ラ・パラ2Day's(09年5月6日)
参加者 らんまるパパさん(RS250)、自分(ZX-6R)
今回のラ・パラは3度目の正直。
6Rのタイヤも交換し、ようやく6Rで鈴鹿ツインを走ることができるようになりました。
(前回6Fで走ったいきさつはこちらで)
しかし・・・・・・
数日前から天気予報ではあいにくの雨の予報でして・・・
やはり当日も予報通り、ほぼ1日雨となってしまったんですよ・・・・・・。
6Rを持ち込んでいよいよ言い訳でもできないぞって状況を作っておきながら、雨なんて降ってしまっていては・・・
言い訳し放題じゃないですかぁ・・・
えぇ、やはり走る前から言い訳だらけでしたよ自分。
言い訳その1
雨の6Rはフロントの接地感が薄い!
これは何が原因なのか全然わからないんですよね。6Fと比較してあきらかに薄いんです。
ちなみにサスをいじってみても薄いんですよね・・・。
なので購入からの4年間、、、雨のときはけっこう恐々乗ってます。。
言い訳その2
ステップがやたらと滑る!
えぇ、これだけは自信を持って滑ると言い切れます。そのおかげで今まで怖い思いも数々経験してきました・・・。
とまぁこんな感じに・・・
実は自分「ウェットコンディションなら6Rで走るのは嫌だ〜〜」って気分ではいたのですが、6Fは3月のラ・パラからタイヤ交換をしておらず、スリップサインを通り越した状態になってしまっているので、どうあがいても6Rで走るしかなかったんですよね。
・・・うん??
上手く走れないからって自称ツアラーを逃げ道にしてる人間が、雨ごときで何を言い訳してるんだって?
むしろ雨こそツアラーの本領を発揮する場面ではないかと?
「ハイグリップざま〜みろ」なんて大口叩くやつは誰だって?
おっしゃる通りです・・・・・・
だから自分、雨の中サーキットをツーリングしてきます。。。
そんなオチで許してください・・・。
ひぃ〜〜。。。
まぁステップだけは本気で怖いので対策をしておきましたけどね。

なんとなくいい感じですよ??
で、いきなり結論から申しますと。
雨のサーキットではコースインしてくる人がほっとんどいなかったんです。
そのおかげでが〜〜らがらの鈴鹿ツインを堪能できたんですよね。
ほぼ貸切に近い状態のサーキットというのはこれまで経験がありませんでしたら新鮮で新鮮で・・・。
ピットやコースサイドに立っている人達は自分のギャラリーであると、そんな勘違いまでさせてくれそうな雰囲気でした。
えぇ、もともと雨でも走るツアラーですし、天候の変化から逃れられない通勤ライダーですし、タイヤも端まで溝があるスポーツタイヤでしたので、ドキドキながらも走ってしまえば、けっこうノリノリで走っていたんですよね。自分。
やっぱし慣れてはいるんですね。
上手い下手は置いといて。
ただ・・・・・・ウェットでも15秒切ってくるなんて大口叩いてすみません。。。(前日に言っていた・・・)
えぇ・・・、楽勝に無理です!自分の腕では・・・
まぁ午後一発目のローのウェットパッチに小雨という状況は除いてではあるんですけどね・・・パッチに小雨程度ではウェットとは認めてもらえませんから。。
ほんと、、、大口叩いてすみません。。。。
でもでも、結論、雨でもかなり楽しかったんです!
そんなレポートを書いていこうと思います。
自宅〜鈴鹿ツイン
もう今回のラ・パラで3回目なので道中は省略でいいですよね?
えぇ、今回もらんまるパパさんの軽トラに乗せてもらって高速で亀山まで行き鈴鹿ツイン入りをしました。
鈴鹿ツイン
今回もまた遅刻ギリギリといった時間帯に到着したのでバイクを下ろすのを後回しにして、受付→ミーティング→バイクのテーピング→着替えといった感じになってます。
雨で屋外ピットは使えませんから、屋根つきピットを確保しないといけないのですが、ミーティング終えてからバイク下ろしてるようでは空きスペースなんてないんですよねぇ……。
狭いところに無理やりお邪魔して申し訳ありませんでした。
テーピングは雨で濡れたバイクを拭くことから始めないといけない訳ですが、ピットが狭いわ、テープがくっつかないわと、けっこう準備に手間取ってしまいました。
らんまるパパさんは用意周到で前日からテーピング済み。
ゼッケンを貼るだけで完成なのですが、「着替えてくるから」といって車に戻ったっきり帰ってこないんですが・・・
前回に続き今回も・・・
ひょっとして放置プレイかなにかですかこれ?(涙)
そんなわけで一人セコセコと準備してました。
えぇ、周りの方はいつでも走れるぞ〜〜といった雰囲気の中、まだツナギに着替えることもできず、ひたすらテーピング・・・。
遅刻オーラ丸出しですよ。。。
そんな中、ハイ走行枠が始まり…
みんなどんな走りをするかと、ちらちらコースを気にかけていたのですが、「おや〜〜〜???誰もコースインしないぞ??」
そのままハイは終わってしまい・・・
続いてロー走行枠
「え〜〜〜〜誰もいかないの?!?!?」
「あ、ミニバイクがコースインしていった」
「おっFJRさんも走ってる。」
そんな状況の中、自分もやっと準備が整いました。
しかし、この時点でロー走行枠終了まで残り5分。
これだけみんながコースインしない中、大型バイクがひょっこり入っていくのも場違いかなぁ……
らんまるパパさんはいつまでたっても来ないし……
いろいろ思いは巡ります…。
そしてローのチェッカーは振られてしまい、エンジョイクラスが始まろうとしています。。。
ピットレーンでは先導つきのエンジョイ隊がスタート前の説明を受けているんですが・・・、それ以外は誰もコースインする気配すらありません。
・・・・・・・・
も〜〜〜〜〜さすがに我慢ならん!!
自分は雨で走るんですってば!!!
他の人と同じように空の様子を黙って見ていることが自分にとっては苦痛の何者でもなく、「ちょっとごめんなさないね〜〜」ってな感じでエンジョイ隊の方々の間を割ってコースに飛び出していっちゃいました。
ピットレーンからの合流
これは習慣の問題だから!と後ろをチェック。
……
当たり前だけでだ〜れもいない。
3コーナーまでアウト側をゆっくり走りますが…
……
当然誰もいない。
この状況下で合流のルールに意味があるのだろうか・・・と思いつつも、道路で止まれの標識があれば何も来てなくても一時停止するように、これも習慣の問題だからと律儀に守っていました。
で、1周目の慣熟走行ですが、コースの状況やバイクの挙動をチェックするよりも・・・誰もいないコースを走っている開放感に満たされてしまって、そんなことど〜〜〜でもよくなっていたんですよね。
「ごめん、自分サーキット貸し切ってしまいましたよ」って。
で、一人コースを走り注目を浴びている?自分。
最終コーナーを立ち上がってメインストレートアクセル全開ですよ。
あああぁぁぁぁ・・・
最初の数周は忘れてました・・・。
これエンジョイクラスで走ってたんですよね。。
つまり140キロ未満にセーブしなきゃいけないっと。。。
・・・・・・
って、この状況下でこのルールを守る行為に意味があるのか…?
えぇ今コース走ってるのは自分ひとりなんですが。。。
まぁ、これも習慣づけの問題ですね・・・。
そうやって周回を重ねている中、いよいよエンジョイ隊がコースインしてきました。
【エンジョイ隊って何?という方に少し解説。】
ラ・パラは普通の走行会とは違い、サーキットの練習枠みたいなものですからね、時間が来れば勝手に走れっていうスタンスになっているんです。
で、一番ゆっくり走るエンジョイクラス(ストレート140以内、タイム1分30秒以上の制限付き)もフリー走行になってしまうので、サーキットに不安のある方のために先導車が用意されているんです。
その先導してくれるボランティアの指導員さんと午前中をまるまる使いコースやパイロンスラロームを練習する方々をエンジョイ隊と言うんです。
で、このエンジョイ隊、一列に並んで走りますからね。前に出てこられたときにはどう対応したらいいんだろう・・・ってなりますよね?
バシバシっと間を縫っていくのはエンジョイクラスの趣旨に反しますし、自分公道でも車の追い越しはなるべく控えめにしているライダーですので、そんな大胆なことはしたくないんですよね。
かといって、ストレートで抜くとしても140制限があればみんな140キロで並んで走ってしまいますし…
となると…
1コーナー突っ込みで5〜6まとめて抜き去るってか!?!?!
ウェットでの鬼突っ込み。アレックス・バロスもビックリ。自分かっこよすぎますやん。
・・・・・・。
ほんまにどーーしよ……
って、考えたらこれはドライのときでもでてくる問題ですよね。
正解は「相手をびっくりさせない程度に一台一台間に入って抜いていく」です。
でも、今回は先導車の方が自分の様子を気にしてくれていて、追いついたときにはストレートの端っこをゆっくり走ってくれたので、気も使わず楽に追い越しすることができました。
先導車さんありがとうございます。
しかしコースはエンジョイ隊以外は誰もおらず、ほぼオールクリア状態。
雨のツイン、どんなラインが安全で効率よく、そして速いのか。
目安の対象になる人がおらず、飛ばしたいように飛ばしてるってな走りを終始するような結果になってしまいました・・・。。
そして雨こそ「ハイグリップざま〜みろですよ!」なんて台詞。
ハイグリップ勢が雨で苦戦するのかなって思って言ってたんですけど、そもそもコースインしてこないっていうのがオチでした。。
いや〜参った参った。。。
ツアラーの底力というものはコースに入った時点で達成されてしまうようです。。。
1本目が終了しました。
ほぼコース貸切状態に半ば興奮状態でピットに戻った自分だったのですが、着替えにいったらんまるパパさんはまだ戻って来ておらず・・・
一人ポツーーン……
この楽しさ誰に伝えたらいいんですか・・・
走らなければ勿体ないですよ…
そのあと携帯にメールが入っていたことに気づき、内容を見ると・・・
「ゆっくりしてから走るから、遠慮せんと走ってきてや。ちょっと寝ます。」
・・・・・・
前回に続き放置プレイ確定です。。
気を取り直して2本目です。
「うんと〜〜……とりあえずローで!」ということでハイはスルーしました。
いやぁ・・・ハイの規定は1分15秒未満ですからね。自分には無理でしょう。
というより、このコンディションで15秒切れる人いるの〜?
かなり疑問なんですが・・・。レインタイヤでも持ってこいってか・・・?
まぁ・・・人が入ってこなければどのクラス走っても関係なさそうな気はするのですが・・・。
誰も並ばないピットレーンでブルーシグナルを待ってコースインしました。

最初は誰もいなかったコースでしたが、自分が走っているのに影響されたか、数台コースインしてきました。
それでもコースインしている台数は10台ちょっとといったところですけどね。
しかし・・・コースインしてきた人はモタードが多いんですよね。。。
「いや〜〜ん雨のモタード鬼ですやん。。。」
一気にブルーな気分になってしまったのですが、慎重な寝かしこみ、浅いバンク、慎重な立ち上がりのグリップ走行をしていて、雨の走行会で稀にみるスライドもなんのそののえぐいモタードの人はいなくて安心しました。
転倒しちゃうモタードも数台いましたが、雨のモタードはこけるまで攻めてナンボ!なんて話聞いたことがあります。オフ出身の方はこけることに何も抵抗がないとか。
オフ出身恐るべしです・・・
で、1本目に比べてすごくにぎやかなコース状況。
それでもくどいようですが十数台。
しかしそれだけでもけっこう追い越しが忙しくなってくるものです。
「とにかく相手をビックリさせないように。」
これに集中していると、自分の腕程度ではなかなかスムーズに走れないんですがぁ・・・
雨の日のライディングは、ラインを大きくとっていかにバンクさせないかの走りになるので、ラインがずれるだけで本当に走りにくい・・・
そうそう、追い越しなんて書いていると、自分、速い人みたいな誤解を受けちゃうのですが、それは大違いです。念のため。
たぶんここで生まれる差というのは、雨自体に慣れているか慣れていないかと、雨でも走れるタイヤを履いているか履いていないか程度なんですよ。
そう考えると今日はタイヤをコンディションに合わせて換えてくるような本格派な方でない限り、ツアラーのためのステージなんですよね。
えぇ、ツアラーという言葉を逃げ道にしている自分はそもそも論外ではあるのですが、本来ツアラーというものは飛ばさないとか、そもそも下手という意味ではなく、あらゆるステージや、あらゆるコンディションをコンスタンスに走り抜けていく熟練の技を持っているライダーのことを言うと思うんですよ。
自分の場合はコンスタンスにとは言えませんが、雨の日のツーリングもしますし、そもそも通勤ライダーですし、雨でも走れるタイヤを履いていますし、メットだって常時ダブルレンズシールド装着と、常日頃から雨も意識したバイクライフを送っておりますので、「雨と晴れで極端に差はないんじゃないかなぁ〜」という勘違いはしてるかもしれません。
なので走行に関してもいつもの雨のツーリングのちょっと速い版みたいな意識で走れます。
むしろ前走車の突然の車線変更や停止、路地や駐車場からの飛び出しがないだけ楽に速度出せるな〜〜って思えば怖くないんです。
だって・・・、雨ってコーナリングよりも圧倒的に急制動のほうが難しいですから・・・、それがないだけでどんなに安心できちゃうか・・・。世の中、殺人ドライバー多しですよ。。。
「さてリミッターも無い事だし200キロ超えやってみるかな〜。」
この規模のサーキットにしてはストレートの長い鈴鹿ツイン。
しかしこれまで国内仕様のままの6Fでしか走ったことがなかったのでリミッター全開の180キロまでしか出せてなかったんですよね。
今走ってるクラスは180キロ制限のあるローではあるのですが・・・
どうせ前後にはバイクいませんし・・・
・・・たぶんメーター誤差範囲です・・・。
そういうことにしておいてください。
で、結果・・・・・・
「ぎええええええええ」
「あ〜こわこわこわ・・・」
危うくオーバーランとまではいかないにしても、もう怖くて減速に必死で、そこで体が固まって寝かしこめず、曲がりながら減速に終始するという最悪パターンでしたよ。。
なのに・・・一周回ってくると・・・
「怖がるからクリップも外すし、ブレーキも甘いんだろうな・・・」
「よしもう一回」
なんて懲りないことしちゃってます。
で・・・
「ぎえええええええ・・・」
「あ〜こわこわこわ・・・」
雨だと立ち上がりが遅すぎて、200キロに到達する頃にはストレートのけっこう奥までいっちゃってるんですよね。
気分的にはもう少し手前からブレーキングしておきたいので、そのせいで体が怖がって怖がって・・・
無理!!
自分にはこの速度からの突っ込みは楽勝に無理だと悟りました・・・。
でも、自分のペースに戻して200手前までに抑えておけば、なんかも〜〜〜ノリノリなんですけど。
おっとっと……
制限速度、制限速度、、、、。。。
ちなみに今回も参加されている堀○のFJRさん。
なんか自分が周回してくるタイミングをうまく見計らってコースインしてくるんですけどぉ……(今日はディグリーでした。)
ちょっとそれ、堀○峠とパターンが同じじゃありませんか。。。
いや〜ん。。。
ちなみにこの方、知ってる人は知ってると思うんです。ラ・パラにはほぼ毎回参加されていますからね。
で、ラ・パラではサーキットまで来てウィリーしかしない人ってイメージが定着しつつありますが・・・

これがこの人の正体ですってば。みんな騙されてはいけませんよ。。
で、堀○峠と同じパターンっていうのは・・・
自分が走っているといつの間にやら後ろに現れて、追いかけまわされるってことです・・・
「怖い 怖い」「無理 無理」
弱音を吐く自分に「さあ次の1本いきましょうか〜〜」にこやかに言い放ちます。。
そして走りだしたら「オラオラ〜〜もっと突っ込まんか〜〜」ってな勢いで、また後ろベタ付けにされるんです・・・
SSがヘビーウェイトツアラーにベタ付けされる悪夢・・・
もう自分トラウマに近いものがありましてね・・・。
この人が自分と同じところを周回しているだけで恐くて暗い気分になっちゃうんです。。
でね、この方も生粋のツアラーさんなです。
自分はサーキットか峠でしか会うことはないのですが、話を聞くとそうらしいんです。
なのでこんなコンディションでも屁の河童〜〜♪ってな気分で走っているに違いないんですよね。。。
そしたら・・・
「オラオラ〜〜もっと突っ込まんか〜〜」ってな勢いでまた追いかけまわされないといけない訳ですか?(号泣)
・・・・・・
・・・まぁ、どうにか追い掛け回されずに済みました。。
毎度ながらマシン差バンザイです・・・・・・
ディグリー相手に何言ってんだ自分・・・
ピットに戻ってくると、らんまるパパさんも走る準備をしてました。
今回のローでそこそこ台数が走りだし、みなさんけっこう慎重なペースで走っていたことに安心したんですかね。

らんまるパパさん、まずはエンジョイクラスでスタートすることになりました。
いってらっしゃ〜〜い。

コースサイドから「思ったよりは走れるじゃない〜」って安心して見ていたんですけどね、実は走りだしてすぐRSにトラブルが発生していたようで、この走行枠は数周でピットに戻り、走行を終えることとなりました。
これが・・・けっこう深刻な問題で・・・
片肺になったりならなかったりとそんな症状だったんですよね。。
直ればいいのですが・・・直らなければ今日1日が無駄になってしまいます。。
トラブルを抱えたらんまるパパさんには申し訳ないですが、自分は3本目に行きます。
いってきま〜す。
今回もローでのコースインだったんですけどね、さっきよりは雨の勢いが弱まり、さらに台数も減っていたので、少しは走りやすい状況になってました。

写真の範囲では自分以外誰も走ってないんです(笑)

低回転ではトルクが薄く、でも直線になったら速度がでせる600ccは案外雨には向いてるのかも?
トルクバンドに入ってしまうとチュルチュル〜っと滑っていくのが怖かったですが・・・

↑秘儀直立コーナリング。
で、また自分1コーナーで遊んでるんですよね。
いや、本人はマジだったりするのですが、どうみても遊んでいるようにしか見えなかっただろうということで・・・
結果・・・
「ぎえええええええ」
「あ〜こわこわこわ・・・」
まだやってるし・・・
攻めたいって気持ちは強いですが腕が伴いません。。
すみません。。。
そんな感じで午前の3本を走りきりました。
午前最後のエンジョイクラスにらんまるパパさんも走りにいきます。
RSの不調はそのままなのですが、もう一度様子を見てみることにしたみたいです。

コース上ではSDRとデッドヒート。数周続いたので見てるのが楽しかったです。
直線ではRSに分がありましたけど、コーナーはSDRの勝ち。そんな感じでした。

けっこう台数が増えてきました。
というのも、このとき雨がやんでいたんです。
自分はカメラマンとして最終コーナーへ移動。

雨はやみましたがまだ路面はウェット。こういうシーンではモタードが元気でした。
S字後の直角左

最終コーナー連続写真

S字連続写真
走行時間の後半くらいになると、ところどころで路面が乾いてきてました。
このままいけば午後には路面が乾いてくれるんじゃないかな〜って期待がもてそうです。
ガ〜ラガラのコースを堪能するのも面白いのですが、やはりドライで気持ちよくバンクさせて走りたいのが本音ですもの。
エンジョイクラスが終わり、お昼休みに。
そうそう、ひそかに自分トランスポンダーをレンタルしていたんですよね。
雨だしタイムなんて計測してどうすんの?というのは自分でも思った次第なのではありますが・・・、午前のタイム表を受け取りにいくとカウンターには既に2枚タイム表が置かれていて「どちらでしょうか」と聞かれるような状況で・・・、つまり二人しかポンダーをレンタルしていなかったみたいです。
はははは・・・雨でタイム計ったってしゃ〜ないですよね・・・。
でも実はですねぇ…
「雨でも15秒切ってくるよ〜」というのは半分冗談でも、半分は本気で言っていたりしてました・・・・・・
はははは無理無理無理。ぜったい無理。
午前のベスト21秒台ですって。。。。
もう笑うしかない。いや、どうぞ笑ってくださいな。。
FJRさんも交えて昼食を摂っているとお昼休みはあっという間に過ぎてしまい、食事が終わらないまま午後の1発目、ハイの走行枠が始まりしました。
雨がやみ、ハーフウェットにまで路面は回復してきているので、プロダクションタイヤやスリックタイヤ装着の本気組みが一斉に走り走り始めてます。
レコードラインはだいぶ乾いてきているのですが、それでもドライとはいえない状況でも・・・みなさん恐ろしいペースで走ってます。。
中でもあきらに速いのが黒い10RとYZ450F?のモタード
。
FJRさん曰く、モタードの人は2秒台を出すとか…
うぇぇぇぇぇ…って感じですね・・・。
「このままならローの頃にはけっこう乾くかも。」
そんな淡い期待は・・・
自分の雨男っぷりのほうが勝ってしまったようで・・・
走行準備が完了した頃には小雨がパラついてきました・・・
4本目
午後一発目、ロー……
ウェットパッチまで乾いてきていたのですが、小雨なので完全ウェットに戻るには時間の問題。
で、この状況、とてもじゃないですがハイを走っている方のようにガッツリ走れません。。
いや、これ、ほんとドライじゃないですって…
突っ込めない、開けられない、一気に寝かしこめない。。
1コーナーの突っ込みなんて恐怖感しかありませんよぉ…
完全ウェットのように露骨に滑ることはないのですが、恐怖が先行して自分が何もできませんでしたね。。
これなら完全ウェットのほうが走りやすいって思ったのが本音で、けっこう辛い走行時間となりました。。。
タイム的にもハイで走らないといけないタイムで走っていたようで、そのため追い越しが多く、路面状況が悪いところから、路面状況のマシなところを走っているライダーを抜かなければならないのは本当にいや〜〜んって感じしかありませんでしたよ・・・。
8の字
ピットに戻るとまたもやらんまるパパさんの姿はなく、一人でいるのも暇だとFJRさんの8の字を見学していました。
雨が降っているにも関わらず、クルクルクルクル8の字をこなすFJRさんを見ていて、「こりゃ絶対自分には無理だな」と思っていた頃・・・
「よかったらやってみませんか」と鬼のようなお誘いを受けてしまいました・・・。
「いやいやいや・・・このバイクでは無理なんですよ。。」
どうにか逃げようとする自分に、「大丈夫ですよ〜」とにこやかに言い放ち逃げ場を塞ぐFJRさん。。。
「峠と同じように自分のダメダメっぷりを見てもらえばわかってもらえるかな・・・」とちょこっと8の字をすることにしたのですが・・・。
やっぱし無理・・・。というか自分が情けないほど下手糞です・・・。
えぇ普段から6RでのUターンや小回りは大の苦手で・・・
たまにする峠往復でも、折り返し地点で苦戦するほどなのでね・・・
できないことはわかっているのですが・・・
下が濡れていると怖くて怖くて・・・
直立のままハンドルでの旋回以上のことはできません。。。
「やっぱり無理ですよ〜」
捨て台詞のつもりで吐いた言葉もむなしく、SSで辛いならと「これで」と第二ラウンド突入となりディグリーでの8の字がスタートします。。。
たしかに6Rに比べてすんご〜〜く乗りやすいんですけど・・・
スムーズというレベルにはかなり遠く…
怖いことを延々とやってるのも辛いからと、バイクを返しにいったら・・・
「榎隊長呼んできたから」とFJRさん・・・。
鬼だわ…知ってはいるけど、この人とことん鬼だわ。。。
えぇ・・・そこからはみっちり榎隊長指導で8の字をさせられることになっったんですよ。。。
さわり程度で終わらせるつもりだったんですが・・。
バイクは無論6Rでですよ。。
で・・・
自分のへたっぷりに泣きそうなんですが……
隊長いわく、左はできるのに右回りになったらなんでフラフラになるんだろうと。
いや、自分はわかってますよ。。原因は…
前傾の強い6Rじゃ上体起こしハンドルを右に切ると、タンクに腕が当たって、普通にアクセル操作ができないんです。。。
腕の長さがあと10cmくらい欲しい感じで。。
うん・・・?
あと10cm腕が長くなったらスムーズになるかって?
なはははは・・・うまくなるわけがないですよ。。。
そもそもテクニックが足りないですから。。
で、「ハンドルを右に切るとアクセル操作ができない」と隊長に伝えると、「あぁたしかに辛いバイクですね」なんて言いながらも隊長が自分の6Rで見事なまでの8の字を披露ですよ。。。
「や〜め〜て〜・・・」
もう言い訳ができないじゃないですか・・・。
で、、
また自分の番ですよね・・・
「目線はもっと奥に!」
「もっと早くアクセルあけて!」
「進入はもっと外から!立ち上がりはもっとインに!」
「また目線が浅くなってる!」
ひたすらしごかれまくって、しまいには目が回ってしまってもう無理って感じで戻っていくと・・・・・・
「目線が決まってないから目がまわるんです」なんて言われて・・・
ぶはっ
自分とことんまでダメ出しされちゃいました・・・。
目が回ってグロッキーになって8の字は終了。
スポコン指導から逃げ帰るようにピットへ戻っていきました。
5本目
しばらく「気持ち悪るっ〜」っとヘタリこんでいたのですが、ピットにらんまるパパさんが戻ってきていたので、コースへ誘ってみることにしました。
結局RSの修復はここではできない様子で、走るか走らないか悩んでいたようなのですが、「先導しますから一緒に走りましょう」と半ば強引に誘ってしまいました。
壊れたRSなのにローへ。。。雨はまだまだ本格的に降ってます。
自分、人のこと鬼って言えないかも。。
最初の2周は様子を見ながら先導していたのですが、周りのペースから特別遅れることもなく、むしろまだ遅い人はいるくらいのペースで走っていたので、その後はさっさと自分ペースに切り替えてしまいました。
あとでタイムを確認したら2分40秒くらいペースでしたね。
6本目はハイでコースインしました。
えぇ今回もマーシャルの合図待ちをしているのは自分ひとりです。
天候はまた本格的に強い雨になってしまったのですが、ローで走ってるのも空気が読めない人みたいな感じがしたのでハイへ移った次第です。
このコンディションで15秒を切れるわけがないのですが、もう関係なしですよね。
規定に馬鹿正直にならず、ドライでハイの人はウェットでもハイへ行くというのが正解かと思います。
で、速度規制のないハイですから、またまたメインストレートを200キロまで引っ張って〜ってやってるんですよね。
やはり余裕で止まり切れなく1コーナーで膨らむっと・・・
曲がりきれない訳ではないので膨らみながらも曲がっていくわけですが・・・
本人、体ガッチリ固まって「怖い怖い怖い怖い・・・」ってド下手丸出しな曲がり方・・・。
「お願い誰も見ないでね・・・」って心境ではいるのですが、えぇ・・・ストレートで抜いたライダーさん達にはガッツリ見られてますよね。
自分としては挑戦ですが、傍から見れば無謀ライダーっと。。。
でも自分が怖くて力んでしまうので無理と今回で結論付けました!
これが学習というやつです・・・
いや最終コーナーからの速度の乗せ方なんですよね・・・
それがうまくできれば、もっと手前で200オーバー、余裕を持ってブレーキングできるんですけど…
最終コーナーの立ち上がりは異様なほどグリップしませんし、よく通るいやな場所にアスファルトの補修みたいなとこがあって一瞬ツルッっていっちゃうんですよ・・・
ラインを・・・なんてそこまで自分うまくもなく・・・
まぁ最終的に腕が伴わず無理無理無理無理です・・・。
7本目ローです。
ハイがおわってピットに戻って、またすぐ走りにでかけました。
なんかこれをしていると"通"みたいな感覚になりますよね。
でも、単純にあと1回で終わらすのがもったいなく感じて走り出しただけの貧乏性・・・
貪欲に練習がしたいというより、ただ走りたいので何も考えずウリャウリャ〜って走ってしまってました。。
コースに出ている人は全員ラップの刑。
もう無敵すぎて、あきらかに相手がいないわ…。
8本目のハイ、これが本日最後の走行枠。
雨の日にこの時間帯まで残ってコースを走る人ってすごく限られてくるんですよね。
コースインしているバイク自分含め6〜7台とまたもやほぼ貸切状態の中、ノリだけで走ってました。
もう自分かっこよすぎでしょう。。(違)
でっ

え……?w
最後のハイでチェッカーを受け、今日の走りが終わろうとしてたとき。。。
ピットに戻るアウトラップでこけました!!
ぶはははは
ああぁぁぁぁぁ……
お痛ましや6R。。。。
ピカピカバイクとして大事にのってたのに。。。
チェッカーまで見送ったことでガレージまで戻っていたらんまるパパさん、「やっちゃいました〜」と報告すると「そんなオチが待っていたとは〜」って笑われましたけど、自分もまさかそんなオチで閉めちゃうなんて〜(笑)

おまけ。プロカメラマンのサンプル画像
ライダーの腕に関係なくかっこよく撮れる技をもっているのがプロカメラマンなんだと関心しちゃいました。