ウェイトローラー


V125(K5〜K9)、V125S(SL0〜SL3)

ウェイトローラーまでのアクセスは ベルト交換を参考にしてください。

今回はプーリーの取り外し、組み付けのみを開設していきます。


7)
・プーリー取り外し、清掃、グリスアップ、取り付け


プーリーの中にはウェイトローラーやランププレート、スライドピースという部品が入っており、一番手前にあるプーリーフェイスだけを引き抜いてしまうと中に入っているものがバラバラになって落ちてしまう構造になっています。

部品の落下防止にプーリー裏側に指を入れて、表面のプーリーフェイスと挟み込んだまま、まるごと引き抜きます。


こんな感じ。


バラバラにならないように裏返します。


ランププレートをゆっくり外すと中にウェイトローラーという変速のための円柱のオモリが入っています。
わかりづらいですが写真の左側、手でつかんでいるのがランププレート。
ランプレートにはスライドピースという変速時に擦れる部分の部品が装着されていて、それも簡単にバラバラに落ちてきますので気を付けてください。


ウェイトローラーの段べりをチェック。
ウェイトローラーは遠心力で外で広がるオモリなのでよく擦れるところが平らになってきます。
このウェイトローラーは28,000キロ使用、さすがに段べりが目立ちます。


ウェイトローラーをすべて外しました。 再利用される方は洗浄してください。


清掃後、ローラーが収まる部分とスライドピースのガイドになる部分に薄くグリスを塗っていきます。

自分、昔はグリスをつけない派でした。
グリスをつけないほうがプーリー内にベルトカスが付着しにくいので。
プーリー専用のグリスがあるのですが、要は有機モリブデングリスです。



このランププレートに塗るグリスはこんな程度です。
スライドピースを装着します。


プーリーボスもグリスアップして挿入します。


バラバラにならないよう抑えながらクランクシャフトに装着します。




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