嫌いだ、体が痛い、疲れる」と常日頃から言ってるから、敢えての選択なのでは・・・、考えすぎかもしれませんが、ここ数年特に交通量の多い主要国道や幹線道路の往復を提案されることが多いと感じてしまうのです・・・。
ところがですよ。
しばらくして「K田君の地元が富山だし勝山なんていつでもいけるだろうから倉敷美観地区にした」なんて言ってくるではありませんか・・・
「・・・・・・」
「・・・倉敷、遠すぎません?」
「というか、なぜに美観地区なんですか?」
「っていうか下道ですよね?どんなコースで行くんですか?」
「えっ2号線?単なる幹線道路ですよ?」
「ゆっくり走る子がいるから、カーブがある場所は危ない??」
「どんだけ攻める気でいるんですか!?」
「逆に市街地走行が多いと信号、車線変更、すり抜け、車の割り込み等、隊列が乱れやすく、それに焦る人がいると危険ですよ?」
「ところで美観地区以外どこ行くんですか?」
「ないんですか?」
「倉敷っていったら美観地区行って、種松山走って、鷲羽山で瀬戸大橋を見て、下津井のたこ食べるんです。」
「ちなみにチボリはつぶれました。」
「あ、倉敷は親戚がいたので詳しいんです。」
「え、そんな時間ない・・・まぁそれはごもっともですが・・・どれか1つは入れてもいいと思うんですよね」
だはははは・・・。
自分言いたい放題でひどいですよね。
でも、普通に考えてみてくださいよ。
国道1号線で大阪まで行って、その続きで国道2号線に入って、そのまま岡山の倉敷を目指すというのをツーリングと呼ぶにはあまりにも淡白・・・、むしろSS乗りにとって地獄そのものではありませんか・・・。
しかも単純計算14時間+昼食+休憩時間・・・
・・・・・・・・・
往復で17時間くらいかな!?!?
・・・・・・・・・
こんな内容のツーリングはどうしても納得がいかなかったんです。
ライダーとしてではなく、一般的な考えでいっても、こういうのは電車で行ったほうがマシなんです。
さらに言えば、お兄さん前科がありますやん・・・
K田君と二人で1号線と2号線で明石を目指して・・・、高槻ではぐれてしまったという前科が・・・
お兄さんは目的地で合流できるかなと、そのまま明石へ行くし、K田くんは土地勘もないから京都へ帰ってくるし・・・、こんな悲惨な結末繰り返したくはありませんよ。
それで分かってくれたと思いたいのですが・・・、難易度高いんですって・・・交通量の多い道ってのは・・・
車線変更するにしても二台同時にスムーズにって訳にも行きませんし、信号のタイミングもありますし、すり抜けの技術差もありますし、車の割り込みだってあるわけで、絶対にすり抜けをしない、追い越しをしないと決めたとしても、必ずグループは分断されるものなのです。
だから市街地を複数でとなると、分断するのが前提としておかないと成り立たないんですよ。
そこに必要とされるのは、目的地までの道のり、休憩ポイントが理解できる土地勘、はぐれても焦らずいつものライディングができる平常心、これらを全員が持っていなければいけないということです。
それを今回倉敷までですか・・・???
いや、ほんとぜったい無理ですって・・・。
しかしお兄さんが突如として長距離に目覚めてしまったのはいつだっただろうか・・・
あ、、、、、、讃岐にうどんを食べに高松まで行ったときか・・・
このときは当然、讃岐へ行っただけで目的が終了し、松山城を見たわけでもなく、栗林公園を見たわけでもなく、うどんを食べただけで帰ってきましたよ・・・
えぇ当たり前に時間が足りませんので・・・
行きは淡路南〜高松東までを、帰りは鳴門大橋区間だけを高速のほぼ下道ツーリング。
「言いだしっぺはお兄さんなんだから最後まで弱音を吐かずに走りきれ!」ってな気持ちで、帰りも行きと同じようなペースで先導したのですが、淡路へ帰ってきた頃にはガクンとペースが落ち、夜のR372デカンショ街道ではトラックに抜かれている始末・・・
本来時間短縮に使えるこの区間で、逆にペースが落ちたのはこちらが辛かったですよ・・・
次は「鳥取砂丘」でしたね。
1年くらい経つとしんどかったことは忘れて、行った満足感だけが蘇ってくるのか、「鳥取砂丘へ行く!」って爆弾発言。
「9号線往復」というお兄さんに「出石、但馬コースタルロード、香住海岸なども絡めたほうが気持ちいいですよ〜」と提案し、伏見から参加した自分と朱鷺くんは往復で500キロ。
お兄さんも500に近い距離にはなったせいか、帰りには「9号線で往復したら近かったのに」なんて言われたり・・・
山陰海岸走ってて気持ちよくなかったんですか!?!?
自分は多少増えた走行距離よりもここの満足度が高かったのですが・・・
えっと・・・その次は
「郡上八幡」
一部を除き道は最高に楽しかったですし、それほど時間もかからず楽しいツーリングになったとは思うのですが、帰り道になるとお兄さんが車のペースでも走れなくなるのはいつものパターン・・・。
お兄さんにはこちらのペースにどん引きされたのですが、自分の理解としては今回もお兄さんがペースが落ちたって話なはず・・・。
ま、まぁ八草トンネルで速度○ミッ○ーを効かせたりと、自分もやりすぎてしまった点は多々あったりはしたのですが、こちらとしては、暗くなるにつれガクッとペースが落ちてしまうお兄さんに対して、どうにか走りのスイッチを入れようと、色々と試した結果だった訳です。。。
・・・・
あれやこれや話し合った結果、最終的には初心者を連れて倉敷は遠すぎるという意見を聞き入れてもらい、気持ちよく走れる場所として目的地が岡山ブルーラインとなったので、せっかくだから「海沿いを走りましょうよ」とR250の七曲りを組み込んでもらうことにしたのです。
ふぅ・・・、すっごい頑張ったと思う・・・自分・・・。。
お兄さんも頑なに意見を曲げようとしなかったから、どちらが根負けするかレベルの話だった気がする・・・
で、話をまとめると、今回はR372デカンショ街道で姫路まで行き、R2姫路バイパスで竜野まで、そこからR250で、七曲を走り、そのままR250で備前、R2で岡山市へ。
岡山側からのアクセスでブルーラインを走り、2号線を戻り、デカンショ街道で京都まで帰ってくるというのが今回のツーリングルートとなるのです。
全行程のほとんどが直線基調な主要道路、幹線道路で、景色等の見所もほとんどくないため、今回のツーリングは地獄の岡山ツーリングと名づけることにしました。
このような道を坦々と走る場合は、SSでは身体的負担が大きいために、「まぁ現実というものを体に叩き込めばいいよ」って感じに、毎度のように楽しみな部分がでてきたんですけどね。
たぶん、バイクを長時間運転することの精神力や体力に関しては、お兄さんより自分のほうが幾分はマシだと思うし、若い子は体力だけで乗り切ってくれると思うので、今回も言いだしっぺでありなが、ひとり途中でへばってしまい、さらには不満を言い出すといったネタを提供してくれるのではないだろうかと期待はしているのです。
そんなこちらの思いとは裏腹に・・・
「夕方には帰ってこれるだろうし、晩御飯は滋賀の美富士食堂に行こう」(超大盛りで有名な店)といった爆弾発言に対しては
絶対むり!!!!と、一発却下させていただきましたけどね・・・
お兄さんは最後の最後まで本気で行けると思っていたとは思います・・・。
さてさて日祝にしか休みのない自分は、このツーリングのため、前の晩に洗濯を済ませ、掃除を済ませといった気合の入れよう。
だって大幅に短縮されたとは言え、自分の予想では14時間。
休みがまる1日潰れてしまううえに、帰宅後は動く気力が残っているかどうかといった様子まで想像できてしまうので、やれることは先に済ませておかねばならなかったのです。
そろそろ寝ようかなと思った夜の12時、スウさんから「今京都にいます。明日はどうしたらいいですか?」といった内容のメールが届きました。
えぇ、スウさん今回のツーリングの内容を知っての参加表明ってことです。
また一人、地獄への同行者ができてしまいました。
自分としては頼もしい限りでございます。
うひひひ。。。
自宅〜千代川IC
さて当日、R171を北上してくるスウさんとは向日市のナムコワンダーシティ前で待ち合わせ。
京都の人には簡易裁判所の向かいだよ!って言ったほうがわかりやすいんでしょうか。
えぇ赤切符を貰った人が行くところですよ。にひひひひ。
・・・
自爆だわこれ・・・。
合流後、洛西ニュータウンを突き抜けR9、沓掛から無料試験中の京都縦貫を使い待ち合わせの千代川IC出口へ。
時間ぴったりに到着です。
千代川IC〜社
千代川ICを降りたところで今回のメンバーと合流。
先に到着していたのはおなじみ1000RRの紅の弾丸さん(以後お兄さん)、CB400SF Ver.SのK田君、そして今回お初になるK田君のお友達のZZR250のS山君。
他のメンバーには何も告げず、自分が巻き込む(いや道連れ?)形で参加となったスウさんは、自分以外とは初対面の面子しかいないのでお互い初めましての挨拶を交えます。
自分もS山君とは初対面でしたが、まだ学生でありながらも落ち着きのある好青年。
ちょっと天然でノリのいいK田君とはなんかいいコンビって感じがしました。
ただK田君から事前に聞いていた話では「やつはダメ」「下手で遅い」なんて散々なものでしたから、「今回のツーリングで事故だけはさせちゃ駄目だ」なんて、要注意人物として構えてしまっている部分もあったんですよ。
でも、なんとなく、大丈夫な感じがします。
たぶん今回の面子では事故などは起きにくいだろうなって、根拠もなく思いました。
若い二人がなにやら誰が速いといったような話題で盛り上がります。
そりゃそうですよ、二人からしたら、初めて行くマスツーリングに、揃いも揃って自分達以外はスーパースポーツが集まってしまってる訳ですから。
そしたら横で聞いていた、お兄さんやスウさん、自分をネタにあることないこと・・・
それを否定したら、K田君まで、千代川ICから降りてきた自分達の排気音を再現して「ブゥウウウ〜〜ン、ブ〜ン、ブ〜ンってどこの走り屋が来たのかと思った」と言いたい放題。
いや、そこは普通に考えたらツナギを着ている誰かさんがターゲットになるんじゃないの!?
しかし普段まったりなうえ、全員初対面なS山君からしたら、SSに囲まれてしまうだけでも不安MAXだと言うのに、みんな空気を読みましょうよって・・・。
「まぁ今日はお兄さんのペースでゆっくり走ってくれたらいいから」って気分で、自分は前を走らないと決めているので、自分を散々ネタにしたおふた方は、若人の期待にこたえられるよう、SSライダーとしての威厳を見せてもうことにしましょう。
ふっふっふっ、、頑張れ・・・。
さぁいよいよです。
ここから地獄の岡山ツーリングへ挑みます。
地獄と言えば、三途の川。となるとさしずめここは賽の河原ということでしょうか。
なんの因果か千代"川"に賽の河原が存在していんですね。・・・
千代川ICからデカンショ街道(R372)へ向かう道は、前半が少しカーブの連続する区間となっていて、本日のルートで数少ないカーブ連続区間となるのですが、先頭を走る紅の弾丸さん以下全員、飛ばしたがらないし、遅い車を追い越しする気配すらありません。
たぶんこれが今日のツーリングの雰囲気なんだと思います。
デカンショ街道(R372)合流後は長い直線の続く道を、ゆっくりペースで淡々と走って行くわけですが、バイクで走っているというよりは、ただバイクに跨っている感覚。
ただ、気楽な面はありましたよ。
実は自分、一人でこのような直線が続く道を走るときは、どう走っていいかすごく悩むことがあるんです。
直線なんて飛ばしてもしょうがないし、かといってあまりゆっくりなのは進んでいる気がしない。
適度な流れを意識すれば警察が怖いし、最終的には1台の遅い車が大名行列をつくる可能性が大。
こういうところはバイクの先導がいるとすごく楽なんですよね。
お決まりのネズミ捕りスポットは姫路までに1ヶ所(湯の温泉手前を除く)と認識しているのですが、どこでやっていてもおかしくはない気持ちの悪さ、ほんと取り締まりさえなければ走りやすくて便利な道なんですけど、ここには苦手意識しかありません。
まぁなんにせよ、こんな道は退屈でしかないので、自分は写真を撮って遊んでました。

すべてがブレまくってたんですけどね・・・。
社〜姫路
社のコンビニで最初の休憩をいれました。

ここまで1時間15分。ほんとゆっくり走ってきた割には早い到着です。
全般的に道は空いてるような気もしましたね。
朝から空が薄暗く、霧がかかっているような感じになっているのは、この時期にはめずらしい黄砂の影響なんだそうです。
黄砂にアレルギーのあるスウさんは「迷惑な話だ」とボヤいてましたし、自分も目がしょぼしょぼゴロゴロしてて辛いです。
「次はR312の手前で休憩するね〜」ってことで走りだしたのですが、距離が短いですし、景色もあまり楽しめない、直線だけが続く微妙な田舎道を、ずっと車の後ろでゆっくり走ってましたってな印象だけでした。
姫路〜相生
R372からR312を南下して姫路バイパスへ。
これで「辰野までビューンって行けるな〜」って思っていたら、なぜかお兄さん、一番左のレーンを50キロで走行している車の後ろを、追い越す雰囲気もなく坦々と走っているのですが・・・
そのせいで後ろから追いついてきた車や隣の車線の車にバシュバシュとすごい速度差で抜かれて最後尾にいる自分はむちゃくちゃ怖い・・・。
(制限速度80キロの道路で、車の流れは80〜100)
左車線をゆっくり走るということに関してはいいんです。
それが安全であるのなら。
しかし・・・これでは交通の流れを乱していることに、自分までが加担している気がして、ちょっと無理…。大迷惑。
事前にお兄さんとは「走り慣れていないビギナーさんもいるので、追い越しだけは注意しましょうね」なんて言っていたためか、それを意識されすぎちゃっているような気はするのですが、1台だけぽつんと流れに乗れていない車なんて、予想外の動きをされる可能性も高く、全方位で危険度が増しているだけ。
「どこかで誰かがこの状況を変えなければ・・・」と考えたとき・・・
K田君、S田君、スウさんともにゲストとして参加なので、当然自分しかいないんですね・・・
これまで最後尾を走ることに徹し、メンバーを見守ってきた自分でしたが、まぁ一発どかんとフルに加速させてもらいましたよ。
いつもながらにレオビンチ(マフラー)はレーシーなサウンドですこと・・・。
で、お兄さんは自分が飛ばしたがっているとでも判断したのでしょうか?
まだ車の後ろに留まってるんですよ・・・。
ミラーで見るとやはり異常・・・というかもう完全に動くパイロン。
そりゃね、飛ばす車は最終的に違反だって話かもしれませんが、100キロ出している車とは50キロもの差があるんです、一般道でたとえるなら路駐車と同じ扱いですよ。
う〜ん・・・お兄さんとはたびたび安全に対する解釈が異なることが多いです・・・。
まぁ法律で判断するなら正しいのはお兄さん側とはなるのでしょうが・・・。
竜野で姫路バイパスを下りてからはr120→r441→r442→R250→七曲といったルートを辿ります。
R2→r120のとき、道の入り口を通り過ぎてUターン、しかも後方確認を怠ったお兄さんが、真横にいた車にぶつかりかけたなんてハプニングもありながらもR250へ辿りつきました。
「せっかくですから万葉岬にも立ち寄りましょう。ここお勧めです!」
社で休憩していたときに自分がこう提案していたので、再び自分が先導する形でR250へ入っていくのですが、R250へ入るところで右折待ちをしていたら、後ろから2〜3グループのバイク集団が追いついてきて、すっごい集団が形成されたのですが・・・。
ここから走りスポットである七曲・・・
自分達の前には車が2台・・・。
自分達を除く”一般ライダー”さんから受ける「当然抜くよな?」的なプレッシャーが半端ないです・・・。想像ですがね・・・。
はぁ・・・、前の車2台+自分達バイク5台、「勝手に抜いていってくださ〜い」ってスタンスも通用しませんし、このまま車の後ろに連なっていれば、後ろがしびれ切らせて自分達の間に無理やり割って入ってくる状況にもなりかねない…。
そんなことになったらK田君もS田君も怖気づいちゃうだろうし…
かといって前の車2台を抜くだなんて、自分だけなら行けたとしても若人二人には絶対無理。
いや、1000ccのハンデがあってもおにいさんも無理だってば…。
じゃぁ、自分らがどこかで止まって後ろの集団に前を譲る?
いや前の車がどこかに入っていく可能性も否定できないし・・・、せっかく七曲も付け加えてもらえたのだから、クリアになればツーリングらしい心地の良いペースで走れるだろうし・・・。
それで後ろから突かれるようならば、そのとき譲ればいいという思いも強い・・・。
これって身勝手ですかね・・・。
けっきょく、自分達はそのまま車の後ろを走り、バイクの一団は20台〜30台な状況。
もうこれ、一般人から見たら、暴走族と大きな違いがない。
ただ、これが暴走族だったら車は前を譲るんだろうなぁ・・・、なんて皮肉をいってみたくなる。
海産物の販売所だった場所が道の駅に変わっており(道の駅みつ)、「入れ〜入れ〜入れ〜」と念じてみるも、前の車は入ってくれず。
自分の1台前はMR-sだから、2台前のワゴンだけがどいてくれたら問題は解決しそうなんだけど・・・。
悶々としていると万葉岬の入り口を通り過ぎてしまい、仕方がないのでその先にある道の駅相生白龍城に入ることにしました。
相生白龍城
今思うと、七曲りからが地獄の始まりだったんですよね・・・。
相生〜備前
「次はブルーラインの一本松展望台まで行くから。」
次の休憩でいよいよこのツーリングも折り返し地点となります。
ネタは色々とありましたが、地獄と例えた割りには、体力面はまだまだ余裕だな、なんて考えていました。
えぇ、今回のツーリングに対して、自分はバイクを使った我慢大会という認識であるため、先のことを考えると体力面での不安が付きまとうのです。
ちなみにこの先もツーリングとして期待することは特にないのです。
唯一、七曲りだけは楽しく走れそうと思っていましたが、それもあんな結果になりましたし、最終目的地となるブルーラインは、有料だった時代から知っている道なので、片上大橋くらいしか見所がないというのも知ってしまっているのです。
しかし、おにいさんが美観地区をやめ、ブルーラインに目的地を変えたとき、「ブルーラインなんて何もないですよ。」などと言いつつも、それ以上は言わなかったのは、片上大橋からの景色だけは、お兄さんやK田君たちが、記憶に残しておいて損はない絶景だと思ったからなのです。
道の駅を出てしばらくは、それほど交通量も多くなく、普通の交通の流れ程度に走れていたR250。
JR赤穂駅がある街の中心部に入ると、市街地であるため混雑するのは仕方がないと思っていたのですが、市街地も、その先もずっとノロノロペースが続きます。
「なんだこれ・・・?」って思っていたら”まるごと赤穂しおばな祭り”というノボリが上がっていて、どうもB級ブルメフェアみたいなが開催されていたんです。
で、その混雑ノロノロペースに耐えながらようやく岡山入りすると、今度は”かきおこ”の店が並ぶ日生で大混雑。
こちらもイベントか何かの雰囲気があるのですが、道が車で込み合っている中、ガレージから車の出入りが多かったり、路肩に止めている車のせいで対面通行みたいにもなっていたりと大迷惑。
まともに進んでいけません・・・
相生を発ってから、まだそれほど走ってないのですが、ここらで一気に肩や首、手首に痛みを感じてくるようになりました・・・。
渋滞が解消したのはブルーラインの備前側入り口を過ぎ、海沿いを走るようになったころくらい・・・、もう予定とは逆向きでブルーラインにアクセスようかと思いましたよ。
混雑が解消したからと言って心地よく走っているわけではありません。
ただただ車の流れにあわせて、ゆっくりゆっくりと走っていくわけなのですが、そんなゆっくりゆっくりでも天国だと思っていたら、今度は2号線に入って、車の流れは完全にピタッと止まってしまうのでした・・・。
少し進む、止まる、少し進む、止まるの繰り返し。
エンジンからの熱風は熱いし、半クラッチの繰り返しで左手はだるいし、つま先立ちになるので足首は辛いし、首も、肩も、手首も痛いんだけど、それ以上にお尻が猛烈に痛くなってきて、この状況を長時間耐えるのは、自分、ちょっと、もう無理。(涙)
これを続けるのはさすがに無理だと、岡山市に入る直前のコンビニで休憩を入れました。。。
結果論ですが、備前側からブルーラインに入っていけばよかったですよ・・・。
備前〜一本松展望台
いや、もう、さすがに皆さんグッタリ。
自分は「岡山に行ったところで何があるんだ」なんて今さら心の中でぼやいてますし、
スウさんは「誰やねん、こんな道ツーリングに選んだんわ」って笑ってます。
ほんと誰やねん!
責任者でてこ〜〜い!
あ、隣におるな・・・
再出発後も状況は変わらず。
かといってバイクが5台となると、すり抜けをするわけにもいかず、少し進んでは止まりを繰り返します。
先ほどの休憩で少し回復したお尻も、またすぐに痛くなり、一人バビュンとすり抜けしていきたい気分。
えぇそりゃ8年以上乗ってる6Fですから、シートもヘタりまくってるうえ、脚ツンツンで乗っているせいで、人一倍体重が臀部に集中してしまうんですよ、自分。。。
あとちょっとだけ体重が重いかもしれないけど・・・
この地獄の渋滞区間も、岡山バイパスに入ってしばらくして解消。
あとはブルーライン目指して走るのみなのですが、西向きにバイパスを走っていると、直接ブルーラインにはアクセス不可能ということがわかり、(正確にはだいぶ手前から側道に入る必要あり)、次のランプで一度降りて、再び逆方向に岡山バイパスに入りなおし、そこからブルーラインに入っていきました。
ブルーラインに入ると、車の流れは快調そのもの。
姫路バイパスでは50キロで走っていたお兄さんも、車の流れに乗って80〜90は出しちゃってますよ。
S山君が車間を大きく取っていたので(1番最初のデカンショ街道の写真でもそうなっている)、途中のランプで合流してきた車に何台か割り込まれ、車列が分断してしまうことなどはありましたが、最後尾の自分が先導して一本松展望台に到着。
しかし・・・、ガレージをぐるぐる探しても他のメンバーが見当たらないのですが・・・
まさかのスルーってことはないですよね・・?
で、電話したら、「上のほうの駐車場にいるから」と。

(写真奥の木が並んで生えているところの上。)
そりゃ、自分は一本松展望台を見逃すなんてことはありえないですが、普通、ツーリングってのは、どこかに曲がるときとか、入るときってのは後続が見逃さないよう、直後で止まって待ってるでしょ(涙)
まぁそんなボヤきがありつつも、これでやっと折り返し地点です。
一本松展望台〜姫路

展望台から見る瀬戸内海の景色はご覧の通り、黄砂で霞んで残念な感じ。(正確には展望台じゃなく上のガレージ)
でも特別この景色を見るため、ここまで来たわけじゃないので、まぁ特に変わったことなく普通の休憩です。
むしろ、なんて言うか、遠くまで走ってきた感よりも、疲れ果てた感のほうが強くて、みなさんテンション低めな感じではあります。
せめてお兄さんくらいは”ここに来たかったんだ!感”を出してくれたらいいのに、そそくさと売店のほうに移動して、岡山土産を探し始めましたよ。
あ、そっか、それで今日はリュックを背負って来て、お兄さんとしては”遠くまで行ってきた記念!”ではあったのか。
一本松展望台を出た後は2号線を目指して走ります。
ブルーライン最後の最後で唯一の見所になる片上大橋はとてもいい眺め。
空が霞んで従来の青さはないものの、右を見ても左を見ても、瀬戸内海らしいたくさんの小島のある、波のみのない静かな青い海面が広がって見えます。
海面には養殖筏がたくさん浮んでいて、その脇を通る小さな漁船。
こういう景色があるだけで、ライダーは快適とはほど遠い乗り物に乗っていても全てが報われ、次のモチベーションとなるのです。
まぁ今回は当然該当しませんけどね!
この景色、みんなはちゃんと見てくれたかな?
少なくともお兄さんは景色などには興味がないため、あらかじめ見所を説明しておかなければ何も見てくれないことはわかってまうすが・・・。
メディア等を通じて”綺麗な景色”と紹介される場所が綺麗な景色であって、メディアで紹介されたから興味が沸くのであって、自分で見て「綺麗〜」とはならない、残念な人ですから・・・。
(なので出発まえに橋の上からの景色が綺麗だと伝えておいたけれども・・・)
ブルーラインを出たあとは、道をそのまま直進。r397→r260と走り2号線へ入ります。
渋滞で有名な鯰峠は普通に流れていたので「ラッキー」と思いましたが、その先、相生まで続く地獄のすり抜け区間がガラガラに空いていたのには、逆に気持ち悪さを感じるほどでした。
ただ空いていたからといって、主要幹線道路なんでね、バイクがクリアでバビューンと走っているわけではないので、そこはあしからずなんです。
現実はお尻の痛みを我慢しつつ、少しずつ京都に向かっている実感を噛み締めながら、ただただアクセルを開けたり閉じたりを繰り返しているだけなのです。
竜野は姫路バイパス手前で、少し混雑していましたがバイパスへ入ってしまえば快適な流れ。
朝の”アレ”はなんだった?って思えるほど、お兄さんも普通に走っていました。
デカンショ街道へのアクセスのため姫路東ランプを下ります。
スウさんは加古川なので、ここで流れ解散となりました。
いやぁ〜本当にお疲れ様&ありがとうございました。
で、実際どうだったんでしょう、このツーリングは”あり?” ”なし?”
お兄さんが”単なる移動”をツーリングだと称することを頑なに譲らないので、自分の感覚のほうが世間とズレているのか不安になってきているのが正直なところなのです。 はい・・・。
姫路〜姫路城

R312沿いにあるコンビニで休憩していると、K田君が「ここはどこですか〜?」と聞いてきたので「まだ姫路」と答えたら、「姫路って姫路城の??」と聞くので「そうそう、ここからすぐ近く」と方角を指差すと、一生懸命背伸びをして姫路城を探すK田君。
企画の段階で姫路城にも立ち寄るなんて話がお兄さんから出てはいたのですが、「工事中だから」「市街地は混むので」と自分のネガティブ発言から省いた部分ではあったりしたのです。
再出発してすぐのR372の交差点でお兄さんが止まったので「なんだろう?」と思ったら「ここからなら姫路城みえるかもしれない」と。
たしかに工事中でカバーで囲われ、お城には見えないけれども、それらしき建造物があることは確認できたことで盛り上がるK田君。
「姫路城なら、姫路バイパスからのほうが大きく見えてたよ」
無論、そんな近くを走っている認識がないため見ているわけもなく・・・
「お城って見たことないんですよね〜〜」とK田君。
「二条城があるじゃない!あれも姫路城と同じく世界遺産だ!」なんて冗談を交えつつも、近いし、せっかくだからと、帰る方向とは逆になりますが、姫路城の前まで行くことにしました。
が・・・、姫路城へ向かうR372、もう渋滞渋滞渋滞・・・・・・
「姫路城は見えてるのに全然近づかないよ・・・」と思いつつ、我慢強く進んで姫路城まで辿りつくこと20〜30分・・・

「はい、ここが暴れん坊将軍のお城で〜す。」とひねくれた解説をする自分に、K田君もS山君も「そうなんですか〜」と疑いもなく聞き入れるから心が痛いです。
(江戸城はもうないから、お城の写るシーンは姫路城で撮影されていたという話)
姫路城〜社
こちらは事前に知っていたことなのですが、姫路城でもB級グルメイベントが開かれていたんですよね。
普段から混雑するR312〜姫路城間で、さらに車が糞詰まり状態になっていたのもこれの影響もあるんだろうなって、”姫路食博2010”のノボリを見ながら思ってました。
ふぅ・・・今日はB級グルメに振り回される1日です・・・。
ここから先は一部ややこしい道があるため、自分が先導になって京都へ向かうことになりました。
基本はR372を亀岡まで向かうだけのイージールートではあるのですが、社のR372は、中心部の商店街を迂回するため大きく円を描くんです。
ただ普通に円を描いているだけならまだいいのですが、交差点ごとに右折左折を繰り返して円を描いているものだから、ここがすごくめんどくさい。
なのでいつもR175の交差点を北上して、中国道の高架手前で右折、r17経由でR372に入りなおしているのですが、このほうが楽ですし、早いですし、道を間違えないんです。
その中国道手前の交差点を、お兄さんがわかるかどうか不安だと言うので、自分が前を走ることになった次第なのです。
といっても・・・「自動車屋さんが目印だったと思うんですけど・・・」
自分も景色を見ない限りはけっこう記憶が曖昧で、あまり変わらないレベルの話だとは思うのですが(汗)
しかし不安だと言ってたお兄さん、R175に入ったとたん隊列を抜け出し、リッターSSらしい加速を見せて、空いてる車線に入り、自分をぶっちぎっていくんですよ。
まぁ自分が4人揃って一番右の車線まで移動できるようなタイミングを伺っていたせいで、トロくさいなんて思われてかもしれませんが、その加速、姫路バイパスでも見せて欲しかったなぁ。
で・・・、「お兄さんすぐに曲がることわかってんのか!??!」
国内仕様自主規制69馬力のCBR600F4iは、輸出仕様172馬力のCBR1000RRを追いかけフル加速
!!
・・・・・・
追いつく前に曲がる交差点(r17)でお兄さんはちゃんと右折していくのでした。
「なんだ・・・わかってんじゃん・・・」
お兄さんも道順が完璧かと問われれば曖昧で不安だけど、そこの景色を見ればわかるという、自分と同じレベルの話だったんじゃないですかね。
その後、コンビニで休憩を入れることにしました。
社〜笹山
既に日は落ち、ナイトステージ。
ここまで長距離、長時間を走ってきたので、メンバーの疲労具合が気になるところです。
しかしここから市内までは早くて1時間半くらい。
走りやすい時間帯になっているとはいえ、この先はより一層慎重に走らなければいけません。
出発時、大きな過ちを犯すのは自分です・・・。
今いるコンビニがR372ではなくr17だということをすっかり忘れていたんです・・・。
出発後、完全にR372沿いであると思いこんでいる自分は、R372へ戻らずr17大爆走。
”東条湖左折”の看板を見て間違いに気づき、そこから急遽進路変更をするのです。(汗)
K田君、S山君は間違いに気づいてないっぽいですが・・・。
道を間違えた申し訳なさや恥ずかしさで「早くR372へ戻らないと」って思っていたせいで、ちょっとペースが速かったんですね。。
ふと気がつくと誰もついてきてません。・・・。
えぇ、こんなときに限って今日は生粋のまったりメンバーです・・・。
走って・待って・走って・待って・・・
そんなことを繰り返しているうちに「そんなんじゃいつまでたってもR372には戻れないよ!」なんて気分まで芽生えてきて・・・、その都度自分だけのペースが上がっていく事態に。
誰だ・・・さっきまで慎重になんて言ってたやつは・・・
なんかもう半分ヤケで半分ノリノリになってきた自分の前に、タイミングよく軽自動車が現れ、「つまらん邪魔が入った」という気分になりつつも、これでちょうどよかったのです。
東条湖脇を走るr313は、視野の効く昼間でもけっこう狭くタイトなワインディング。
走りスポットでもあったために減速帯だらけで、ブレーキングに不安が残ることろ。
それが夜間ともなると街灯はなく、バイクのライトでは先が全然見ず、速度を出せないのも当たり前な話。
今日はじめてクリアで走れていたワインディングに調子こいちゃいました・・・。
ペースカー(軽)に先導されながら、我に返って反省していた次第です。。。
R372に修正したあとは、直線基調なので、ホイホイホイってな感じで帰りたい。
しかし2番手を走るK田君のペースが全然あがらず、車の流れについていけない・・・。
先頭を行く自分は前に車がいるときは車に合わせ、前が開けば+α程度で流すものだから、K田君に追いつく余地をほとんど与えていなかったことになります・・・。
「我ながら協調性に欠けるなぁ・・・」自分で思いました。
社を発ってちょうど1時間ほど。
疲れもあるだろうし、緊張もあるだろうと、京都に入る前に、R173との交差点にあるコンビニで休憩することにしました。
笹山〜自宅
「まさか夜練させられるとは・・・」
K田君がこう切り出すと、3人揃ってどこ連れまわしとんねん的なニュアンスで、自分にお褒め?の言葉を浴びせます。
「いやぁ・・・たまには東条湖も走ってみたいじゃない。・・・」
苦し紛れにそんなことを言いつつも、誓ってわざとじゃないということは伝わっているのでしょうか・・・。
2番手を走ることになってしまったK田君は「遅くてごめんなさい」ばかり言ってるんだけど・・・
まぁ2番手がお兄さんだったとしても似たようなペースだったと思うので、「そこは気にするとこじゃないよ」 「もうちょっと速く走ったところで、ついてきてるからと自分もペースあげちゃって、やっぱし誰かしらついてこれないだけだし。」って空気の読めてない発言。
冷静に考えたら、自分こそ後続のペースに合わせろって話でした。
いやぁ・・・言い訳させてもらうとですね、悲しいかなSSと言う乗り物、そこそこに風圧を受けていたほうが体が楽な面もあって・・・、ちょっとあぐら掻きたかったんですよね。。
それに前の車に合わせて走っていれば、車が先を照らしてくれるので走りやすかったり・・・。
しかし夜のデカンショ街道、なかなかの鬼門・・・。
バイクを操るのが好きな人達は、そもそもデカンショ街道といった単調なルートをあまり選ばないし、単純に移動としてバイクに乗る人は、夜間の郊外の交通の流れに上手く乗れないことが多い・・・。
つまり日が暮れてから誰かとデカンショ街道を走る場合は、車の流れや、+α程度では走れないってことなんです。
これって、自分の周囲だけの話・・・?
まぁバイクのヘッドライト程度では、街灯も少ない郊外、山間部はすごく走りにくいのはわかります。
でも、峠小僧ちゃんなどはバイクに乗り出してすぐに夜の峠に通いだすことを考えると、ちょっとしたコツが掴めるかどうかみたいなものがあるように思えて仕方がないんです。
いや、自分も夜は上手く走れないんで、そんなことよく考えたりしてるんです(汗)
小僧ちゃんほど上手く走れないけど、自分のやっていることってなんだろう?
シールドを上げるのは絶対ですね。クリアシールドでも上げてます。
これだけで視界が全然違って、感覚で言えばシールドを下げた状態のハイビームと、シールドを上げた状態のロービームが同等。
欠点として虫が直撃しますが・・・
あとカーブでライトの光は見ないこと?
バイクが寝た状態ではライトは外側しか照らさないので、それを見てしまっては外へはらんでしまうんですよね。
ライトに照らされた外側のセンターラインなどでカーブのRを確認して、想定した内側のRに目線をもって行くとか...。なんか難しいことをしてるみたいな表現になってますが、要はバイクは目線で曲がる以上、外側に視線を持っていかないよう意識はしてるんです。外側を見たら体が固まってしまう癖があるので、自分(汗)
あと、カーブ進入に対して絶対に奥までつっこまないとか・・・。
バンク角を抑えるとか・・・
う〜ん・・・、シールドを上げる以外はみんなやってる気がする。たぶん・・・。一体何が違うんだ・・・。
まぁ結局のところ、夜の道ばかりは慣れだし・・・(それで片付けるの!?)
怖がっていたら体が硬くなって上手く操れないってだけな話の気もしてきましたよ(汗)
でもさ、オチとしてさ・・・
K田君、あんた、頻繁に夜の高雄を走ってる走り屋小僧ちゃんだろうが!
「いや〜通っていても自分はヘタですから〜」「仲間としゃべってるだけですし〜」ってなんじゃそのオチ(涙)
ま、自分から言えることは・・・
夜を走っても”バイク自体の操作”が上手くなるってことはあまりないと思うんだけど・・・。
夜になれば友達がたくさんで楽しいっていうのなら、昼に経験を積んで、夜走っても危なくないようにしたほうがいいと思うんだけどなぁ
・・・・・・
「もう京都までは目と鼻の先だから。」
疲れと緊張を見せるK田君、S山君を励ますように、出発前に声をかけます。
「でもね、まだ一ヶ所峠があるから最後の楽しみだね。」
「え〜まじっすか〜!」
「頑張れよ若人」
そんな冗談交じりでの出発だったのですが、峠に入る前からトラック先導の行列に追いついてしまって、最後のワインディングが楽しめないのは確定。
ただ残念というよりは、街灯も少ない田んぼに囲まれた直線道路での大行列は、遥か先まで続く車のテールランプが幻想的で、何かのエンディングを予感させるような雰囲気を覚えてました。
まるで王蟲(オーム)の群れが森へ帰っていくような・・・・(違)
千代川から縦貫道に乗り、沓掛からは流れ解散になりました。
「美富士食堂は?」って最後の最後でお兄さんに聞いてみたかったですけどね(笑)
無論とっくに閉店時間過ぎてますが(笑)
まぁこんな感じで無事、何事もなく自宅へ帰ってきました。
特に何もないところは省略されているだけの話なのですが、その間もただひたすら車の流れに合わせて走っていただけなのが今日の出来事だった訳です。
しかしこれってバイクにとってどれだけ辛いことなのか・・・、特にスポーツバイクに乗る人なら分かってもらえると思います・・・。
いや、たぶん言いだしっぺのお兄さんも辛かったはずなのです。
でも・・・
またしばらくバイクを放置すればその事すら忘れ、都合よく遠くまで行った記憶だけが残り、これは成功体験としてお兄さんには刻まれてしまうのだと思います。。。
地獄の岡山ツーリング・・・。
たぶん今日という日は、この先の自分が一生のネタとして使える日になったのだと思います。
あ、往復14時間、けっこう当たってなぁ・・・。
走行距離は450キロほどでした。
おまけ
さすがの自分も家に着いたら、疲れ果てて電気もTVも点けっぱなしで寝てしまったんですよね。
で!
F1最終戦見逃したんですけど!
アロンソ、ウェーバー、ベッテル、ハミルトン、4人の優勝争いが最終戦までもつれ、ポイントランク3位のベッテルが、優勝したうえでアロンソ6位以下が条件という中、奇跡の逆転優勝を演じたドラマチックなレースだったのに!
11時過ぎくらいまでの記憶はあったんですけど、そこから寝てしまったようです・・・。
もう、むちゃくちゃショックですよ・・・。