摂津ツーリング(03年7月22)

参加者 MG−RV8(アプリオ)、自分(DIO AF18)

初登場 MG−RV8仕様アプリオの簡単な紹介
排ガス規制後アプリオをCDIと駆動系中心にカスタム
リアサスをZRに交換
見た目はノーマルですが逆ハッタリ仕様となっています。(笑)

最近のツーレポは旅路線になってしまってイマイチノリが悪いと一部の方からの指摘がございまして・・・。
いえね、わたしくし、公道でそんなむちゃするキャラでもないですし、いい加減歳もとってきたので世間体も気になるお年頃(笑)

とは言え、よく考えるとちょっとは面白おかしくレポートするほうが読んでいるほうは楽しいのではないかと、今回オブラートに包むようなことはなく、有りのままをほんのちょっぴり飛躍させそこに少々のスパイスを加えてレポートすることにします(笑)


原付ツーリング仲間のMG−RV8(以後パニ)と「あらたな原付ツースポ開拓したいんだけどねぇ。京都の北のほうだとガソリンスタンドの関係上、周山くらいしか走れないし。」
などと話をしていて「じゃさ、摂津方面なんてどう?」という意見に賛同
摂津方面で面白そうな道がないかと地図を見る。

「府道733がくねくねしていて面白そう!その先にある地獄谷峠も展望がいいみたいだから行ってみようか」
と今回のツーリングは目的地無しの道を楽しむぞ!ルートとなった。

お昼過ぎR171上植野で待ち合わせ。
少し待っているとエドワーズメットのアプリオ登場!パニである。毎度ながら思うのだが原付には目立つメットですな〜(笑)
さっそく今回のルート確認をして出発。でも、その前に暑くてのど渇いたからコンビニ探そうとコンビニへ向けて出発。コンビニは直ぐに見つかってとりあず二人ともクールダウン。晴天にはなってくれたんですけど、この日かなり暑かったんです・・・。

出発後、府道67を北上し、府道733を目指すが気がつけば御所海道という場所まできてしまって行き過ぎたことに気がつきUターン
なんとか府道733を発見しひたすら西に進む。
最初は住宅街のような場所を通っていたので面白くない道という印象を受けたが、山に近づくにつれ、道も細くなり勾配もでてくる。
「これよこれ。速度の出ない原付で道を楽しむには、ある程度の道の細さと勾配が必要!今回の道も面白くなりそうだ。」

しばらく進むと工事中の看板が現れる。どうも工事で通行止めとされているようだ・・・・。
横にいた警備員のお兄ちゃんに道を尋ねると「ライダーの方なら知ってるとは思うのですが、摂津へ抜けるのでしたら亀岡方面からいってもらうしかないんです」との返事

いきなりのハプニングで困る二人・・・
とりあえず地図を見て迂回ルートがないかを探す。
よくみると733の1本南に府道208という道があり、途中で733に合流できるようになっていた。
「これは行けそうだ」と警備のお兄ちゃんに「ここから迂回して733に入れば工事区間は迂回できますよね?」と確認すると
「工事区間はそれで迂回できますが・・・・・勾配がきつくて・・」との返事
「原付じゃ無理ですかねぇ・・・?」あくまでも食い下がろうとする自分
「それに砂も落ち葉も浮いてますから」とこちらを気遣ってくれるお兄ちゃんに
「そんなの平気です(笑)」と笑顔で答え「ありがとうございました」ときた道を引き返す。


たぶんあの警備のお兄ちゃんもライダーなんでしょうね。落ち葉や砂利に気を使ってくれる人なんてそうそういないですし。
まぁお兄ちゃんの予想に反して、自分は落ち葉や砂利なんて気しない、なんでもこいこいライダー(笑)
さっそく府道208を目指して出発。

府道208は警備員のお兄ちゃんが言ってたとおり、すごい勾配・・・
途中、善峰寺という大きなお寺があったのだかが、そこの勾配が一番きつく、自分のDioは20キロ走行。(パニいわく、チョイノリ速度 笑)パニのアプリオに置いていかれてしまった。

むむむ、、、駆動系カスタムは伊達じゃないな・・・
しかしこちとら伊達に原付歴は長くない!登りで負けても下りで追いついてやる!と闘志をメラメラと燃やす。(笑)

前のパニはグングン先に行ってしまうが、途中分岐があって止まる。
「そっちは行き止まりっぽいからこっちだね。」と自分先頭に戻る
ふっ・・・形はどうであれ追いついてやったぜ(笑)

さらに進むと突如前に軽トラが現れる。この道では追い越しは一切無理と思っていたのだがヘアピンで曲がりそこね、切り替えしをしいられている軽トラを横からパス(にやり)
パニは後ろで捕まってしまったのだがマイペースで走行。
だってね。こういう道好きなんだもん(笑)

上り坂も終わり集落が見えたとこで後続のパニを待つ。
軽トラに先導されながらパニが追いついてきて合流
またもや軽トラの後ろを走ることになってしまったのだが、あきらかにこっちの方が速いのに道をゆずってくれる気配無し。こまったもんだ・・・

その先で府道733に合流し、なんとか工事区間のパスに成功。
地図で見て一番面白そうなところを走れなかったことがちょっとだけ悔いに残るんですけどね・・・。

733を西に進み、中畑というところで集落があらわれ、田園風景の広がる景色をバックに休憩。
こういう場所をトコトコと走れる原付の旅は何歳になっても初めていった原付のツーリングを思い出せてくれる。「やっぱし原付はいいもんだね」

中畑という場所

しばらく休憩してから出発、出灰川沿いの道で府道6へ向かう
府道6は道幅も広く見通しが利き、川沿いを走るので気持ちのいいルート。途中までは・・・・ね。

この府道6号線は採石場が多く砂利を積んだトラックが多い。
それに伴い道は砂浮きまくりで空気もホコリっぽくなり、前に現れたトラックのおかげで黒煙&ホコリ&砂利のトリプルパンチと来るものだから悲惨(涙)

「こんな道さっさとおさらばしたいぞ(泣)」と泣き入りでトラックの後ろについて走っていると途中で市街が見え出す。
どうも様子がおかしいぞと地図をみると、地獄谷峠へのアクセス路をかなり行き過ぎてしまっていたことに気づく・・・。

Uターンをしてやっとの思いで見つけた道の看板には林道と書いてある。
「林道って書いてあるけどいいよね?」
「ダートだったら引き返すぞ」
「まぁ平気平気」
と嫌がるパニを無理やりダートへ引き込み、自分はルンルン気分。
ダートってオフ車じゃなくても楽しいでしょ?サスとな痛めそうな気もしないでもないですが(汗)

最初はアスファルトだったんですけど、やっぱし来ました!ダートです。
鎖を外された犬のようにアクセル全開のままダート突入〜〜♪
フラットダートだったのでほぼ全開で走行可能。フロントまでズルズルすべって面白い面白い(笑)

一方ダート初挑戦のパニは自転車くらいの速度だったそうな?原付だったら滑っても地面蹴って体制の立て直しが効くからもっと開けていっても安心だぞ〜


↑ダートを行くパニ(やらせ)
そんな林道もすぐに舗装林道にかわり、対向1、5車線の普通の狭い道。
しかし上り勾配なのでマシン差でパニに追いつかれてたまるか〜〜と手加減なし!!
なんとかメンツは保たれたようです(笑)

地獄谷峠を上りきったところで展望が広がる。「お〜〜綺麗」と写真撮影

そこからは尾根伝いに走るので綺麗な展望が続き、対向車一台こない道はまるで自分達だけの空間という気分だった。

途中で左に入る道を発見。「原桧尾谷線??」どうやら地図には載っていない林道みたいなのだが、自分、素でこの道を曲がるものだと間違って、、、、どうしよう土砂崩れで通行禁止になってるよ?と困惑(汗)
パニに「どこ行こうとしてるの?」と突っ込まれて間違いに気づく(笑)
本当に素だったんだよ・・・わざと林道に入ろうとした訳じゃないのよ・・・>パニ

その時、リード100に乗ったおじさんにすれ違う。
おじさんもツーリングだったのかな?いい道ですもんね。

さらに先へ少し進むと林業のトラックが道を塞ぎ通せんぼしている。
林業のおじさんがガードレールのない道ギリギリとトラックの間を指さして、ここを通れと合図する。
なんでもありの自分もこれにはさすがに躊躇したのだが、さっきのリードのおじさんが通れて自分が通れるわけがないわ〜〜〜!とチャレンジ

トロトロと走りバランス崩してがけ下へ・・・
というのも嫌なので全開一直線!なんとか成功である。
全開にする必要はなかったとも思うが・・・・(笑)

続くパニは慎重に。どっちが恐いかと思うとどっちもどっちかな?(笑)

その後は快調に走れ、途中XRバハ、車とすれ違う。
あの二台はどうなるんだろう・・・バハはともかく車は絶対に通れなかったでしょうに・・・
しかしこの道、ひとけがないと思ったけれども案外すれ違うもの。
知る人ぞ知る道なのかも。

その先にちょっとしたダートを下り、萩谷の集落に到着、止まってパニを待つことに。
パニが追いついたので出発しようとすると「ブレーキの効きが悪くなったから冷やさせて」とのこと
パニのドラムたしかにコゲくさい・・フェード寸前で恐い恐い・・・。
自分は前をディスクに交換してるとはいえ原付は回転を維持できないためアクセル全開のままリアブレーキで調整して走るかのでブレーキにはけっこう負担かかってるかも。
そんなことまったく気にならない、というか気づかず走るのはなんとも自分らしいや(汗)

ということで長めの休憩を取ることにしたのだが、この萩谷という地、ジブリにでてくるような田舎で綺麗。心が和む。和み系〜〜(謎)

休憩中もXRとYB−1が地獄谷峠を目指して通り過ぎ、「YBで行く気か?つわものだ」と笑っていると(自分たちはスクーターだけど・・・)YBー1ひきかえしてきた(笑)
「軟弱ものやな〜」と二人で大笑い。
YBのお兄ちゃんごめんね。(笑)でもスクーターで通れるんだから平気でいけるんだよ(汗)

ようやくブレーキの冷えてきたので出発することに
長い下りが続きたぶんうちのDio70〜75キロほど出ている。
「速度落とすのもったいね〜」と全開走行。ついでにパニをちぎるんじゃ〜と(笑)
するとさっきのYB−1に追いつく。
カーブだったんですけど遠慮なしにS字でアウトから抜く。15年落ちのDioをなめたらいかんぜよ!(笑)
パニはかわいそうなのでストレートで抜いたとか・・・どっちにしても鬼だよ(笑)
あ〜あYB−1のお兄ちゃん可哀想(汗)

関大手前にある府道115と府道46を繋ぐ道を探す。
途中それらしき道があったのだが林業用道路のように思えたのでそのまま真っ直ぐ行くと変電所が現れ、さっきの道がそれだったのかと気づく。
そこでパニが追いつくのを待ってからUターンし、その道へ入る。
この道は対向1,5車線の細い道で途中で農道への分かれ道がある。
「まぁ農業車以外立ち入り禁止の看板もあるし間違うことはないだろう」と自分はそのまま直進して、ある程度進んだところでパニが追いつくのを待つために路肩へ停車した。

しかし、、パニは一向に現れない。どこかで転倒しちゃったんじゃ・・・と焦り来た道を引き返すがやはり姿が見えない。

これは困ったと農道との別れ道でしばらく待ってみたのだが戻ってくる気配もなく「農道から戻って先に府道46まで行ったのか?」と全速力で府道46を目指して走る。

すると府道46との合流地点で目の前をパニが前を通り過ぎたのだ。(笑)

聞くところによると農道に入って真っ直ぐ行くと府道46に出て、そのまま自分を探して府道46を亀岡まで北上したそうな。


なにわともあれ、無事合流できて安心したぁ・・・・

話によると46の北のほうは綺麗な道らしく、川沿いの道は涼しく、雰囲気もよく、オマケに道が面白かったという。
てな訳でルート変更。
府道46を南下、府道1を通って府道43を北上、そこから府道46を南下して今いる場所に戻る。そして府道46を南下、府道1を進んでR171を目指す。

わかりにくいですが、ジェトコースターのループのような道順となっています。

府道46を府道1号線目指して南下。
出発のタイミングが悪く自分たちはトラックに先導されながらの走行となってしまう。

黒煙をもくもくと吐くトラックの後ろを走っているとパニがクラクションを慣らして止まれの合図
なにかと思ってとまると、府道1への入り口を通り過ぎているとのこと。
またやってしまった(汗)

そこからパニに道案内お願いして自分は後ろを走る。
府道1の入り口は上り坂になっていた。
パニのアプリオはぐんぐん坂を登るのに対して自分Dioは失速しまくって30キロ走行・・・・・あっという間にパニは視界の先の方へと消えていく。

ふっ・・・いいさ・・・今だけは前を譲ってあげるさ・・下りに入ってからが勝負じゃ〜なんて一人で盛り上がっていると、途中でパニが止まって先頭を譲ってくれた。

「ちぇ〜楽しみが減った」なんて考えていたりなんかしちゃったりして(笑)

とは言っても、上り勾配はさらに続き、パニが速くいけとばかりに後ろにピッタシつけたり横に並んだり・・・・。
パニ・・さては煽って楽しんでるな(笑)(本人は否定してますが 笑)

上り勾配もゆるくなり、ようやくうちのDioも60キロ近くまで出るようになりジリジリとパニとの差を広げる。
バイク歴3ヶ月ほどの初心者相手に手加減なしです。はい。
ええ。鬼と呼ばれても結構です。(笑)
一応これでも原付の走り方というものをパニに教えてるつもりだったりもするんですけどね(汗)

しかし、タイトなコーナーで多きなトラックが出現。仕方なく回転を落とすとまた坂を登らなくなるDio・・・・。
終いにはパニに追いつかれてまたもや煽られる(これも本人は否定 笑)

ようやく下りに差し掛かったかと思うと43号線との交差点のすぐ手前で今回の道ではいいとこ無しに終わっちまった・・・・(涙)

ここで給油をして府道43号線を北上。目的は清阪峠。
清阪峠は府道43号線を北上するルートで走った場合は下りが続く。
とは言え、対向1,5車線で落ち葉が浮きまくりの舗装林道といった道。
原付とは言え常にアクセル全開というようにはいかない。

それでも原付でなら下りが大好きな自分。ここでもパニのことなど考えずマイペースにいってしまったのではありますが(汗)

峠が終わると46号線との交差点に差し掛かる。
ここを右折して府道46号線を南下。
たしかにパニが言ってたとおり、川を横に完全2車線の広い道を走るのは気持ちがいい。
川沿いで涼しいし空気もうまい!もう大満足

てな気分だったんですけど、やはり摂津・・・またもや採石場&トラック出現。
ダンプの上げるホコリを食らって目の中がゴロゴロ(涙)
しまいにゃタイヤが石飛ばしてきて、それを何発も食らうはめとなる。
これがけっこう〜痛くて連発で食らうと結構なダメージとなって蓄積するんですわ・・・

パニいわく「バトルスーツ着用しろ!」らしいけど、それじゃ男のスクーターになってしまうぞ(笑)

府道1号線との交差点に戻ってきてトラックともやっとおさらば。
が、、ここで大失敗。「次に府道1号線に入るときは助走を多くつけて失速しないようにしよう」なんて事前に言っていたのに、くるっと小回りで交差点を曲がったものだから1回目のときよりも坂を登らない・・・


パニは横をス〜〜と抜かしていって先にいってしまう。今度はさすがに待ってもくれない様子で差は開くばかり。
さっきの仕返しなのかな?(笑)(またまた本人は否定しています 笑)

しかし勾配がゆるくなったところでパニをパス。
またもや勾配がきつくなって煽られる。
またゆるくなったとこで引き離す。もうツーリングじゃなくてバトル(笑)

さっきとは違い、43へ向かわず今度はそのまま府道1号線を南下する。
まっすぐ行くと府道114に合流。
そこからが面白く、下り勾配でタイトコーナーの連続。
ケツまでずらして、ちょっとはしゃいでしまいました(笑)
(でも帰ってから地図を見るとここって2輪通行禁止だったんですよ 汗)

そのままR171との交差点(茨城の中河原)のローソンまで行って休憩することに。
このとき夕方の4時くらいだったのだが考えると昼食がまだ。
「そこに王将と吉野家が見えるとけどご飯食べない?」といって二人は王将をチョイス。

夕食に近い昼食を食べて解散となったのだが、最近覚えたDioのジャックナイフをパニに披露。「前転しそうな角度だった」とけっこうウケる(笑)

それからパニのアプリオ試乗させてもらうことに。
たしかに駆動系とCDIを変えたアプリオは以前に比べて加速が良くて、エンジン音も高い。
駆動系はいじらん!エンジンの寿命を縮めたくはない!と心に決めていた自分もこれには心が揺らぐ・・・・
「自分のDioも乗るかい?こんなボロイのいくらこかしてもいいから」とパニに勧めてみたが遠慮されてしまい、こR171を北上と南下でお別れ。

自分は渋滞するR171を北上して40ほどで帰宅
今回もDioにはトラブルがなくツーリングを終えることができた。

今回のルートはすごく面白く、パニも気に入った様子。
今後は摂津を基点としたツーリングが二人の定番コースとなりそうです(笑)


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