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リアブレーキシュー交換


リアブレーキシューを交換する作業にあたって、まずマフラーの取り外しが必要となります。
さらにマフラーを取り外すには、シートBOXの取り外しが必要になってきます。

なので、まずはシートBOXの取り外し方法マフラーの取り外し方法を確認しておいてください。

それではマフラーを取り外した後からの解説をしていきます。

基本中の基本ですが、力をかける作業のときは軍手を着用です。念のため。(自分これでよく怪我するので・・・)

ホイールナットを緩めるには22mmという大きなサイズレンチが必要になります。

ナットにレンチをセットしたらリアブレーキを握りながらグッと力をかけます。
えぇこれで緩むことは稀だったりします・・・。

これでダメな場合。
レンチの先を手の平でコンコンと叩く。レンチに掌底をかますんですね。
これでけっこう外れてくれるのですが、それでも硬い場合はプラハンや小槌で叩きます。

これでもダメな場合は最終手段として足で踏みます。
ただ、シャフトが曲がったり、ナットを舐めたりするリスクは高くなるので最終手段としてください。


ホイールナットが抜けましたらアジャストナットを緩めます。
でもどうせならアームなどの清掃&グリスアップもしておきたいところ。
今回はアジャストナットも最後まで回して抜いてしまいます。


アジャストナットが抜けましたらアームジョイントも引っこ抜いておいてください。(円筒の部品)


ホイールを外すとブレーキシューが見えます。


ブレーキシューは片方を折るように外します。


アームを固定するボルトを外します。


外したアーム関連のパーツですね。


ブレーキカムです。赤い印は今回気にせず、これも引っこ抜きましょう。


古いシューと新品との比較。これだけ使うと効きも戻りもかなり悪かったですね・・・。


新しいシューは鳴き防止のために角を落とします。
赤いラインのところです。コツとしては台形に削らず丸く削ること。そのほうがブレーキは鳴きにくくなります。


シューのバネはこのようにはめます。


アームやジョイント、アジャストナットは清掃後グリスアップ。
手で触って凹凸があると、それが抵抗になり動きが悪くなるので、その場合は軽くペーパーをあてるといいですね。


フェルトのような素材でできるている輪。これはアームのガスケットです。これをグリスで浸して水やホコリの進入を遮断するのです。


ブレーキカムの先端にラインが引いてあるのがわかりますか?


アームのポンチとカムのラインを合わせないとカムが溝を通らないようにできているので注意なのです。


同じようにブレーキシューの残量を指すこのパーツにも印がつけてあります。

カムのラインとポンチの部分を合わせなければ溝を通すことはできなくなっているのです。


ブレーキカムを装着します。ここのマークをあわしてください。


すると先端にあるラインが手前に出てくるようになっているので、まず溝を合わせて通します。 溝があってないと通りません。


清掃&グリスアップしたアーム関連のパーツをはめるとこんな感じ。
まだアジャストナットは締めないでください。


シャフトの周りも清掃します。
スプライン(シャフトのギザギザ)も洗います。
ブレーキカスはブレーキの効きを悪くしますし、スプラインにたまったゴミはホイールの固着の原因になってしまいますので。


ホイール内部のドラムにたまったブレーキカスも取り除きます。
ここをどこまで綺麗にできるかでブレーキの効きはかわります。


ドラムを触ってレコード盤にようにボコボコがある場合は軽くペーパーを当てておくといいです。
ホイールを装着してナットを締めます。
手でいっぱい閉めこんだ後に、ホイールをまわしてレンチを地面にコンコンと何度か当てれば緩む心配もありません。

最後にアジャストナットを締めます。
調整はブレーキレバーの遊びをどれだけ作るかなど好みによりますが、閉めすぎはブレーキを引きずってしまいますし、しめなさすぎではブレーキレバーが底つきしてしまうので注意してください。

あとはマフラーを装着して、メットインBOXを戻して完成です。
お疲れさまでした。

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