信州ツーリング二日目 志賀草津高原道路・戸隠・白馬(2014年5月4日)
参加者:自分
4時過ぎ、空が明るくなって目が覚めました。
といってもまだ寒いし、今日のプランも決めてないということでシュラフの中でゴロゴロ地図とツーリング本を読んでました。
朝日が山々から完全に出てきたのが5時過ぎ頃。

今日もいい天気になりそうです。

明るいところであらためて見る、すばらしきホームレス臭。
日が昇り、不審者満開のこの姿を誰かに見られないようさっさと撤収します。
ここからは川中島が近いのでまずはそちらへ。
その途中にあるコンビニでまずはコーヒータイム。

ドロドロのタイヤとロアカウルから生えた草を見て少々ご満悦でございます。
えぇ”これぞツアラー”だという誤った認識が自分にはあるのかもしれません・・・。
少々迷いながらも川中島へ到着

とりあえず歩いてみましたが、何もない広い公園のようですが・・・?
う〜ん・・・
ぐるっと半周まわってやっとそれらしいものをみつけることができました。

これ??あきらかに違いますよね・・・
「本当にここで合ってるのかなぁ・・・?」なんて疑念をもちつつ・・・
ありました。

ほぼ一周まわってきて。まさかガレージのすぐ隣だったなんて・・・(汗)

風林火山!子供の頃、大河ドラマの武田信玄に熱中してたのを思い出します。

タータータタターータッタッタッタタータタター♪
頭の中でずっとOP曲が流れてしまいますね。

武将の名前を見ても、ある程度ならわかるのはファミコンの信長の野望の影響・・・。
3作目の戦国群雄伝は本当によくできていた・・・それが今になって役立つとは・・・
ほうほうほう・・・。
歴史ものにはあまり興味がないと、チラ見程度と立ち寄った場所で、意外にも熱心に見て回ってたせいで思いのほか時間を取ってしまいました。
実際、戦いの舞台に立ってみると思うものはありますねぇ。

少なくともここから見える山々は今も昔もそう変わりはないはずです。それだけでも時代を越えていけるような気になりました。
さて、ここからは本日のメインとなります志賀草津高原道路を目指します。
r66からアクセスし、途中、山田牧場の風景を堪能し熊の湯から高原道路というプラン。
でもその前にお腹が空いているので、麓のコンビニでまずは朝食休憩をとりました。

おや、長野のセブンイレブンは地元の野菜を売っているんですか・・・
しばらくして山から降りてきたGSX-R1000とZRX1200ダエグ。
荷物を積んでいないところを見ると地元の方ですか?もう走って降りてきたってことなんでしょうか。全国どこにでも朝駆けという風習はあるみたいですね。
ところがこのR1000とダエグの会話何かおかしい・・・
「ガンって音して振り返ったらコケてた。」
「自分もリアがツルッっていってやばかった」
「最初のほうで前にいたBMは早々に転倒してたし」
「こけたら起こせない」
「足元もバイクも滑って無理。」
おや・・・?
自分が雪の上でこけたらどうヤバイのか経験のない人に説くときと同じような話をしているじゃないですか・・・
そう、雪の上で転ぶのはヤバイです。はい、とってもヤバイです・・・
え???
思わず会話に飛び込んでしまいましたね。「志賀高原は雪まみれなんですか!??!」って
そしたら
ダエグ 「私たちは志賀側から登って途中で引き返してこちらに下りてきたんですが、雪ではないんですけど、雪解け水がカチカチに凍っている場所が何箇所もあって・・・」
R1000 「それで渋峠へ行くのをやめてこっちへ下りてきたんです。」
ダエグ 「まぁ下りてくる道も何箇所か凍ってたのですが・・・。」
R1000 「私はこけましたし。」
どうやらアニバーサリーカラーのR1000の方が転倒したようです・・・。
う〜ん・・・
京都からここまで来て、氷で危ないから行くのとを止めてしまうというのは正しい選択なのだろうか・・・?
やっぱり信州のライダーはロードタイヤでもちょっとした雪くらい走ったことのある猛者なのだろうか・・・?
雪なら・・・自分もそこそこは経験があるので行ける行けないの判断は自分でできる気もするし・・・?
でも氷はなぁ・・・ほんと一瞬でこけちゃうしなぁ・・・
バイク起こすのに30分かかったことあったし・・・
う〜ん・・・
・・・・
「ありがとうございます。行けるところまで行ってみます。」
そう苦笑いして出発してきましたが、北国ライダーには危険認識の薄い、雪道を知らないライダーなんて写ってなかったでしょうか・・・。
r112を山田牧場向けて登っていきます。志賀高原の看板も山田温泉の看板もあるので間違いありません。
途中、山田温泉「←(左)」という看板が出ている分かれ道に差し掛かったとき、「こっちは温泉街へ入っていく道。牧場へ行くのは道の広いこっち」という自己解釈をしてしまった為、誤ってr66を通りすぎr112のまま上信スカイラインまで走っていたことにはまったく気づかずにいました(汗)

満開の桜を撮っていたときには既に道を間違えてました(汗)
その後は急勾配の山腹をヘアピン連続で標高をグイグイ上げていきます。

牧場がある雰囲気ではないとは思ったんですけど、逆に交通量がほとんど皆無の貸切感と、急斜面ヘアピン連続、視界に広がるアルプスの白い筋が素晴らしすぎて、テンションは常に高いまま走りを堪能してしまっていたんですよね。もう道が合ってるかなんて考えもせずに(汗)

もうね、昨日みたボスが数えきれいなほどいる訳ですよ。
しかも取り囲まれてしまってるかのように・・・

「所詮、駒ヶ岳など我々の中では最弱。」そんなことを言ってるような妄想をしてしまう自分はちとヤバイです。
そうこうしてる間に来ましたよ。
ボスが放った雑魚どもです(違)

ワーニング ワーニング 12時の方向からテカテカ急接近。
デンジャー デンジャー

敢えて超テカテカを選ぶライン取りをする馬鹿。
キープレフトは大原則。

北国ライダーは雪深かすぎてガレージからバイクすらだせないだろうけど、むしろこちらは冬眠のない京都のライダー。
なめてもらっちゃ〜困ります。

ほれほれもういっかい

ズンズンズンっと。
あぁクセになりそう(汗)
くっそ〜。今、誰かと一緒にいたら超絶盛り上がったのになぁ。
一人で走っていたことが悔しくてなりません。
え?誰かいたら、誰かがこけてるって(汗)
頑張れよ、雪国でないのに京都の冬眠するライダー達よ・・・。

そうこうしてる間に、なんか尾根道にでました。(上信スカイラインですね)
尾根になると、吹きっさらしの風でかなり肌寒いです・・・

ずっとね、不思議だったんですよ。
この除雪の跡の雪の壁、なぜに壁の形を維持できるのか、そして何故に道路がべっちゃべちゃにならないのか。
ちょっとわかったことがありました。
・まず1つに
雪深いところにある道路ということで側溝がしっかりと整備されている。
・2つめに
道路脇に残っている雪は冬に積もった雪の最下層部。つまり圧迫されて氷になっていてコッチンコッチンに硬く密度が高いので融けにくい。
・3つめに
実は気温がむっちゃくちゃ低いので昼でもあまり融けない。そして夜になるとまた凍る。
こういうことだと解釈してみました。

強く蹴ってもビクともしません。

ま、簡単に溶けてりゃ5月まで雪は残らないですか(汗)
むしろ今がやっと春の訪れという季節です。麓で桜が満開だったわけですから。
さて道を間違ったと気づいたのはここ。


万座温泉の旅館脇を突っ切って行き止まりになったと・・・。

有毒ガス発生のため立ち入り禁止という看板が写真右下にある。
たしかに地図で一生懸命現在地を探していたら、硫黄臭くて頭がクラクラしてきましたが、匂いだけのせいではなかったのかも・・・?
とりあえずホテルの敷地からは脱出だ(汗)
Uターンしたとき露天風呂の屏から仁王立ちしてこちらを見ていた裸のお兄さんと目が合ってしまうなどのハプニングもありつつ・・・
安心して大事なところは屏でちゃんと隠れていたから・・・、フォルツァの低いシートと自分がチビ゙でよかったね(汗)

温泉街脇にあった池が凍ってました。どれだけ寒かったらここまで凍ってしまうのだろう・・・。

でね、またちょっと間違って万座ハイウェイを南下してしまってたんです。
「ずっと下るのはおかしいな」と途中で気付いて戻ったんですけどね(汗)
ま、ま、この景色が見たかったんだよ〜なんて言い訳しておきます。
ツーリング雑誌ではよく見る場所ですよ?
で、道間違えまくりでしたが志賀草津高原道路へ到着。
西側に景色が広がり、雪の残るすごく高い場所を、残雪に怯ず快適に走れるという、あまりないシチュエーションに心踊っておりました。

最初のお立ち寄りスポット、湯釜。
持ってきたガイドマップに駐車場から10分と書いてあるので、それくらいなら不摂生極まりない自分でも歩きますよ。
で、ガレージから売店のほうに向かって歩いていったら逆方向に歩いていると気づく・・・。
”てんこてんこと歩いていったら見えてました”っていうのとは違うのぉ・・・?
登り口に到着。っていうか山を登るなんて聞いてないよ。
上り20分。下り10分。看板にはそう書いてある。2倍の時間?あはは、さすがに馬鹿にしてるでしょ(笑)

登りはじめてすぐ。まだ近くに駐車場が見えますが、写真撮る口実にちょっと休んだった〜〜(汗)

しばらくしてこんな斜面なんですよ。既に息も絶え絶え・・・。
でも人の列がすごい高いところまで続いているんですけど・・・
はい・・・歩いて3分くらいで1回目の休憩を入れましたとも・・・
うむ・・・むしろ自分には20分でも足りないかもしれない・・・
子供達はスタスタ登っていくし?
一緒に上り始めたライダーさんは鋭いパッシングの連続で速攻でちぎられて見えなくなるしし?
自分とほどよくバトルをしていたのは「肺気腫があるからヤバイんだよ」とぼやきながら歩いてた還暦くらいのおじ様ですが・・・何か・・・?

いやぁ、やばかったですね。。。。
足首は痛くなって曲がらなくなるわ、ふくらはぎはパンパンで痛いわ、呼吸を整えないと息を吸えなくなるわと・・・。
休憩込みで20分。なるほどね。。。納得だ・・・。

てか、これらは普通に高山植物にしか見えないよ。
ガスが発生していて木が伸びないのかもしれないけど、実は空気が薄いとこまで登ってきたとかの世界でないの・・・?

でも、ここまで苦労して見た湯釜は見る価値あったと思います。
もっと湯気もくもくなのを想像していたのですが、周りに雪がないことで水でないことがわかりますし、植物が生えてないことで硫黄がでていることがわかりますね。
なんか原始の地球って感じな光景です。いや原始の地球よくしらんけどね(笑)
さて、下り
うん。10分(笑)
これも正解。
ただ、膝が笑いすぎてやばかったです・・・。
元気な方々は・・・

なんと斜面をショートカット!
よく転ばないもんだ(汗)

上からの景色で見えていた道路を渡った向いにある凍った池。
自分も歩いてみたかったけど・・・おっちゃんあそこまで降りていってまたここまで登ってくる体力がもう残ってないよ・・・
そんな感じで湯玉見学は終了です。
ここからは来た道を少し戻って渋峠を目指します。

いつもならサンドラめ!っとブチ切れそうになるくらいトロトロ走る車の列に先導されながら「こいつが動くソファーでほんとによかった・・・」と走りながらの休憩状態。
まだ肩で息をしている自分が悲しいやら情けないやら・・・。
気分的にはまだまだSSでも弾丸泊まりツーリングができると思いこんでいるのですが、正直怪しいところだなぁ・・・(涙)
ま、ま、、、バイクで走るだけならまだ確実にはできるさ(涙)

標高が上がってくると高原の尾根道路。右も左も大パノラマ。

視界の先は道と空。
これ最高です(涙)

おぉぉ・・・
これが雪の壁通り抜けというやつですか。

もっとすごい距離壁が続くのだと思ってたけど(汗)

渋峠到着

日本国道最高地点2,173mの石碑ですが、それより左にいるおじ様が気になる・・・
「華麗衆」って(汗)
えぇわかりますよ。
家じゃ娘さんに「お父さんの服と一緒に洗濯しないで!」なんて言われててもバイクに乗れば輝いてる人達ですよね。

撮影スポットとして人気なので、次々車やバイク、自転車が入ってくるのため、「あまり長くいてもでかいフォルツァは邪魔だな」と再出発しようとしたとき、横を通り過ぎたのがチョイノリSS!
いや、そりゃ自転車も登ってきてるんですし、無理かどうか言われたら全然可能だとは思うんですけど、チョイノリのパワーでこの標高まで何キロで登ってこれたかとそういうことですよ。
さらに言うならこの標高に合わせたキャブセッティングなどが事前に必要なんじゃないかとそういうことなんですよ。
何より後ろから来る原動機のついた乗り物全てに道を讓のは大変に違いないと。
つ・ま・り・は
ツーリングなのか冒険なのかなのですよ。
ははは。世の中面白い人で沢山です。

渋峠からの下りも絶景。遠くにはボス達。

「おぉ〜ここの雪の壁も高い〜〜」などと優雅なツーリング気分でいたのです、このときは。

突如視界に飛び込んできたスノーシェルター内凍結注意の看板
朝の会話のこと、忘れてましたよ・・・。
とりあえずできることとして、前の車との車間を取り、凍結路面の発見をしやすいようにしながらシェルター内に突入したのですが、スノーシェルター内が薄暗くて、どこが凍結しているのかよく見え辛い・・・。
しかも下りのゆるい右カーブ。たとえ徐行しながら直線的なラインを取ったとしても勝手に速度が乗っていくシチュエーション、ブレーキは使えない・・・。
条件が悪すぎます。

気が付けば目の前に凍結路面!
あっぶな〜〜。
一瞬で全身の鳥肌が立ちましたよ・・・
正直下りだけは勘弁です。

自分の前を走るのは偶然にも同じ京都ナンバーのVFR1200F。ナイスランディングです。
この先にあるくまの湯まで4つくらいスノーシェルターを通り、そのうち2つで凍結がありましたが、フォルツァってコンビブレーキがあると思うと、かる〜〜くリアブレーキを当てることも躊躇してできない。いや、絶対にやってはいけない行為なんだとは思う・・・
なんだこのライダー殺しのブレーキシステムは・・・
いや、本気で怖い・・・。
ホンダは何考えてこんなシステム作ったんだ。組み合わせるならABS装着車だけにしておけよ・・・。

とくに対向車線のこれは悲惨でしたよ。
たぶん朝に犠牲者を出したポイントがここっぽいです。。。

しばらくして車を猛追するチャリダーが現れます。
「道の真ん中を自転車が・・・迷惑な話だ」なんて言いう人も多いでしょ。
でも自分からしたら前にいるのが車であろうが、自転車であろうが、戦車であろうが、ウサイン・ボルトであろうが抜けない状況であるなら何がいても一緒。
というか、前がクリアであれば先頭車両よりもチャリダーのほうが速いから、そもそも迷惑なのは空気も状況も読めない先頭車両だっていうことですよ。
で、このチャリダー直線の速度は60キロ近く出てます。
えぇスピード違反ですね。
あ、自分もか。
カーブでは直線で離された差を一気に詰めるので、むしろチャリダーが車の速度に合わせてあげています。
「直線番長がぁぁ」って心の中で叫んでないかい?(笑)

ちょっと長めの直線で前の車と自転車との間が空いたときに自転車の前に入っちゃいましたが、こんどは自分が煽られてるような構図。
くそ・・・今乗ってるのがデカスクだけに笑いのネタにしかならん・・・。
そんなチャリダーさんとのランデブーも平地に近づき、下り勾配がゆるくなったところで終わりました。
志賀草津高原道路を走り終え、これからのプランを道の駅やまのみちでしばらく考えていました。
今日1日なんとも無計画です。
とりあえずここから白馬へ向かうことに決めてみましたが、戸隠の高原ロードr36を走りたいのと、奥の院観光をするためr505→R18へと走ることに決め、戸隠へ向かうr36の交差点近くには野尻湖があるのでそこにも立ち寄ることにしてみます。

R18を進みながらの景色。
長野って視界が開けると遠くに雪をまとった山々が見えるので本当に綺麗です。

野尻湖手前にある道の駅もこんな景色。
高原と高い山と、すごくいい雰囲気の場所です。

野尻湖もいい雰囲気のところだったので一周してきました。
自分がイメージするザ・信州って感じです。
野尻湖でちょっと時間を使ってしまったので急いで戸隠へ向かいます。
r36へ入ってしばらくは、白樺に囲まれた長野の高原って雰囲気の場所を快調に走れていたのですが、途中から車の列に阻まれてしまい「まぁしょうがないね」って感じではいたのです・・・
でも、なんだか一気に車が増えてきて、あれよと言う間にプチ渋滞。
忍者館という建物があって、ここを出入りする車が渋滞を作っていたみたいなのです。
なんかイメージとは違って一大観光地なんですけど・・・
で、通り過ぎてたらスムーズなるかと思いきやさらなる渋滞。止まっては進み、止まっては進みの繰り返し。
戸隠キャンプ場はすし詰め状態の車、車、車。
バス停では停車中のバスを追い抜きするにも、離合待ちでにっちもさっちも状態になったり、当然バスに続く車達がバスの停車中に全車が追い抜きすることなど不可能なので、次のバス停でも、またまた次のバス停でも、同じ状況を繰り返していて、ごっちゃごちゃのぐっちゃぐちゃ・・・。
やっとことさでたどり着いた戸隠神社奥社は「なんじゃこりゃ」の人ごみで、駐車場が空いているかも確認せず、横目で見ただけでスルー・・・。
ガイドマップでは奥まで一直線に伸びる長い参道が神秘的に見えたのですが、この光景は伊勢神宮とかとあまりかわらない状況なんですが・・・
時間的にあまり余裕がないんです無理無理・・・。
20〜30キロくらいの速度でちんたらちんたら進んでいた車の流れは、鏡池の北側入口にある蕎麦屋さんを少し過ぎたところで完全にストップ。
しばらく待っていたのですが全然動く気配がありません・・・

自分は小鳥ヶ池→鏡池とまわる計画でいたのですが、Uターンして先に鏡池に向うことにしました。

鏡池に到着。
子供が「ぜんぜん鏡じゃないじゃ〜ん」なんて言ってましたが、見ての通り(汗)
しばらく湖面が落ち着くのを待ってみましたがこれが限界です・・・。
ここは本来、戸隠山が湖面にが鏡のように写り、日本離れした景色が楽しめるはずだったんですがね(汗)
鏡池を見たあと、南側の入口からr36へ戻り、ちらっとでも小鳥ヶ池を見ようと思ったのですが、こちらも車の列が動いていません。
対向車からの状況で察するに、どうもこの先で工事をしていて交互通行になっているようなんですよね。
しばらく待っては見たのですが、あまりにも動かないので戸隠れ観光はここできっぱりと諦めました。
鏡池の水面は波立っていましたし、小鳥ヶ池もって同じだろうという気もしますから。
しかし、戸隠予想外でした・・・。
持ってきたガイドマップには”静かな高原”って書いてあったので、てっきり秘境な雰囲気だとばかり思っていたのですが・・・
r36から白馬へ向かうためR403へ。
この道がなかなかツイスティーで面白かったのですが、途中で引っ掛かってしまった車列を抜くことができずストレスが溜まります。
先頭を走るインプワゴンを、後ろについてるアテンザが軽く突ついてたり、自分の前を走るSUVはセンターラインのない道なのに完全アウトインアウトしてたり・・・
なのに、この車列の中で一番下手くそで遅いとか。
どうなってんだこりゃ・・・。世も末。
「それぞれが無理のないよう譲り合えばこんな殺伐とした状況は生まれないのになぁ・・・。」
そんなことを思いつつずっと静観していた・・・、いや、正直言うと抜くのが怖かったです・・・。
誰もが譲る気配がないのはわかってるんですが、動きが読めないほどの下手くそがいてはどうにもこうにも・・・。
直線でも道のど真ん中を突っ走ていく車がいるわけですから、隙間を狙って前に行こうとしても、横に並んだ時点でぶつかってくるかもしれないっていう恐怖です・・・。
そしたら途中で点々とチャリダーがあらわれ、それに抜き喘いで自転車ペースでの走行ですよ・・・。
登り坂が続いていたので10キロとか15キロで・・・。
自転車くらい短い直線でブンとアクセル踏むだけで安全に抜けるというものを・・・
どうせ先にカーブがあったらブレーキが怖いって言うんでしょ・・・
ブレーキだってガンってかけりゃいいんだよ・・・
もう頼むから・・・バイクだけは先に行かせて(涙)
まぁ最終的に抜けるところで1台1台抜いていきましたけどさ・・・
手加減抜きなやり方でね・・・
景色からしてそろそろ峠だろうなって場所まで来たころ、3人連なってハイペースで走るチャリダーが出現。
これは間違いなくトップ争いですよ。
と思いつつも、3台も並んでいるとさらに抜き喘ぐ車。。。
もうやだ・・・
峠のトンネルに差し掛かり、そのトンネルを抜けてバッと前が開けたら北アルプスがど〜ん!

なんて素晴らしい景色なんだ。

しばらくしてトンネル内から「うぉい!うぉい!うぉい!」と男くさい掛け声が聞こえてきたと思ったら、先ほどトップ争いをしていた思われた3人がラストスパートをかけながら出現。
どこから湧くんだその体力と呆れていると、汗をぼっとぼと垂らしながら「お待たせしてすみません!!」とむっちゃ体育会系な声。
どうやら自分より先にいた中年ゴリマッチョチャリダーさん2名がトップだったようです。
「おう、おつかれ。だいぶ待ったぞ。」「最後ペースあげたときついてこれるくらいにならんとな」
「(3人で)うっ〜す!」
なんだこの男臭さ(笑)
ちょっとカッコイイじゃないか
峠からの下りは時折見えるアルプスのほんとに綺麗で、これまで数えるくらいしか走っているバイクは見かけませんでしたけど、信州に来るならここは走っておくべきだと思います。
まぁ時間のせいもあったかな。

峠を下って白馬大橋

雰囲気が日本とかけ離れています。
もう日は傾いてきているので、もう1泊するにしろ、弾丸で帰るにしろ、ここまで来てしまったからにはあとが大変になってくるのはわかっていたのですが、ここまで来て本当によかった。そう思いました。

雰囲気がいいので国道から外れて散策してました。

ほんとはもっと散策したかったんですけど、時間の制約でどうしても。。。。
次があるならもう一回白馬は来たいですね。
白馬〜豊科
時刻は4時半をすぎてます。
明日の天気ははやり雨で変わらないようですから、もう京都まで帰ってしまおうと決めました。

R148を南下し、松本方面へ向ったのですが、交通量が多すぎて失敗だったと思います。
r33で長野市方面へ向かったほうが早かったですし、近かったですね・・・。

大町からのr51は快走だったのですが、もうこの時点で夕暮れって時間でしてね、水田+アルプス+夕焼けが「綺麗だなぁ〜」と思いつつ、今日中に京都に帰れるか不安になってました・・・。
豊科から長野自動車道へ。
入る前から電光掲示板に表示はされていましたが、高速に乗った直後から大渋滞です。。。
それもず〜〜っと中央道との岡谷ジャンクションまでです・・・。
へろへろになりながら中央道へ。
やっと渋滞から開放されたと思っていたら、こちらも交通の流れがすこぶる悪い。
追い越し車線が走行車線ペース・・・。
走行車線なんて走ってきた田舎道と変わらないくらいでしか流れてません。
で、しばらくして恵那山でトンネル渋滞という表示。
もう・・・、また渋滞ですか。
「トンネルなんてまっすぐ走るだけじゃんったく。どうなってんだよ。」と不機嫌MAXですよ。
でも恵那山トンネル、実際は渋滞してませんでした。
超長くて有名な恵那山トンネルで、排気ガスもくもくの中、立ち往生っていう悲惨な構図はなかったんです。
「ラッキー♪」と機嫌を取り戻してトンネルを抜けたのですが、トンネルを出てすぐに大渋滞は起こってました。
世の中そうそう甘くない。。。
小牧から名神へ。
くどいようですが追い越し車線が走行車線ペース。
ナイトランになっていることも関係はしてるのかもはしれませんが、中途ハンパに遅い車が走行レーンに戻りたがらないの!!
あほか。
とりあえず連なっている後続に道を譲ってから追い越しレーン戻りゃええだけの話だろ。
しかしまぁ何が悲しいかって、実質的に高速道路を走る乗り物の中で最遅であろうビッグスクーターがここじゃ最速です・・・。
こんなことあっていいんですか・・・。
フォルツァは実用域での最高速が120ちょいの乗り物。
2キロくらいの平坦な直線を全開固定のままベタ伏せして145キロが最高速の乗り物・・・。
こんなスペックじゃ軽トラにすら勝てる気がしない・・・。
なのに最速。。。。
えぇ・・・
ほんとはだめなんですけどね・・・
走行レーン使って追い越しかける以外、ずっと追い越し車線で走ってきましたよ。。。
ほんとフォルツァが速すぎて泣けてくる・・・(ふんっ サンドラ達への皮肉じゃ)
渋滞やらなんやらで止まることが嫌になっていたのですが、さすがに無給油のまま帰れる訳もなく、養老SAへ立ち寄った訳ですが、バイクから降りたら思っているより疲れていたらしく、自分ふらっふらなのですが(汗)
朝が早かったですしね。山にも登りましたしね。晩御飯もまだですしね。
なんて言い訳は色々とありますが、この程度で疲れるのかと心と体のギャップに内心焦ってます(汗)
で、もうお腹が空きすぎていたので食堂へ向かったのですが、夜の9時も回っているというのに満席で一人分のも席を確保出来そうもない状態。
しょうがないのでおにぎりを2個だけ買って駐輪場で食べてました・・・。
そこから先でも大津手前からいつも通りの渋滞っと。
これは想定の範囲でしたが、今日は何回渋滞したらいいんですか、まったく・・・。
そんな感じで、家についたのが夜の10時半頃でした。
もう荷物を下ろすのは明日やることにしよっと。。
5/ 3
京都南〜諏訪 5940円
ガソリン1900円
ガソリン1000円
ガソリン1541円
喉飴 108円
夕食745円
計11234
走行距離495キロ
5/4
朝食パン&コーヒー 425円
5輪大橋通行料100円
上信越高原国立公園 駐車場200円
昼食 蕎麦 1100円
ガソリン1687
ガソリン910円
ガソリン1564円
ガソリン1685円
安曇野〜京都南 6280円
おにぎり2個 260円
おみやげ2525円
計16736
二日日間合計 27970円
3万円以内に抑えた自分えらい。
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