【おつかいマグナ】

HONDA マグナ50 2005年式 パールヘロンブルー
●よいところ・わるいところ
●動画
●どんなバイク?
●インプレッション
●諸元
●カスタム・パーツインプレッション
●写真館
●ツーリングレポート
●メンテナンス/チェーン交換
/エアクリーナーエレメント交換
●よいところ
・見た目の可愛らしさ(1番にこれでしょう)
・燃費の良さ
・1回給油での航続距離
・エンジンの耐久性が強い
●わるいところ
・荷物を乗せるところがまったくない
・速度がでない
・加速が悪い
・登坂力が全然ない
・リアタイヤがちょっと割高
・メッキパーツが多いので汚れが目立つ
・長時間乗るとお尻が痛い・・・
動画
ニコニコ動画
YOU TUBE
どんなバイク?
V45マグナ、Vツインマグナ等、ホンダのドラッガースタイルクルーザーの名前を冠した原付アメリカン。
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・V45マグナ (750cc)
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・Vツインマグナ (250cc)
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基本的な車体構成は、先代のJAZZから大きく変わらないものの、原付にしては大きな車格であったJAZZに対して、マグナ50は原付なりにコンパクトで、可愛く、愛嬌のあるスタイルとなっています。
JAZZ(50cc) ⇒
MAGNA FIFTY
【かつてはヤンチャな若者に人気があったバイク、今は柄の悪い中年が好きなバイク】
原付や自動車の免許があれば誰でも乗れるバイク。
転倒とは無縁かと思うような小さな車体、すごく低いシート。
バイク=危険などといった風潮も、どこふく風な、またがれば誰もが笑顔になれる、そんなバイクの雰囲気を持っています。
しかしそれであるにもかかわらず不良、柄の悪い大人に人気があるのは事実。
アメリカンの持つアウトロー文化を、この愛らしいルックスを持ってすらしても引きずられてしまうのか・・・、チョッパースタイル、直キャブに改造マフラー、このようなカスタムのされたマグナが非常に多い印象を受けてしまいます。
中古でしか購入できない現在、オイル管理やキャブのセッティング等がきちんとされていたのかが不明瞭、しかしエンジンはブンブン空吹かしされたような、そんな雑な扱いを受けていたであろう雰囲気を醸し出すマグナは、中古市場で非常に多いようにも見受けられますので、入手に関してはこの辺りに細心の注意が必要です。
【雑に扱われていても大きな問題にならないことも】
とはいってもエンジンはタフネスの代名詞であるスーパーカブと同系。
世界累計1億台も販売されたバイクと同系エンジンともなれば、今後も部品供給に関して、大きな不安を感じられないことは非常に心強く思えます。
(ポン付はできません。カウンターシャフト等の長さが全然違います。)
始動方法はセルスターターのみ。
逆にキックスターターがありません。
ただし押し掛けが安易であるため、出先でバッテリーがあがってしまっても大きな問題にはならないと思います。
【おとなしい自分がなぜにマグナ?】
ここからちょっと自分語りに入ってしまうのですが、興味があれば読んでください。
一般的なライダー(空吹かし等に興味がないライダー)から見るマグナ50というバイクは、笑いの対象のような存在であることは否定できません。
というか、自分世代が若いときにはそうでした。
かっこいいバイクは速いバイク。
かっこいいライダーは操作技術に長けたライダー。
下手クソなライダーは「マグナ50にでも乗っていろ」、「マグナ50にも抜かれるわ」などと揶揄され、マグナ50とはスーパーカブよりも遅い、最遅バイクの代名詞として、悪い意味で耳にすることが多かったように思えます。
無論そんなバイクですから、「あんなクソダッサイバイクは絶対に乗らない。」などと、若い時分は発言していました。
でも人間はどこでどう変わるか、わからないものなんですよね。
アラフォーな今でも、速いバイクはかっこいいと思いますし、操作技術に長けたライダーはかっこいいと、どこか中2病を引きずった面は否定できませんが、社会の一員を担う自覚が増えるに連れ、バイクそのものが持つ絶対的な性能や装着されているパーツより、社会に対して誠実な大人が選ぶバイク達を好むようになってきたかもはしれません。
(これ間違ってもBMWなど、社会的”富”を得ている人達のバイクのことだとは、微塵もすら思ってませからね。)
とは言っても、これではマグナ50には繋がりませんよね。
だってマグナ50、お行儀の悪い人が乗っていることのほうが多いのですから、むしろ矛盾してしまいます。
ただ、バイクはかっこよさでも、性能でも、速さでもないと思えていることは確かなのです。
【原付に未来も希望もない・・・】
2017年現在、社会は豊かに、一方で格差の広がりにより貧しくなりました。
主婦が車に乗り、若者はバイクに乗るお金がなく、そして興味を持たず、原付の販売台数はベビーブーム世代(団塊Jr)の子供達が免許を取得できる年齢に達した今も、回復の兆しがなく落ち込む一方になっています。
庶民の足として存在していた日本独自の50ccというバイクは、世界的にみればガラパゴスな排気量であり、メーカーも開発規模を縮小させていく中で、ヤマハが50ccバイクの生産をホンダに一部委託するとの衝撃的ニュースが舞い込みます。
豊富にあった個性ある原付達は消え去り、実用的な燃費重視のスクーターのみが細々と生き残っている現代において、このニュースは事実上、個性ある原付の終焉だと、そんな風に感じてしまいます。
時代を15年遡り、2002年の原付ラインナップのことを思い出してみましょう。
当時すでに2000年の排気ガス規制によって、2ストロークのモデルがほぼ壊滅し、4ストロークであっても規制に対応させるためのコストをかられず、多くのモデルが廃盤になった時代。
それでも個性的な原付(50cc)を挙げると
エイプ、モンキー、ゴリラ、ベンリィ50S、ベンリィCL50、ズーマー、バイト、ストリートマジック2、RZ50、YB-1、そしてマグナ50がありました。(XR50モタードやSOLOはこの後でます)
しかし今やモンキーは今年(2017年)の夏で生産が終了し、国内4メーカーすべてを見ても個性ある原付(50cc)と呼べそうなバイクはエイプがただ1台残っているくらいの惨状なのです・・・。
売れなければ出ない。
当たり前のことです。
しかし15年前の当時でも、これらのモデルたちは売れていたのでしょうか?
いや一部を除けば売れていたモデルだったとは思えません。
これらはむしろ減価償却が終わった、もしくは、償却できないことありきで、惰性のラインナップを続けてくれていたメーカーの頑張りだったと思うのです。
生産ラインを用意すること、生産された部品を保管しておくこと、それだけでも膨大なコストだと言うのに、メーカーがメーカーの特色を表現するかのごとく、これらのバイクは残されたのです。
しかし今現在、それすらも見切りをつけられてしまったというのが実情。
もしかすれば消費者が思っているよりもメーカーに体力がもう無いのかもしれません。
これでは、この先も希望が持てないし、この先の若者達に希望を与えらえない。
この現実が重いのです。
【個性ある原付をこの世から消してはならない】
いや本気で若者達は、もう原付なんて無用な乗り物だと思ってしまっているのかもしれませんし、主婦も普段から車に乗ることが当たり前になっているのかもしれません・・・。
ただ原付が面白かった時代、メーカーもちょっとは頑張ってくれていた時代、そういう原付があったのだと、それらを証明するためにも、当時のバイクの生き残りを無性に残しておきたくなったのです。
単純に増車するのであればグロム(125)はバイクライフをさらに充実させてくるでしょう。
エイプであっても、街乗りバイクからレーサーにまで、様々にカスタマイズすることが可能楽しみの幅が広いです。
ボロいNチビを部品が無くなれば捨てる程度の考えで乗るのもアリだった思います。
でも、こんなにも魅力的なバイクという乗り物を、自分だけの楽しみに留めておきたくはないし、ライダー側だけが喜びそうものに乗っていても、先の広がりが何も見えてこないし、自分の思いとして、これからバイクに興味を持つであろう若者のためにも、日常にまだ個性的な原付が走っている風景がほしいと思ったのです。
自分の中で重要なことは
・誰でも乗ることができること。
・誰が見ても気軽だと思えそうなこと。
・誰もが見ているだけで楽しい気分になれること。
・悪さをしそうなバイクでないこと。
こんな思いがありました。
生産終了のニュースや、維持のしやすさ、さらに置くスペースなどを考えると、モンキーに魅力を感じていた部分はありました。
しかし今やモンキーの背負う背景が綺麗な世界だけとはあまり思えません・・・。
もちろん自分が購入したマグナ50も同じことです。
コルク半と直管マフラーと夜のコンビニとマグナ50はセットのようなものです。
【マグナ50が世間から消えた??】
しかし見ないのです。
本当に見かけなくなったのです、マグナ50。
姿が見えなくなったことは自分にとって都合の良いことだったのかもしれません。
マグナ50を取り巻く醜態部分を見られなくていいですし、自分が真面目に乗っていれば、真面目なマグナ50を見せることができるのですから。
そんなことを考えいるうちに「マグナ50いいな。」「マグナ50ほしいな。」「マグナ50なら維持できちゃうかな。」などと考えるようになり、置き場すらなかった我が家にマグナ50はやってきました。

アメリカンの持つ気質、でかい車体、でかい音、でかい排気量、これらにすべてに相反するアンバランスさがマグナ50の魅力。
それでも、各部で主張されるメッキパーツなどにより、小さいながらも一生懸命頑張ってる、背伸びしているといった雰囲気は、所有者のみならず、バイクを知らない人が見ても楽める要素だと思うのです。
【あきらかに変態マグナ50乗り】
自分が若いときのように、マグナの走っている姿は「クソ遅いバイク」、「かっこ悪い」と若者に映っているかもしれません。
自分も中年メタボなうえに、フルフェイス主義なため、へんてこなマグナ50乗りになっている自覚はあります。

(これは試乗会の様子なのでジャケットを着用していますが、フルフェイスで乗っていればこんな感じになります。)
【バイクに憧れやかっこよさを求める怖さ】
でもカッコいいとか、憧れの対象という話に、あまり持っていきたくはないというのが、自分の思いです。
だってカッコいいバイクなど、まだまだそこらじゅうで普通に見かけるのですから。
市販状態のままで時速300キロが出せるバイクを見かけることは珍しいことではなく、むしろ多く見かけるというのを、バイクを全く知らない人たちはどれだけ理解しているでしょうか。
これらのバイク達を見て、カッコいいと思ったり、憧れの対象とする人は、すでにバイク自体に興味がある、原付よりも大きなバイクの潜在ユーザーなのです。
自分が若かったとき、峠で膝を擦っていくライダーは痺れるほどにカッコよかったですよ。
しかし今の自分はそれらを見て冷ややかな目線を送ってしまうのが現実。
膝を擦ったからといって操作技術に長けているわけではなく、無謀や無茶だから膝を擦っているといったライダーがかなりの数で存在しているという現実をありありと見てきましたし、悪びれることなくたむろして騒音をまき散らし、ゴミをポイ捨てするなどといった、悪いほうに目立つライダーが多いことを知ってしまったからなのです。
それじゃ事故が絶えないのも当たり前だし、規制が厳しくなるのも当たり前、真面目に乗っているライダーはとんだとばっちりを受けることになるのです。
夜中に集団で暴走して、信号無視を繰り返し、コールを切っていく暴走族だって同じこと。
彼らはカッコよさと憧れをこじらせて、あぁも反社会的集団になってしまうのですから、まぁ多かれ少なかれ、カッコよさや憧れというものには危うさが含まれているのが実情なのです。
【そもそも原付ユーザーは大きなバイクに対して興味がない】
原付ユーザーは自動車免許か、原付免許でバイクを所有する、バイクに興味のない人達であることが多いです。
そんな彼ら(彼女ら)が二輪免許を取得すること、原付よりも大きなバイクを買うことは、とてもハードルの高いことです。
自分が二輪免許を取得する動機となった、取り締まりの厳しさなど、コスト的(反則金)な理由がなければ、原付でもお散歩ツーリングなど、バイクの持つ楽しさを味わうことができるので、それで満足してしまうのです。
自分の場合「30キロ制限と二段階右折のせいで街乗りすら不便な乗り物。」「原付など近所に限った乗り物だ」といった解釈はしているものの、それは二輪免許を取って色々と見えてきたことであって、原付が気軽な庶民の足であるなら、そういう使い方は当然アリだし、むしろ人生を豊かにする行為だと思っています。

自転車代わりの近場の移動の足以外にも、カフェや雑貨屋さんをめぐってもいいし、峠を越えて隣町まで行っていいし、地図で途切れている道が本当に行き止まりなのかを確認してみてもいいし、そのまま未舗装路に突っ込んでいってもいいし、周囲の交通の流れや警察に気疲れしてしまわない人にとっては、非常に楽しく便利な乗り物ですし、10代の自分はそうでした。
(カフェや雑貨屋は行ってないけど)
乗っていたのはDioであったり、レッツであったりと、ごく一般的なスクータータイプ。
自分が優良原チャリダーであったならば、このスタイルがずっと続いて今でも原付(一種)に乗り続けていたかもしれません。
なのでバイクのカッコよさの部分については、デカイだの、速いだの、音がいいだの、これらは潜在ライダーもしくはライダー側の勘違いであることが多く、そこを主張しても、一般人はそれらにあまり興味を持ちません。
むしろ冷ややかだと思っています。
【ライダー側も大きなバイクはかっこいいと思われていると勘違いしている部分がありませんか?】
「いやぁ、おらぁよぉ〜、わけぇ〜ギャルにカッコいいって言われまくってからよぉ」
まぁ、、、このような言葉よく耳にしますよね・・・
でも常識があれば、「かっこいい」という言葉、便利で使いやすい以外の何物でもないというのは社会に出ている人なら理解しているとは思うのです。
「私は趣味で体を鍛えています。」
会話の中でこのような言葉がでてくるとき、中年メタボ、出不精、隙があれ寝転がっている自分でもこう答えるでしょう
「すごい!かっこいいですね!」
そんなしんどいことやってみたいなんてこれっぽちも思っていませんし、興味もないですよ(笑)
むしろ自分がやりたがらないことをできることに「すごい」って思ってるだけなのですから。
つまり言われまくってる人=カッコいいと言われたいがために言いふらしてるだけの人という側面も大きく、リアクションと現実のギャップを極端に表しているのです・・・。
【原付(一種)の範囲でも楽しそうなバイクはあるよ】
原付ユーザーが大きなバイクや二輪免許に興味がないというのであれば、せめて原付の範囲内にでも選択肢は多くあったほうがいいと自分は考えます。
間違っても今、街中で見かけるモデルだけが原付じゃない。
こんな思いの先にマグナ50は存在します。
【そして未来につないで行こうじゃないか】
おじいさんが乗らなくなり、放置されたカブを、孫が貰い受けて乗るといった話は、この世の中には多くあります。
カブは壊れにくいですし、構造が単純ですし、部品も欠品していないので、このように受け継がれるといったことが可能なのです。
同様にマグナ50も、ちゃんと管理をしてやれば、カブのような1台になると自分は考えています。
未来は若者のためにありますが、その未来に個性や魅力を持った原付が存在しないのであれば、
それまでこのマグナ50を大切に維持し、原付や自動車免許しか持たない若者に、マグナ50に触れる機会を与えられれば良いですし、いずれはその後を若者に譲ろう、こんなことを考えているのです。
仮に甥っ子が免許の取得できる年齢となり、マグナ50を欲しいと言えば、自分は喜んでマグナ50を差し出しますし、メカニックとして、そしてライダーとして、彼のバイクライフを支えることができるのであれば、それもまた楽しいことなのだろうと、そんなことを思えるのが原付(50cc)であるマグナ50なのです。
【社会に対しての人のありかたって、露骨に反映されていくから・・・】
もし若い原付ユーザーがマグナ50を気になり、偶然にもこのサイトに出会ってくれたのであれば、お願いだから2輪文化を絶やさぬよう、誠実さをもってバイクに乗ってほしい。
そして自分たちよりも上の世代がこれを見たのであれば、締め付けられた2輪文化に対して、何らかのけじめとして、悪いイメージの払拭や、普及につながるようなアクションを起こしてほしい。
間違っても「昔は悪だった」などといった勘違いな開き直りはしないでほしい。
悪いのは恥を捨ててしまったあなたであって、二輪を悪くする必要はなかったのだから。
これらは単なるバイク馬鹿の独りよがりな思いだとは重々承知しています。
原付文化が残って欲しいのは、原付に乗り始めたころ、背中に翼が生えたような気分で「どこにでも行ける」と、毎日が冒険に変わった自分を振り返り、それを懐かしんでいる、おっさん特有の「昔はよかった」的な話をしているだけかもしれません。
ただ「昔はよかった」という言葉の裏には「自分はそれで得をした」というのと「世知辛い世の中にしてしまって申し訳ない」という2つの意味があると思います。
この言葉、前者の意味で使われることがほとんどであり、しかも何も悪びれることなく使われるのだから始末に置けません。
そんな中、自分はそうは思いたくない、あくまでも後者の立場であると、それが伝わってくれれば、自分は幸いなのです。
なので聞きたいこと、わからないことがあれば、掲示板に気軽に書いてください。
個人のホームページが激減し、ブログからSNSへと情報発信の方法が変わった現代においても、自分がホームページという形にこだわっているのは、共有できる情報をずっと残しておきたいという思いで、若者達へ何かしらの形でサポートできればと思っているからなのです。

インプレッション(気づいたことがあれば随時追加します)
遅いというのは覚悟のうえでしたが、それでも遅すぎてびっくりしました。
買ったバイク屋さんから自宅までの距離がどれほど長く感じたことか・・・。
信号待ちですり抜けをして前にでると、シグナルダッシュで車に迷惑がかかるレベルの加速。
このバイクではすり抜けはしなくなりましたし、運悪く先頭発進になってしまうときは申し訳ない気分になります。
ただし、速度が乗ってしまえば4速ミッションですので、メーター読み60キロは出てしまいますし、CDIのピンクの配線を抜いてしまえばそれ以上も出るようになるので、ノーマルの4ストスクーターよりも速く走れるシーンは多いです。
でも前に出てしまうとまた発進でもたついて申し訳なくなるので、抜かないほうがいいんですけどね。
登坂力が非常に厳しく、坂が続くとどんどん速度が落ちていきます。
20%勾配の坂(かなりきついです)を試しましたが、2速に入れると失速するので、ローギア20キロでしか上らないレベル。
ただ、ロー固定であれば、けっこうな勾配の坂も上れる印象。
いずれ東大阪と奈良の生駒を結ぶ、急勾配で有名な暗峠を上ってみたいとは思っています。
暗峠チャレンジ(レポート)
でも、やはりこのバイクは「登坂」だの「加速」だの「最高速」だのと言うバイクではないと強く感じます。
快適に走れるシーンは近所の路地を20キロくらいでトコトコ流しているとき。
後ろから30〜40キロで走ってくる原付に追いつかれると、素直に譲るか、ちょっと頑張って同じくらいの速度にあげますが、やはり回転数が上がり気味になってしまうと、エンジンの音や振動が大きくなって、ノホホンとした本来の楽しい領域ではなくなってしまいます。
アメリカンは曲がらないとよく言われますが、それはキャスター角が寝ていることや、ホイールベースが長いこと、使えるバンク角が極端に浅かったり、実用レベルとはかけ離れた車重が原因だったりします。
その点マグナ50の場合はアメリカンといえど原付サイズのバイクですから、重くもないですし、ホイールベースも短く、これといったネガがありません。
50ccのスクーターよりはホイールベースが長くはなりますが、そのことで不利になるのはUターンがちょっと大回りになるくらいで、逆にコーナリングは従来のスクーターよりはニュートラルに近い特性に感じます。
バンク角は浅いように思えて、ショートホイールベースなおかげで、意図的に攻めない限りはステップの接地等は少ないです。
ただしサスペンション能力が低いので、浅いバンクでもギャップを拾えばリアが外に跳ねていってヒヤりとするといったシーンでてきます。
思いのほか、峠の下りを頑張ってみても面白いことに気づきましたが、上記サスペンションを理由に、カーブはそれなりに曲がったほうがいいと思います。
装備の割には前ブレーキが弱い印象は受けるのですが、タイヤが古いからでしょうか。
タイヤ交換後など、いずれ改めてインプレします。
カタログ値でリッター105は驚異的な数値。
具体的な数字を測ったことはありませんが、一度ガソリンを満タンにしてしまえば当分給油の心配がありません。
燃料計がないためタンクのキャップを開けて残量を確認することが多いのですが、ほとんど減っておらず「前に入れたのいつだったけ・・・」と悩むこともしばしあります。
皆無ですね。
左サイドカバーを外したところにある工具入れに、工具と書類を入れるといっぱいいっぱい。
ノーマルではキャリアはない、むろんコンビニフック等もないですから、買い物すら困難なバイクです。
50ccと考えれば重たい部類に入るバイクなのでしょうが、重心が恐ろしく低いために、驚くほど軽く感じられます。
チェーン駆動はVベルト変速のスクーターよりもフリクションロスが少ないため、前後の押し引きに関してもスクーターよりも軽くおこなえます。
唯一難点があるとすれば、ハンドル幅が広いことと、車体が長いこと。
スーパーなどの狭い駐輪場に止める際などには、他の自転車はバイクにぶつけないよう気を使います。
またセンタースタンドがないので駐輪時に横幅もとってしまいますね。

これはまだ自分がマグナ50を購入する前、2004年のホンダの試乗会でマグナ50に乗っているときの写真です。
小さいバイクですし、とくに下半身が窮屈そうに見えるのですが、実は乗っていてそれほど窮屈ということは感じません。
ただ注意してほしいのは、自分身長が162�僂靴�ないということです。
平均的な男性が乗るとどうなるんでしょうね。

ちなみに自分がZX-6Rに乗るとこんな感じ・・・
普通の体格の男性が、女性や背の低い男性のつらさを想像しづらいように、自分も同様、普通の体格の方のポジショニングなどがいまいち想像ができていません。

ステップが前にあるため体重の負荷がすべてお尻にかかってきます。
尾てい骨が痛くなるなら仕方ないですが、マグナ50の場合は・・・
肛門がすごく痛いんです。。。
しかも1時間くらいで痛くなってきます。。。
前傾姿勢をとれば肛門への攻撃は緩和できるのですが・・・
そんな姿勢で乗るバイクじゃないですもんね(涙)
日常の足として使うための装備はまったく"ない"と言っていいバイクでしょう(汗)
コンビニフック・・・? ありません。
燃料計・・・? ありません。
リアキャリア・・・? ありません。
このバイクは人を乗せる以外は何も考えられていませんし、快適に乗れるバイクということもありません。
まぁ逆に清々しいんじゃないですか?
・この手のバイクにしてはメンテナンス性の悪さは目立ちます。
リアキャリアが装着されているとクリアランスの関係上、シートを外すのも手間だったりします。
シートを外すときは配線をいじるときくらいしかありませんけど。
キャブレターが装着しにくい。
インシュレーターとキャブレターを接続するときに接続部分が見えないんですよね。
排気ガス規制対応モデルになるので、エアスクリューが容易に調整できなくなっています。
・消耗品は安い!減りも遅い!
スプロケだったりチェーンだったり、ブレーキパッドだったり。
スクーターの駆動系の消耗にかかるコストに比べて全然安いです。
ただバイク屋でやると工賃がどれくらいとられるのかはわからないので、部品の値段だけで言っています。
リアタイヤはちょっとだけ割高にはなりますが、それでも知れた値段です。ズーマー等よりは安いでしょう。たぶん。
・やっぱり目立つみたいです。
あまり遠出はせず、近所の移動程度にしか乗っていないのですが、それでも犬の散歩中の同世代の方に「マグナいいですね」などと話しかけられたりすることはあります。
出先の駐輪場で帰ってきたら係員さんがマグナ50をなめまわしていて、持ち主がかえってきたと気づくと「(原付にしては?)大きなバイクですね」と話しかけてきたりと、大型バイクに乗っているときとは逆にフレンドリーな接し方をしてくれる人は多いような気がします。
いやね、大型バイクに乗っていても話しかけられることは多いのですが、うかつに話てしまうと、「わしも昔はバイクに乗ってて〜」からの「わしも昔は悪だったんじゃ〜」へのコンボを食らってしまったり、品の良いマダムから「いえね、うちの主人もハーレーに乗ってまして〜」の、バイク乗りなら誰もがハーレーを羨むといった世間にありがちな思い込みを押し付けられてしまったりと、頭大混乱になって精神が持たなくなってしまっているのですよ・・・。
えぇ、自分がアウトローだったり、ハーレーに憧れを持っていれば共感するのでしょうが、悲しいかな、真逆でおとなしく真面目だし、体で操るのが楽しいバイクを好んでいるんですよね・・・。
親子ツーリングされている方で、息子さんがマグナ50を見て、「え?これ何?」と言ったところから、「昔にあった50cc」「エンジンはカブ」などと、親子の会話のきっかけになったこともありましたね。
白バイの方もよくわかっているようで、自分がゆっくり白バイの前を通過したのに、急発進で追尾されたこともあります。
白ナンバーだったことを確認して出てきたんでしょうけど、そもそも速度だしてませんし、そこから出すなんてこともしませんて・・・。
こっちもわかっていての50登録なんですから・・・
ご近所さんからの視線が痛いです。
ええ歳こいたおっさんが原付アメリカンですよ、なんとなく冷ややかというか、変わった人に見られているのは感じてしまいます。
ただね・・・、一人しか乗らないのにバイクが5台あるという時点で、もともと変な人だってことは理解されているっぽいです。
「また増えた?」とか言われたり・・・
いいえ、今のところに越して来てから増えたのはマグナだけですから、「また」というのは違うんじゃないでしょうか・・・。
とまぁ
乗っていてネタに欠かないバイクなんだな〜とそこは感じていますね。

たしかにこのバイクは実用性が皆無かもしれませんし、パワーがなさ過ぎて交通の流れに乗るのも怖かもしれません。
頻繁に行うギアチェンジで靴を傷めてしまいますし、荷物は常に背中に背負うことになるので肩が痛くなったりと、欠点として挙げられる要素は数えきれないほどあるとは思います。
燃料警告灯すらない、むろん燃料計すらないなんて・・・、今の若い子が聞けばそれだけでこのバイクを敬遠してもおかしくありません。
後世に残す思いで買ったこのバイクに、バイクの実用性や楽しさなどはまったく求めていなかったのは事実ですし、「見た目が可愛いければ飾っておくだけでも楽しめる」そんな思いが大半でした。
しかしそんな自分が近所のお使い用などと、何かに理由をつけてマグナに乗っているのは、こんなにも不便なマグナ50に、その欠点を補うほどの魅力があったのだと気づかされたからです。
えぇ自分の場合、近所のお使いに使うのなら、どう考えてもアドレスV125に乗っているほうが便利ですから。
アドレスV125
マグナ50は小さな原付な割に、跨いでみると窮屈感もないですし、安っぽさもありません。
走っていればメッキ加工されたトップブリッジやハンドルが視界にありますし、止まれば目線の下に大きなタンクが装着されています。
エンジンはカブですが、郵便配達などでもお分かりの通り、走っているときのカブのエンジン音というのはそこそこに原動機の主張が大きく、それを股下にマウントしているマグナは振動も音もライダーによく伝わります。
他のカブ系とは差別化された排気音は、低音重視なサイレンサーがアップライトに装着され、低いシートと相まって、ライダーとの距離が近く、エンジン音と排気音がうまくバランスされた状態でライダーの耳に入ってきます。
そしてマニュアルトランスミッションでの操作は、左手でクラッチ、左足でチェンジペダル、右手でフロントブレーキ、右足でリアブレーキと、従来のバイクと同じ操作になり、原付といえど、乗れば立派にバイクとして成り立っていると感心してしまいます。
ただ完全に立派なバイクとして成り立ってしまうと、見栄を張った原付というか、親が仕立てた小学生ヤンキーみたいに見ていて不憫になるところがあると思います。
しかしマグナ、極端に低いシートや、カブと同じでカッチョン カッチョンと鳴るチェンジの音、低音と言えども小排気ゆえのプリプリ奏でる軽い排気音、手足が伸び切ってしまわない車体サイズで、うまく脱力感ある、ゆるい雰囲気を醸し出し、無理のないこ洒落た”それなり”のバランスは保たれているのです。
その感覚は、子供のころ遊園地で乗った歩くほどに遅いゴーカートが、それより断然早い自転車に乗っているときよりも楽しく思えたように、速度やバンク角などとは比例しない、原動機を操る魅力が凝縮されていることに気が付きます。
感覚的にカブと同等の乗り物と考えていたマグナが、カブとは全然違い、それでいてもカブの持つ安心感とゆっくりを楽しむ余裕を兼ね備えた名車であったなんて、走りの面での関心のほうが強かった自分ですら、思わず唸りました。
過去に「最遅バイク」とバカにしていただけに余計にです。
カブには大きなキャリアが装着され、荷物を満載にしても乗り降りしやすいフレーム形状、ろくにメンテナンスされていなくても問題なく走る丈夫さなど、汎用性の高い庶民のバイクとして世界に誇れる名車であることは間違いありません。
しかし人ひとりを移動させる時間を、豊かな時間に変えるという面ではマグナはカブの断然上をいくことは間違いありません。
無論これらは設計者が意図して設計したバランスなはず。
走り重視でバイクに乗ってきた自分が、この年になって新たな二輪の楽しさを覚えるとは・・・
やはりバイクの魅力というのはスペックには表れない。
これは強く言いたくなりましたね。
購入前の自分みたいにマグナは形の変わったカブだと思っている人には是非とも一度乗っていただきたい。
そしてカブオーナーさんにもマグナの味は知ってもらいたい。
そんなことを思ってしまいました。
諸元
通称名 マグナ フィフティ
車名・型式 ホンダ・BA-AC13
全長×全幅×全高(m) 1.960×0.760×0.945
軸距(m) 1.320
最低地上高(m) 0.165
シート高(m) 0.635
車両重量(kg) 96
乾燥重量(kg) 87
乗車定員(人) 1
最小回転半径(m) 2.3
エンジン型式 AC09E(空冷・4ストロークOHC・単気筒)
総排気量(cm3) 49
内径×行程(mm) 39.0×41.4
圧縮比 10.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 2.9[3.9]/8,000
最大トルク(N・m[kg・m]/rpm) 3.7[0.38]/6,000
燃料タンク容量(L) 8.0
燃料消費率(km/L) 105.0(30km/h定地走行テスト値)
キャブレター型式 PB3E
始動方式 セルフ式
点火方式 CDIマグネット点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式
クラッチ形式 湿式単板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式4段リターン
変速比
1 速 3.272
2 速 1.937
3 速 1.350
4 速 1.043
減速比(1次/2次) 4.312/2.800
キャスター(度)/トレール(mm) 32°25´/104
懸架方式
前 テレスコピック式
後 スイング・アーム式
フレーム形式 ダブルクレードル
タイヤサイズ
前 80/100-16 45P
後 4.50-12 61J
ブレーキ形式
前 油圧式ディスク
後 機械式リーディングトレーリング
質問、感想、間違い、他ほしい情報等があれば、お気軽に
掲示板へお書きください。
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