能登ツーリング(2015年9月21・22日)

参加者:自分(CBR600F4i) 


今回の連休も予定を立てず「この天気だからどこかへ行かなければ!」とだけ思っていたので、出発が12時すぎという遅いスタートでした。

連休ということでそれなりに覚悟はしていたつもりですが、まぁ〜〜どこもかしこも混雑&トロトロペースというのには参りました。
首痛いし、肩痛いし・・・。

高速を使う予定のないツーリングなのに、手元にあったバイクが6Fだったからと深く考えずに乗って出て、この苦行。

こないだはフォルツァなのに高速メインで大山ツーリングとか、自分やってることが真逆なんですよね・・。

まぁそんな感じで湖西バイパス→R161→R8→敦賀バイパス→河野海岸道路→R305と走り、道の駅三国まで来たときにはもうすっかり夕方。
たった200キロくらいの距離でどっと疲れてしました。


写真は越前岬にある呼鳥門。
こだれけ人がいるのは初めて見るかも。(人が歩いているところが旧国道部分)


その後、あわらの市街地へ入っていくのですが、温泉街ということもあり大大大渋滞。
チェックイン時刻と重なってしまったんでしょうね、通過する時間帯が悪すぎました。

渋滞にまぎれると、このバイクは暑くて地獄。
朝晩は冷えるだろうと、3シーズンジャケットを着ていたおかげで、この時期にも係わらず自分は一人サウナ状態でいました。

しかし温泉旅行にこれだけの人が殺到しているなんて思うと、日本が不景気だなんて本当なのかな〜・・・?って万年不景気な自分には思えちゃうんですよ。
自分の場合、ツーリングに出るているときは、どちらかというとホームレスに近づいた存在になってますので・・・。

「美味いもの食べないの?」
「旅館に泊まらないの?」
「温泉入ってこないの?」
いつも言われてしまう、これ

だからそれはバイク旅行だよ(涙)
自分も経済力があればそうしたいよ〜(涙)

テント=無料〜無料に近い値段で寝泊りができる便利ツール。
アウトドアをしたいわけじゃなぁ〜ない。
これをわかっていない上級市民が世の中の常であることが悲しいです。

で、今日利用する白山市の小舞子キャンプ場を目指し海沿いをウロウロとしてると、田んぼに囲まれた田舎に不釣合いな宮殿のような建物。
趣味の悪い老人ホームかな?って思って見てみたら、松井秀喜ベースボールミュージアムだった。
そうそう松井って石川星陵だったよね。


真っ暗な中辿りついた小舞子キャンプ場。
どこでキャンプしたらいいのかな?って探してみたのですが、案内看板からキャンプ場が消されているんです。
で、そちらを見に行くと草ぼうぼうのもとそれらしき場所が・・・、さすがにホームレスに近い存在の自分でもこれはちょっと・・・

でも、もうクタクタで移動する気にもならないので、砂浜のほうにテントを設営しました。
ちょっとした丘があってガレージからは隠れるような場所を選んで・・・。
ということで、本日、元キャンプ場で野宿となってしまいました。



ちなみに走行距離は237キロ。(撮影は翌朝)
出発から約7時間。平均時速で換算すると約34キロ
まぁ休憩は3回しているので30キロ台後半ではあるんでしょうけど、それでも厳しい数字です・・・。


二日目(9月22日)

朝5時起床。
外はまだ真っ暗でした。

さっそくテントの撤収に取り掛かるのですが、朝露でテントはビッショビショ。
砂を払うのと、地面に触れて更に砂が付着してしまわないよう収納することに悪戦苦闘。
出発までに時間がかかってしまいました。


5時50分頃出発(バイクの時計は15分早い)
とりあえず近くのコンビニでコーヒーを飲んでからスタートです。

まず目指すのが千里浜なぎさドライブウェイ。
混まない早朝の内に走ってしまいたいというのが狙いです。

r25を北上し、のと里山海道に入って今浜ICまで。
もともと能登有料道路だった、のと里山海道はすごく便利なうえ、見晴らしも抜群。
朝の澄んだ空気の青い空と青い海を見ながらのライディングはとても気持ちがいいです。

今浜IC降りたらなぎさドライブウェイまでは目と鼻の先なのですが、手前の交差点からアスファルトに大量の砂。
そりゃこうなりますよね、みなさん砂浜からそのまま道へ上がってくるわけですから。
「お兄さんなら「帰る!」って言い出すだろうな(笑)」なんて思いながらも恐る恐る進んで行きました。

砂浜へ降りていくスロープも砂まみれなので「なんか怖いな」なんて惰性で下っていったのですが、砂浜へ降り立つと砂浜のほうが接地感があるから不思議な感覚。
軽くブレーキかけたりアクセルを開けたりを試してみたのですが、踏め固められた土の上と変わらないくらいにはタイヤはグリップしています。

で、さっそく写真撮影と、バイクを停めてみたのは良いものの・・・

スタンドがめり込んでバイクが立たないんです。
なんとなくそんな気はしてましたが、「やっぱりか〜〜(涙)」って心境です・・・。

そこで、片手でバイクの垂直を保ちつつ、もう片手でシートバッグを手探りで開け、スタンドの下に敷けるようなものを探しましたが、これ体勢的にかなり無理がありますし、反対側にグラついたら絶対に支えられないというのは恐怖でしたね・・・


で、折りたたみ椅子があったのでそれを敷いてようやくバイクを立てることに成功。
でも写真を撮ってるときに倒れないかヒヤヒヤです。

で、次ですよね。乗るとき。
「うわ〜〜やってもうた」って思ったんですよ。

まず片手でハンドルを支えながら屈んでスタンドの下に入れた折りたたみ椅子を回収するでしょ、ここまでいいです、怖いながらもバイクの垂直さえ保てたらいいのですから。
しかし両手でバイクを支えている上体では、”いわゆるバイク便乗り”、シートの上に喧嘩キックをするように脚を蹴り出した乗り方が、腕のリーチ内でできるはずがないんです。
支える腕を片手だけにしても不可!

で、どうするか・・・
バイクの水平を保ちつつ、シートバッグのさらに上を回し蹴りするような跨ぎかたを、身長162cmの短足がしなければらない・・・
気分は星飛雄馬・・・

途中で引っかかったら共倒れだ・・・なんて思いつつやってのけましたよ。
バイクを倒すわけにいかないの一心で、腰も股関節もグキッって感じに跨いでやりましたよ。
天国からアンディー・フグも見守っていてくれたでしょうか・・・。

颯爽と走るような写真でありながら、自分は「腰がぁ・・・」「股関節がぁ・・・」って悶絶しております。


砂浜自体はちゃんと真っ直ぐ進めますよ。
リアが滑って半クラ多様するかと思ってましたが、ほんと普通に進んでいけるんです。

もう最高ですね。
外国を旅しているかのような雰囲気を感じます。
SSTR(サンライズ・センセット・ツーリング・ラリー)でパリダカのゴールシーンを模するために、ここがゴールに選ばれたという理由がなんとなくわかりました。

砂浜を疾走する図が欲しいなと、自撮りにチャレンジしてみたのですが、

どうやっても景色とバイクと自分という構図は無理。

自撮り棒なるものが必要だったかぁ・・・、そいやデジカメ用自撮り棒ってあるのかな?

この先で出口です。夢のような8kmでした。

しかし今度からはスタンドの下に引く紐をつけたかまぼこ板を持ってくるようにしよう・・・
というか、あれはみなさんタンクバッグに常備しておいたほうがいい。


バイクがやってきたのでパシャリ。
しかしこの後CBは転けます(汗)
出口に向けて方向転換したところ、ずるっと。
いくらバイクで走れるからといっても、砂は砂なんですよね。
そこだけは覚悟しておかないとダメだと思います。
正直、フラットダートも避けてしまうような人なら、やめておくのが正解かと。
お兄さんとか、お兄さんとか、お兄さんとか・・・。


出口のドライブインに砂アートがありました。


砂アートって初めて見るのですが、すごい精巧に作られてるんですね。
まるで粘土で作られているくらい細かいです。なんで崩れないんだろ。


R249→r36を北上、能登金剛、鷹の巣、巌門へ。
まずは展望台から。

右側にあるのが鷹の巣岩、こんなに切り立った岩には鷹くらいしか巣を作れないって意味だそうです。

次は少し先の観光船乗り場から歩いて近くまで行きます。

巌門までは歩いて10分程度の距離。海水がすごく綺麗。
鷹の巣から真下方向、中洲のような場所の左にある小さな白いものは船で、ぴょこっと出っ張っているのは人です。
これで相当なスケールだとお分かりいただけるかと。


鷹の巣岩はぽっかり口が開いていて、ほんとうに鷹が住んでそうな雰囲気。


能登金剛はこんな断崖が続いているのです。絶景ですよね。
余談ですがガレージに止まっていた多摩ナンバーのフェーザー、その後何度も遭遇することになるのですが、最終的に白米千枚田で一緒になったときはお互い苦笑いでしたね。
お互い色々と立ち寄っているはずなのに、行き着く所と時間は同じだと。

R249を北上して道の駅とぎ街道 
ここに世界一長いベンチというのがあります。(460.9m)


ネタとしては見えておきたいですが、正直あまり期待はしていなかったんです。
「板を長く渡したところで・・・?」って感じに思えていたので。


でも目の前の海岸がすごく綺麗で、このベンチから海を見たり、夕日が沈むのを見れるのかと思うと、海岸に沿って設置されたこういう椅子っていいなって思いました。

R249をさらに北上、ヤセの断崖へ。
高さ35mの断崖。
土地が痩せていたとか、断崖から見下ろすと痩せる思いがするというところから名づけられたらしいです。

高いところに立って全身に鳥肌が快感な自分はすごく期待していたのですが、柵があって崖っぷちギリギリまで行くことができない。

ここが限界。
これじゃTomorrow never knowsが歌えない。(毎度のわからない例え)
全然ポニョれない(崖の上に立てない)ので高い所を期待するとイマイチな感想です。

う〜ん・・・手持ちのガイドブックやマップルにはかなり怖い思いをするようなことが書いてあるのですが・・・。
海は綺麗なんですけどねぇ・・・。
(あとで調べたら能登半島地震で断崖が崩落していたとか。昔はもっとせり出していたらしい。)


ここから関野鼻がよく見えます。
関野鼻はちと体力的にパスしちゃうんですけど(汗)


ヤセの断崖から少し南へ進んだ集落
ヤセの断崖もこんな感じにストンと下へ落ちる断崖だったのかな?
てか、あの上行きたい。


日本の棚田100選、大笹並水田
棚田好きとしては外せないスポットでしたが、かなり区画整備された棚田な印象です。


海の見えるロケーションはいいですね。

戻ってきてもう一度関野鼻

ちょっとアップダウンが激しそうなので見るだけ(汗)

ちなみに義経の船隠しという場所もあるみたいですなのですが、義経の船隠しって全国に沢山あるんですね(汗)
ここも歩くのがめんどくさいので見てません。(汗)

再びR249へ。

トトロ・・・ですか?
タタリ神になりかけてるような雰囲気ですが・・・


10時前、輪島に到着。

輪島の朝市へ行こうとしたのですが、なんか車の列が動かなくて朝市まで辿りつけないんです・・・。

で、なんかノボリ上がってて・・・
「NHK連続TV小説”希”は輪島が舞台」
もうね、あほかと、ぼけかと
お前ら希ごときで普段来ない輪島へ来てるんじゃね〜よ
受信料やるからその道空けろと

すみません、懐かしの吉野家コピペを引用しただけです(汗)

いや、個人的にこの1年、希に翻弄される事がちらほらとございましてね・・・
「ここでもか!!」って因縁の”希”って感じでございました・・・。

こっちは1回も見てないから輪島が舞台だなんて知らないし・・・。


で、いつになったらたどり着けるかわからない朝市は諦めて、近くの道の駅輪島へ。


ここは今は道の駅ですが、昔は(電車の)駅。
線路、踏切、ホームなどが残されています。
次の駅がシベリアになっているのは、昔、学生がいたずらで落書きしたのを再現したようです。


石川と言えばゴーゴーカレー!
まだ開店準備中でしたが・・・

なんかお腹も空いてきたけど、どこも人がいっぱいだし、道の駅にバイクを止めるのすら苦労したくらいだし・・・ってな感じで、輪島は道の駅で名産品だけ見て、さっさと次を目指しました。
さすがに塗り箸は高いですねぇ・・・。


今回、自分が一番楽しみにしていた白米の千枚田。
併設されている道の駅にバイクを止める訳ですが、ここでも少し入場待ち。
車はずら〜〜っと入場待ちの列の超人気スポットでした。

ま、そりゃそうですよね。「棚田が好き」って言ったら「白米は言った?」って聞かれるくらい誰でも知ってる存在ですもの。
棚田=田舎=マイナー観光地ってのは、ここでは通用しないです。
うむぅ・・・朝の大笹並水田に少し観光客をわけてあげてくださいな。

で、三重の丸山千枚田クラスのすっご〜〜〜く大きいのをイメージしてましたけど、それに比べてしまうと大きくはなかったというのは正直な感想。
でも、海の青さ、田んぼ1枚の小さ、枚数の多さ、それら含めロケーションが抜群で素晴らしいです。


今日は丁度稲刈りの日らしく、お年寄りから子供まで、すべて手作業で収穫していました。


さらにR249を北上。この先も海沿いを走れば景勝地が続きます。

窓岩

源義経が射った矢で穴を開けたという伝説があるとか。
正直あんまし大したことなかったかな(汗)

垂水の滝。

断崖からそのまま海へ流れて行く滝。落差35m。

仁江の揚げ浜塩田。

日本に唯一残る揚げ浜式の塩田。 らしいです。
茅ぶき屋根がすすで真っ黒になってますね。
知らなかったのですが、ここも”希”ロケ地だったみたいです。


併設された道の駅で展示されていた塩釜。
直径180cmもあって自分よりでかい。
重さ980キロもあっておにいさんより重い。(ぶっ)
600リッターの海水が入って、トラック1台分の薪を22時間燃やすと100キロの塩ができる書いてある
すごい手間ですよね。


ここで食べたかったのが塩ソフト。
いや、これは絶対に美味しいに違いないと思っていたのですが、やっぱり美味しかった。
塩の風味で甘さがさっぱりしながらコクがあります。

能登半島もいよいよ佳境へ、r28に入ってすぐにあるゴジラ岩。



あらためて6Fをば。この状態であればフォルツァよりも荷物が入ってしまいます。
タンクバッグがちょっと大きくて、ハンドルをいっぱいまで切ると腕と干渉して繊細なアクセルワークができなくなるのが欠点なんですよね・・・。
ホーネットの時代から使っていたものなので、セパハンのバイクでは多少なりとも無理がでてきちゃいます。
6R(タンク前部が樹脂)につけたら高速で前が浮いてくるとかはギャグみたいです(汗)


能登半島先端へ向かうr28は絶景シーサイドロード。

ここから先、民家がなくなり、海と山と道。
同時に自然の荒々しさも感じさせる風景になります。

椿展望台

すっごい綺麗なところです。
こんな道を走ってきた訳ですし、気持ちよくない訳がない!
ここならお兄さんも気持ちいいと思ってくれるはず!
いや、思うかもしれない。
いや、思うのかな・・・?
思うと願いたい。


椿展望台からワインディングを下っていくと、先ほどとは対照的に漁港ひしめく、穏やかな内海の風景に変わります。
外海は景勝地の連続で立ち止まるのに疲れたくらいだったのですが、ここからしばらくは漁村をつないでいくような生活感ある道を進んでいくことになります。


みつけ島はツーリング雑誌等でよく紹介されるスポットなので、なんとなくで寄ってみたのですが、想像とは違って国民宿舎があったり、キャンプ場があったり、公園があったりと、有名観光地なんですね。

大きさといい、形といい、まさに軍艦そのもので見るには楽しいですが、ソロツーライダーとしてはどことなしに場違い感を感じる・・・。
で、”えんむすびーち”とか書いてあるし。ほっとけ(笑)

で、恐れを知らぬ自分はその先にある恋路海岸(弁天島・恋路駅)に立ち寄ろうと出発したのですが、さらなる場違い感に「げっ」と一言メットの中でぼやいて華麗にスルーを決めるのでありました・・・。

う〜ん非恋物語の地って書いてあったから、解説でも読んで感傷に浸ってみようかと思ったんですけど、そんな雰囲気が微塵もなくカップル達からハートマークが湧き上がっているのはなぜなの・・・。(解説を読んでないだけに何もわからないんだけどさ・・・)


海沿いを走っていきたいと、一度R249を離れてr33へ。
九十九湾などを眺めつつ走り再びR249へ戻ると、なにやら自転車のイベントをやっているらしく、道路には多くの自転車が走っています。

集落を抜ける場所では多くのギャラリーが旗を振ってチャリダー達を応援しているので、それを邪魔しないように脇を抜いていくバイクのすごい場違い感と申し訳無さ。

彼らはレース?をしているので、横並びで走るようなバトルシーンに出くわすと、そろ〜〜っと後ろに着いて走るのですが、バイクが後ろにいることにプレッシャーを与えてしまって、この気遣いが逆に無駄な体力を消耗させてしまうんじゃないか?とか色々考えると、こちらの神経が磨り減ってしまいますね(汗)

車のドライバーさん達はおかまいなしに、道路の主役は自動車だろ?みたいなズ太い走りをしていくは全国どこでも同じようなのですが・・・。

きつい登り坂で必死に立ちこぎをしているチャリダーさんたちを見ていると、「バイクはいいよ〜。」「すごい楽だよ〜〜」なんて心の中で訴えかけてしまうのは自分だけ?
でも彼らは基本的にマゾ成分で構成されているため、筋肉を痛めつけているこのシュチュエーションに萌えていて、はなから相手にされていない気もしてしまうのです。


でも、こんな感じで平地の綺麗な海沿が続けば、体を動かすことの苦手な自分でも自転車は気持ちがいいだろうな〜なんて思えます。



海が綺麗だと立ち止まると、沢山のチャリダー達が自分を障害物かのようにビュンビュンと避けていきました。
バイクで追いつくと相対的に遅く感じてしまってますが、彼らの巡航速度、おばちゃんの乗る原付よりは速いかも(笑)


中島でr256へ逸れて能登島へ寄り道。
ツインブリッジ能登と能登島大橋を渡りたいのです。

ツインブリッジ能登


能登島大橋

海がきれいで気持ちがいい。
海の上の高いところを走っているときの浮遊感のようなものはバイクだからだと思うのですよ。



能登島大橋を渡って和倉の温泉街へ来ると、道はダダ混み。
大型連休ですから旅行客であふれかえるというのはわかりますが、和倉温泉って高級温泉街って聞いたことがあるのですが。
昨日のあわら温泉といい、世の中不景気だなんて絶対に嘘だと思います・・・。


R160に入って海沿いを南下していき、富山県へ突入。
京都→滋賀→福井→石川→富山なんだか走った感だけは凄い気がしてきます。
氷見の海岸沿いを走りながら、「この辺は海越しに立山連峰が見えるはずなんだけど・・・」と思っていたのですが、それらしきものは一切見えず、そのまま道の駅氷見まで走ってしまったので、ここで休憩を取ることにしました。

この道の駅、ちょっとやばいです。
ガレージに降り立って時点で魚を焼いた、いい匂いが漂っているんです。
で、建物に入ったら中は海鮮市場。新鮮な魚介の匂いで頭がクラクラしてしまいます。
えぇバイクに乗っていればお腹が空かない自分なのですが、もう道の駅にいる時点で、体が空腹であると脳に激しく訴えかけてきちゃうのですよ。

昼食も抜いて走り通しだったので、さすがにこの状況は我慢しきれないと、ここで食事を摂ることにきめたのですが、どの店も満員で待ち時間があったので、「並んでまでとは・・・」とあっさりと諦めました。
あぁ、この我慢が普段からできればスマートな体型でいられるはずなんですが・・・。


道の駅の道を挟んだ向かいに大きな広場があったのでそちらへ移動。
展望台もあるのですが、冬の空気の澄んだときでなければ立山連峰を見るのは厳しいんじゃないかなと、そちらへはいかず、防波堤に腰掛けボーっと海を眺めていました。

むむむ・・・
何か見えないこともないような、気のせいのような・・・
いや、これはたぶん立山が見えているんだと思う。


20倍ズームにしてみると岩肌のようなものが映り、さすが自分、2.0の視力だと関心しましたが、こんな写真じゃ何が写っているのか説明されなきゃ誰もわからない(汗)


さてここからどうするか。
正直あまりプランなどは考えていませんでした。とりあえずは能登半島を一周くらいにしか考えていなかったので。
このまま富山を南下していき五箇所山方面へ行くのもいいし、いっそこのまま帰ってしまうというのもあり。

でも正直なところ交通量が多くなってきて走っているのがダルくなってきてますし、すでに時刻は夕方の16時、6時前から走っていて疲れも感じていましたので帰ることにしました。
氷見ICがすぐそばにあるので、このまま京都へビュンっと。


能越自動車道は手持ちのガイドブックには載っていない新しい自動車専用道路なのですが、高岡まで無料というとてもお得な道でした。
でも、その変わり渋滞しまくっていたんですよね・・・。

北陸道に入っても流れが悪かったり、ところどころで渋滞していたり、金沢前後ではビタっと動かなくなったり、一気に帰れるつもりでいたので疲れましたよ。

敦賀手前までやってくると、名神も渋滞との表記があり、敦賀で北陸道を降りて、敦賀バイパス→R303→R161湖西バイパスと走ってきましたが、たぶん名神を走っていても時間はそんなに変わらなかったんじゃないかなぁって感じだと思います。
帰宅は8時40分。(バイクの時計は15分早い)


本日の走行距離は646キロ
合計で883キロ

いやぁ高速ってやつは簡単に距離を伸ばせると改めて思うと同時に、これをすると無駄にタイヤを消耗させて悲しいです。


今回のツーリングを振り返って、能登はルート選定が楽で、ほとんど寄り道なく景勝地、観光地を巡っていけるため、初心者にはすごくオススメできる場所なんじゃないかなって思いました。

海側をぐるっと回れば、止まるのに忙しいくらい見所がそこらじゅうにありますし、ずっと綺麗な海が視界に広がる中を走っていくのは最高の気分ですよ。

あと無料の自動車専用道路が多く、消耗戦のような市街地を回避できるのはライダーにとってすごく嬉しいこと。
輪島から北はガソリンスタンドがないですが、心配な面はそこくらいで、とてもイージーなツーリングが可能で、いきあたりバッタリな計画でもOKでしょう。

人気ツーリングスポットなので、様々なジャンルのバイクが走っている姿を見ると、自分もなんだか楽しくなっていましたね。
今回は天気に恵まれて本当によかったです。


PS
「シルバーウィークはどこか行ってた?」と聞かれて「泊まりで能登を回ってました。」と言うと、みんな「フォルツァで?」って言うのですが、いや、自分、長距離ツーリング用にフォルツァを買ったのではないと、そこはいい加減理解してもらいたい。。。

CBRだってシートバッグとタンクバックを使えば、フォルツァなんかより沢山荷物を積むことができますし、今回高速を使う予定がないと言いつつも、高速で帰ってきてきてますし、やっぱり長距離ツーリングに置いて排気量は正義だと思うんですよね


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