隼(駅)ツーリング(2016年5月15日)
参加者:、自分(フォルツァ)

隼列車乗車券(入場券含む)500円(税込み)

覆面パトカー乗車券12,000円(非課税?税込み?)
一枚余分な乗車券とやらがまぎれてしまいましたが、期間限定で運行されている隼ラッピング列車を見に、鳥取県は八頭町にある若桜鉄道、隼駅へ行きました。
9号線をそのまま北上するというのは性に合わないため、まずはいつものR162で美山まで向かいます。
高雄からは全然クリアが取れず、いのししラーメンキャプテンまで超ゆったりなペースでしたが、その後、裏栗尾ではギャラリーコーナーでギャラリーに見守れながら頑張ってみたり、深見峠手前の上弓削の直線では股を開きながらZ1に乗っている集団が追いついてきたので、峠に入ってから、軽くぶっちぎってみたりと、そこそこには楽しく走ってました。
和知からR27へ。
思いのほか交通量が少なく、「GW明けだし、みんなおでかけを控えているのかな〜」なんて思いながら、のんびり走ってました。
あぜり駅の先の定番のねずみ捕りの場所も、今日は何もないみたいです。
和知のR27は楽しく走れるような道でもないので、「新緑が綺麗で気持ちいいな〜」ってっ感じに、景色を見ながらまったりと走っていたのですが・・・
和知ICを過ぎたあたりで、ウ〜 ウ〜という音。
「あ〜なんか後ろからパトカー来たみたい。」とミラーを覗くと、覆面パトカーが自分に停車指示を出すんです・・・。
えぇ、自分景色を見ながらまったり走っていたので、50キロ制限のところを74キロで走っていたようです・・・。
おかしい・・・。
すごくまったり走っていた記憶しかなくて、なんだか全然実感がありません・・・
飛ばしていない=まったりという思考だから、速度違反をしていたのは間違いないのだろう・・・。
飛ばしている意識もないから、ミラーの確認を怠りこの結果・・・。
もう反省しかありません。
綾部でR27→r8→r77へ。
その後、いつものように由良川を渡ってr74(由良川沿い北側)を行くか、川を渡らず広域農道(由良川沿い南側)を行くかで、広域農道を選んでみました。
結論としては、やっぱり川を渡ったr74のほうが空いてるのかな。
距離は広域農道のほうが短いですが、ただ時間は大きくは変わらない感じがします。
R9が福知山で混雑するのを避けるため、R175沿いにある天津小学校の交差点まで由良川沿いに走り、R175を南下し、牧へ。
R175とR9の三叉路になる、牧の交差点から先の9号線も交通量の多い場所なので嫌いなんですけど、今日はすごく流れが速いです。
京都縦貫と若桜舞鶴自動車道が繋がったおかげで交通量が減ったのかも?
それとも、やっぱり今日は全体的に交通量が少ない?
これなら9号線も不快ではなくなるんですよね。
まぁ走っていて面白くないのには変わらないですが。
今日は久しぶりに道の駅のスタンプ帳を持ってきたので、農匠の郷やくのへ寄り道。
スタンプの場所は昔と変わらず温泉の入り口です。
和田山ではR427→r163へと反れて、但馬まほろばへ寄り道。
ここでもスタンプを押しますが、竹田城効果というか、竹田城アピールがすごいことになってました。
r163を西に進み、R312を北上、再びR9へ戻って、西へ。
r10で円山川を渡って、r104で道の駅やぶ。
r104を西に進み、R312を南下、道の駅但馬楽座
もう完全にスタンプラリーですね。
この道順で走っていると、なんだか懐かしい気分になってきました。
でも、北近畿豊岡自動車道がだいぶ伸びているおかげで、この一体の道の交通量は減っていて走りやすくなりましたよ。
道の駅但馬楽座からr6→r48と繋いでR29の戸倉峠へ向かいます。
r6やr48を織り交ぜたのは、兵庫北部の横断をR429ばかり使わず、新しい道も開拓しておきたいという思いからだったのですが、R429よりも魅力があるかと問われると微妙な感じかもしれません。
道の広さで選ぶなら断然こちらのほうがいいのですが。
ただ、r48で芳賀に抜ける峠は急勾配でヘアピンの連続、峠からの展望も良いと、雰囲気の良いところでしたし、バイクも数台すれ違いました。
R29との合流は既に戸倉峠の上りにさしかかっている場所でした。
ここからワインディング成分を補給するかのごとく走ります。
運よくクリアで走れるのは嬉しいことと同時に、朝の悪夢が蘇えって怖い気持ちも大きいです(汗)
しかしこの峠、道幅が広く、とても面白いですね。
トンネルを越えたら下り。
減速帯とひび割れで、路面はそれほど綺麗ではないのですが、それでも下り勾配のきつさと、カーブの多さ、複雑さが、ライダー心を刺激します。
今日はフォルツァに乗ってきたとかまったく関係なしです。この下りがむちゃくちゃ面白いです。(汗)
でも・・・下りでねずみ捕りをしているといったような話を聞いたことがあるので、スノーシェルターを過ぎた辺りからは速度を控えめに走っていたのですが、そんなときに限って後ろから飛ばしているCR-zが追いついてきたんです。
キップきられたばかりだというのに、このシチュエーションになってしまうと、一緒に遊びたくなるじゃないですか・・・(汗)
で、案外・・・案外・・・いけなくもない!?!?
フォルツァやればできる子。(下りだから非力がごまかせてるだけだろと・・・)
でも離せるわけでもなく、さらにはネズミ捕りが頭から離れず、最終的には前を譲るのです。
えぇ・・・これならねずみ捕りをしてても前の車両が・・・・(汗)
で、譲ったままって訳にもいかず、追っかけちゃいますよね、普通は。(汗)
おぉぉ・・・案外・・・ついていけてしまってる(汗)
けっこう頑張れるじゃないのフォルツァ。
いや、逆に自分は峠でのCR-zの実力とやらをあまり知らないか(汗)
見た目にだまされているけど、トヨタのアクアとさほど変わらない速さとかだったら勘違いも甚だしく、むちゃくちゃ恥ずかしいかもしれない(滝汗)
むしろ頑張れているのがCR-zだったらどうしよう・・・(汗)
CR-zは峠を下りきったところでUターンしていったのでさようなら。
ここからは田んぼに囲まれたのどかな直線道路をゆっくり走っていきます。
交通量が少なく見通しの良い直線道路。これはかなり危険な場所です。ネズミ捕りしてそうで・・・
なので今度こそは頻繁にメーターを見ながら、ミラーも見ながら、道路脇にも注意しながら慎重に走りましたよ。
前をちゃんと見れずに、正しい意味で危ないんでないか〜なって思えましたけど・・・。
道の駅若桜でいったん休憩を入れます。
隼駅まではあとちょっとのはずです。
道の駅を出て10分から15分後、R29からR482へ。
隼駅はすぐに見つかりました。
小さな駅と聞いていたので迷うか心配していましたが、R482に入って注意しながら進めば問題ありません。

えぇフォルツァの止まっている場所がR482なのですから、通りすぎることはあっても、迷うほどのわき道がないんです。
むしろ油断すればR29とR482の交差点を通り過ぎる可能性のほうが・・・、国道と国道の交差点が点滅信号扱いは、酷道マニア達がネタとして喜んでしまいますよね(汗)

さっそく記念撮影にとデジカメを取り出したら思わぬ事態が。
なんとデジカメにメモリーが入ってなかったんです。(涙)
内臓メモリーで数枚なら撮ることが可能なので、何枚撮れるかはわかりませんが構内へ入っていきます。
メモリの都合、写真は撮ってませんが、駐輪場には自分含めてバイクが3台。
マジェスティ、GPz、フォルツァ・・・、あれ・・・隼は一台もいないし(汗)
日本で一番ハヤブサを見かける町じゃなかったの・・・?
しかし良く見たらマジェスティには隼のステッカーが貼ってあります。その心遣い(無駄なあがき)偉いです(笑)
いや、自分も大阪モーターサイクルショーで隼のステッカーを貰っていたので、貼って行こうかな〜などとは考えていたのですがね、堂々とフォルツァのままで乗り付けてしまいましたよ(汗)
隼駅は無人駅です。(メモリーの都合で撮れません・・・)
入ったところが待合室になっていて、その奥に改札があってホームに繋がっています。
当然改札に人がいるわけじゃありませんが、勝手にホームに入っていいかどうかがわかりません(涙)
昔キップ販売の窓口とされていたであろう、隣の部屋を窓から覗くと、そちらは隼駅グッズの販売所。
そちらへ行きたいのですが、どこからそちらへ入っていけばいいのやら・・・
ホームを通っていけば入れそうなのですが・・・。
とりあえず一旦外へ。
待合室以外に入れる場所はないかと探してみたら、ギャラリーと書いてある詰所の建物なら入れそうなので入ってみました。
戸をあけ、ちらっと中をのぞくと「どうぞどうぞ〜」と男性二人とライダーさんが一人(和田山から来たGPZ)。
ここはやはりギャラリーで、駅とは繋がっていないようです。
展示されているものはSLから新幹線まで様々な鉄道写真とか、Nゲージのジオラマとか、ポイントとか信号機を操作する機械等です。

ジオラマは地元の高校生が作って放置されていたものを、男性が直してこちらへ展示したとか。
ポイントや信号を操作する機械も配線を1本1本引きなおして直したとおっしゃってました。
たぶん・・・ボランティアの方なのでしょうが、奈良から月1くらいで来ているとか。
「自分(京都)よりも遠いじゃないですか」と驚いてたら、もともとバイクに乗っていたということもあり、「ここはバイクも電車もある夢のような場所ですから。」と。
ジオラマの作りこみを興味津々に見ていたら、「操作してみますか?」のお声が。
Nゲージ・・・昔持っていたので・・・実はあまり動かすことに興味は・・・
むしろ、子供の頃の自分は、最大速度でカーブを曲がって脱線させるのが楽しかった・・・
なんてこと、言えるはずもなく、「お言葉に甘えて」とコントローラーを握ったら
「駅で停車してくださいね。」
「はみ出したら日勤教育です。」(←わからない人は調べてください)
「急停車すればお客様が怪我をするのでゆっくり停車してください。」
と、色々課題を出されてしまいましたが、なんとか合格はいただけました。
ポイントや信号機を操作する機械も「触ってみます?」と、言ってくださったのですが、断ってしまいました(汗)
たぶん、鉄っちゃんであれば歓喜することなのかもしれませんが、素人目にはスイッチを押したら同じ部屋にある信号機のランプがつく機械だったもので・・・(汗)
いやはや、隼の聖地としてバイクでやってきたら、思いのほか鉄分が豊富でございます。
で、グッズの販売所へのアクセスなんですが、えぇそのまま改札通り越してホームに入っちゃっていいみたいです(汗)
隼駅は登録有形文化財として昔のままの状態を残してあるので、改札も当時のままを残してあって、出入り自体は自由にして問題はないみたいです(汗)
購入したのは記念乗車券とキーホルダー。
隼Tシャツ、隼タオル、隼キーホルダー等々、自分が隼乗りだったら欲しいグッズは沢山あったのですが、周囲に隼乗りはいないし、そもそも周囲にライダーがいないような気もします(涙)
あれやこれやで既に15時20分。
隼ラッピング列車は、3台しかない車両のうちの1つだから、遭遇率は3分の1。
しばらく時間をつぶしていれば、そのうち遭遇できるだろうと気軽に考えていたのですが・・・。
3台しかないということに疑問を持たぬ電車知識ゼロの自分・・・。
3台でまわせるってことは、本数がとてつもなく少ないということを意味してたんですね・・・。
若桜鉄道・・・1時間に1本しか電車が走ってなかったのですよ(涙)
で、次の電車は15時半すぎ。
慌てて駅を立ち去り、近くの線路沿いに待機、バイクと電車のツーショットを狙います。(って自分のバイク、隼じゃないけど。)
内臓メモリーなため連写は不可、一発勝負に近い状況です。
近くの踏み切りが鳴り、遮断機が降り、緊張の一瞬・・・
・・・・・・・
ラッピング電車じゃありませんでした・・・
さあこれで、1時間待ち。
それならばと隼駅の向かいにあるカフェHOME8823(はやぶさと読む)で昼食でも摂ろうかと考えたんです。
で、行ってみたら・・・
お昼休み・・・・・・
あぁ・・・ここへ来るため昼食も摂らずに走ってきたというのに(涙)
もう自分、これで隼地区は去ることにしました。
隼神社、竹林公園など、余裕があれば立ち寄ろうかと思っていた場所もありましたが、とりあえずお腹が空いていること、そしてR29沿いにあったコメリでデジカメのメモリーを買うことにします。
なんかツーリングに来て、デジカメのメモリを買うのはコメリというのが、ここ数年の定番になってしまったような気もせんでもないけど・・・。
あれやこれやで次の電車まで30分、食事を摂るには微妙な時間なので、写真の撮りやすい場所がないか、R29を若桜方面に向けて走っていました。
「次が隼ラッピング列車じゃなければ帰ってしまおう・・・」そんなことを考えていたとき、その瞬間は突然やってくるのです。
いい感じな場所をみつけたので、線路沿いの道に入っていこうとしていると、近くにあった踏み切りの遮断機が下りていることに気がついたのです。
え、まだ4時15分だよ・・・?
そりゃそうです、若桜発、鳥取行きの電車が4時半すぎに隼駅なら、若桜方面へ走れば時間は早まるのは当たり前。
あわてて路肩にバイクをとめ、カメラを取り出していたら電車が来るのが見えました。
遠くからやってくるのは水色っぽい車体・・・あれはたぶん隼ラッピング列車・・・!?
ま、間に合うのか!?
もう構図や角度なんてものはお構いなしに、カメラの電源を入れたら即ファインダーに電車を入れましたよ。
買ったばかりのメモリが問題なく認識するか、保存できるかなどの確認もしてなかったので、とりあえずカメラがちゃんと機能してくれただけで御の字です。

モード設定をする間もなくだったので、通過する間に撮れるだけは撮ったのがこの3枚。
その割には上手く撮れたんじゃないかな〜(汗)
二輪雑誌で写真を見ていたので、ラッピングのデザインは知っていたのですが、実物で見ると隼の大きさに凄くインパクトがあり、かっこよかったです。
だって、このラッピングされた隼の部分で、普通の人間よりも大きなサイズですからね。
ここまで見に来た甲斐はありましたよ。
さらには京都から250キロ以上走って、夕方の4時半でもまだ鳥取にいて、これからまだ半分の行程が残っているというのに、もうこれだけで全てが報われた気がしました。
ただまぁアドバイスとして言えることは・・・
隼列車を見に行きたいなら終点の若桜駅で待ち構えることですね(汗)
そこなら停まっている可能性が高いっと・・・。あたり前な話・・・。
帰りの戸倉峠も交通量が少なく、登坂車線もあるため、車に掴まるシーンも少なく、楽しく走れました。
県境のトンネルで車の後ろを走っていたとき、後ろがものすごい排気音がしたと思ったら、大型バイクのツーリング集団が追いついてきたのです。
ミラーではあまり車種が確認できなかったのですが・・・、先頭はまぎれもなくZZR1400、次はGPZかな・・・? 7〜8台はいそうな集団です。
「車に引っ掛かったままの自分がいれば彼らの邪魔になってしまうんじゃないか・・・」
「トンネルを出た瞬間、彼らは自分や前の車を追い越しにかかってくるのじゃないか・・・」
そんなことを考えならがトンネルを出ると、前の車が少し先でお店に入っていったんですよね。
さて、前はクリア。峠の下り。どうしよう。
言うまでもなく、逃げる体勢な自分(汗)
それでもぴったりくっついてくるようなら、そんとき譲ってあげたらいいだけです。
いやぁ〜もうね、ひっさしぶりに”楽しい”って気分で走ってましたよ。
良く走る道でフォルツァが速ければ、正直「「何必死になってんだ」って思われてたりするのかな・・・」とか、「こっちは道を知ってるだけに・・・、お互いあくまでも公道のペースに抑えてだしね。」みたいなネガティブなことを考えてしまうのですが、兵庫の西の端まで来ていれば自分は単なるツアラーさんですよ、そんな考えなくてもいいですからね。
先頭のZZRの方も着かず離れずって感じのいい距離で走ってくれました。
これが露骨に直線だけ追いついてきてベタっとくっつかれると「デカスクで申し訳ない」ってな気分にもなるものですが、公道の速度域で走るぶんにはビッグスクーターといえどZZRよりは40キロくらいは軽いバイクと考えてもいいんだと思います。
ってなんだかいまいち伝わってない気も・・・
つまり直線を殺してくれているZZR、カーブを頑張ってみるフォルツァ。
絶対的な速い遅いって話じゃなく、それぞれのバイクの得意なことろだけを出すのではなく、お互いが歩み寄れるなら、お互いが安全に楽しく走れるな〜ってそんなこと思ったんです。
クリアな区間が長かったり、車がすぐに譲ってくれたりと、ペースを落とすことなく長い距離を走れたものですから、楽しい走りはけっこう長く続きました。
もうツーリング集団も前の3人くらいしかついてきてないんですけど、前の3人はこのシチュエーションに”ハマって”いるんじゃなかなって、そんなこと考えてました。
本来集団行動なんだけど、なんか楽しいから楽しもうみたいなね。
えぇ、自分もニヤニヤしそうなくらい楽しかったです。
道の駅はがで自分は離脱することになります。
「トイレに行きたかったからちょっと急いでた!」これがどこまで言い訳なのか、本当なのか。。。
で、トイレが先行してしまって、スタンプを押さずに出発していたということに、だいぶあとになってから気づくのです。
波賀は京都からちょっと遠いよ・・・。
道の駅を出て少し行けばR429との交差点。
自分が兵庫を縦断するのに、いつも使う狭路酷道R429で帰ることにしたのです。
快調に走っていたとはいえ、国道9号線は時間がかかりすぎましたからね。。
R429に入ると、この先大型車両通行不能の、いわゆる酷道を現す看板が頻繁に目につくようになり、「おかしいなぁR429は西に行くほど走りやすくなるんじゃなかったけ?」と思いながら走っていたのですが、高野峠に差し掛かった時点で思い出しましたよ。裏ボスがいたというのを。
狭路区間の長さ、カーブの多さでは王者”榎峠”に全然かなわないとしても、ヘアピン連続のつづら折れで一気に勾配を上げる高野峠は、低速での小回り技術が試される点で、バイク乗りにとってはなかなかの”楽しい”道。
そんな道であるのに、なぜか和歌山ナンバーの男女のツーリングペアが走ってたりしたんですよ。
うむぅ・・・知らずに来たのか、知ってて来たのか・・・
でも酷道パラダイスな和歌山県民であるためか、走りはけっこう上手いんです。(少なくともお兄さん達よりは)
前を行く男性はW800みたいな・・・ボンネビルみたいな・・・バイク(よく見てない)。
後ろの女性はスカイウェーブなんだけど・・・何かがおかしい。
丁寧な操作でゆっくり曲り、そこからアクセルを開けていく女性のスカブと、バタッ!グルッ!グイ!とジムカーナみたいな走りで容赦なくアクセルを開けている自分のフォルツァが、立ち上がり加速でほぼ同等。
あきらかにこちらのほうが先にアクセルを開けているし、アクセル開度は大きいと思うのに。
腹についたバラスト(脂肪とも言う)で、こうも差が出てしまうのか・・・と落ち込みましたが、ピン!とひらめいたら、あぁやっぱし。
スカブーのナンバー緑枠つき(400cc)。なるほどちょっと安心しました。
しばらくしてスカブは道を譲ってくれるのですが、自分はこんなところでもカウル擦りながら曲がってる”単純なバカ”だから、上手く走れてないとか思わないでよ、むしろギアも選べない、レスポンスもダルなビッグスクーターでこの道はちょっと可哀相だなんて思いました。
って今日はこっちもビッグスクーターなのか(汗)
しばらくして男性も道を譲ってくれるのですが、なかなかスマートな場所を選んで(ヘアピンで幅があるところ)停まってくれるという、さすが和歌山ライダー思わせる手馴れ感を出してきたので、こちらもヘアピンはお礼の手を挙げながら、片手でスマートに曲がるのです。
「こういったのが酷道ライダーとしての通なやりとりだ・・・」なんてバカなこと考えながら(笑)
下りに入ると落ち葉や砂利だらけで道がえらいことになってました。
さらに進むと土砂で排水溝が塞がれ、道路が川になってます。
車のわだちのアスファルトが見えているところは川。
アスファルトが見えていないところは砂利か落ち葉のじゅうたん。
で、完全1車線の幅しかないのに、そんなところに対向車が来るんですよ。
そうなると落ち葉のじゅうたんの上を進むしかないんです。難易度の高さに笑えます。
落ち葉の下は砂利と枝と崩れた土砂と斜面と・・・、何が隠れているかわからない状態のとこに突っ込んだわけですから、バイクがどこに進むか分からない。
フラついて足を着いたら落ち葉の下を流れている水で”びちゃ”。
アクセルを開けたらリアが横にズルズル動くだけ。
単純に路肩に突っ込みたいだけなのですが・・・なかなかやるなぁ・・・酷道R429。
既に自分はお友達感覚でいたのに、まだ突き放すか。
高野峠を下りきれば道幅は広くなるのですが、次の敵は笠杉トンネルを越えてからの下りです。
走り屋対策のために減速帯よりも大きな凹凸が施されているのですが、これがすごくバイク泣かせ・・・。
6Rで上り側を走ると、ハンドルがポーンと明後日の方向に弾き飛ばされ、超怖い思いをしたのですが、フォルツァでここの下りを走ると、バヨンバヨンのサスの動きと相まってジャンプ台にしかなっていませんでしたね(笑)
スクーターってリアタイヤと一緒にエンジンまでスイングする構造になっているものが多いのですが、当たり前に考えて、エンジンなんていう一番の重量物が凹凸で跳ね飛ばされると、並みのサスでは収集がつかないんですよ。
ましてや、リンクもなきゃ、レイダウンもされてないフォルツァのサスでは・・・。
で、どうなるか。
下りということでリアブレーキを使っての減速→段差でリアが持ち上がる→衝撃を吸収できないサスはエンジンユニットの重みに負けて必要以上にリアを持ち上げる→路面への加重が抜けたリアタイヤがロックする→リアタイヤが地面に接地する→キュッ!というスキール音。
もう全然路面を掴んでくれないので段差1つ1つに対してこれの繰り返しですよ。
キュッキュッキュッという音が気になってまともに減速する気になりません。(笑)
まぁこれだけであれば笑えてくる話なのですが・・・
スクーターでリアが突き上げるのは腰が死にます・・・(涙)
ギャップのたびに自分はセルフでアトミックドロップを喰ってるわけですよ・・・?
あかん。これ書いてるだけでも痛さが蘇って泣けてきた(涙)
こんな感じで、普通に怖いし危ないし痛いし泣けてくるしってな状況に相成りました・・・。

生野峠までやってくると、昨年、砥峰高原ツーリングのきアスファルトがめくれていた部分はこんなに広くなってました。
ただ広いのはここまでです。
青垣側は昔に比べて待避所は増えてますが、道幅は完全1車線の狭いままです。
やはり財政的な問題というか、予算がつかず青垣は工事が着工できないのでしょうか・・・?
しかし愛しき酷道が、広く綺麗になっていくことはライダーとしては寂しさを感じるのです。
青垣から福知山へ抜ける榎峠にさしかかれば、R429もクライマックスへ。
昨年秋はライトの照射範囲がすごく狭い6Rで、漆黒の榎木峠を走りぬけ、さすがにこれは難易度が高いと思ったのですが、今日はまだなんとか視界が保たれている状況ですし、仮に日が暮れていたとしても、漆黒のR439(四国)やR193(四国)を駆け抜けた、H4バルブ2灯のフォルツァには敵は無しとすら考えているので気楽なものです。
「やっぱり全然楽だったわ〜」
こんな感じで、なにも問題を感じることなく、何かをこなした感じもなく、これといってまったくネタもなく、極普通な感じに、それはそれでつまんないとかなんとか思いながらR9へ抜けました。
さてこの先、走り優先でR162へ向かうか、渋滞にまぎれながらも時間と距離優先でR9で帰るか・・・。
悩んだあげく、R9で帰ることに決めます。
福知山にいると久しぶりに”とん吉”のラーメンが食べたくなり、お店へ向かうも定休日・・・。
頭がとん吉の味になってしまって、口から唾液がでまくっていた状況でこれは辛い・・・。
しばらくラーメンが頭から離れない状況を抱えつつ、ダラダラと9号線で帰ってくるのですが、結局のところ兵庫を横断する道って、酷道であれR429が早いんだなと実感するわけです。
まぁ酷いっていうより狭いだけの道なので、ペースを左右するのは車に掴まるかどうかなんです。
で、今日は車に掴まるシーンも少なく快適に走ることができました。
本日の走行距離488キロ。
行きは隼駅までで250キロ近く走ったというのに、帰りは酷道を突っ切ってきたら、けっきょくは速いし、距離も短かったということ。
もうやっぱ兵庫北部の横断はR429を定番としようかな。
しかし、下道のみでこれだけ距離を走ると、CBRや6Rならヘロヘロになるくらい疲れるのですが、さすがはフォルツァ、なんだか全然余裕でこなしてしまったのですが。
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