しまなみ海道 原付ツーリング1日目(2016年5月4日)
参加者:、自分(ベンリィ110)
「今年の大型連休は〜」とメディアなどが使うたびに、「今年に大型連休などあるかい!」などと突っ込みを入れる自分は、カレンダー通りの29(祝)・1(日)・3(祝)・4(祝)・5(祝)・8(日)が休み。
まぁ例年通り、連休になるのは3日〜5日となる訳ですから、一泊くらいでどこかへは行きたいけれど、3日は曇りのち雨、4日は晴れときどき雨、5日のみが晴れと、天気が芳しくありません。
「今年は泊まりは無理かな〜」などと考え、3日の日は雨の降らないうちに近場の周山街道を6Rで走って、SSの楽しさを再確認、そのテンションで「5日もワインディングメインのプチツーリング」なんて思っていたのですが、帰ってから天気予報を見ると、4日の天気が晴れに変わっていたのです。
晴れとわかるとウズウズが止まりません。
でもあまり強行なのも避けたい気分。
「高速飛ばして〜」ではない、何か下道で気楽にブラブラできるところはないだろうか。
それで思いついたのが、しまなみ海道原付ツーリングなのでした。
片道400キロくらい?それを二日連チャンでこなせばいいだけだから・・・たぶん行ける気がする。
そうと決まれば早速準備。
3日の晩10時頃、雨が降る中、往復1時間半かけて職場までベンリィを取りに行き・・・
そこからパッキング開始

モトフィズのツーリングバッグが、あつらえたかのようにピッタリだったり

着替え、タオル、レインウェア等、いつもリュックorタンクバッグに入れている荷物は、タンクバッグに入れて、そのまま前カゴに入れたり

ベンリィの積載のしやすさ、積載の能力に驚きつつも、サクサクっと作業を終え、当日を迎えます。

↑前カゴがあるとペットボトル入れも不要なので工具を入れてます。
当日、気合で5時には起きたけれども、夜通し雨だったせいですごく寒いです。
なかなか布団から出られないのは毎度のパターンで、出発は6時半を過ぎてからになるのでした。
市内を抜けて亀岡からR372デカンショ街道。
デカンショ高速道路だなんてジョークでよく言いますが、この時間帯の交通の流れの速いこと速いこと・・・。
ベンリィはレブリミッター当てっぱなしで走っているのに、前の車たちがどんどん離れていきます・・・。
たぶんアドレスならどうにかついていける速度なんですが、それでもカーブがなければずっと全開固定で、この道はいつものごとく原付には厳しい道です。
しかし今日はむちゃくちゃ風がきついです。
気合で全開のまま走ってますが、真っ直ぐ走れなさすぎて疲れるんですけど。
しかしテンションは上がってきて顔がニタニタしてきます。
社のちょっと手前で休憩。
風の弱まる気配はなく、のどかな直線道路を走ってきたというのに思いの他しんどい。
これが旅の後半に疲れとしてでなければいいんだけど。
デカンショ街道の道中は、同じようにツーリングバッグを着けた原付(主にカブ系)を3〜4台くらい見かけ、すれ違ったクロスカブがピースサインをくれたり、風が強くて気合と根性で走っている割りに、どこかほんわりした雰囲気を感じていました。
いいですね、原付旅。
そういや自分、40歳も前にして原付でのキャンプツーリングは初めてですよ。
姫路に入っても道がまだ空いている時間だったので、工事を終えた姫路城を外から眺めることにしました。

白鷺城(シラサギ)ならぬ、白すぎ城。(うまいw)

まだ8時半前なのに、既に開城してるんですかね、人は多かったです。
駐輪場に小田原ナンバーのPCXがいたのには驚きでした。
姫路からは2号線メインの旅。
原付なので姫路バイパスが使えないのは辛いところでした。
相生から先の1車線区間もけっこうバイパス化が進んでるんですね。
その先の鯰峠も今日はスイスイに走れてしまいます。
地獄の岡山ツーリングのときもそうでしたが、昔の鯰峠の混み具合を知ってる人間には、この峠が空いているということにどうも違和感を覚えてしまいます。
今はもう混まない道と認識していいんですかね?
鯰峠を越え岡山入り。
備前でブルーラインの看板を見て、時間に余裕もあるからとそちら経由で行くことにしました。
現在9時半、思いの他早く走れています。
しかしブルーラインに向かうr250を走りながら不安になってたんです。
「あそこって原付通行禁止じゃないのだろうかと・・・」
でも大丈夫でした。原付で進入することは。
でも大丈夫じゃなかったのは、交通の流れがめちゃくちゃ速いこと。
この先しばらく上りが続くけど・・・ベンリィで大丈夫か!?!?

さてブルーラインのハイライトというか、正直見所になるところはここ”だけ”(片山大橋)なのですが、いつもなら「うわ〜〜ぁ」って眺めるのに対して、今日は「うおぉぉぉぉおぉ」って感じになってました。
なぜかって、ここが風の通り道になっていたから。。。
橋に入ったとたん一気に左に流されて、走りながら写真を撮ろうとしていたものだから左手はカメラを構えていて、右腕だけでもう必死に舵を切っていたのですよ。
そしてこの先の退避所でカメラを仕舞おうとしているときも、バイクから両手を離した瞬間バイクだけがひっくり返りそうになって焦る焦る。。。
まぁそんな状況にありつつも、とにかく全開で頑張ってました。
登りで離れた前の車に、下りや平地でレブリミッター当てっぱなしで追いついたりと、かなり必死。
原付レベルになると登り坂以外でも、向かい風で速度が落ちる始末でしたから。。。
(ちなみにベンリィ110は、平地では90キロでレブリミッターに当たってそれ以上伸びない。 って誰かが言ってかもしれない)
しかし頻繁に”ここは高速道路ではありません”という看板が立っいるのですが、普段なら「な〜に眠たいことを言ってるんだ」なんて思ってたくせに、原付でここへ来ると、「ここは高速道路ではありませ〜〜ん!」と声を大にして言いたくなる気分ですね・・・。
まっ、カーブがあれば車間は詰められるんだけどさ・・・(ふっ)

道の駅一本松展望台で休憩。

写真の向かって右側に見えるのが日本のエーゲ海(笑)の牛窓方面です。
ブルーラインから再び2号線で岡山バイパスへ。
原付は大丈夫なのか!?と心配だったのですが、こちらも問題なし。ただし原付が走っている姿はありませんでした。
岡山バイパスは駄々づまりになったり、スイスイになったり、また駄々づまりになったりと、こんなことの繰り返しです。
ただ、ベンリィでは走行車線しか走れない。これはすごく実感しました・・・。
「トラックってこんなに速い乗り物だったんだ・・・」というのがベンリィで走っての感想。
もうぶっちゃけて言いいますが、ベンリィのレブリミッターが効く速度は、メーター読みでジャスト90キロですよ。
実測となると80ちょいになるのかな?これだと同じはずの90キロリミッターのトラックよりも遅いのですよ。
倉敷手前辺まで来ると、電光掲示板に瀬戸中央自動車道(つまり瀬戸大橋ですが)、強風のため通行止めの表示がされています。
この強風でなんとなく心配はしていたのですが、尾道まで行ってしまなみ海道が通行止めになっていたらどうしよう・・・
不安が募ります。
2号線のバイパスは、尾道手前で自動車専用道路になってしまったので、そこからは従来の2号線へ。
しばらくして尾道に到着しました。
到着時刻、午後1時半くらい。
しかし、さすがは尾道ですね、観光客であふれかえってます。
空き(隙)あらばラーメンでも!って思ったんですけど、こりゃ無理無理無理・・・。

食べるまで何時間かかるんだ・・・ってな感じだったので、ぷらっと観光だけすることにしました。

千光寺のループウェーイ手前。とにかく人、人、人・・・。

良神社
猫の細道
へんてこな音楽が流れてたり、猫のペイントをした人がいっぱいいたり、異世界に来たような雰囲気でいいですね、ここ。
しかし”ここでも”カップルが「けっこう一人で来ている人もいるんだ〜」なんて自分を見て言いやがりましたよ!
カップルの多い観光地をぶらつくとけっこう耳に入るこのセリフ、なんとかならんもんか・・・
奴らにとっては観光地を歩くというのは、一人カラオケくらい難易度が高いものという認識なのか!?
まぁそんなどうでもいいことは置いといて、いざしまなみ海道へ。
まずは尾道から向島へ。
こちらはしまなみ海道とは別に並走する橋を渡って行くので、これといってしまなみ海道を走っているという気分もなく、尾道から続く渋滞がそのまま続いていて「あれ?」ってな感じでした。
考えたらこの橋は無料なため、自動車の人も尾道からでなく、向島からしまなみ海道へ入ったほうが1区間分料金がお得ってことなんですね。
そんなですから、大半の車は向島ICへ向い、後半からはシーサイドロードをゆったり走ることができました。
しまなみ街道の側道が自転車は通行無料になって以来、しまなみ街道はチャリダーの聖地というフレーズがしばし聞こえるようになってきましたが、本当にチャリダー多し。
そこそこに年配な人も全身タイツみたいな格好でロードを漕ぐ姿を見ると、カッコイイな〜なんて思えます。
自分にゃ〜無理だよ。しんどいこと大嫌い(汗)
因島大橋へやってきました。
強風の影響もなく無事に通過できそうなので一安心。

こんな感じでサイクルロードに原付も入っていきます。
とにかく幅が狭い。
橋までずっと坂を登るチャリダーさんになるべく気を使わせないよう、抜ける場所が見つかるまでゆっくりゆっくり走っていきます。
因島大橋は2階建。
下がサイクルロードと歩道で、原付はチャリダーと混走になってました。

網が邪魔で写真になるとイマイチなんですが、この橋はなんの隔たりもなく、眼下に海が見えるので気持ちいいですよ。
ちなみに通行料は50円。たまたま50円玉を持っていましたが、小銭はあらかじめ用意しておく必要があります。

因島に到着。次の橋までどう進めばいいか案内板があるのは楽です。
しかしサイクリングロードをトレースしたのはちょっと失敗だったかもしれません。
因島のサイクリングロードは半分以上内陸部を走るので海成分が少なめだったんですよね。

な、訳で、これといった写真もなく生口橋到着。

生口橋はバイクは西側で自転車は東側を走ります。
さっきまでどこにいても自転車と一緒だったのに、ここに来ていきなりポツンと一人になったような気分です。

海っていうよりも川ってな雰囲気です。潮の流れもありますしね。
通行料は50円。さっき小銭がないと気付いておきながら、直でここへ来てしまったので泣く泣く100円玉を入れました・・・。

生口島へ降り立ちました。
シーサイドロードが気持ちいいですし、途切れることをしらない自転車達の姿を見るいのも気持ちいい。
本人達は汗だくで大変なのかもしれないけど、なんかいいんですよ、車の数とは比較にならないほど自転車が多い雰囲気って。
乗り物は移動手段じゃなく、乗って楽しむものって意味じゃバイク寄りな乗り物ですから、ちょっとした仲間意識みたいなのが自分にはあります。

西の日光東照宮と呼ばれる耕山寺。ガイドブックを見て行きたいって思ったんです。

悪趣味なのか、煌びやかなのか・・・
でも、どちらかというと中国っぽい寺院な雰囲気悪くないです。
ここ、個人で立てたお寺だというからビックリ。

やな予感・・・

あぁぁ・・・。。。ここ20年ほど昔、家族旅行で来てました(涙)
拝観料1400円と超高買ったんだけど・・・。
もうガックシですよ・・・。ソフトクリームいくつ食べられるんだ・・・。

でも、新しく出来たところもありました。
大理石で作られた丘です。
しかし階段を登るのは苦手なので汗だくですよ。
おかしい、お寺を見るのに、こんなに時間と体力を消耗するはずではなかった・・・。
耕山寺見学を終え、ツーリング再開。
生口島はずっと海を見ながら走れてとても気持ちいい島です。

多々羅大橋へのサイクリングロードは通称レモン谷というレモン畑の広がる斜面をなだらかに登っていきます。
このロケーションは素晴らしい。
生口島はここでお別れになるのですが、この島は走っていてとても気持ちのいい島で、原付と自転車のために貸切られたかのような雰囲気がありました。(車もちゃんと走ってはいますよ)

多々羅大橋はバイクが西側、自転車は東側を走ります。

先に見えるのが大三島。これまでの島に比べて街が大きいです。
通行料は100円でした。
多々羅大橋を降りて大三島へ。

降りたところにある道の駅。
凄く多くの人がいてびっくりしました。
この島には本線のしまなみ海道を降りてくる人も多いみたいで、沢山の自動車、観光バス、そして大型バイクが停まっています。
なんだか急に現実に戻されたというか・・・、すごい違和感です。

で、伯方の塩ソフト。ちなみに伯方島は次の島ですが。
しかし食欲を抑えられなかった。写真を撮る前に一口食べてしまいましたよ(汗)
味としてはコクがあって海の香りがする感じですね。
去年、能登で食べた塩ソフトと比べると、能登のほうの勝ちかな。いや個人的にですが。

大三島のサイクリングロードは短く、すぐに大見橋へ辿りついてしまいますが、大見橋へ入っていく道が、原付と自転車とで分けられているので注意。
自分含めて3台の原付が入口で迷うことになりました。

橋の手前でサイクリングロードと合流を果たします。

大三橋は自転車との混走。横に歩道。

伯方島方面へ向かう本線が一番端を通り、サイクリングロードが真ん中に近い不思議な構造だったため、何かのイベントで橋を貸し切ったかのような気分で面白かったです。

その変わり景色は歩道に阻まれ、下が見えないんですよね。
下を覗き込んでスリルを味わうことができません。
通行料は50円。またもや100円玉を投げ入れました・・・。
いや、さっきの生口橋で50円多く払ったのでチャラにして欲しいとこだったのですが、後ろからライダーさんが来てたので、とても素通りする勇気がなかった・・・。
もう、寄付しまくりますよ。
えぇこれだけ楽しめたらそれくらいのことでケチケチしません!
伯方島では大島大橋をいったん通りすぎて三和へ。

尾道でラーメンを食べそびれていたので、伯方の塩ラーメンを食べるためにここまで昼食を引っ張りました。
もう5時なんですが(汗)
えぇ、無論、ラーメン大盛りでございます。
しかしメニューをよく見ると大盛りと並の間に中盛りというのがあったので、ちょっと嫌な予感がしてきましたが・・・

ラーメンでかっ。
お腹空きすぎていたので、定食で頼んでいましたよ・・・。
見た目は塩ラーメンにしてはけっこう油が浮いていると感じました。
その半面、味はとても柔らかい味です。
伯方の塩なのでもうちょっと苦味がでるのかと思ったんですよね。
とても食べやすいラーメンだったのですが、いかんせん、大盛りは失敗だったかも。
一生懸命食べている自分の横でチャリダーさんが「余裕っすよ〜、まだ行けます。」なんて言うからチラっと器を確認したら、彼らも大盛り。
さすがチャリダー・・・、見掛け倒しなデブとは大違いです。参りました・・・。
(いや、実は最近胃痛がひどくてコンディションがあまりよくなったということも・・・)
かなり満腹になりましたが、もう日が傾いてきたのですぐさま走らなければなりません。
暗くなっては瀬戸内の絶景が見れなくなりますし、夕暮れのしまなみ海道は是非とも見ておきたいのです。
いや〜しかしお腹いっぱいになったときは、スクーターの直立姿勢が楽で助かります(汗)
船折瀬戸。
名前の通り船が折れんばかりの海流です。

伯方・大島大橋を渡ります。
バイクは西、自転車は東を走ります。

瀬戸内の夕日が綺麗です。

見付島
伯方島からアクセスするらしいのですが、乗り物では自転車と125以下のバイクしか行けないらしいです。
ここは無料キャンプ場なのですが、自転車と原付のためにあるようなキャンプ場ですね。
しかも設備やロケーションが素晴らしい。
自分はとりあえず今治まで走っていきますが、次回があるなら、絶対ここでキャンプだな〜。
伯方大島大橋の通行料は50円。で、またもや100円玉を入れました・・・。
おねがい両替機おいといて(涙)

しまなみ最後の島、大島へ到着。
ここの海峡も恐ろしく流れが速いです。

3連吊り橋の来島海峡大橋。ド迫力です。
しかしこれを渡れば愛媛県今治市。しまなみ海道はおしまいになってしまいます。

原付は東、自転車は西
ここにきて夕日とは逆になってしまうとは。
さっきから西側を渡ることが多かったのですが。

この海峡も恐ろしく流れが速いです。
来島海峡大橋の通行料は200円。ここは有人の料金所でした。
橋を渡って今治へ到着しました。
現在の時刻18時半。
途中、耕山寺に寄り道したり、昼食を食べたりはしてますが、ほぼまっすぐにサイクリングロードをトレースしてもこれだけの時間しまなみを堪能できるんですね。
突発的に来てしまってリサーチ不足なのにすごい満足感。
原付で行くしまなみ海道は、自信をもってみなさんにもオススメできます!
いやね、お兄さんがしまなみ海道を原付で行きたいと言い出した時、「大きなバイクですら行ったことないのに、いきなり変化球からですか!?」って言ってたんですよね。
でも、原付でこそ、しまなみ海道だと思い直しました。お兄さんごめんなさい。
夜食と飲み物を調達しにコンビニへ立ち寄ると、大型観光バスからチャリダーがぞろぞろと降りてきているところとかち合ってしまったんですね。
どうやら自転車のサークルのようです。
彼らも自分と同じくお酒とつまみと夜食の調達だったみたいで、田舎のコンビニ店内大パニック。
レジは捌ききれない大行列。
そんな状況で自分の後ろに並んだチャリダーさんが「えっ最後尾ここ!?!? USJのアトラクションかこれは!?」などと言ったかと思うと、「アラフォーの星」とか言いながら筋肉自慢をしだしたり、「早々に●●さんがコケたけど、あれは絶対狙ってコケてたね〜。転ぶなら今でしょ!って」とか、もうテンション高すぎて笑いをこらえるのが大変でしたよ。
どこにいってもチャリダーって面白い人が多いです。
買い物を済ませ、今日の野営地である大角海浜キャンプ場に向います。
迷うことなくすぐに到着はしたのですが・・・
もう既にキャンプ場満杯状態で、敷地内どこを探してもテントを張る場所がありません・・・
なんだか車で来ている人が多く・・・・
正直設備も充実していない無料キャンプ場へ来て、大きなタープを張るとかアリなのかなぁ・・・なんて悲しい気分になりました。
とりあえず、近くにキャンプ場がもう一つあるのでそちらへ移動。
途中道が途切れておかしいなぁと思い、何度も周辺をぐるぐるまわったあと、もうこの道しか先に進める道はないと民家に入っていくような細い細い道に入っていくと、細いながらも道は山の中に入っていきます。
道が続いていることには続いているけど・・・、こんな狭い道の先にキャンプ場なんてあるのか・・・?と疑念を抱きつつ進んでいくと、キャンプ場へ降りていく道の看板が出てきたのでほっと一安心。
こんな辺ぴなとこじゃ貸切でしょ〜って思っていたら、案外先客多し。
車4台、バイク3台(カブ&タイカブ)。
よくこんな道入ってきたなぁと思うと同時に、今は誰しもナビなりスマホなりを持っていて、疑うことなく現地へ来れるんだろうなと、地図だけ頼りな自分が虚しくなりましたよ。
しかし、強風はまだ吹き荒れていて、サイトに張られているテント達はいつ吹き飛んでもおかしくない状況にしか見えない。
で、この状況でテントは張れるのか!?!?と思ったら、やっぱりの大苦戦。
もう初っ端の地面に広げるところから悪戦苦闘でしたし、色々なものが飛ばされ、追いかけまわされてました・・・。
で、組みあがっていくほどに、テントではなくタコに近い状況になるので、支えている自分がフラフラ。
とにかく無茶苦茶苦労しました・・・。
しかし寝床ができたからといって一安心ということもなく・・・
波の音がザッパ〜〜ンってすごい音を立てますし、テントはずっとバタバタと風に煽られてますし、隣の若いカブ3人は12時を過ぎてもずっとおしゃべりしてるし・・・
自分この状況で眠りにつくことは可能なのか!?!?
ってのを真っ暗にしたテントの中でずっと思っていました・・・。
話しは変わって、唐突に今日しまなみ海道において目にした原付TOP5のコーナー!
5位Z50系(モンキー&ゴリラ)
まぁ・・・なんとなくは想像できます。
オーナー達が純粋に「ツーリングが好きだ〜!」という雰囲気よりは、不思議とライダーが集まる場所にやってくる旧車会と同じような雰囲気は感じてしまうので、当然いてもおかしくないだろうなと・・・。
そんな感じなのでツーリングバッグを積んでいるようなモンキー達はいません。
4位KSR110
原付旅として、なんとなく多く走ってそうなイメージなバイクですよね。
でも、案外下位でした。
3位グロム
エイプやXR100モタに変わって原付ツーリングバイクってなイメージですよね。
やっぱり多かったです。
2位PCX
まぢか〜?って思いました。
というのも、PCXユーザーにツーリングイメージはないからです。
どちらか言うと、10年ほど前のビッグスクーターブームが少し形を変えてPCXに引き継がれた、そんな印象があるのですが、まぁそれもあながち間違いではないんですよね。
というのも、ゴテゴテカスタムのPCXが複数台でいたり、彼女とタンデムで走っていたりなのがPCXだったからです。
そんな彼らがたまたま選んだ場所がしまなみ海道だったというような印象ですね。半キャップ率も多かったですし。
後ろに箱をつけたり、バッグを積んでいたPCXはごく少数でした。
1位クロスカブ
原付旅といえばカブ。それはわかったうえでもクロスカブが異様に多くて最後のほうは気持ち悪かったくらいです(笑)
クロスカブってそんなに売れてたの!?!?と、正直混乱するほど。
いや、現実的に考えてクロスカブの販売台数など、PCXの5分の1以下だとは思うのですが・・・
番外
・YBR125 1台
実はカブの次に多い原付ツーリングバイクと言えばYBRだと自分は思っていたのですがね、これが不思議と1台のみでした。
・Z125 2台
出たばかりで、品薄だと聞いていたのですが、2台も見るとは。
自分これまで1台しか見てなかったバイクでしたよ。
しかしどれもがド新車な訳で、キラキラ輝くキャンディライムグリーンが羨ましさも込めて、まぶしすぎました・・・。
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