グランドアクシス
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エリザベス号 2008/6/24購入 5FA1
インプレらしきもの
購入動機
写真
ツーリング
カスタムパーツインプレッション
メンテナンス
主要諸元

インプレらしきもの
低下価格でそこそこの車格とパワーがあるグランドアクシスは、通勤や買い物といった日常の足として購入検討をされている方が大半だと思います。
そんな方々に購入の参考になれば幸いと、グランドアクシスとはどんなバイクか少し掘り下げてみたいと思うのですが、とくにバイクに詳しいわけでもなく、上手いわけでもなく、大きいとも小さいとも言えないバイクに乗る自分ですので、あくまでも通勤ライダーとしての意見を前提にここではインプレッションさせていただきたいと思います。

どんなバイク?
98年に発売された台湾ヤマハ製スクーターであるグランドアクシス。
近年では当たり前になっている、アジアからの逆輸入スタイルをいち早く取り入れ、当時では破格の209,000円という価格を可能にしていました。

エンジンは2ストローク101cc。
これはJOG90、アクシス90のエンジンをボア2mm、ストローク5.6mmを増やして排気量をアップさせたエンジンで、最高出力は10ps、最高トルクは1.1kgmを発揮します。
ちなみにBW'S100は駆動系セッティングを変えた同エンジンの兄弟車となります。

乗ってみて
乗ってみた第一印象は、話に聞いていた通り加速がもたつくといった印象です。
25〜50キロまで変速の谷間があり、エンジンが吹けず回転がなかなか上がっていきません。

逆に回転が上がってくると、2stらしくパワーが出でて60キロあたりからアクセルのレスポンスが格段によくなるのですが、エンジンの頭打ちが意外と早いために最高速度80キロちょっとといったところ。
市街地にしろ郊外へのツーリングにしろ美味しいパワー域が使い辛いのが難点です。

具体的にどれくらいの加速かといいますと、40キロぐらいまではスペイシー100がライバルといったところでしょうか。アドレスV100より少し劣るといったそんな感じです。
それ以上からはシグナスX同等の伸びがあるのですが、先ほど述べたように頭打ちが早いので併走できるシーンは75キロあたりまでです。
エンジンのトータル性能でライバルとなる車種は、アドレスV100、リード100といった感じです。

出だしでアドレスやリードに先行を許し、中速からの伸びで追いつき、最高速は同じくらいとそんな感じになります。

すり抜けはスリムな車体なので楽です。
ただしミラーが大きいがために、見た目ほどは得意ではないという印象もあります。
ミラーを短いものか小さなものに交換すれば、原付1種並のすり抜け可能ではあるのですが、原付2種の速度域で走ることを考えると、ミラーの出っ張りは適切であると思います。

12インチタイヤは路肩のギャップに強い一方で、タイヤ幅が原付きに比べて広くなるのでギャップの拾いやすさに対しては不利になる部分があります。
それに加えて高重心となると不安感は大きくなるのですが、安定志向の車体構成のため、原付のように一瞬でハンドルをガクガクと取られることはないです。

ただ、停まっている車を縫うようにすり抜ける場合には、50ccよりも長い車体のために気を使いますね。
リアにBOXをつけている場合はなお更なのですが、基本そういうすり抜けは危険行為のため控えておくようにと考えて欲しい部分ではあります。

コーナリング特性
コーナリングに関しては、同クラスのスクーターの中でも一番苦手とする分野だと思っています。
軽量をセールスポイントにしているグランドアクシスですが、そもそもホイールベースが長く、キャスターが寝ている車体設計では、寝かしこみはワンテンポ遅いですし、旋回性もあまりよくはありません。

それなら安定感重視なのかと聞かれると……
全然違いますね…。

節度ある寝かしこみとか、小回りしすぎない特性とか、そういう話ではなく、単純に寝かしこみが遅れ、寝かしても全然曲がっていかない、むしろアンダーに苦しむ、そんな特性なだけになっているのです。

というのもこの車体、フロントに比べてリアが非常に重く感じるのです。いや重いんだと思います。
そうなるとブレーキングでフロントに加重を乗せても、あまりキャスターが立ってくれません。そしてストローク不足も手伝って、前後ともに必要以上に沈み込んでしまうんです。

車体が全体的に沈んでしまうということは、スタンドが擦ってしまうためバンク角はかなり浅くなってしまいます。

納車一週間後、Dioの感覚で乗っていたらスタンドが減ってきました。


納車二週間後、スタンドが削れていくと今度はマフラーが擦りはじめます。
マフラーを擦りながらのコーナリングを続けると…
あとはリアタイヤが横にスライドしていくだけです。非常に危険なのでアクセルを緩めてバイクを起こすしかありません。

ここまで車体が沈んでしまう原因はリアヘビー以外にもあります。
リアサスが、ダンパーが抜けているのではないかと思うくらい腰砕けで、二次旋回に至るころには完全にフルボトムするからなのです。

そしてコーナリング中、前上がり、後ろ下がりの姿勢になってしまっていてはアンダーステアになるしかないのです。
その結果、進入速度は落とすしかなく、立ち上がりも遅れてしまい、バンクに釣り合わない、全体的にダラけたコーナリングになってしまうのです。

ちなみにフルバンクに至らないようなカーブでも、60〜80キロくらいで全開のまま曲がっていくと、リアが常に上下に動き落ち着きがないです。旋回GですらRサスのキャパを越えてしまっているんですね。
バンク中なので感覚は左右なのですが、バンク中ずっとユラユラと動かれ、それが収まる気配がありませんと、突然リアがすっぽ抜けたりしないだろうかなんて不安が付きまとってしまいます。

リアサスに関しては、駆動系と並ぶグランドアクシスの最大の欠点だと思うくらいですね。

と、まぁ〜〜〜〜〜〜〜〜これが、遅いバイク、遅いなら常に全開、気合と根性、カーブは突っ込んでナンボなんて甘くみていた自分の率直な感想です。 突っ込めない、曲がらない、開けられないでは、お話になりません。


サスが悲惨
グランドアクシスのようなシティーコミューターには車体の柔軟性であったり、サスペンションの適度な柔軟性が求められます。
踏み切りの段差、道路の継ぎ目といった様々な路面状況が混在する市街地での走行をメインに想定されているため、これがなければギャップのショックを車体が吸収できず、直接ライダーにかかってしまうからです。

さらにスクーターはシートの上にどっかり座ってしまうライディングポジションなので、跨いで乗るバイクのように、路面からの衝撃を膝や背中で吸収することはできず、自然と腰や首にかかる負担は大きくなってしまいます。
なので必要以上に柔らかいサスペンション、柔らかいフレームが必要なんですよね。

当然グランドアクシスのサスペンションは前後とも柔らかいです。
スポーツするためのサスペンションでないということは十二分に承知のうえでも柔らかいです。

それでも…柔らかすぎるんですよね。。。
いや、柔らかすぎると言うのは少し違うかもしれませんね、、、奥で踏ん張りもしなければ、ダンパーもあまり機能しておらず、スプリングだけのサスのような落ち着きのない動きになってしまっているんです。

コーナーリングでどうのという話は先ほど延べましたし、ある意味シティーコミューターにそのようなことを求めること自体がナンセンスな話ではありますが、そこまでのことを言いたいわけではないんです。

問題なのは……直進しているだけであっても、ギャップがあると形状や速度によっていとも簡単に飛ぶのです。
減衰が効いてないので、ギャップにより沈みこんだリアがギャップの頂点で戻り、凄い勢いでリアを持ち上げてしまうのです。
そして勢い良く飛んだあと、着地の衝撃でリアが沈みもう一度飛びます…
2段ジャンプです。。。
冗談の話ではなく、本当に飛ぶんです。伸び減衰が全然効いてないんです。。。
そして、そのあともグニャグニャした動きがずっと続くのです。。。
そんな状態ですと、通勤ですら腰と首がやられますね。。普通に街乗りしているだけですのに。

フロントも奥で踏ん張ることなく一気に沈みます。
これは急な飛び出し等での急制動には不安要因。
フルボトムしたらフロントがロックするしかないですよ。

ま、自分の初期型はディスクローターが小さいため、あきらかな制動不足なのが救いになっている部分でもありますが。。

制動力
ディスクローターが小さいという話がでましたのです、少しだけ触れておきます。
これは5FA1つまり初期型に限った話なのですが、ブレーキはJOGと同じ外径155mmのものが装着されています。(後期型は18mm)
当然ながら効きは悪いです。
奥まで握っても車重があるのでなかなか停まってくれないといった印象です。

ただ、大径ディスクローターが必要かと言われますと、ブレーキディスクを効きのいいものに交換してやれるだけでも問題がなさそうだと思っています。
上記のようにサスの特性が悪いので、ブレーキでだけで制動力を求めるのではなく、フロント周り全体で考える必要があるからです。


使い勝手は?

燃費
これは良くもなく、悪くもないですね。
自分の場合ですと街乗りで全開を控えてリッター25km前後。
全開発進を繰り返すとリッター20kmといったところです。
交通の流れをリードできるくらいのパワーがあってこの燃費でしたら不満はないと思います。

ただ、比較対照にシグナスやアドレスV125、スペイシー100などの4サイクルエンジンを積んでいるモデルを出されてしまっては辛いところですね。
エンジン性能で同等か劣るくらいなのに、燃費では太刀打ちすらできない状態になりますからね。(V125でリッター35km〜40くらい)

航続距離
燃料タンク容量が6.5リッターと小さいですから、航続距離は短いです。
仮にリッター25で計算して6.5リッターで162.5kmになります。

毎日の通勤、通学に使用される方は、給油回数が多くなると、朝の1分、1秒を競うときですら、給油しなければならないという悲劇がおこる可能性が大きくなるということですね…。

航続距離が少ないことは通勤、通学、お買い物に限らず、ツーリングに行く際にも不便なのは言うまでもありません。
ガソリンスタンドの少ない山間部を走行していると次のスタンドがどこにあるか非常に気になってしまいます。

早め早めの給油を心がけておけばいいのですが、こんな大きな形をしていながら、4リッターほどしか給油していかないのも、なんだかスタンドの人に申し訳ない気分になるんですよね…。
えぇ4リッターも入れればタンク容量の3分の2近くは入れていることになるのですが…。

注意していただきたいのは、このバイク、ガソリンが残り500cc未満くらいになるとタンク形状からかガス欠症状がでることがあります。
なので実際にも給油は早めにしておく心がまえは必要になってきます。

オイル
オイルを継ぎ足すサイクルが早いです。
1.2リッターのオイルタンクに対して、残り400ccはあるくらいのオイル量でオイル警告等が点灯してます。

取り回し
カタログ値ではとても軽い、装備重量95kgの割りにはすごく重く感じます。
たぶんハンドルを持って取り回すのに、リアヘビーなおかげでふらつきやすくなるのだと思います。
リアが重いのでセンタースタンドをかけるときは男の自分でもよっこらしょっといった感じになります。

ちなみにセンタースタンドは自爆スタンドと呼ばれているようです。
自爆スタンドとはイタリア車などによく採用されている、車体が起き上がると自ら跳ね上がるサイドスタンドの通称ではありますが、グランドアクシスの場合は自分の重さでセンタースタンド根元の取り付け部分が曲がってしまうためにこう呼ばれているようです。
えぇ…笑えない笑い話です。

装備
サイドスタンド
標準装備のサイドスタンドが非常に便利です。
大きなバイクと同じように、しまい忘れ防止のセンサーがあり、サイドスタンドを出したままではエンジンがかからない構造になっています。
もちろんエンジンがかかっている状態でサイドスタンドを出したときにもエンジンを切ってくれるので、サイドスタンドを出してエンジンを止めて、バイクを降りてからメインキーをOFF。鍵を抜かずそのままメットインオープンといった降車の際の一連の動作が非常にスマートに行うことができます。
これは便利です。

盗難防止装置
キーシャッターと後輪ロックを一度におこなうGロックという盗難防止装置も標準装備です。
鍵穴を見ればドライバーをぶっ刺したくなるような悪ガキに対してはとても有効です。
というかバイク盗むガキにいい人間なんていないので死刑で十分。捕まってから事の重大さは知ったとしても反省することはまずないでしょうに。

ここで少し補足。キーシャッターの解除キーを回してもキーシャッターが開かないトラブルがありますが、トラブルというよりは構造上の仕様みたいなものですので慌てないでください。
実は傾斜のあるところにサイドスタンドでバイクを立て、キーシャッターを閉じていると、リアホイールにテンションがかかったままになっているのでシャッターのロックを解除させてもシャッターが開かない、もしくは開ききらない現象が起こります。
これは少しバイクを前に動かしてやることで対処が可能です。覚えておくと役立つときがくると思います。参考までに。

メットイン

車格の割りにメットインスペースが狭いのは後部がガソリンタンクになっているためです。


フルフェイスが1つ収納可能。写真のメットはラパイドSRステラ。
しかしこれでギリギリ。メットを置く角度が重要になります。
角度を誤るとシートが閉まりません。そのため収納方法に二日悩みました…。

ただし、メットホルダーは左右二ヶ所用意されているので、こちらは便利に使えます。

インナーラック

左側に1リッターのオイル缶と、自分が灰皿代わりにしている350cc空き缶を入れてます。
右側はイグニッションキーがあるのでスペースが狭いのですが、ちょっとした工具やウエス置きとしては便利に使えます。
これだけ入れば十分ですよね。

コンビニフック
インナーラックの少し上にあります。これは欠かせない装備。

メーター

メーターは100キロスケール。
よくメーターを覗き込まれて「100キロ出るの?」と聞かれるのですが、駆動系を少しいじってやって、下り坂を走ると100キロくらいはでるようになるので100キロスケールは必要でしょうね。

現在の2種スクーターのような飾り気もなく、必要最低限揃っているといった感じです。ウィンカーインジケーターが左右独立もこのクラスであれば標準装備です。
バックライトは緑。バイクはオレンジ系が多いため、これはちょっと新鮮です。

ヘッドライト
暗いというよりも、照射範囲が狭いといった感じ。
とくに不満を感じるわけでもありません。
後期モデルはレンズカットのないマルチリフレクターを装備してます。

シート
幅が広く柔らかいので痩せ型の方でもお尻が痛くなることはないと思います。ただ、そのため足つきは悪くなってしまいます。中年女性がシートのかなり前に座るのはこのためですね。

フロアスペース
足置きとなるフロアは十二分に広いです。
自分の場合、短足も手伝って足をまっすぐ伸ばすことも可能。
フラットなため大きなものも置けますので、20リッターのポリタンクも余裕。自分は車椅子を運んだこともあります。

ハンドル
ハンドル位置は高いです。
少々高さのあるものをフロアに置いてもハンドル操作の妨げにならないのが素晴らしい。 ってそんな使い方稀ですよね。
着座位置からみるハンドルの位置は少し遠め。でも少し高めな位置にあるため前傾になることはありません。このゆったり感が心地いいです。

ポジション
個別に印象を述べてきましたが、シート、フロア、ハンドルのポジションを決める3点含めてのライディング姿勢はクルーザー並みに、かなりゆったりしたものとなっています。ま、この辺りは身長162cmの自分の印象なので体格でかなり左右されてしまうとは思いますが。
ただこの姿勢、路面からの衝撃が腰にモロにきてしまう欠点はありますが、長距離クルージングも余裕でこなす楽々ポジションとなっていて、エンジンがあまりせわしくない法廷速度の域で走るぶんには気分はイージーライダー。「いつものラ〜メン♪」ですよ。

タンデム
男二人がタンデムしても狭くないのは驚きました。
パワーに関しても車の流れ程度であれば十分。登坂力にストレスを感じても、むしろ坂が急だからといってガッツリアクセルを踏むドライバーも、AT車が普及した現代ではほとんどいませんので安心して走れます。アクセル一定のままの車と一緒にペースダウンって感じですね。

ただしエンジンの振動が下品なほどあるのは不評ですし、タンデムステップが狭いとはよく言われてしまいます。
はみ出したヒールでアンダーカウルをガリガリにされるというおまけつき。。

パーツ
なんといっても台湾系のパーツが豊富にあります。
このおかげでエンジン、駆動系などはかなり安価でカスタムできてしまうのが最大のセールスポイントかと。いじる人限定の話ですけどね。
ただグランドアクシス、駆動系は欠陥品としか言いようがないのでノーマル派の方でもトルクカム、プーリーあたりの交換は推奨します。

低価格 安いからといって装備が悪いことはないですし、デザイン、質感が他に比べて少々劣るのと、走りの面で少し辛い部分があることに目をつぶることができれば断然お買い得バイクではないでしょうか。
カスタム派の方も浮いたお金でカスタムなんていう選択もできますから。


まとめ
良いところ
・価格が安い割りに装備は充実
・余裕ある、ゆったりした車格
・広いくやわらかいシートで長時間乗っていてもお尻が痛くない。
・タンデムでの使用を視野にいれても不都合はない。

悪いところ
・2stのため燃費はよくない
・変速の谷が大きく加速が悪い
・前後ともサスが柔らかすぎるが、リアはダンパーが効いていない。
・コストパフォーマンスに優れているが、アドレスV125が販売されてからは立場が危うい。
・エンジンは微振動が多く、がさつな印象がつきまとう。
・シート幅があるため足つきは悪い。


購入動機
お世話になっているバイク屋さんに行くと、日焼けして薄汚れたグランドアクシスが置いてあったんです。

1種スクーターがメインのお店に2種スクーターは珍しいので「これは中古車にするんですか?」と興味本位で訪ねてみると、「いや、お客さんから引き取ったんだけど、外装は綺麗だし捨てるのはもったいないから悩んでるの」との返事。
「直して売るには価格があがるし、このままでは売り物にならないから・・・。」
「……どお買う?? 2種欲しいでしょ??」

たしかに自分にだったら現状渡しはいつものことなんです。
それに今乗っているDioもいつまで乗れるか怪しいところまで来ているので、自分としても嬉しい話なんですよね。

なので……試乗させてもらうことにしたんです。

でも……

遅すぎる。。。。。。

もちろん今乗っているDioよりは走ってくれるんですが、2スト100ccもあってこれはないんじゃないの??といった状態でした。

さすがにこれを現状渡しで買う勇気はなく、そのときは何も返事をしなかったのですが、「予算に応じて直すのもありだから考えてみたら?」という話になりしばらく考えていました。

ちなみに
シリンダー、ピストン、駆動系の消耗品、ディスクローターとブレーキパッド交換
このあたりで…6万5000円くらいとのことでした。

それなら…手の届く範囲かも…。そうは思ったのですが、不安がどうしても付きまとっていたんです。

そこで「なるべく買う方向で検討しますので、組みあがって乗せてもらってから考えてもいいですか?」と無理なお願いをしてしまいました。
バイク屋さんからしたら直す=売り物にするなので、自分が買わない可能性があるなら承諾できない話だったんですけどね。

数日後、組みあがったGアクに乗せてもらうことになりました。
「出だしはやっぱし遅いけど、速度は伸びるからこんなもんなんかな〜〜。これならDioの代わりにしてもいいかも」とまぁ印象は悪くなったので、購入を決意したんです。

ですが……マスターシリンダーが壊れていることが判明。
ギュッと効かせるぶんには問題はないのですが、軽い力をブレーキレバーにかけ続けるとスーーっとレバーが奥まで入ってしまうことが判明。
65,000円からマスターシリンダー一式の値段がプラスになってしまいました。。。

こうして、最終的には販売証明2,500円を加えて7万8000円で購入。
これを安いと取るか、高いと取るかは……売り手、買い手の立場でかなり変わってはくるのでしょうが、自分はいい買い物ができたと思っていますよ。

ちなみに……
納車半年後……
ツーリング先で、オイルタンクのキャップを落としてしまうといったトラブルがあったんです。
「オイルはこぼれてしまったけどオイルランプが点灯してからでいいよね」なんてキャップがないままツーリング続行…これが判断ミス。
オイルランプが点灯した頃には、な〜にもない山の中を走行。
「山を下れば街があるし、急いでGSいかくてもホームセンター探して純正オイルをいれたほうがいいかな」なんて軽く思っていたんです。
えぇ…Gアクのオイルランプ点灯は早いですからね…。

で、ホームセンターの看板を見つけた瞬間…
アクセル緩めたらそのままスローダウンでエンジンストップ。
えぇ…焼きつかせてしまいました。。

とりあえずオイルを買って、エンジンを冷やすと再始動はできたのですが……40キロ以上出ない状態になってしまいました。。。

えぇ…既に三重県は津市でございます。。。
京都は遠い……。

平地で40キロでも十分に恐怖なのに、坂があると10kmでしか走れません。。
もうチャリダーを抜くのも必死。車がきたら端に止まるしかありませんでしたね。。

語りだしたらきりがないほどの苦労の連続で京都までたどり着き、バイク屋さんに報告すると
「最初から買ってくれるといってくれたらボアアップしたシリンダー入れておいたのに」と
えぇ…ごもっともでした。。痛い二重出費です。。。

そんなわけで…いじるつもりもなかったGアク、いつのまにやら112ccになっております。。

ちなみに名前はエリザベス号
ハルウララの連敗記録を破ったエリザベスクィーンという馬からもらいました。競馬はわかんないんですけどね。
いやね…購入してすぐに峠いったんですよ。ニューマスィンのお披露目にと。
そしたら…むちゃくちゃ遅かったんです。。こっちはぶっちぎり〜〜ってな気分でいたのですが。。
で、ハルウララ(Dioのことです)より遅いということでエリザベスと名づけたんです。


メンテナンス


プーリー交換(準備中)

エアクリーナー交換(準備中)

シリンダー交換(準備中)

シート表皮張替え


主要諸元
型式/エンジン型式 5FA1/B101E
全長/全幅/全高(mm) 1850×680×1085
シート高(mm) 745
軸間距離(mm) 1275
最低地上高(mm) 110
乾燥重量/装備重量(kg) 89/93
原動機種類 空冷2サイクルクランク室リードバルブ
気筒数配列 単気筒
総排気量(cm3) 101
内径×行程(mm×mm) 52.0×47.6
圧縮比 6.0:1
最高出力(PS/rpm) 10/7000
最大トルク(kgf・m/rpm) 1.1/6000
始動方式 セル・キック併用式
潤滑方式 分離給油
オイルタンク容量(L) 1.2
燃料タンク容量(L) 6.5
キャブレター形式 Y16P
点火方式 CDI式
バッテリー容量/種類 12V4AH(10H)/YTX5L-BS
1次減速比/2次減速比 47/15/43/13
クラッチ形式 乾式内拡遠心式
変速機形式 Vベルト自動無段変速
変速比 2.045〜0.781
フレーム形式 バックボーン(パイプ)
キャスター/トレール(度/mm) 27°50′/97
タイヤサイズ(前/後) 110/70-12 47J/120/70-12 51J
ブレーキ形式(前/後) 油圧シングルディスク/ドラム
懸架方式(前/後) テレスコピック/ユニットスイング
ヘッドライト 35/36.5W×1(ハロゲン)
 

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