近畿道の駅スタンプラリー2006(06年8月14日)

参加者 自分(CBR600F4i)


お盆休み二日目。
やはりいつもの休日のように自分はスタンプラリーに駆け回っていました。

自宅〜草津
目覚ましをかけていたはずだが、起きたのは10時すぎ。
意識がはっきりしないながらも起床、ツーリングの準備を始める。

いつもであれば早朝から出かけるスタンプラリー。でも今日は琵琶湖一周なので気が楽だ。
景色は綺麗だが、昔はあまり好まなかった琵琶湖一周。道が単調なのと、追い越し区間が少ないこと、それと取り締まりの多さ。
しかもこの時期に走るのは暑さと渋滞で地獄ときたもんだ。

でもやっぱし気が楽なのは、一周したところで350キロほどしかない気軽さからなんでしょうね。
淡々と走るルートが苦にならないようになったのは成長と言ってもいいでしょうか。それともあきらめでしょうか。

最初の目的地は草津の道の駅。
宇治川ラインをかっ飛ばせばすぐにでも着きそうな距離にある道の駅だが、宇治川ラインは夏季2輪通行禁止…。 八尾木幡線で通行禁止区域を越えるしかなかった。

しかし、、、、お盆とは関係あるのだろうか、この道いつもなら交通量が少ないのだがバイクだの車だのと対向車が多いので参った。。
まぁ宇治川ラインが通れないというのでバイクが通るのはわかりますがね。。

南郷からは湖東を走り草津へ到着するが、やはりお盆。世間様の大半が休みとなれば道路が混むのはあたりまえ。
ここまで1時間。けっこう辛い走行が続いた。。

草津〜あぐりの里栗東
道の駅草津は人でごった返し。
バイクの置き場にも困るような状態の中ではあまり長居する気にもなれずスタンプを押してすぐに出発する。

次の目的地はアグリの郷栗東だ。

「たしか1号線と琵琶湖大橋をまっすぐ行った道との交差点付近にあったはず…」
「適当に東へ走れば1号線に出られるかな?」

そんな考えで本当に適当に東へ進んで1号線まで走る。そして草津の8時号線と1号線の分岐を1号線へ。。。

自分の頭の地図では1号線だったのが、景色が違うことに気がつきアグリの郷立冬は8号線付近だったと理解するのだった。。。

ある程度走ったところで西に入り8号線へ。
さっきから愚痴ばっか続きますが。。。お盆に滋賀県の国道を走るのって絶対に嫌。。。
これからは連休や海水浴シーズンは絶対に避けようと心に誓うのであった。
と、毎年言っている気がせんでもない。。。

栗東に入ると8号線から少し西へ入って道の駅に到着する。
ここは去年原付きで来た道の駅。閉店準備をしていたのに快くスタンプを押させてくれた道の駅。その後原付きがつぶれてえらい目にあったツーリングだったことを思い出す。。。。

バイクを7時間押すようなことはもう一生経験したくないものですな。。。

アグリの郷栗東〜竜王かがみの里
次の目的地は竜王かがみの里。
一度8号線に出て、それを北上するだけなのですが…お盆の8号線なんて走れたものじゃないです。普段から混雑してる道が更に混雑して、上からは真夏の太陽、下からはバイクの熱。

自分がナメクジやカエルだったら干からびてるっちゅうの!!!

エアコン、カーステ、オートマの車に対して、自分は風車と戦うドンキホーテな気分。
それも悪くもないが、、、、、、、

それがライダーたるものだが、、、、、、

今に限っては嫌!

竜王かがみの里に着くとバイクということだけで色んな人から視線を集めるが「暑い中大変だな」と思う人はどれくらいいるのだろう。。。
少なくとも近所の住民の方からは真夏でも「バイクで風を切ったら涼しいでしょ〜」と言われます。。。。。

竜王かがみの里〜あいとうマーガレットステーション
次の目的地はあいとうマーガレットステーション。
あいとうとは愛東町のあいとう。しかし今年のスタンプラリーの名前を見ると東近江市なんて前書きがついてる。。。
市町村合併しても愛東は愛東でいいじゃないの。。。なぜそんなに東近江市っていうのをアピールするかなぁ。。。

東近江市あいとうマーガレットステーション。
ひょっとしたら日本一名前の長い道の駅を狙っているのかもしれない。。。

竜王かがみの里から東近江市あいとうマーガレットステーションまではR8→R421→R307をチョイス。
混み合うR8から更に市街地のR421へ。
この道は去年ラッシュ時に通って悲惨な目にあったのを覚えている。
しかし県外から来ているものにとって標識の少ない県道や市道を選ぶというのはかなりリスキーなことだ。

そういう訳で覚悟はしていたが、やはり混んでいる。。。
しかも悲惨なことに、途中で左折する交差点を直進したものだからR421を外してしまい八日市市のど真ん中に入ってしまった。。

難なくR307へは辿りついたが、継ぎはぎ国道嫌いだっちゅうの!!

しかし自分、、、、今日は「琵琶湖一周だ〜〜」なんて気分で走りに着てるのに草津からはずっと琵琶湖から遠ざかっているのが悲しいです。。

あいとうマーガレットステーション〜近江母の郷
次の目的地は近江母の郷。
この道の駅は湖岸に位置し、草津から遠ざかっていた琵琶湖を再び拝めることになる。

R307をまっすぐ北上、道がR306と変わってもひたすら北上を続ける。
はっきり言って退屈だ。。。
頭がボーっとしてくる。

心頭滅却すれば火もまた涼し
だ〜〜〜〜〜〜〜れが言ったか知らんが真夏の炎天下、常にファンが回った状態の6Fに長時間乗ってから大口たたけっての!!

関係のない人間にまで八つ当たりモード。。。。
そんだけ今日は暑い。。。。

彦根に入ると進路を西に向け、彦根城の脇を通って琵琶湖を目指す。

そしてやっと湖岸に出てきた。
しかしそれはそれで悲惨だった。。。

海水浴客多すぎ!!

琵琶湖なんだし盆を過ぎても泳げるでしょうに。。今こなくても…ブツブツ。。

自分、けっこうエゴイスト。

近江母の郷〜伊吹の里
「お盆だから賑わっている?」
なんだか状況がつかめないくらい道の駅が賑わっていた。

よくよく観察してみると道の駅に併設されている資料館のような建物に入っていく人が多い。

で、看板を見てみると「大河ドラマ 巧妙が辻展」と大きく書かれている。
どうやらここは山内一豊と千代のゆかりの地だったらしい。

しかし、そんなことには興味のない自分。
クールダウンにとソフトクリームをペロリとたいらげ次の目的地へ向け出発した。

次は伊吹の里。名前のとおり伊吹山のふもとを目指すことになる。

道の駅から適当にR8へ。その後はR21→r19→r40と走る。

伊吹山がすごく近くに見える。
伊吹山に対してはこれまで「四角くて山肌の見えているあまり綺麗ではない山」といった印象しかもってなったが、大きな山が1つだけ目の前に迫ってくると遠くから眺めていたそれとは全然印象が変わった感じがした。

伊吹の里〜湖北みずどりステーション
今年から新たに加わった伊吹の里。
目の前には伊吹山が大きくそびえ立っていた。

周りは田畑、目の前には大きな山。
どこか信州の高原にでも来たような気分にさせられるのだが、この道の駅も人が多く静かに休むといった雰囲気ではなかった。

r40を戻り、R365を北上。
湖北町に入ってからは知らない道を適当に東に進み湖岸道路へ出る。

湖東にいれば東に山、西に琵琶湖。湖西にいれば西に山、東に琵琶湖。

滋賀県って方向感覚さえもっていればどうにでもなりそうな単純さが好きだ。

湖岸に出てすぐに目に入ったのが美しい竹生島。今日もすごく綺麗に見えている。
奥琵琶湖の綺麗な水と、そこに浮かぶように顔をだす竹生島は琵琶湖を代表する景色。

夕方、湖面がオレンジに染まり、竹生島がシルエットとして映し出されるとどんなに神秘的か。。。
これを見ると竹生島が古来より霊地とされ信仰っていうのも納得だ。

が、、、、、写真は撮ってませんでした。。。
綺麗に見えていた。今日も美しかった。とだけはお伝えしておきます。。

湖北水鳥ステーション〜朽木本陣
湖北水鳥ステーションに到着。
なんとな〜〜〜くではあるが涼しくなってきたような?
単純に湖岸だからということかもしれないが…。


湖北までくると景色はすっかり奥琵琶湖。
まったり続きで疲れ果ててはいるが、ここらではしばらくまったりでもいい。

さて、さざなみ街道の旅もいよいよ終わり、R303で奥琵琶湖PWを目指す。
R303にある標識の案内どおりにわき道に逸れ、琵琶湖PWの入り口へ向かった先にあったのは……

通行止めの立て看板…

うがぁぁぁぁぁぁぁ
ほんのちょっぴしは不安もあったのですが、まさか本当に通行止めとはぁぁぁぁ

ここまでたまってきた鬱憤はどこで晴らせというのだよ…

「参ったな」といった顔をしながらUターンしていると、そこに車がやってきて「参ったな」という顔をしている。
思わず目が合ってお互い苦笑いで琵琶湖PWをあとにした。

ここから再びR303に戻り、R161へ。そして今津から再びR303で若狭熊川宿を目指す。

が〜〜〜・・・
あきからに時間がない。。。
この時点で4時過ぎ。朽木本陣が5時までとなると、6時閉店の若狭熊川宿よりも朽木を優先しなければならない。。

南下して、再び北上を余儀なくされるというのか。。。 朽木の前を2回も通るとはなんとも無駄に思えるが、再びここまでくることなどもっとありえないので仕方がない。。。

「今はごめん許してくださ〜〜い」
猛然とペースをあげR303を快走。
ただ、急いでいるというより、本音は楽しんでいたのだが。
そんな自分に、R303からR367に入る手前で古そうなBMWが追ついてきた。

あっさり前を行かれるのも嫌な気分なので、前にいた車を追い越し様子をうかがってみるに。

なるほど……なかなかうまい。

あきらかに重く、あきらかにツアラー的なBMW(K1200?)にもかかわらずコーナーをフルバンクで駆け抜け、全開加速で立ち上がってくる。

「この人、BMWじゃなきゃもっともっと速いんだろうなぁ。」

だけど周囲からツアラーとは呼ばれているものの、当時はSSとしてデビューしたバイクじゃ相手が悪いというもの。
まぁ乗っているバイクは速くとも自分が乗っている時点でダメダメすぎてちょうどいいハンデなんだが。。

走りながら「●●だから遅い、相手が●●だから追いつけない。」といったよく耳にする言葉が頭をめぐっていた。

この言葉に対して「好きで乗っている以上、マシン差なんてものは言い訳以外の何者でもない。これが結論なんだろうな。」そんなことを考えていた。

オンロードで速く走りたければスーパースポーツに乗ればいいし、オフロードを行きたければモトクロッサーに乗ればいい。
峠に特化したいならレプリカやライトウェイトで、汎用性を好むならネイキッド。長距離を走りたければツアラー。
お金がないなら… オンボロバイク。。。。
それだけのこと。

このBMWも長距離を安定して走りたくて乗っているに違いない。
峠でSSカモっちゃうなんてのは、本来の趣旨でなくオマケで楽しむ要素。
そうじゃなければ速いバイクに乗りたくなるだけだから。

自分が選択したこと。
それだけのこと。。

各ジャンルのバイクにはそれ違う世界を持っている。
要は、その世界の中で自分がそのバイクに乗れるのか。
これが真理なんだろうなと。
そこが息苦しいのであれば、言い訳をしてしまう。

リッターSSと比較して600ccであることを逃げ道にしていた自分がまさにそれ。
リッターが速いと言い張れるのならリッターに乗ればいいだけのこと。
だが、バイクは何に乗ったとしても自分の腕以上には速くは走らない。
それに気づいたとき「●●だから」という発言自体が愚かだと気づかされてしまった・・・。

 で…
 も…
 ね…

…逃げ道は大事。それがないとバイクは楽しめないさ。
なはははは…

その後BMWとはR367に入ってお別れとなる。
しばしの楽しい時間をありがとう。

朽木を目指してR367を南下している自分。
が!?!?

朽木手前の交差点でなぜか後ろにいるのはなぜかさっきのBMW。。。。

。。。

道間違えましたね…?

朽木〜熊川宿
到着は4時半。これなら熊川宿に寄ってからでも間に合ったかも。。

まぁニート負う者は独居萌えずなので確実を選んで正解だったでしょう。
うん?何が違いましたかね。

つか、これじゃ原型すらわからないですか・・・

道の駅にはGL集団。
一台300万(税抜き)が揃うと壮観壮観…

その脇にちょこんと定価82万のバイク。。
でも同じホンダ。
GLをジロジロ観察してくるナイスミドル達が勢いあまって自分のバイクまでジロジロと。。。

全然格が違うのに…

ごっついハーレー代表、エレクトラグライドよりも高価なバイクだというのに…
(エレクトラグライド)

悲しきかなホンダマーク。ここでは仲間。。。
そして、それを理解して見ている人はたぶんいないだろうという事実。。。

ええ。。自分のバイクなんて30万くらいでしょ?なんてよく言われますさ。。。
(スペイシー125 税込み329000円)
これと一緒くらいですな。
まぁ自分はそれでもいいんですけどね。

GL集団がドドドと発進して、しばらく間を置いてから最後の道の駅向けて出発。
距離もないし、時間もかからないのはわかっているけど、走ってきた道を戻るというのはシャクなものだ。。。

バビューーンとR303を走り抜け若狭熊川宿へ到着。
自分まだスイッチが入りっぱなしのようだ。

熊川宿〜自宅
本日最後のスタンプをここで押し、自宅に向けてバイクを走らせる。
ここから自宅まで約80キロ、路面の凹凸まで知った道なので気は楽だ。

しかし海水浴客の帰宅ラッシュだろうか、R367京都方面行きは流れが遅い。。
抜けるところで抜くの繰り返しで走っても、いつまでも途切れない車車車車。。。

しまいにゃ、がけ崩れの交互通行でピクリとも動かない大渋滞。。。。。。

その後も大原、八瀬での渋滞。

も〜〜〜〜〜〜〜〜嫌。。。。。

誰だ最初にまったりもこなせる大人になったといってた奴は…。。。

誰だ6Fをツアラーだと言ってるやつは。。。
トロトロペースは地獄以外の何ものでもないではないか。。。
つか、そもそも渋滞つくってる奴だれじゃ〜〜〜〜〜〜

そんなこといったらバイクに乗るなの一言で片付けられる悲しさ。。。

あ〜あ…

一気にお疲れモードのスイッチが入っちゃよ…




お小遣い帳
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ガソリン代4113円
飲み物750
おやつ300

走行距離305km

獲得スタンプ 9個

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