クラッチ・ドリブンプーリーまでのアクセスは
ベルト交換を参考にしてください。
今回はクラッチ、ドリブンプーリーの取り外し、組み付けのみを解説していきます。
7)
・プーリー取り外し、清掃、グリスアップ、取り付け
63000キロ
厳密にいえばトルクカムも消耗しているのですが
自分としてはまだOK
昔のスクーターはもっと
ただ、これはダメ。さすがに見逃せません。
2万キロくらいで穴が開いたことある・・・
トルクカムの溝はこんなになっていた・・・
けっこう重要視している箇所。最低でも1万キロに1回はやっておきたいと思っています。
34mmのナットを回すソケットなどほとんどの方はお持ちではないので、
定番のキタコ
ただアドレスV125は少しくぼんだところにナットがあるので、綺麗にぴったりはまらない・・・
これでやっていて特に問題がでたことはないですが、気持ちがいいわけではありませんね。
手でクラッチを持ちながらレンチで外すのは難しいです。
床に抑えながらプラハンでたたくとか、荒業だと地面にたたきつけるとか
レンチが外れて手を地面にたたきつけて痛い思いをしたことは多々あるので、今はプラハン派です。
完全に取れるとびっくり箱状態にバネでビヨヨ〜〜ンと飛び出してきます。
そろそろ抜けそうというタイミングになったら足で踏みつけて飛び出してくるのをおさえるとか・・・
そういう荒業な方法ばかりやっている原付小僧育ちな自分・・・。
アドレスV125のセンタースプリングは先っぽに突起があってクラッチの所定の場所にはめ込む構造になっています。
ドリブンプーリー側も同じく、突起を入れるための穴があります。
丸い印のところですね。
縦についているスジはトルクカム内に入っているグリスが飛び散った跡。
もうシールがダメになっています。
トルクカムのカバーには嫌なヒビが・・・
分解せずともどうなっているかわかっちゃいますが・・・
マイナスドライバー等、先の細い工具でトルクカムのカバーを外します。
アドレスは工具を挿入する隙間が
定期的にメンテナンスはしておりましたが、6万2000キロ部品交換はなしな状態。
ピンがローラー状になっているぶん、耐久性は格段に上がっていますが、廃車レベルな多走行ですし・・・。
シールはもうダメですね、グリスが飛び散ってますから。
ピンセットやラジオペンチでつまみます。
摘まんで引っこ抜くだけ。
最近はピンが抜けないようになっている車種もあって(スウィッシュとかね)、その場合はセカンダリをアッセンブリで交換する必要があるのです
それは勘弁
ピンを3本抜くとセカンダリープーリーが分割できます。
走行距離の割に溝の消耗は少ないので、今回は交換せず。
今回購入したパーツ
トルクカムのカバー
ピン3つ
ローラー3つ
パッキン2つ


ベルトの当たり面をパーツクリーナーを染み込ませたウェスで拭いて脱脂しておきます。
そしてここから先はベルト交換の解説ページへ戻って組み付けを行ってください。

ちなみに外したトルクカムのカバーの内側はここまで消耗しています。
もうすぐで穴が開くとこだったなぁ・・・
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